AMD Ryzen™ 5 8645HS ベンチマークまとめ

CPU-AMD-Ryzen CPU・SoC

1. はじめに

目的と概要

本レポートは、AMDのモバイル向けプロセッサー「Ryzen™ 5 8645HS」に焦点を当て、その性能、特徴、そして市場における競合製品との比較を深く掘り下げて分析することを目的としています。分析にあたっては、主に日本語のテクノロジーレビューサイトやAMD公式から提供される情報を基盤とし、ユーザーが製品選択を行う上で有益となる多角的な評価を提供します。

市場における位置づけ

AMD Ryzen™ 5 8645HSは、AMDのノートPC向けプロセッサーラインナップ「Ryzen 8040シリーズ」(開発コードネーム: Hawk Point)に属し、特に高性能を要求されるノートPC市場をターゲットとしています 1。このプロセッサーは、AMDの最新CPUアーキテクチャである「Zen 4」を採用しており、これにより前世代と比較してCPU処理能力と電力効率の両面での向上が図られています。加えて、現代のコンピューティングトレンドであるAI処理をローカルで高速化するための専用エンジン「Ryzen™ AI」を搭載している点が大きな特徴です 1。これらの技術的進化により、Ryzen 5 8645HSは、薄型軽量のモバイルノートから、ある程度の性能が求められるゲーミングノートPCまで、幅広いカテゴリーの製品での採用が見込まれています 4

レポート構成

本レポートでは、まずRyzen 5 8645HSの根幹をなす技術仕様について詳細に解説します。次に、CinebenchやGeekbenchといった標準的なベンチマークテストの結果を用いて、CPUコアおよび統合されているRadeon™ 760Mグラフィックスの性能を客観的に評価します。さらに、IntelのCore Ultraシリーズなどの競合プロセッサーとの性能比較分析を行い、市場における本製品の立ち位置を明確にします。加えて、動画編集、ゲーム、オフィスワークといった実世界での利用シーンにおけるパフォーマンス、消費電力や発熱に関する情報、そして特徴的な機能であるRyzen™ AIについても順に解説を進めていきます。

2. 技術仕様詳細

CPUコアアーキテクチャ

Ryzen™ 5 8645HSのCPU部分は、AMDの最新世代アーキテクチャ「Zen 4」に基づいて設計されています 1。製造には先進的なTSMC 4nm FinFETプロセスが採用されており 1、これにより、前世代のアーキテクチャと比較して、同一クロックあたりの命令実行数 (IPC: Instructions Per Clock) の向上と、消費電力あたりの性能、すなわち電力効率の改善が期待されます。

コア構成は6コア、12スレッドとなっており 1、これは同時に複数のタスクを実行するマルチタスク環境や、複数のスレッドを効率的に利用するソフトウェア(例:動画エンコード、3Dレンダリング)において高いパフォーマンスを発揮するための基盤となります。

クロック速度は、ベースクロックが4.3 GHz、最大ブーストクロックが5.0 GHzに達します 1。高いブーストクロックは、特にシングルスレッド性能が重要となるタスク、例えば多くのゲームや一部のクリエイティブ作業(モデリングなど)において、応答性の向上や処理時間の短縮に寄与します。

キャッシュメモリは、L2キャッシュが合計6MB、L3キャッシュが16MB搭載されており、総キャッシュ容量は22MBとなります 1。PC Watchの記事で紹介されているRyzen PRO 8040シリーズの仕様表でも、Ryzen 5 PRO 8645HSのキャッシュ合計が22MBであることが確認できます 8。十分なキャッシュ容量は、CPUが頻繁にアクセスするデータを高速に保持することで、メモリアクセスのボトルネックを軽減し、CPU全体の処理能力向上に貢献します。

消費電力の指標となるTDP (Thermal Design Power) は、デフォルトで45Wに設定されていますが、ノートPCメーカーが製品の設計(特に冷却能力やターゲットとするフォームファクター)に応じて調整可能なcTDP (Configurable TDP) に対応しており、その範囲は35Wから54Wとなっています 1。この柔軟性により、メーカーは薄型軽量ノートPCではTDPを抑えてバッテリー寿命や静音性を重視し、より大型で冷却能力の高いノートPCではTDPを高めに設定して最大限のパフォーマンスを引き出す、といった製品ごとの最適化が可能になります。このcTDPの範囲が広いという事実は、同じRyzen 5 8645HSを搭載していても、ノートPCのモデルによって実際の持続性能が大きく異なる可能性があることを意味します。したがって、購入を検討する際には、個別の製品レビューなどで実際のパフォーマンスや動作時の温度を確認することが重要となります。

CPUパッケージは、搭載されるノートPCの設計(特に採用されるメモリの種類など)に応じて、FP7、FP7r2、FP8といった複数のソケットタイプが存在します 1

出典: 主な仕様はAMD公式サイト (amd.com/ja) 1 および関連情報サイト 5 に基づきます。

内蔵グラフィックス (iGPU)

Ryzen™ 5 8645HSには、AMD Radeon™ 760Mと名付けられた内蔵グラフィックス (iGPU) が統合されています 1。このGPUコアは、AMDの最新グラフィックスアーキテクチャである「RDNA 3」を採用しています(PC WatchによるRyzen 8000Gシリーズの解説記事 9 から類推)。RDNA 3アーキテクチャの採用により、前世代のRDNA 2と比較して、グラフィックス処理能力の向上、電力効率の改善、そして新しいグラフィックス機能への対応が実現されています。

Radeon™ 760Mは、8つのグラフィックスコア(Compute Unit, CU)を搭載し 1、その動作周波数は最大で2600 MHz (2.6 GHz) に達します 1

機能面では、最新のグラフィックスAPIであるDirectX® 12をサポートし、高解像度・高リフレッシュレート出力に対応するDisplayPort™ 2.1やHDMI® 2.1インターフェースをネイティブでサポートします。これにより、最大で4台のディスプレイへの同時出力が可能です 1。また、ゲーム画面のティアリング(ちらつき)やスタッタリング(カクつき)を抑制するAMD FreeSync™ テクノロジーにも対応しており、より滑らかなゲーム体験を提供します 1

出典: 主な仕様はAMD公式サイト (amd.com/ja) 1 および関連情報サイト 5 に基づきます。

メモリと接続性

Ryzen™ 5 8645HSは、最新世代の高速なメモリ規格に対応しています。具体的には、ノートPCの設計に応じて、DDR5-5600 (主にFP7r2ソケット向け) またはLPDDR5x-7500 (主にFP7/FP8ソケット向け) のいずれかのメモリタイプをサポートします 1。特にLPDDR5x-7500のような高速メモリは、内蔵グラフィックスであるRadeon™ 760Mの性能を最大限に引き出す上で重要な要素となります。これは、内蔵GPUがメインメモリをビデオメモリとして共有するため、メモリ帯域幅がグラフィックス性能に直接的な影響を与えるためです 10。サポートされる最大メモリ容量は256GBと大容量です 1

ストレージや拡張カード接続のためのインターフェースとしては、PCI Express® 4.0に対応しています 1。これにより、高速なNVMe SSDの性能を最大限に活用したり、最新の周辺機器を接続したりすることが可能です。

外部接続ポートとしては、最大40Gbpsの高速データ転送が可能なNative USB 4ポートを2つ、そして最大10GbpsのNative USB 3.2 Gen 2ポートを2つ標準でサポートしています 1。これにより、高速な外付けストレージ、高解像度ディスプレイ、ドッキングステーションなど、多様な最新周辺機器との接続性が確保されています。

出典: 主な仕様はAMD公式サイト (amd.com/ja) 1 および関連情報サイト 10 に基づきます。

AIエンジン

Ryzen™ 5 8645HSは、「AMD Ryzen™ AI」ブランドで展開される専用のAI処理エンジン (NPU: Neural Processing Unit) を搭載しています 1。これは、AMDがRyzen 7040シリーズから導入を進めている機能であり 3、PC上でAI関連のタスクを効率的に実行することを目的としています。

このNPU単体での処理性能は最大16 TOPS (Tera Operations Per Second) に達し、CPUコア、GPUコア、そしてNPUを統合したシステム全体としては、最大31 TOPSのAI処理能力を提供します 1。NPUを搭載する主な利点は、AI推論などの特定のタスクを、CPUやGPUといった汎用プロセッサよりもはるかに低い消費電力で、かつ高速に実行できる点にあります 3。これにより、例えばビデオ会議中の背景ぼかしや視線補正といったAI機能(Windows Studio Effectsなど 3)を利用する際に、CPUやGPUのリソースを他の作業のために温存し、システム全体の応答性を維持しながらバッテリー消費を抑えることが可能になります。AI PCへの注目が高まる中 3、Ryzen AIの搭載は将来的なアプリケーション対応を見据えた重要な要素と言えます 11

出典: 主な仕様はAMD公式サイト (amd.com/ja) 1 および関連情報サイト 3 に基づきます。

PRO版 (Ryzen™ 5 PRO 8645HS)

Ryzen™ 5 8645HSには、主に法人向け市場をターゲットとした「PRO」版、すなわちRyzen™ 5 PRO 8645HSも存在します 2。基本的なCPUコア(6コア/12スレッド、最大5.0GHz)や内蔵グラフィックス(Radeon™ 760M)の仕様は通常版と共通ですが、PRO版は「AMD PRO Technologies」に対応している点が異なります 2

具体的には、AMD Memory Guard(メモリ暗号化)、AMD Secure Processorといったハードウェアレベルでのセキュリティ機能や、DASH (Desktop and mobile Architecture for System Hardware) によるリモート管理機能など、企業環境で求められる高度なセキュリティ、管理性、信頼性に関する機能が強化されています 2。また、プラットフォーム(マザーボード)が対応していれば、データの信頼性を高めるECC (Error Correcting Code) メモリの利用もサポートされます(FP7r2ソケットのみ) 2。PRO版の存在は、AMDが8645HSプラットフォームを、コンシューマー向けの高い性能だけでなく、セキュリティや管理性が重視される法人市場の要求にも応えられる製品ラインとして位置づけていることを示しています。

出典: 主な仕様はAMD公式サイト (amd.com/ja) 2 および関連情報サイト 8 に基づきます。

3. CPU性能分析

合成ベンチマークスコア

Ryzen™ 5 8645HSのCPU性能を評価するため、標準的なベンチマークテストの結果を見ていきます。ただし、発売から日が浅いこともあり、日本語レビューサイトにおける8645HS固有のスコアデータは限定的です。そのため、近縁モデルであるRyzen 5 8640HS(ベースクロックが3.5GHzと8645HSより低い)のデータも参考にします。

  • Cinebench:
  • CPUのレンダリング性能を測るCinebenchでは、Ryzen 5 8640HSがCinebench R23のMulti-Coreテストで9998、Single-Coreテストで2399というスコアを記録しています 11。Ryzen 5 8645HSはベースクロック、ブーストクロック共に8640HSを上回るため、これらのスコアを上回る性能が期待されます。
  • より新しいCinebench 2024では、海外サイトlaptopmedia.comにて8645HSのMulti-Coreスコアが671と報告されています 5。また、for-real.jpの分析では、Cinebench 2024 Single-Coreにおいて、8640HSの相対スコアがCore Ultra 5 125H (100) に対して95とされており 12、シングルコア性能では僅差の競争となる可能性を示唆しています。
  • rankbench.comに掲載されているCinebench R23スコア 13 は0.1と明らかに異常な値であり、参考にはなりません。
  • Geekbench 6:
  • クロスプラットフォームのCPUベンチマークであるGeekbench 6では、より具体的なスコアが報告されています。gazlog.jpによると、Multi-Coreスコアは10627、Single-Coreスコアは2490 14。laptopmedia.comでは、Multi-Coreが10993、Single-Coreが2554と、さらに高いスコアが示されています 5。複数の情報源でMulti-Coreスコアが10000点を超えており、これは高いマルチスレッド処理能力を持っていることを裏付けています。Single-Coreスコアも約2500点と高く、アプリケーションの起動やWebブラウジングなど、日常的な操作の応答性の良さが期待できます。
  • PassMark CPU Mark:
  • PassMarkのCPU Mark総合スコアに関する直接的な日本語レビューは見当たりませんが、海外サイトcpubenchmark.netには、個別のテストスイート結果が掲載されています 15。例えば、整数演算 (Integer Math) が72,879 MOps/Sec、シングルスレッド性能を示すSingle Threadスコアが3,654といった値です。これらの個別テストの結果からも、総合的なCPU性能が高いレベルにあることが推測されます。
  • PCMark 10:
  • PCの総合的なパフォーマンスを測るPCMark 10では、Ryzen 5 8640HS搭載機が総合スコア6577を記録しています 11。このテストは、Webブラウジングやアプリ起動といった基本操作 (Essentials)、文書作成や表計算などの生産性タスク (Productivity)、写真・動画編集などのデジタルコンテンツ制作 (Digital Content Creation) の3つのシナリオで構成されています 16。スコアの内訳を見ると、Essentialsが10622、Productivityが9349、Digital Content Creationが7777と、いずれも高いレベルにあります 11。これは、Ryzen 5 8645HS(および8640HS)が、一般的な事務作業やビジネス用途 16 はもちろん、グラフィックスボード非搭載のノートPCとしては、ある程度のコンテンツ制作作業も快適にこなせるだけの総合性能を持っていることを示しています 3

競合製品との比較

Ryzen™ 5 8645HSの性能をより深く理解するために、主な競合製品と比較します。

  • 対 Intel Core Ultra 5 125H:
  • CPU性能: Ryzen 5 8645HSは、特にマルチコア性能においてCore Ultra 5 125Hに対して優位性を持つ可能性があります。gazlog.jpの分析では、8645HSのGeekbench 6スコア (Multi: 10627, Single: 2490) が、より上位のCore Ultra 7 165Hに近いレベルであると評価されています 14。また、for-real.jpによるRyzen 5 8640HSとCore Ultra 5 125Hの比較レビューでは、特定の動画レンダリングテストにおいて、Ryzen 5 8640HSの方がCore Ultra 5 125Hよりも1分22秒速い結果となったと報告されています 17。これは、使用されるエンコーダーやソフトウェアの最適化度合いにも依存しますが、マルチスレッド処理が重要となるタスクにおいてはRyzenが有利な場面があることを示唆しています。
  • シングルコア性能については、Geekbench 6のスコア 5 ではRyzen 5 8645HSが高い値を示していますが、Cinebench 2024 Single-Coreの相対比較 12 ではCore Ultra 5 125Hがわずかに優位と見られるデータもあり、タスクやベンチマークによって評価が分かれる可能性があります。体感速度に影響しやすいシングルコア性能では、両者は非常に近いレベルにあるか、アプリケーションによっては逆転もあり得ると考えられます。
  • 効率: 電力効率に関しては、Ryzen 5 8645HSにアドバンテージがある可能性が指摘されています。for-real.jpのレビューでは、Ryzen 5 8640HS搭載機の最大TDPが30W程度に抑えられていたのに対し、比較対象のCore Ultra 5 125H搭載機は最大115Wに達することがあったと報告されています 11。これは特定のレビュー機のTDP設定に基づく比較である点に注意が必要ですが(8645HSのcTDP上限は54W 1)、Zen 4アーキテクチャと4nmプロセスの採用により、Ryzenが高い電力効率を持つ傾向があることを示唆しています。
  • 対 前世代 Ryzen:
  • Ryzen 5 8645HSはZen 4アーキテクチャを採用しており 1、Zen 3アーキテクチャを採用するRyzen 5000シリーズやRyzen 7030シリーズ(例:Ryzen 5 7530U 18)などと比較して、IPCの向上とより高い動作クロックにより、シングルコア・マルチコア性能共に大幅な向上が期待できます。特に数世代前のプロセッサーと比較した場合、その性能差は顕著になります 19

Ryzen 5 8645HS 主要ベンチマークスコアと競合比較 (推定値含む)

プロセッサーCinebench R23 (Multi)Cinebench R23 (Single)Geekbench 6 (Multi)Geekbench 6 (Single)備考 (出典例)
AMD Ryzen 5 8645HS推定 10000+推定 2400+~11000~255011 (8640HS参考)5
Intel Core Ultra 5 125H(データ参照)(データ参照)~11000-12000~2200-230017 (外部サイト比較データ等に基づく推定)
AMD Ryzen 5 7640HS (Zen4)~14000 (R23)~1800 (R23)~10000~230010 (外部サイト比較データ等に基づく推定)

注意: 上記表中のスコアは、異なるレビューサイトやテスト環境からの情報を統合したものであり、特に競合製品や前世代モデルのスコアは参考値です。実際の性能は搭載PCの構成やTDP設定により変動します。

この表は、Ryzen 5 8645HSが、特にマルチコア性能において高いレベルにあり、競合のCore Ultra 5 125Hと同等かそれ以上のポテンシャルを持つことを示唆しています。一方で、シングルコア性能ではCore Ultra 5 125Hと非常に近い競争力を持っていることがうかがえます。前世代の同クラス(Ryzen 5 7640HSなど)と比較しても、着実な性能向上が見られます。

4. 内蔵グラフィックス性能: Radeon™ 760M

グラフィックスベンチマーク

AMD Radeon™ 760Mの内蔵グラフィックス性能を、標準的なベンチマークテストの結果から評価します。

  • 3DMark:
  • UL Benchmarksが提供する3DMarkは、GPU性能測定の定番ツールです 22。Ryzen 5 8645HS搭載機のレビューにおいて、Time SpyやFire Strikeといったテストが実施されている例は見られますが 3、具体的なスコアの報告は少ない状況です。
  • モバイル環境やクロスプラットフォーム比較に適したテストでは、いくつかのデータがあります。for-real.jpのレビューによると、Ryzen 5 8640HS (Radeon 760M) 搭載機は、3DMark Wild Lifeテストで13987というスコアを記録しました 17
  • chimolog.coの分析では、軽量ベンチマーク「Night Raid」において、Radeon 760Mは前世代のRadeon 660Mと比較して約1.3倍強の性能向上を示したとされています 24
  • komameblog.jpのレビューでは、特定のテスト(テスト項目名は不明)において、Radeon 760M (35W設定で動作) が2282というスコアを記録し、比較対象のIntel Iris Xe Graphics (1522) やRadeon 660M (1189) を明確に上回っています 25。これは、Radeon 760Mが内蔵GPUとしては高い性能を持っていることを裏付けるものです。
  • 性能レベルの評価:
  • for-real.jpのRyzen 5 8640HSレビューでは、そのグラフィックス性能が「ディスクリートGPUであるNVIDIA GeForce GTX 1650 Max-Qに近い」と評価されています 11。これが特定の条件下でのピーク性能を指すのか、平均的な性能を示すのかは不明瞭ですが、内蔵グラフィックスとしては注目すべき性能レベルにあることを示唆しています。ただし、内蔵GPUの性能はシステムメモリの速度に大きく依存するため 10、搭載されるメモリ(DDR5かLPDDR5xか、またそのクロック速度)によって実際のパフォーマンスは変動します。より高速なLPDDR5x-7500メモリ 1 を搭載したシステムの方が、Radeon 760Mのポテンシャルを引き出しやすいと考えられます。

ゲーミング性能

内蔵グラフィックスでのゲームプレイ性能を見ていきます。

  • 競合との比較:
  • for-real.jpで行われたRyzen 5 8640HS (Radeon 760M) とIntel Core Ultra 5 125H (Intel Arc Graphics) の直接比較では、ゲーム性能においてIntel側に軍配が上がっています 17。具体的には、「ドラゴンクエストX ベンチマークソフト」をFull HD解像度・標準品質で実行した際、Ryzen 5 8640HSがスコア8954であったのに対し、Core Ultra 5 125Hは17314と、約2倍近い差がつきました。同様の傾向は「ファイナルファンタジーXIV: 暁月のフィナーレ ベンチマーク」 3 など他のゲームでも見られる可能性が高いです。この性能差は、GPUアーキテクチャの違い、ドライバの最適化状況、あるいはテスト時の電力配分などが影響していると考えられます。
  • プレイ可能なゲームと設定:
  • Radeon 760Mの性能は、前世代の内蔵GPUからは確実に進化しており 24、比較的負荷の軽いゲームや、eSportsタイトル(例:Valorant, League of Legends)であれば、Full HD解像度で快適にプレイできる可能性が高いです。また、少し前の世代のゲームや、グラフィックス設定を中~低程度に調整すれば、より多くのタイトルがプレイ範囲に入ってきます 26。HPの製品レビューページでは、「スピード重視ではないゲームなら概ね満足できる」レベルと表現されています 27
  • しかし、最新のAAAタイトルを高画質設定で滑らかにプレイするには、依然として性能不足です。Ryzen 5 8645HSを搭載するノートPCの中には、120Hz 4 や165Hz 28 といった高リフレッシュレートディスプレイを採用するモデルも存在しますが、Radeon 760Mの性能でそのリフレッシュレートを十分に活かせるゲームは、負荷の軽いタイトルに限られるでしょう 28

クリエイティブタスクでの性能

ゲーム以外のグラフィックスを利用するタスク、特にクリエイティブワークにおける性能を見てみます。

  • Radeon 760Mは、内蔵GPUとしては高い演算性能と最新のメディアエンジンを備えているため 1、写真編集ソフトウェア(Adobe Photoshop, Lightroomなど)の動作を快適にする効果が期待できます。for-real.jpのレビューでも、これらのソフトがサクサク使えたとの記述があります 11
  • 動画編集に関しても、Full HD解像度での編集作業はスムーズに行えるレベルにあると考えられます 29。軽いエフェクトやトランジションの追加程度であれば、ストレスなく作業を進められるでしょう。4K解像度の動画編集についても、複雑な処理や長時間のレンダリングを伴わない限り、対応可能とされています 27。AMDが提供するハードウェアエンコード/デコード機能(Video Coding Engine / Video Core Next)も、対応ソフトウェアでの書き出し時間の短縮に貢献します 1

Radeon 760M グラフィックス性能比較 (推定値含む)

テスト/ゲーム (設定例)Radeon 760M (Ryzen 5 8645HS)Intel Arc Graphics (Core Ultra 5 125H)備考 (出典例)
3DMark Wild Life~14000~2300017 (8640HSデータに基づく)
ドラゴンクエストX (FHD標準)~9000~1700017 (8640HSデータに基づく)
FF XIV ベンチ (FHD標準)推定: やや快適~快適推定: 快適~とても快適3 (傾向からの類推)
軽量 eSports (例: Valorant)推定: 高FPS (100+)推定: 高FPS (100+)(一般的性能からの類推)
中量級ゲーム (例: Apex 低設定)推定: プレイ可能 (~60FPS)推定: より快適 (60FPS+)(一般的性能からの類推27)

注意: 上記表中のスコアやFPSは推定値であり、実際の性能はシステム構成(特にメモリ速度)、ドライババージョン、ゲームのアップデート、TDP設定によって大きく変動します。

この比較から、Radeon 760Mは内蔵グラフィックスとして一定の性能を持つものの、特にゲーミングにおいては競合するIntel Arc Graphicsに後れを取る場面が多いことがわかります。一方で、ゲーム以外のクリエイティブタスクでは、CPU性能との組み合わせにより実用的なパフォーマンスを発揮する可能性が高いと言えます。ユーザーは自身の主用途(ゲーム主体か、クリエイティブや一般用途主体か)を考慮して評価する必要があります。

5. 実世界アプリケーション性能

ベンチマークスコアだけでなく、実際のアプリケーション利用におけるRyzen™ 5 8645HSのパフォーマンスを見ていきます。

生産性・オフィスワーク

日常的なPC作業における快適性は非常に高いレベルにあると考えられます。PCMark 10のスコア、特にEssentials(基本操作)で10622、Productivity(生産性タスク)で9349という高いスコア 11 (8640HS参考) は、Webブラウジング、Officeスイート(Word, Excel, PowerPoint)の利用、メールの送受信、ビデオ会議といった一般的なタスクが極めてスムーズに実行できることを示しています。

6コア12スレッドというCPU構成 1 と、Geekbench 6 Single-Coreで約2500点という高いシングルコア性能 5 は、複数のアプリケーションを同時に起動して作業するマルチタスク環境においても、システムの応答性を高く保ち、ストレスを感じさせません。実際に、類似のプロセッサーを搭載したPCのユーザーレビューでも、マルチタスクやウィンドウ管理機能の快適さが評価されています 30。PC Watchのレビューでも、本プロセッサー(を含むRyzen 8040シリーズ)が「オフィスワーク、クリエイティブ、ゲームにも強い」「まさに“全方位型”のプロセッサ」と評されていることからも 28、その汎用性の高さがうかがえます。

コンテンツ制作

クリエイティブな作業におけるパフォーマンスも見てみましょう。

  • 写真編集: Adobe PhotoshopやLightroomといったソフトウェアは、CPUの処理能力とRadeon™ 760Mの内蔵グラフィックスによるアクセラレーションの恩恵を受け、快適に動作することが期待されます 11。高解像度RAWファイルの現像や、複数のレイヤーを用いた編集作業も、比較的スムーズに行えるでしょう。
  • 動画編集: Full HD (1920×1080) 解像度の動画編集であれば、カット編集、テロップ挿入、簡単なカラーグレーディングといった基本的な作業は問題なくこなせるレベルです 29。for-real.jpのレビューでは、Ryzen 5 8640HS搭載機で、LightroomやPhotoshopも使用した約10分のYouTube向け動画を作成し、そのレンダリング(書き出し)に14分8秒かかったと報告されており 11、内蔵GPUのみのノートPCとしては実用的な速度と言えます。4K解像度の動画編集についても、プロキシ編集を活用したり、複雑なエフェクトや多数のトラックを重ねるような重負荷な作業を避けたりすれば、対応可能とされています 27。ただし、高度な編集や長時間のレンダリングにおいては、専用のディスクリートGPUを搭載したマシンと比較すると、処理時間は長くなる傾向があります 19
  • レンダリング (3DCG): Cinebench 5 やGeekbench 5 のMulti-Coreスコアが高いことから、CPUベースの3Dレンダリングにおいては、モバイル向けプロセッサーとして良好なパフォーマンスが期待できます。

プログラミング・開発

ソフトウェア開発環境におけるパフォーマンスも良好です。6コア12スレッドの高いマルチコア性能 5 は、ソースコードのコンパイル時間の短縮や、複数の仮想マシン・コンテナの同時実行に有利です。Geekbench 6の個別テスト項目であるClangコンパイルのスコア (84.9 Klines/sec) 31 も、一定のコンパイル能力を示しています。

多くのRyzen 5 8645HS搭載ノートPCで標準となっている16GBのメモリ 4 と、高速なNVMe SSD 4 を組み合わせることで、統合開発環境 (IDE) の起動や動作、デバッグ作業などを快適に行える開発環境を構築できます。実際に、類似の小型PCを開発サーバーとして利用し、ビルド時間が短縮されたと満足しているユーザーの声もあります 30

ゲーミング (実用観点)

前述の通り、Radeon™ 760Mの内蔵グラフィックス性能は、最新の高負荷ゲームを高画質でプレイするには限界があります 27。しかし、設定次第で多くのゲームを楽しむことは可能です。

「ドラゴンクエストX」 17 や「ファイナルファンタジーXIV」 3 のような比較的軽量なMMORPGや、「Valorant」、「League of Legends」、「Counter-Strike 2」といった人気のeSportsタイトルは、Full HD解像度・中~低設定であれば、多くの場合60FPS以上のフレームレートで快適にプレイできると予想されます。

Apex Legendsのような中量級のバトルロイヤルゲームなども、解像度や画質設定を調整することでプレイ可能な範囲に入ってくるでしょう。ただし、高リフレッシュレート(120Hzや165Hzなど 4)ディスプレイの性能を最大限に活かすには、やはり負荷の軽いタイトルを選ぶか、画質を大幅に下げる必要があります。

総じて、Ryzen 5 8645HSは、日常的な作業からある程度のクリエイティブワークまで幅広く対応できる、バランスの取れた実用性能を持つプロセッサーです。特にCPU性能が求められるタスクやマルチタスク環境で強みを発揮します。ゲーミング性能は内蔵GPUの限界を示す一方で、動画編集など特定のクリエイティブ用途では、CPU性能とGPU支援の組み合わせにより、期待以上のパフォーマンスを示す可能性があります。これは、アプリケーションがCPUのマルチコアを効率的に利用できるか、あるいはAMDのメディアエンジンへの最適化が進んでいるか、といった要因に左右されるため、用途によって得意不得意が明確に現れる特性を持っていると言えるでしょう。多くの搭載ノートPCが16GBメモリを標準としていること 4 は、このプロセッサーのポテンシャルを引き出し、多様なタスクを快適にこなすためのベースラインとして、メーカー側も十分なメモリ容量の必要性を認識していることを示唆しています。

6. 消費電力、発熱、AI機能

消費電力と効率

Ryzen™ 5 8645HSのTDP(熱設計電力)は、デフォルトで45Wに設定されていますが、ノートPCメーカーは製品の設計目標に合わせて35Wから54Wの範囲で調整可能です (cTDP) 1。このため、同じCPUを搭載していても、実際の消費電力やパフォーマンス特性はノートPCのモデルによって異なります。例えば、パフォーマンスを最優先するゲーミングノートでは高めのTDP設定、薄型軽量ノートではバッテリー寿命や静音性を重視して低めのTDP設定が採用される傾向があります。

最新のZen 4アーキテクチャとTSMC 4nm FinFETプロセス 1 の採用により、Ryzen 5 8645HSは高い電力効率を実現することが期待されます。for-real.jpによるRyzen 5 8640HS搭載機のレビューでは、比較的低いTDP設定(最大30W)でも高いCPUパフォーマンスを発揮し、比較対象のCore Ultra 5 125H搭載機(最大115Wに達することもあったとされる)と比較してCPUの発熱が低く、長時間の高負荷作業にも適していると評価されています 11。これは特定の構成での比較結果ではありますが、Ryzenプロセッサーが性能あたりの消費電力において優位性を持つ可能性を示唆しています。

この高い電力効率は、バッテリー駆動時間にも好影響を与える可能性があります。実際の駆動時間は、搭載されるバッテリーの容量、ディスプレイの種類(一般にOLEDは液晶より消費電力が大きい 4)、そしてPCの使用状況に大きく左右されますが、プロセッサー自体の効率が良いことは、良好なバッテリー寿命を実現するための重要な要素です。実際に、Ryzen 5 8645HSを搭載したLenovo IdeaPad Slim 5 Gen 10のレビュー動画では、バッテリーの減りが比較的遅いとの印象が語られています(公称値として動画再生時13.9時間) 41。また、Yahoo Shoppingの商品レビューにおいても、「充電の持ち:非常に良い」というユーザー評価が見られます 42。これらの情報から、性能と効率のバランスが良いプロセッサーであると推測できます。

発熱と冷却

Ryzen™ 5 8645HSは、cTDPの上限が54Wと比較的高いため 1、その性能を最大限に引き出し、特に高負荷状態で安定して動作させるためには、ノートPC側に適切な冷却システムが不可欠です。冷却が不十分な場合、プロセッサーの温度が上昇し、サーマルスロットリング(過熱を防ぐために性能を自動的に抑制する機能)が発生して、期待通りのパフォーマンスが得られなくなる可能性があります。

実際にRyzen 5 8645HSを搭載したノートPC(例: Lenovo IdeaPad Slim 5 Gen 10)のレビューを見ると、Webブラウジングや文書作成といった一般的な使い方をしている際には、ファンの回転音は非常に静かである(15~20dB程度)との報告があります 35。しかし、ベンチマークテストの実行やゲームプレイなど、CPUやGPUに高い負荷がかかる状況では、冷却のためにファンが高速回転し、それに伴って動作音も大きくなる可能性があります 41

ノートPCの冷却設計は、同じCPUを搭載していてもモデルによって大きく異なります。薄型軽量を重視したモデルでは冷却能力に限界がある一方、ゲーミングノートや高性能モバイルワークステーションでは、より強力な冷却機構が搭載されていることが一般的です。したがって、特に動画編集やレンダリング、ゲームなど、長時間にわたって高い負荷がかかる作業を主に行う場合は、購入前に検討しているノートPCの冷却性能に関するレビュー情報を確認することが重要です。冷却能力が、8645HSの持つポテンシャル、特に高負荷時の持続性能をどれだけ引き出せるかを決定する鍵となります。

AI機能 (Ryzen™ AI)

Ryzen™ 5 8645HSの特筆すべき機能の一つが、専用のAI処理エンジン「Ryzen™ AI」 (NPU) の搭載です 1

  • 性能: このNPUは単体で最大16 TOPS、CPU・GPUと合わせたシステム全体では最大31 TOPSのAI演算能力を提供します 1
  • 利点: NPUの主な役割は、特定のAIタスク(特に推論処理)を、CPUやGPUよりも効率的に、つまり低消費電力で高速に実行することです 3。これにより、AI機能を利用しながらでも、他の作業のためのCPU/GPUリソースを確保し、システム全体の応答性を維持しやすくなります。バッテリー駆動時にも、AI機能をより長時間利用できるメリットがあります。
  • 応用例: 具体的な応用例としては、Windows OSの標準機能である「Windows Studio Effects」(ビデオ会議時の背景ぼかし、自動フレーミング、視線補正など)の処理が挙げられます 3。これらの機能をNPUが担当することで、CPU負荷を低減できます。将来的には、画像生成AI、音声認識、自然言語処理など、より多くのアプリケーションがNPUを活用するように最適化されていくことが期待されています 11
  • 市場の動向: 近年、「AI PC」というキーワードが注目を集めており 3、ローカルデバイス上でAI処理を実行できる能力が、次世代PCの重要な要素となりつつあります。AMDはRyzen 7040シリーズからNPUの搭載を進めており 3、Ryzen 5 8645HSにおけるRyzen AIの搭載は、こうした市場トレンドに対応し、将来のAIアプリケーションへの備えとなる重要な機能と言えます。現時点ではNPUをフル活用するキラーアプリケーションはまだ限定的かもしれませんが、ソフトウェア側の対応が進むにつれて、その価値は高まっていくと考えられます。なお、発売当初、一部環境でOSからNPUとして正しく認識されない問題が指摘されていましたが、これはソフトウェアアップデートによって解消される見込みとされています 6

7. 結論

総括

AMD Ryzen™ 5 8645HSは、最新の「Zen 4」CPUアーキテクチャ、RDNA 3世代の「Radeon™ 760M」内蔵グラフィックス、そして専用AIエンジン「Ryzen™ AI」という、AMDの先進技術をバランス良く統合したモバイル向けプロセッサーです。その結果、幅広い用途に対応できる高い汎用性と優れた電力効率を実現しています。

強み

  • 優れたCPU性能: 6コア12スレッド構成と高いクロック速度により、特にマルチスレッド性能が要求されるコンテンツ制作(動画編集、レンダリング)、プログラミング、高度なマルチタスクにおいて強力なパフォーマンスを発揮します。
  • 高い電力効率: 先進の4nmプロセスとZen 4アーキテクチャにより、性能あたりの消費電力が抑えられており、ノートPCのバッテリー寿命の向上や、高負荷時でも性能を持続させやすいという利点があります。
  • 実用的な内蔵グラフィックス: Radeon™ 760Mは、日常的なグラフィックスタスク、写真編集やFull HD動画編集といったクリエイティブワーク、そして設定を調整すれば多くのゲームプレイに対応可能な、内蔵GPUとしては高い性能を提供します。
  • 将来性のあるAI機能: 専用NPUであるRyzen™ AIを搭載しており、今後普及が進むと予想されるローカルAIアプリケーションを効率的に実行できるため、将来性が高いと言えます。

考慮事項

  • ゲーミング性能の限界: 内蔵グラフィックスであるRadeon™ 760Mのゲーミング性能は、競合するIntel Core Ultra 5 125Hに統合されているIntel Arc Graphicsと比較して、一部のゲームタイトルにおいて劣る可能性があります。最新の高負荷ゲームを高画質でプレイしたい場合は、専用のディスクリートGPU搭載が推奨されます。
  • 実装依存のパフォーマンス: cTDP (35-54W) の幅が広く、搭載されるノートPCのTDP設定や冷却システムの能力によって、実際のパフォーマンス(特に持続性能)が大きく変動します。購入時には個別の製品レビューを確認することが望ましいです。

推奨されるユーザー

以下のニーズを持つユーザーにとって、Ryzen™ 5 8645HSは有力な選択肢となります。

  • 一般ユーザー・学生: Webブラウジング、Officeソフト、オンライン授業などで高い応答性と快適な動作を求める方。
  • ライトクリエイター: 写真編集やFull HDレベルの動画編集をノートPCで手軽に行いたい方。
  • カジュアルゲーマー: 比較的負荷の軽いゲームや、画質設定を調整して中程度のゲームを時々楽しみたい方。
  • 先進技術に関心のあるユーザー: AI機能の将来性に期待し、最新のPCトレンドを取り入れたい方。
  • モバイルユーザー: ノートPCの性能とバッテリー駆動時間のバランスを重視する方。

最終評価

AMD Ryzen™ 5 8645HSは、強力なCPU性能、実用的な内蔵グラフィックス、優れた電力効率、そして将来を見据えたAI機能という、現代のノートPCに求められる要素を高次元でバランスさせたプロセッサーです。特定のゲーミング性能を除けば、非常に幅広い用途に対応できる汎用性を持っており、2024年以降の高性能モバイルPC市場において、コストパフォーマンスと機能性の両面から魅力的な選択肢となることは間違いないでしょう。

引用文献

  1. AMD Ryzen™ 5 8645HS, 4月 13, 2025にアクセス、 https://www.amd.com/ja/products/processors/laptop/ryzen/8000-series/amd-ryzen-5-8645hs.html
  2. AMD Ryzen™ 5 PRO 8645HS, 4月 13, 2025にアクセス、 https://www.amd.com/ja/products/processors/laptop/ryzen-pro/8000-series/amd-ryzen-5-pro-8645hs.html
  3. これが噂のCopilotキー搭載PCか……しかもAI対応Ryzen採用で8万円台だと!? – PC Watch, 4月 13, 2025にアクセス、 https://pc.watch.impress.co.jp/docs/topic/special/1583376.html
  4. 【公式・直販】 ノートパソコン Lenovo IdeaPad Slim 5 Gen 10 16.0インチ 2.8 K OLED AMD Ryzen 5 8645HS メモリ 16GB SSD 512GB Windows11 – Yahoo!ショッピング, 4月 13, 2025にアクセス、 https://store.shopping.yahoo.co.jp/lenovo/83hw000yjp.html
  5. AMD Ryzen 5 8645HS – Specs, Benchmark Tests, Comparisons, and Laptop Offers, 4月 13, 2025にアクセス、 https://laptopmedia.com/processor/amd-ryzen-5-8645hs/
  6. Ryzen 8040搭載ノート、メモリ16GBのRadeon RX 7600 XTなどがCESで展示 – PC Watch, 4月 13, 2025にアクセス、 https://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/event/1560799.html
  7. AMD Ryzen 5 8645HS Specs – CPU Database – TechPowerUp, 4月 13, 2025にアクセス、 https://www.techpowerup.com/cpu-specs/ryzen-5-8645hs.c3403
  8. AMD、性能と電力効率を改善したビジネスAI PC向け「Ryzen PRO 8040/8000」シリーズ, 4月 13, 2025にアクセス、 https://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/1584740.html
  9. 【Hothotレビュー】ついにデスクトップにも到来!待望の高性能APU「Ryzen 8000G」をテスト, 4月 13, 2025にアクセス、 https://pc.watch.impress.co.jp/docs/column/hothot/1564587.html
  10. Ryzen 5 7640HS / RX 760Mレビュー – Toolify.ai, 4月 13, 2025にアクセス、 https://www.toolify.ai/ja/hardwarejp/ryzen-5-7640hs-rx-760m-2878799
  11. AMD Ryzen 5 8640HSのベンチマーク – パソコンガイド, 4月 13, 2025にアクセス、 https://for-real.jp/amd-ryzen-5-8640hs-benchmarks/
  12. Ryzen 7 8845HSのベンチマーク – パソコンガイド, 4月 13, 2025にアクセス、 https://for-real.jp/ryzen-7-8845hs-benchmarks/
  13. AMD Ryzen 5 8645HS: Datasheet and benchmarks – Rankbench, 4月 13, 2025にアクセス、 https://rankbench.com/cpus/amd-ryzen-5-8645hs
  14. AMD Ryzen 9 8945HSとRyzen 5 8645HSのベンチマークが登場。TDP28WのCore Ultra 7 155Hに若干劣る – ギャズログ, 4月 13, 2025にアクセス、 https://gazlog.jp/entry/ryzen9-8945hs-8645hs-benchmark/
  15. AMD Ryzen 5 8645HS – CPU Benchmarks, 4月 13, 2025にアクセス、 https://www.cpubenchmark.net/cpu.php?cpu=AMD+Ryzen+5+8645HS&id=6064
  16. 新世代PC総合ベンチマークソフト「PCMark 10」は何が新しくなったのか? テスト項目を細かくチェックしてみた – 4Gamer, 4月 13, 2025にアクセス、 https://www.4gamer.net/games/282/G028236/20170607086/
  17. Core Ultra 5 125HとRyzen 5 8640HS どっちが良い?ベンチマークの比較 – パソコンガイド, 4月 13, 2025にアクセス、 https://for-real.jp/comparison-core-ultra-5-125h-ryzen-5-8640hs/
  18. 【2023年最新版】AMD Ryzen™について調べてみたらすごかった | 日本HP, 4月 13, 2025にアクセス、 https://jp.ext.hp.com/directplus/cpu/ryzen/
  19. Ryzen 5 5500を性能レビュー!ゲームのベンチマーク比較 – こまたろPC, 4月 13, 2025にアクセス、 https://jiyunagomataro.com/pc_smartphone/ryzen-5-5500/
  20. Ryzen 5 4500をベンチマーク:安いゲーミングPCで大人気だけど使って大丈夫?, 4月 13, 2025にアクセス、 https://chimolog.co/ryzen-5-4500/
  21. Intel Core Ultra 5 125H vs AMD Ryzen 5 8645HS: performance comparison – NanoReview, 4月 13, 2025にアクセス、 https://nanoreview.net/en/cpu-compare/intel-core-ultra-5-125h-vs-amd-ryzen-5-8645hs
  22. AMD Radeon 760M (desktop) レビュー – UL Benchmarks, 4月 13, 2025にアクセス、 https://benchmarks.ul.com/jp/hardware/gpu/AMD+Radeon+760M+(desktop)
  23. 【2025最新】GPU(グラフィックボード)性能比較~3Dベンチマークについて – パソコン工房, 4月 13, 2025にアクセス、 https://www.pc-koubou.jp/pc/benchmark.php
  24. MINISFORUM UM760 Slimレビュー:5万円台で「Ryzen 5 7640HS」搭載なミニPC | ちもろぐ, 4月 13, 2025にアクセス、 https://chimolog.co/um760-slim/
  25. GMKtec NucBox M5 Plusレビュー:Ryzen 7 5825U搭載の低価格ミニPC | こまめブログ, 4月 13, 2025にアクセス、 https://komameblog.jp/review/nucbox-m5plus/
  26. レノボ IdeaPad Slim 5 Gen 10(14型 AMD)発売開始10万円以下でコスパ最強かも?, 4月 13, 2025にアクセス、 https://usshi-na-life.com/2025/01/25/ideapaslim5gen10happyou/
  27. Victus 15(AMD) 製品詳細 | 日本HP, 4月 13, 2025にアクセス、 https://jp.ext.hp.com/gaming/personal/victus_15_fb/
  28. 12万円からのRyzen搭載ゲーミングノート「デル G15」、実はAIにも対応しています。配信や切り抜き動画の編集もAIで高速化! – PC Watch[Sponsored], 4月 13, 2025にアクセス、 https://pc.watch.impress.co.jp/docs/topic/special/1580126.html
  29. 動画編集にはどのCPUを選ぶべき?スペック別に比較してみた – note, 4月 13, 2025にアクセス、 https://note.com/creatorspalette/n/nb7232597fed1
  30. Amazon.co.jp: MINISFORUM UM760Slim ミニpc AMD Ryzen 5 7640HS DDR5-5600MHz 16GB 1TB SSD Windows 11 Pro小型pc Radeon 760M グラフィック HDMI2.1 |DP1.4|USB4 4K@60Hz トリプルディスプレイ出力 2.5Gbps LAN/Wi-Fi6E/BT5.3 ミニパソコン, 4月 13, 2025にアクセス、 https://www.amazon.co.jp/MINISFORUM-UM760Slim-DDR5-5600MHz-Windows-%E3%83%88%E3%83%AA%E3%83%97%E3%83%AB%E3%83%87%E3%82%A3%E3%82%B9%E3%83%97%E3%83%AC%E3%82%A4%E5%87%BA%E5%8A%9B/dp/B0DFH92ZTP
  31. AMD Ryzen 5 8645HS: benchmarks and specs | NR – NanoReview, 4月 13, 2025にアクセス、 https://nanoreview.net/en/cpu/amd-ryzen-5-8645hs
  32. AMD Ryzen 7 8845HS vs Ryzen 5 8645HS: performance comparison – NanoReview, 4月 13, 2025にアクセス、 https://nanoreview.net/en/cpu-compare/amd-ryzen-7-8845hs-vs-amd-ryzen-5-8645hs
  33. 【2025年4月】ryzen5 lenovo(Lenovo/Windowsノート)(画質が非常に良い)のおすすめ人気ランキング, 4月 13, 2025にアクセス、 https://shopping.yahoo.co.jp/searchranking/ryzen5+lenovo/14249/?rbrandid=2230&rattr=1213&rmore=1
  34. Ultra 5 125h vs Ryzen 5 8645hs, which one to buy?? : r/AMDLaptops – Reddit, 4月 13, 2025にアクセス、 https://www.reddit.com/r/AMDLaptops/comments/1h0dc6v/ultra_5_125h_vs_ryzen_5_8645hs_which_one_to_buy/
  35. レノボIdeaPad Slim 5 Light Gen 10 13.3型(AMD)レビュー – YouTube, 4月 13, 2025にアクセス、 https://www.youtube.com/watch?v=cE3dCSSxbD4&pp=0gcJCfcAhR29_xXO
  36. Lenovo IdeaPad Slim 5 Gen 10(16型 AMD), 4月 13, 2025にアクセス、 https://www.lenovo.com/jp/ja/p/laptops/ideapad/ideapad-slim-5-series/ideapad-slim-5-gen-10-16-inch-amd/len101i0118
  37. IdeaPad Slim 5 Gen 10(14型 AMD) – ノートパソコン – Lenovo, 4月 13, 2025にアクセス、 https://www.lenovo.com/jp/ja/p/laptops/ideapad/ideapad-slim-5-series/lenovo-ideapad-slim-5-gen-10-14-inch-amd/len101i0113
  38. IdeaPad Slim 5 Gen 10(14型 AMD) | モビリティに優れたスマートな14型ノート | 83HV000SJP | レノボ・ ジャパン – Lenovo, 4月 13, 2025にアクセス、 https://www.lenovo.com/jp/ja/p/laptops/ideapad/ideapad-slim-5-series/lenovo-ideapad-slim-5-gen-10-14-inch-amd/83hv000sjp
  39. IdeaPad Slim 5 Gen 10 (16型 AMD) | スマートなパフォーマンスの16型ノートPC | 83HW000YJP | レノボ・ ジャパン – Lenovo, 4月 13, 2025にアクセス、 https://www.lenovo.com/jp/ja/p/laptops/ideapad/ideapad-slim-5-series/ideapad-slim-5-gen-10-16-inch-amd/83hw000yjp
  40. 【楽天市場】【P10%還元】【公式・直販】 ノートパソコン 新品 Lenovo IdeaPad Slim 5 Gen 10 14.0インチ WUXGA OLED AMD Ryzen 5 8645HS メモリ 16GB SSD 512GB Windows11 Office 2024搭載可能 送料無料 1年保証, 4月 13, 2025にアクセス、 https://item.rakuten.co.jp/lenovopc/83hv000sjp/
  41. 【言い訳させて】圧倒的なセールでつい購入した「Lenovo IdeaPad Slim 5」をレビューします。Copilot+PCです – YouTube, 4月 13, 2025にアクセス、 https://www.youtube.com/watch?v=x0BIMqvS7HM&pp=0gcJCdgAo7VqN5tD
  42. 【公式・直販】 ノートパソコン Lenovo IdeaPad Slim 5 Gen 10 14.0インチ WUXGA OLED AMD Ryzen 5 8645HS メモリ 16GB SSD 512GB Windows11 ルナグレー – Yahoo!ショッピング, 4月 13, 2025にアクセス、 https://store.shopping.yahoo.co.jp/lenovo/83hv000tjp.html
タイトルとURLをコピーしました