ADATA LEGEND 970 (SLEG-970-2000GCI) 2TB PCIe 5.0 NVMe SSD ベンチマークまとめ

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1. 導入:PCIe 5.0 SSD市場への参入

コンシューマー向けSSD市場がPCIe 4.0インターフェースの成熟期を迎える中、次世代規格であるPCIe 5.0が登場しました。この新規格は、理論上PCIe 4.0の2倍の帯域幅を提供し、ストレージ性能の飛躍的な向上を約束するものでした 1。市場投入初期においては、多くのメーカーがPhison社のPS5026-E26コントローラーを採用した製品を投入し、これが事実上の標準プラットフォームとなりました 3

このような状況下で、ADATA社は自社初のPCIe 5.0対応SSDとして「LEGEND 970」シリーズを市場に投入しました 5。2023年7月頃に発表されたこの製品は 3、最先端の速度を求めるエンスージアスト層をターゲットとし、高性能ストレージ市場における同社の地位を確立することを目指したものです。

本レポートでは、LEGEND 970シリーズの中でも特に2TBモデル「SLEG-970-2000GCI」に焦点を当て、そのアーキテクチャ、公称仕様、ベンチマーク結果、競合製品との比較、そして実際の運用における特性について詳細な分析を行います 1。なお、同シリーズには1TBモデル 3 や、後に登場した「LEGEND 970 Pro」 10 も存在しますが、本レポートの主たる分析対象は2TBモデルとし、他モデルについては比較や参考情報として言及するに留めます。

2. アーキテクチャと公式仕様

2.1. 技術仕様詳細 (SLEG-970-2000GCI)

ADATA LEGEND 970 2TBモデル (SLEG-970-2000GCI) は、当時の最先端技術を結集して設計されています。

  • 主要コンポーネント:
  • コントローラー: Phison PS5026-E26を採用しています 1。これは、初期のPCIe 5.0 SSD市場において支配的なコントローラーでした。
  • NANDフラッシュ: Micron製の232層3D TLC NANDを採用しています 1。このNANDとE26コントローラーの組み合わせは、第一世代のPCIe 5.0 SSDで広く見られた構成です 4。インターフェース速度はこのパフォーマンス層では1600 MT/sとされています 4
  • DRAMキャッシュ: 高速アクセスを補助するためのDRAMキャッシュを搭載しています 1。2TBモデルでは、4GBのLPDDR4キャッシュが搭載されているとの情報があります 3
  • インターフェース: PCIe 5.0 x4、NVMe 2.0規格に準拠しています 1。PCIe 4.0および3.0との下位互換性も確保されています 1
  • フォームファクター: M.2 2280規格です 1。ヒートシンクを含む物理的な寸法は80.6 x 24.2 x 17.9mm、重量は57.1gと報告されています 1
  • 公称パフォーマンス指標: メーカーが主張する性能値は以下の通りです。
  • シーケンシャルリード: 最大 10,000 MB/s 1
  • シーケンシャルライト: 最大 10,000 MB/s 1
  • ランダムリード IOPS (4K): 最大 1,400K IOPS 1
  • ランダムライト IOPS (4K): 最大 1,400K IOPS 1
  • 耐久性と信頼性:
  • TBW (総書き込み容量): 2TBモデルでは1400 TBWと規定されています 1。これは1TBあたり700 TBWに相当し、コンシューマー向けTLCドライブとしては標準的な値です 4
  • MTBF (平均故障間隔): 1,600,000時間とされています 1
  • 保証期間: 5年間の限定保証が付帯します 1
  • 機能: SLCキャッシュ、LDPC (Low Density Parity Check Code) エラー訂正技術、AES 256ビット暗号化(Phison E26コントローラーの機能としてサポートされるものの、実装状況は異なる可能性あり。一部情報源では非対応とも 3、多くの情報源では対応と言及 4)、TRIM、SMARTといった技術をサポートしています 1

表1: ADATA LEGEND 970 2TB (SLEG-970-2000GCI) 技術仕様概要

項目仕様出典例
モデル番号SLEG-970-2000GCI1
容量2000GB (2TB)1
インターフェースPCIe 5.0 x41
プロトコルNVMe 2.01
コントローラーPhison PS5026-E261
NANDフラッシュMicron 232層 3D TLC1
DRAMキャッシュ4GB LPDDR4 (2TBモデル)1
シーケンシャルリード (最大)10,000 MB/s1
シーケンシャルライト (最大)10,000 MB/s1
ランダムリード IOPS (4K, 最大)1,400K IOPS1
ランダムライト IOPS (4K, 最大)1,400K IOPS1
耐久性 (TBW)1400 TB1
MTBF1,600,000 時間1
保証期間5年間限定1
フォームファクターM.2 22801
寸法 (L x W x H)80.6 x 24.2 x 17.9 mm (ヒートシンク含む)1
重量57.1 g1
主な機能アクティブ冷却、SLCキャッシュ、LDPC ECC、AES 256ビット暗号化(※)、TRIM、SMART1

(※ AES 256ビット暗号化はコントローラーレベルでサポートされますが、有効化や利用可否はファームウェアや実装に依存する可能性があります。)

2.2. 冷却システム:設計と実装

LEGEND 970は、その高性能を維持するために、ADATAが「特許取得済みのアクティブ空冷システム」と呼ぶ冷却機構を搭載しています 1。これは、二層構造のアルミニウム合金製ヒートシンクと、その内部に組み込まれた小型ファンで構成されています 1。ヒートシンクのフィンは押し出し成形され、空気の流れを考慮したエアダクトを形成しています 2

ADATAは、この冷却システムにより、ファンレスのヒートシンクと比較して温度を10%低減できると主張しており 1、これによりサーマルスロットリング(熱による性能低下)を防ぎ、長時間の高負荷状態でも安定したパフォーマンスを維持することを目指しています 1。さらに、アルミニウムフィンの表面には「表面結晶化」処理が施されており、これにより熱伝導率を高め、空気との接触面積を増やして冷却効果を最大化するとされています 1

しかし、この冷却システムの最も特筆すべき点は、内蔵ファンの動作に外部からのSATA電源供給が必要であるという事実です 2

この外部電源要件は、初期のPCIe 5.0 SSD、特にPhison E26コントローラーを採用した製品が抱える熱問題を物語っています 4。E26コントローラーは高性能である一方、消費電力と発熱が大きいことが知られており 3、性能を最大限に引き出すためには効果的な冷却が不可欠です。ADATAは、サーマルスロットリングを確実に回避するために、ファンによるアクティブ冷却という手段を選択しました 23。しかし、そのファンを駆動するためにマザーボードのM.2スロットからの電力供給だけでは不足し、PSUからの直接的なSATA電源接続を必要としたのです。これは、後継モデルのLEGEND 970 Pro 10 や他社製品で見られるような、M.2スロットから直接ファン電源を取る、より統合されたソリューションと比較して、設置の手間やPCケース内のケーブル配線を複雑にするという欠点を生んでいます。この冷却設計は、性能維持を最優先する一方で、ユーザビリティの面で妥協を伴う、第一世代のPCIe 5.0 SSD特有のアプローチと言えるでしょう。

3. 合成ベンチマークによるパフォーマンスの詳細分析

(注意: ベンチマーク結果は、テストに使用されたシステムの構成 2、ソフトウェアのバージョン、SSDのファームウェアによって変動する可能性があります。本項では、複数のレビュー結果を可能な限り参照し、全体的な傾向を分析します。)

3.1. シーケンシャルスループット分析 (CrystalDiskMark, ATTO)

シーケンシャルアクセス性能は、大容量ファイルの読み書き速度を示す重要な指標です。ADATA LEGEND 970 2TBモデルは、公称値としてリード・ライト共に最大10,000 MB/sを謳っています 1

複数の独立したレビューサイトによるCrystalDiskMark (CDM) のシーケンシャルテスト (Q8T1など、高キューデプス条件) の結果を見ると、この公称値は概ね達成されていることが確認できます。例えば、PCMagのレビューでは公称値を超える結果が報告され 25、KitGuruではリード10,077 MB/s、ライト10,182 MB/s 9、StorageReviewではリード10.08 GB/s、ライト10.16 GB/s 23 という具体的な数値が示されています。Tom’s Hardwareも約10 GB/sの結果を確認しています 28。これらの結果は、異なるテスト環境においても、LEGEND 970 2TBがその謳い文句通りのシーケンシャル性能を発揮できることを裏付けています。

ATTO Disk Benchmarkの結果を見ると、ブロックサイズによる性能変化が観察されます。KitGuruのテストでは、ライト性能は約128KBブロックサイズでピークの約9.5 GB/sに達し、その後安定した一方、リード性能は256KBから512KBで一旦ピークに達した後、1MBで若干低下し、4MBで再び回復して約9.4 GB/sで安定するという挙動が見られました 9

これらの検証結果から、LEGEND 970 2TBは、最適な条件下において、公称通りの10 GB/sクラスのシーケンシャルリード・ライト性能を発揮できる実力を持っていると評価できます。これは、PCIe 5.0インターフェースの帯域幅を活かした、本製品の基本的な性能特性と言えます。

3.2. ランダムアクセス性能分析 (CrystalDiskMark, AS SSD, IOMeter/VDBench)

ランダムアクセス性能、特に4Kブロックサイズでの性能は、OSやアプリケーションの応答性(いわゆる「体感速度」)に大きく影響します。LEGEND 970 2TBは、ランダムリード・ライト共に最大1,400K IOPSという高い公称値を掲げています 1

実際のベンチマーク結果を見ると、この性能はより複雑な様相を呈します。まず、システムの応答性に直結しやすい低キューデプス (QD1 T1) での性能を見ると、レビュー間で結果にばらつきがあります。KitGuruのテストでは、QD1 T1のリード (84.39 MB/s) とライト (323.22 MB/s) は、同時期にテストされた他の初期Gen5ドライブと比較してやや低い結果でしたが、その差は僅かでした 9。一方、PCMagのテストでは、4Kリードで当時の最高スコアを記録し、4KライトでもGen4ドライブに次ぐ2位と、良好な結果を示しています 25

高キューデプス (QD32以上) での最大IOPS性能については、公称値である1,400K IOPSに迫る、あるいは超える結果が確認されています。KitGuruのピーク性能テストでは、リード1,494K IOPS、ライト1,640K IOPSという公称値を上回る結果が得られました 9。しかし、StorageReviewが実施したVDBenchテストでは、4KランダムリードのピークIOPSは989Kと非常に高い値を示したものの、4KランダムライトのピークIOPSは278Kと、リード性能や競合製品と比較して伸び悩む結果となりました 23

レイテンシに関しても、Tom’s Hardwareは、より高速なNANDフラッシュを搭載するSamsung 990 Proの方がリードレイテンシで優れていると指摘しており 28、LEGEND 970が必ずしもこの重要な指標でクラス最高ではない可能性を示唆しています。StorageReviewのVDBenchテストでも、4Kリードレイテンシ (128.6µs) は良好でしたが、4Kライトレイテンシ (71.8µs) はIOPSの結果と連動してやや高い値でした 23

AS SSDベンチマークのスコアを見ると、KitGuruのテストでは、リードスコア (4534) は他の初期Gen5ドライブの中位、ライトスコア (4902) はやや良好な結果となっています 9

これらの結果を総合すると、LEGEND 970 2TBは、理論上の最大ランダムIOPS性能は非常に高いものの、実際の性能、特にOSやアプリケーションの応答性に影響する低キューデプスでの性能や、特定の書き込み負荷における性能にはばらつきが見られます。高負荷時にはそのポテンシャルを発揮しますが、一般的なデスクトップ利用における体感速度では、必ずしも最上位のPCIe 4.0ドライブを常に凌駕するとは限らない可能性があります。これは、PCIe 5.0インターフェースの利点を享受しつつも、コントローラーの特性やNANDの応答速度といった他の要因が性能に影響を与えていることを示唆しています。

3.3. アプリケーションおよびゲーミングシミュレーションベンチマーク (PCMark 10, 3DMark Storage)

合成ベンチマークだけでなく、実際のアプリケーション使用状況やゲームプレイを模したシナリオでのパフォーマンスも重要です。PCMark 10 Storage Testや3DMark Storage Benchmarkは、こうした複合的なワークロードにおけるSSDの性能を評価します。

PCMark 10 Storage Testの結果を見ると、LEGEND 970 2TBは非常に優れた性能を発揮しています。PCMagのレビューでは、テストされたドライブ群(Gen5およびGen4を含む)の中で総合2位となり、トップのCrucial T700に僅差で迫り、他のGen5ドライブを若干上回るスコアを記録しました 25。Tom’s Hardwareのテストでも良好な性能が確認されましたが、Samsung 990 Proのような高速なGen4ドライブとの差はそれほど大きくないとも指摘されています 28

ゲーミング関連のシナリオをシミュレートする3DMark Storage Benchmarkでは、Tom’s Hardwareは「良好だが格別ではない」と評価し、Samsung 990 Proに対してわずかなアドバンテージしか示せなかったと報告しています 28

これらの結果が示すのは、LEGEND 970 2TBが複雑な実世界のワークロードにおいても高いパフォーマンスを発揮する能力を持っている一方で、その性能向上が必ずしもPCIe 5.0インターフェースの帯域幅向上分に見合うほどではない、という点です。PCMark 10や3DMarkがシミュレートするような、シーケンシャルアクセスとランダムアクセスが混在し、キューデプスも変動するような状況では、インターフェースの速度だけでなく、コントローラーの処理効率、NANDフラッシュのレイテンシ 28、キャッシュ管理アルゴリズムといった要素が複合的に性能を決定します。すでに高度に最適化された最上位のPCIe 4.0 SSDは、これらの複合的なワークロードにおいて非常に高い性能を発揮するため、純粋なシーケンシャルテストや高キューデプスのランダムテストで見られたGen5の優位性が、これらのより現実的なベンチマークでは薄れてしまう傾向があります 4。したがって、一般的な生産性タスクやゲームのロードといった用途においては、LEGEND 970 2TBが提供する体感上のメリットは、価格が大幅に安い最上位のGen4ドライブと比較して限定的である可能性が高いと言えます。

3.4. 持続書き込み性能とキャッシュ動作

大容量ファイルを連続して書き込む際の性能は、特にコンテンツ制作者などにとって重要な指標です。NVMe SSDは一般的に、高速なSLC (Single-Level Cell) モードで動作するキャッシュ領域(pSLCキャッシュ)を持ち、これを超える書き込みが発生すると速度が低下します。

LEGEND 970 2TBのpSLCキャッシュ動作については、Tom’s Hardwareのテストで、キャッシュ内では最大約10 GB/sの書き込み速度が観測されています 28。TechPowerUpは、このキャッシュサイズを約200GB(動的)と推定しています 3

このpSLCキャッシュが満杯になった後の書き込み速度は、大幅に低下します。Tom’s Hardwareは、キャッシュ外への直接TLC (Triple-Level Cell) 書き込み速度を約3.4 GB/sと測定しました 28。TechPowerUpも同様に約3400 MB/sと報告しています 3

さらに、キャッシュ内のデータをTLC領域に移動させる「フォールディング」と呼ばれる内部処理が発生すると、書き込み速度はさらに低下することがあります。Tom’s Hardwareはこの状態での速度を1.2 GB/sから1.5 GB/sの間で変動すると観測し 28、TechPowerUpはフォールディング速度を1350 MB/sと報告しています 3。ただし、アイドル時間があればドライブはキャッシュを回復させ、TLC書き込み速度に戻る傾向があります 28。一方で、StorageReviewが実施したVDBenchの64Kシーケンシャルライトテストでは、ピーク速度が1.40 GB/sに留まっており、これは持続的な書き込み負荷下での性能限界、あるいは特定のテスト条件下での挙動を示している可能性があります 23

興味深い点として、Tom’s Hardwareは、旧世代のPCIe 4.0 SSDであるADATA Legend 960 Maxの方が、より多くのNANDダイを高密度フラッシュよりも低い密度で搭載していたため、結果として定常状態での書き込み速度がLEGEND 970よりも速くなる可能性があると指摘しています 28。これは、インターフェース速度だけでなく、NANDの構成(ダイ数や並列度)も持続性能に影響を与えることを示しています。

表2: ADATA LEGEND 970 2TB 持続書き込み性能概要 (推定値含む)

パフォーマンス段階書き込み速度 (概算)キャッシュサイズ (概算)出典例
pSLCキャッシュ書き込み~10,000 MB/s~200 GB3
TLC直接書き込み~3,400 MB/s3
フォールディング時書き込み1,200 – 1,500 MB/s3

(注意: 上記の速度とキャッシュサイズは、レビューサイトのテストに基づく推定値であり、実際の使用状況によって変動する可能性があります。)

この持続書き込み性能の特性は、数十GBを超えるような巨大なファイルを一度に書き込む場合に顕著に現れます。最初の200GB程度は非常に高速ですが、それを超えると速度が約1/3に低下し、さらに負荷がかかると1/7程度まで落ち込む可能性があることを示しています。

4. 実世界でのパフォーマンスシナリオ

合成ベンチマークはSSDの理論的な性能を測る上で有用ですが、日常的なタスクにおける実際のパフォーマンスを完全に反映するわけではありません。

4.1. 大容量ファイル転送効率

大容量ファイルのコピーや移動は、SSDのシーケンシャル性能と持続書き込み性能が直接影響するタスクです。Tom’s Hardwareは、PCIe 5.0 SSDを選択する理由の一つとして、高速な転送レートによる時間節約を挙げていますが 28、LEGEND 970の全体的なコピー性能については、一部の高性能Gen4ドライブと比較して特に際立っているわけではないとも評価しています 19。前述の持続書き込み性能の特性(セクション3.4)が、特に巨大な単一ファイルや多数のファイルを一度に転送する際のパフォーマンスに影響を与えると考えられます。キャッシュ容量内では非常に高速ですが、それを超えると速度が低下するため、転送するデータの総量によって効率が変わる可能性があります。

4.2. ゲームロード時間への影響

最新のゲームはテクスチャやアセットのデータ量が膨大であり、SSDの読み込み速度はロード時間の短縮に貢献します。3DMark Storage Benchmark 28 はゲーム関連のアクセスパターンをシミュレートしますが、特定のゲームタイトルにおけるロード時間比較はレビューではあまり見られません。一般的に、現行のゲームにおいては、CPUによるデータ展開やGPUの処理速度などがボトルネックとなるケースも多く、最上位のPCIe 4.0 SSDと比較して、PCIe 5.0 SSDがロード時間を劇的に短縮するという報告は限定的です。PCMark 10や3DMarkの結果が示すように 25、Gen4の最速ドライブに対するアドバンテージは小さい可能性が高いです。ただし、将来的にDirectStorageのような技術が普及し、GPUがストレージから直接データを読み込むようになれば、PCIe 5.0の帯域幅がより活かされる場面が増える可能性はあります 4

4.3. システムの応答性 (OS/アプリケーション起動)

OSの起動時間やアプリケーションの起動速度、全体的なシステムの「キビキビ感」は、主に低キューデプスでのランダムアクセス性能に依存します。セクション3.2で見たように、LEGEND 970の低キューデプス性能は良好な結果を示す場合もありますが、常にクラス最高というわけではありません。アプリケーションベンチマーク (セクション3.3) の結果も、最上位Gen4ドライブとの差が小さいことを示唆しています。レビューにおける定性的な評価を総合すると、LEGEND 970は応答性の高いシステム体験を提供するものの、多くのユーザーにとって、最上位のGen4ドライブとの体感的な差を明確に認識するのは難しいレベルであると考えられます 4

5. 競合製品との比較分析

ADATA LEGEND 970 2TBの性能と価値を正確に評価するためには、市場における競合製品との比較が不可欠です。

5.1. ベンチマークによる直接比較

LEGEND 970が競合する製品は、主に他の初期PCIe 5.0 SSDと、高性能なPCIe 4.0 SSDです。

  • 主な競合製品:
  • PCIe 5.0:
  • Crucial T700 (より高速な2000 MT/s NANDを採用し、しばしばLEGEND 970より高性能) 4
  • Seagate FireCuda 540 (LEGEND 970と同様の10 GB/sクラス) 9
  • Corsair MP700 / MP700 Pro 7
  • Gigabyte AORUS Gen5 10000 9
  • 高性能 PCIe 4.0:
  • Samsung 990 Pro 23
  • WD_BLACK SN850X 28
  • Solidigm P44 Pro 23
  • ADATA Legend 960 Max (自社製品) 4
  • パフォーマンス比較概要:
    ベンチマーク結果を総合すると、LEGEND 970 2TBは、初期の10 GB/sクラスのPCIe 5.0 SSDの中では健闘しており、Seagate FireCuda 540やGigabyte AORUS Gen5 10000としばしば同等の性能を示します 7。しかし、Crucial T700のような、より高速なNANDを採用した上位のGen5ドライブには後れを取る傾向があります 25。
    最も重要な点は、Samsung 990 ProやSolidigm P44 Proといった最上位クラスのPCIe 4.0 SSDと比較した場合、特にアプリケーションやゲームのような複合的なワークロード、およびランダムアクセス性能において、そのアドバンテージが限定的であるという事実です 4。シーケンシャル性能では明確な差がありますが、体感速度に影響しやすい部分での差は小さくなっています。

表3: ADATA LEGEND 970 2TB と主要競合製品のベンチマーク比較概要 (Tom’s Hardware / PCMag / KitGuru / StorageReview データに基づく傾向)

指標ADATA LEGEND 970 2TBCrucial T700 2TB (Gen5)Seagate FireCuda 540 2TB (Gen5)Samsung 990 Pro 2TB (Gen4)WD SN850X 2TB (Gen4)備考 (出典例)
Seq Read (MB/s, Max)~10,000~12,000+~10,000~7,450~7,300LEGEND 970は10GB/sクラスで良好。T700は別格。Gen4勢より高速。 9
Seq Write (MB/s, Max)~10,000~11,000+~10,000~6,900~6,600同上。 9
4K Rand Read (QD1, MB/s)80-90+90+80-90+90-100+80-90+ばらつきあり。990 ProなどGen4最上位が優れる場合も。 9
4K Rand Write (QD1, MB/s)~320+~300+~300+~300+~250+比較的良好だが、Gen4最上位に劣る場合も。 9
PCMark 10 Storage Score高い非常に高い高い高い高いGen5勢は僅差。Gen4最上位との差も小さい。 25
3DMark Storage Score良好良好良好良好良好同上。 28
Sustained Write (TLC)~3,400 MB/s高い (要確認)高い (要確認)~1,500 MB/s (要確認)~1,800 MB/s (要確認)LEGEND 970のTLC速度は比較的高いが、キャッシュサイズや挙動は製品による。 3 (競合データは要検証)

(注意: 上記表は複数のレビューサイトからの情報を基にした傾向を示すものであり、テスト環境によって実際の数値は異なります。競合製品のSustained Write速度は参考値であり、同一条件下での比較が必要です。)

5.2. 機能セットと価値分析

性能以外の側面からLEGEND 970を評価します。

  • 耐久性と保証: 1400 TBWの耐久性と5年保証は、このクラスの製品としては標準的であり、競合製品と比較しても遜色ありません 1
  • 冷却ソリューション: SATA電源を必要とするアクティブクーラーは、本製品の大きな特徴であると同時に欠点でもあります 2。競合製品には、より大型のパッシブヒートシンク、M.2スロットから電源を取るファン、あるいはヒートシンクなし(ユーザーが別途用意する必要がある、例: 初期のMP700 6)といった様々な形態があります。LEGEND 970は冷却性能を保証する代わりに、騒音と設置の煩雑さというトレードオフを抱えています。
  • 暗号化: Phison E26コントローラーはAES 256ビットハードウェア暗号化をサポートしており 4、多くのレビューで言及されていますが、一部情報 3 では非対応ともされており、ファームウェアレベルでの有効化状況を確認する必要があります。競合製品も同様の機能を持つことが多いですが、実装詳細は異なります。
  • ソフトウェア: ADATAは「SSD Toolbox」という管理ソフトウェアを提供しており、ドライブ情報の確認、診断、ファームウェア更新、セキュア消去などの基本的な機能を利用できます 4。これはSamsung MagicianやWD Dashboardなど、他の主要メーカーが提供するソフトウェアと同等のユーティリティです。
  • 価格対性能比: LEGEND 970 2TBの発売当初の価格は$300から$330程度と比較的高価でした 3。その後も価格は変動していますが 20、依然としてプレミアム価格帯に位置付けられています。前述の通り、多くの一般的な用途において、価格が大幅に安い高性能PCIe 4.0 SSDに対する明確な性能的優位性を示すことが難しいため 4、その価値提案には疑問符がつきます。

この価格設定と性能特性の関係は、新しいテクノロジーが登場した際にしばしば見られる「アーリーアダプター税」の典型例と言えます。PCIe 5.0という最新規格を採用するための研究開発費、高性能コントローラーや高速NANDといった部品コスト、そして市場における先行者としての価格設定が、製品価格を押し上げています 4。一方で、その価格上昇に見合うだけの体感性能向上が、特に一般的なアプリケーションやゲームにおいては得られにくいのが実情です 25。成熟し、価格もこなれた高性能PCIe 4.0 SSDが依然として優れた選択肢である状況下で 28、LEGEND 970の価格プレミアムは、多くのユーザーにとって正当化が難しいものとなっています。本製品の価値は、絶対的なシーケンシャル性能を追求するエンスージアスト、将来的なDirectStorageへの最適化 4 を重視するユーザー、あるいは価格よりも最新技術の導入を優先する層に限定されると言えるでしょう。

6. 熱管理とスロットリング挙動

PCIe 5.0 SSD、特に初期のPhison E26コントローラー搭載モデルは発熱が大きいことで知られており 4、効果的な熱管理が性能維持の鍵となります。

6.1. 負荷時の動作温度

レビューにおける負荷テスト中の温度報告を見ると、LEGEND 970の冷却システムが効果的に機能していることが示唆されています。Overclockers.comのテスト(1TBモデル)では、他のテスト済みGen5ドライブよりも低温で動作したと報告されており、クーラーの有効性が示唆されています 7。他のレビューでも、サーマルスロットリングが発生しなかったという記述から、間接的に冷却が十分であることが確認できます 25

6.2. 冷却ソリューションの有効性

搭載されているヒートシンクとファンの組み合わせは、高負荷状態でのサーマルスロットリングを抑制する上で有効であると、多くのレビューで評価されています 7。ADATA自身もスロットリング回避をアピールしています 25。興味深いことに、Tom’s Hardwareは、ファンを接続しない状態でも(つまりパッシブ冷却のみでも)十分に冷却できたと報告しており、ヒートシンク自体の冷却能力が高いことを示唆しています 28。また、Phisonがコントローラーの過熱問題に対処するためのファームウェアアップデートをリリースしたことも 4、冷却の重要性を若干緩和した可能性がありますが、依然として適切な冷却は推奨されています 28

6.3. ファンの騒音と電源に関する考慮事項

冷却性能と引き換えに、LEGEND 970の冷却システムはいくつかの欠点を抱えています。最大の懸念点はファンの騒音です。複数のレビューで、この小型ファンが動作中に「うるさい」 7、「高音」 7、あるいはPCケースの他のファンよりも「目立つ」 7 と指摘されています。ユーザーフォーラムでも、小型ファンの騒音や故障を懸念する声が見られます 5

さらに、ファンへの電力供給にSATA電源ケーブルが必要である点は、PC内部のケーブル配線を煩雑にし、スマートな組み立てを妨げる要因となります 2

前述の通り、ヒートシンク自体の性能が高いため、多くのデスクトップ環境(特にケース内のエアフローが良好な場合)では、この騒音の原因となるファンは必ずしも必要ないかもしれません 4。レビューでもファンを取り外して使用する可能性が示唆されており 28、静音性を重視するユーザーにとっては、ファンを無効化することが現実的な選択肢となり得ます。

これらの点を考慮すると、LEGEND 970の冷却ソリューションは、熱対策としては有効であるものの、騒音と設置の不便さというユーザビリティ上の問題を抱えています。これは、あらゆる状況下での最高性能を保証するために、音響的な快適性や設置の容易さをある程度犠牲にした、過剰設計とも言えるアプローチの結果かもしれません。静音性やクリーンなビルドを重視するユーザーは、この点を十分に考慮する必要があります。

7. 信頼性に関する洞察とユーザーフィードバック

7.1. ユーザーから報告された安定性

製品の長期的な安定性や信頼性に関する情報は、専門的なレビューだけでは得にくい側面があります。ユーザーフォーラム(例: Reddit)やオンラインストアのカスタマーレビュー(例: Amazon 29, Newegg 20)などを調査しましたが、提供された情報の中には、LEGEND 970の長期使用に関する具体的なユーザーフィードバックは限定的でした(5 のフォーラムコメントは主にファンに関する推測、30 のヨドバシ・ドット・コムにはレビュー投稿なし)。

ただし、製品には標準で5年間の保証と1400 TBWという耐久性評価が付与されており 1、これはメーカーがある程度の長期間にわたる信頼性を想定していることを示しています。Phison E26コントローラーに関する初期の過熱問題はファームウェアで対処されているため 4、適切な冷却が行われていれば、安定性に関する大きな問題が発生する可能性は低いと考えられます。

7.2. ユーティリティソフトウェア: ADATA SSD Toolbox

ADATAは、自社製SSD向けに「SSD Toolbox」という管理ソフトウェアを提供しています 4。このツールボックスは、ドライブの健康状態(S.M.A.R.T.情報)の監視、診断機能の実行、ファームウェアのアップデート、ドライブのセキュア消去、TRIM設定の最適化、簡単なベンチマーク、ドライブのクローン作成といった、SSD管理に一般的に必要とされる機能を提供します 4。これは、他の主要SSDメーカーが提供するソフトウェアと同様の、標準的な付加価値と言えます。

8. 結論:ADATA LEGEND 970 2TB 評価

ADATA LEGEND 970 2TB (SLEG-970-2000GCI) は、ADATA初のPCIe 5.0 SSDとして市場に投入された製品であり、その評価は多岐にわたります。

パフォーマンス総括:

本製品は、公称通り10 GB/sクラスの優れたシーケンシャルリード・ライト性能を一貫して発揮します 9。ピーク時のランダムIOPS性能も非常に高く、理論上のポテンシャルは示されています 1。しかし、システムの応答性に影響しやすい低キューデプスでのランダム性能は、最上位のGen4ドライブと比較して必ずしも優位とは言えず、ばらつきが見られます 9。アプリケーションやゲームを模したベンチマークにおいても、高性能Gen4ドライブに対するアドバンテージは限定的です 4。持続書き込み性能は、大容量のSLCキャッシュ内では高速ですが、キャッシュを超えると大幅に低下します 3。

主な長所:

  • 公称値通りの10 GB/sシーケンシャルリード・ライト性能 9
  • 効果的なヒートシンクによるサーマルスロットリングの抑制 7
  • 高いピークランダムIOPS性能 1
  • 標準的な5年保証と耐久性評価 (1400 TBW) 1
  • DirectStorageへの最適化 (将来性) 4

主な短所:

  • 低い電力効率、特に高いアイドル時消費電力 3
  • アクティブ冷却ファンの騒音 5
  • ファン駆動のためのSATA電源接続の必要性 2
  • 多くの実世界シナリオにおいて、高性能Gen4 SSDに対する性能向上が限定的 4
  • 発売当初の高価格と、それに見合わない限定的な性能向上による価値提案の弱さ(アーリーアダプター税) 3
  • より高速なGen5ドライブ(例: Crucial T700)と比較した場合の性能的な見劣り 4

最終評価:

ADATA LEGEND 970 2TB (SLEG-970-2000GCI) は、第一世代のPCIe 5.0 SSDとして、そのシーケンシャル性能の約束を果たした製品です。効果的ではあるものの、騒音や設置の煩雑さといった欠点も併せ持つ冷却システムにより、安定した性能を発揮します。しかしながら、低い電力効率、ファンの問題、そして価格に見合うだけの明確な性能向上が多くの一般的な用途で見られない点を考慮すると、その価値提案は限定的です。

本製品は、絶対的なシーケンシャルスループットを最優先するエンスージアスト、PCIe 5.0技術を早期に導入したいユーザー、あるいは特定の高負荷ワークロード(例: 巨大ファイルの頻繁な読み書き)でそのピーク性能を活用できるプロフェッショナルユーザーに適しています。一般的なデスクトップユーザーやゲーマーにとっては、より安価で成熟した高性能PCIe 4.0 SSDの方が、多くの場合、費用対効果の高い選択肢となるでしょう。

引用文献

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