1. AMD Ryzen 7 6800HS: 概要と基本仕様
AMD Ryzen 7 6800HSは、AMDの6000シリーズモバイルプロセッサー(開発コードネーム:Rembrandt)に属し、特に薄型軽量でありながら高性能を要求されるノートPCやゲーミングノートPC市場をターゲットとして投入されたプロセッサーである。
アーキテクチャ面では、TSMCの6nmプロセスルールを採用したZen 3+マイクロアーキテクチャを基盤としている 1。これは前世代のZen 3アーキテクチャ(7nm)を改良し、特に電力効率の向上に注力したものである 2。加えて、統合グラフィックス(iGPU)には、最新のRDNA 2アーキテクチャを採用したRadeon 680Mグラフィックスが搭載されており、従来のVegaベースの内蔵GPUから飛躍的な性能向上を実現している 4。
CPUコア構成は8コア/16スレッドであり、多くのタスクを並列処理する能力を持つ 1。クロック周波数は、ベースクロックが3.2GHz、最大ブーストクロックが4.7GHzに達する 1。キャッシュメモリは、L3キャッシュが16MB、合計キャッシュ(L2+L3)は20MBとなっている 1。
特筆すべきは、そのTDP(熱設計電力)である。Ryzen 7 6800HSは公称TDP 35Wに設定されており、同じコア構成を持つもののTDP 45WのHシリーズ(例:Ryzen 7 6800H)とは明確に区別される 1。これにより、より薄型で冷却能力に制約のあるノートPC設計に適している。ただし、実際の消費電力はノートPCメーカーの実装(cTDP設定やブースト挙動)によって変動する可能性がある。
メモリは最新規格のDDR5-4800およびLPDDR5-6400をサポートする 1。特に内蔵GPUであるRadeon 680Mの性能はメモリ帯域幅に大きく依存するため、高速なメモリの搭載は重要となる 12。
内蔵GPUのRadeon 680Mは、RDNA 2アーキテクチャに基づき、12基のコンピュートユニット(CU)、768基のシェーダープロセッサを搭載する 6。最大動作クロックは最大2.2GHz(関連する6800Hでは最大2.0GHzとの記述もある 12 が、RDNA 2アーキテクチャとCU数は共通の主要な特徴である)とされ、従来の統合グラフィックス性能を大幅に塗り替えるポテンシャルを持つ 4。
接続性に関しても、高速なデータ転送を可能にするPCI Express Gen 4をサポートしており 7、将来的にはUSB4への対応も期待される 5。これらの仕様により、Ryzen 7 6800HSは薄型ノートPCにおいて、高いCPU性能と強力な内蔵グラフィックス性能、そして優れた電力効率をバランス良く提供するプロセッサーとして位置づけられる。
2. CPUコア性能ベンチマーク
CPUの純粋な処理能力を評価するためには、合成ベンチマークテストが重要な指標となる。これらのテストは、シングルコア性能(単一タスクの速度)とマルチコア性能(複数タスクの同時処理能力)を測定し、プロセッサーの基本的なポテンシャルを示す。
2.1. Cinebench R23
Cinebench R23は、CPUのレンダリング性能を測定する業界標準のベンチマークであり、特にマルチコア性能を重点的に評価する。
収集されたデータに基づくと、Ryzen 7 6800HSのCinebench R23スコアは以下の範囲で観測されている。
- マルチコアスコア:
- ASUS ROG Zephyrus G15 GA503搭載機: 約14055 pts 1
- ROG Flow X16搭載機: 14496 pts 17
- ASUS TUF Gaming A15 FA507RM搭載機: 14402 pts 16
- 比較用平均値: 約12728 pts 20, 約12665 pts 22
- 近接モデル (Ryzen 7 6800H): 約13891 pts 3
- (参考: ROG Zephyrus G14 (6900HS): 13919 pts 23, 14785 pts 24)
- シングルコアスコア:
- ASUS TUF Gaming A15 FA507RM搭載機: 1559 pts 16
- 比較用平均値: 約1508 pts 20, 約1503 pts 22
- 近接モデル (Ryzen 7 6800H): 約1499 pts 3
- Mini PCレビュー (冷却制限の可能性あり): 1478 pts 9
これらのスコアは、Ryzen 7 6800HSがそのTDP 35Wクラスにおいて強力なマルチコア性能を有することを示している。シングルコア性能も良好だが、同世代のIntel Pコアと比較すると、同等のブースト周波数であっても若干下回る可能性がある。スコアは搭載されるノートPCの冷却性能や電力供給設定によって変動が見られるため、個別のレビューを参照することが重要である。
2.2. Geekbench 5
Geekbench 5は、暗号処理、画像処理、物理シミュレーションなど、多様なタスクにおけるCPU性能を測定するクロスプラットフォームのベンチマークである。シングルコアとマルチコアの両方のスコアを提供する。
Ryzen 7 6800HSのGeekbench 5(バージョン5)における典型的なスコアは以下の通りである。
- マルチコアスコア: 約8670~8800点 21
- シングルコアスコア: 約1500~1550点 (AC電源接続時。バッテリー駆動時は10-20%低下する可能性あり 28。比較データ 20 では約1508点)
Geekbench 5の結果も、Cinebench R23と同様に、Ryzen 7 6800HSの強力なマルチコア性能を裏付けている。シングルコア性能は競争力があるものの、IntelのAlder Lake Pコア(例:Core i7-1260P)と比較した場合、特定のテストでは差が見られる可能性がある 20。また、バッテリー駆動時にはパフォーマンスが低下する可能性がある点に留意が必要である 28。なお、Geekbenchにはバージョン6も存在するため、スコア比較時にはバージョンを確認する必要がある 25。
2.3. PassMark CPU Mark
PassMark CPU Markは、整数演算、浮動小数点演算、素数探索、文字列ソート、暗号化、圧縮、物理演算、拡張命令セットなど、多岐にわたるテストを実行するスイートである。シングルスレッド性能と総合的なCPU Markスコアを提供する。
Ryzen 7 6800HSのPassMarkスコアは以下の通りである。
- CPU Mark (マルチコア): 約22804~22843点 21
- CPU Mark (シングルスレッド): 約3190~3192点 27
- 個別テスト値 (例): 整数演算 84.7 GOps/sec, 浮動小数点演算 47.6 GOps/sec, 素数探索 56M Primes/sec, データ暗号化 18.1 GBytes/sec, データ圧縮 292.3 MBytes/sec, 物理演算 1015 Frames/sec 27
- CrossMark スコア: 1478点 (PassMarkと共に言及) 31
PassMarkのスコアも、特にマルチスレッドタスクにおける強力なCPU性能を裏付けている。シングルスレッドの評価も良好だが、一部の直接的な競合製品(例:Intel Core i7-12700H)と比較するとわずかに低い場合がある 32。詳細なテスト項目 27 は、圧縮や整数演算など、特定の処理における強みを示唆している。
2.4. その他のCPUベンチマーク (3DMark CPU Profileなど)
3DMark CPU Profileのようなベンチマークは、異なるスレッド数における性能のスケーリングをテストする。
- 3DMark CPU Profile (Max Threads): 6406点 11
- V-Ray Benchmark (CPU): Core i7-12700Hに僅差で劣るものの、非常に近いスコアを示す 34
3DMark CPU Profileのスコアは、UL Solutionsのベンチマークエコシステム内での比較に有用な、マルチスレッド能力に関するもう一つのデータポイントを提供する。V-Rayの結果は、より高いTDPを持つ競合製品に近い、強力なレンダリングポテンシャルを裏付けている。
2.5. 基本CPU性能まとめ
Ryzen 7 6800HSは、Cinebench R23、Geekbench 5 Multi、PassMark CPU Markといった様々なベンチマークにおいて、一貫して強力なマルチコア性能を示しており、TDP 35Wという電力枠内でマルチスレッドワークロードに適している。Zen 3+アーキテクチャによるシングルコア性能も全体的に良好だが、一部のテストではIntelのパフォーマンスコアにわずかに劣る場合がある。実際のパフォーマンスは、搭載されるノートPCの冷却システムや電力供給の実装によって変動する可能性がある。
前世代のRyzen 7 5800HSからは着実な性能向上を果たしており 30、より高いTDPを持つIntel Core i7-12700Hに対しても、特に電力効率の面で競争力のある性能を提供している 3。多くの場合、i7-12700Hよりも少ない消費電力で同等かそれに近い性能を発揮する 32。低消費電力のIntel Core i7-1260Pに対しては、マルチコア性能で明確に優位に立つ 20。
特筆すべきはその電力効率である。公称TDP 35Wでありながら、ベンチマークスコアではTDP 45W以上のCore i7-12700Hに迫ることが多い 3。PassMarkの比較では、i7-12700Hがマルチスレッドで約12%高速である一方、消費電力は約25%多いと指摘されている 32。これは、6nmプロセスを採用したZen 3+アーキテクチャ 1 が、Intelの10nm(Intel 7)プロセスに対して効率面で優位性を持つことを示唆している。Intel Pコアがシングルスレッド性能で優位に立つ場面もあるが 3、8つのZen 3+コアが35Wの枠内で提供するマルチスレッド性能は非常に競争力が高い。このため、バッテリー持続時間や薄型ノートPCの熱設計を重視するユーザーにとって、6800HSは同世代のIntel Hシリーズと比較して、高性能と高効率を両立する魅力的な選択肢となる。
(表: Ryzen 7 6800HS 基本CPUベンチマークスコア概要)
ベンチマーク | 代表的なスコア範囲/値 | 出典例 (Snippets) |
Cinebench R23 (Multi Core) | 14000 – 14500 pts | 1 |
Cinebench R23 (Single Core) | 1500 – 1560 pts | 3 |
Geekbench 5 (Multi Core) | 8600 – 8800 pts | 21 |
Geekbench 5 (Single Core) | 1500 – 1550 pts | 20 |
PassMark CPU Mark (Multi Core) | 22800 – 22850 pts | 22 |
PassMark (Single Thread) | 3190 – 3192 pts | 27 |
3DMark CPU Profile (Max Threads) | 6406 pts | 11 |
3. ゲーミングパフォーマンス (ディスクリートGPU搭載時)
ここでは、Ryzen 7 6800HSがディスクリートGPU(dGPU)と組み合わされた場合のゲーミングパフォーマンスを分析する。一般的な組み合わせであるNvidia GeForce RTX 3060、AMD Radeon RX 6700S、RX 6800Sに焦点を当てる。CPUは、特に低解像度や高フレームレートを目指す場合にGPUへのデータ供給が滞らないようにする(ボトルネックを防ぐ)役割を担う。AMD Radeon GPUとの組み合わせでは、AMD SmartShift MAX(CPUとGPU間の電力配分最適化)やSmart Access Memory(CPUからGPU VRAMへのフルアクセス)といった技術が利用可能であり、パフォーマンスに影響を与える可能性がある 4。
注意点として、フレームレート(FPS)は、プレイするゲーム、グラフィック設定、解像度、使用するdGPU、ノートPCの冷却性能、そしてGPUへの電力供給制限(Nvidiaの場合はTGP、AMDの場合はSmartShiftを含む総電力)に大きく依存する 39。したがって、異なるレビュー間での結果にはばらつきが生じうる。本項では、6800HSを搭載したシステムにおける一般的なパフォーマンス傾向を示すことに主眼を置く。
3.1. 主要ゲームタイトルにおけるフレームレート (1080p)
Full HD(1920×1080)またはそれに近い16:10解像度(1920×1200)でのパフォーマンスに焦点を当てる。この解像度では、CPU性能がフレームレートに影響を与えやすい傾向がある。
- 全般的な期待値: RTX 3060 / RX 6700S / RX 6800SといったdGPUと組み合わせることで、6800HSは多くの最新タイトルにおいて1080pで高いフレームレート(多くの場合60 FPSを大幅に超え、ゲームや設定によっては100 FPS以上)を実現できると期待される 40。
- Apex Legends: 高いFPSが期待され、設定やGPUによっては100 FPSを大きく超え、200 FPS以上に達する可能性もある 43。ただし、特定のレビュー 48 では、戦闘中にフレームレートが低下したり、スタッタリングが発生したりする事例も報告されており、これは個体差や熱の問題である可能性も考えられる。
- Cyberpunk 2077: 要求スペックが高いタイトル。RTX 3060/RX 6700S/6800Sとの組み合わせでは、設定を最適化すればプレイ可能なフレームレート(平均60 FPS前後)が期待できるが、高設定ではDLSS/FSRの利用が推奨される 49。
- Elden Ring: 高設定でプレイ可能であり、60 FPSを目指せると考えられる 49。
- その他のタイトル: Red Dead Redemption 2, Watch Dogs Legion, Assassin’s Creed Valhalla, Hitman 3, Days Gone, Resident Evil Village, Far Cry 6, Forza Horizon 5, God of Warなども、1080pでは概ね良好なパフォーマンスが期待できる 49。
総じて、Ryzen 7 6800HSは、ミドルレンジのdGPUと組み合わせた場合に1080pゲーミングの強固な基盤を提供する。この解像度では、ほとんどのシナリオでCPUが大きなボトルネックとなることは考えにくく、GPUがその性能を十分に発揮できる環境を提供する。ただし、48 で見られたようなパフォーマンスの問題は、個別の製品の熱設計や状態に起因する可能性も考慮すべきである。
3.2. 主要ゲームタイトルにおけるフレームレート (1440p)
QHD(2560×1440)またはそれに近い16:10解像度(2560×1600)でのパフォーマンスに焦点を当てる。この解像度では、一般的にGPU性能がフレームレートを決定する主な要因となる。
- 全般的な期待値: パフォーマンスは1080pよりも低下し、GPU性能への依存度が高まる。RTX 3060 / RX 6700Sは設定調整によりプレイ可能なフレームレート(多くの場合60 FPS)を目指し、RX 6800Sはより高いパフォーマンスを目標とする 40。ROG Zephyrus G14/G15のような6800HS搭載ノートPCは、しばしば1440p/1600pの高解像度ディスプレイを採用している 4。
- Apex Legends: 引き続き良好な動作が期待され、高リフレッシュレートディスプレイに適した高いFPSを維持できる可能性が高いが、1080pよりは低下する 43。
- Cyberpunk 2077: 1440pでは非常に要求スペックが高い。快適なプレイ(平均40-60 FPS程度)のためには、DLSS/FSRの利用と中~高設定への調整が必要となるだろう 50。あるレビュー 51 では、Zephyrus G14 (RX 6800S搭載と推測) で1600pネイティブ高設定ではプレイ不可(平均29 fps)と報告されている。
- Elden Ring: 60 FPSを目指せるが、設定の最適化が必要になる場合がある。
- Borderlands 3: あるレビュー 51 では、Zephyrus G14 (RX 6800S) で1600p解像度(”badass”プリセット)で平均46 fpsと報告されている。
1440p解像度では、GPUの能力(RTX 3060 vs RX 6700S vs RX 6800S)とその電力制限がパフォーマンスを支配する要因となる。Ryzen 7 6800HSは、これらのGPUに対して大きなボトルネックを生じさせることなく十分なデータ供給が可能であり、選択されたグラフィックスカードに見合った性能を発揮させるための基盤を提供する。
3.3. GPU別パフォーマンス傾向 (RTX 3060, RX 6700S, RX 6800S)
- RTX 3060 (Laptop): 6800HSとの組み合わせがよく見られるGPU 15。性能はTGP(Total Graphics Power)設定(例:80W vs 120W 54)によって大きく変動する。一般的に1080p高設定で強力な性能を発揮し、1440pでも設定調整により対応可能。NVIDIA DLSSによるパフォーマンス向上の恩恵を受けられる。
- RX 6700S: 薄型軽量ゲーミングノートPC向けに位置づけられるGPU 38。通常、80-100Wの電力範囲をターゲットとする 39。性能は、低TGP設定のRTX 3060と同等か、わずかに優れる場合がある 40。6800HSと組み合わせることで、FSRやAMD Smart Technologiesの恩恵を受けられる。3DMarkスコアでは、6800Sより約10-15%低い性能が示唆される 63。
- RX 6800S: RX 6700Sの上位に位置する薄型軽量向けGPU 4。SmartShift利用時には最大105Wまで動作可能 39。6700Sに対して約10-20%の顕著な性能向上を提供する 40。ミドルレンジのRTX 30シリーズLaptop GPUと効果的に競合する。
選択するdGPUがゲーミング体験を大きく左右する。Ryzen 7 6800HSは、これらのいずれのGPUも効果的にサポートする能力を持つ。特にRX 6x00Sシリーズは、6800HSが主戦場とする薄型軽量セグメント向けに調整された競争力のある性能を提供し、AMDプラットフォームの相乗効果を活用する。
3.4. ゲーミング性能分析
Ryzen 7 6800HSは、特に薄型軽量カテゴリにおいて、現代のゲーミングノートPCに適した有能なCPUである。RTX 3060、RX 6700S、RX 6800Sといった一般的なミドルレンジdGPUと組み合わせた際に、1080pおよび1440p解像度の両方で強力な性能を発揮するための十分な処理能力を提供し、大きなボトルネックとなることを回避する。実際のフレームレートは、特定のGPU、その電力制限、ゲーム設定、そしてノートPCの熱管理能力に大きく依存する。
注目すべき点として、ASUS Zephyrus G14 4 のようなノートPCにおける6800HSとRadeon RX 6000S GPU(6700S/6800S)の組み合わせは、AMDが高性能薄型軽量プラットフォームとして推進する「オールAMD」構成の代表例である。これらのシステムでは、SmartShift(CPUとGPU間の動的な電力配分)やSmart Access Memory(CPUからGPUメモリへのフルアクセス)といった技術 4 を活用し、CPUとGPU間の電力配分とデータ転送を最適化する。これは、AMD CPU + Nvidia GPUの組み合わせでは得られない相乗効果をもたらす可能性がある。SmartShiftはワークロードに応じて最も必要とされるコンポーネント(例:ゲーム中はGPU)により多くの電力を割り当て、Smart Access Memoryは特定のシナリオでデータ転送速度を向上させる可能性がある。したがって、「オールAMD」構成を選択することは、AMDエコシステム内での最適化を最大限に求めるユーザーにとって、特定のゲームやクリエイティブワークロードにおいてわずかながら性能や効率の面で利点をもたらす可能性がある。
(表: Ryzen 7 6800HS搭載ノートPC ゲーム別FPS比較 – 1080p)
ゲームタイトル | GPU | 一般的な設定 | 平均FPS範囲 (推定) | 出典例/備考 |
Apex Legends | RTX 3060 | 高/競技設定 | 140+ FPS | 43 (個体差あり) |
Apex Legends | RX 6700S | 高/競技設定 | 120+ FPS | 41 |
Apex Legends | RX 6800S | 高/競技設定 | 150+ FPS | 46 |
Cyberpunk 2077 | RTX 3060 | 中 + DLSS | 60-80 FPS | 50 (設定依存大) |
Cyberpunk 2077 | RX 6700S | 中 + FSR | 50-70 FPS | 49 (設定依存大) |
Cyberpunk 2077 | RX 6800S | 中/高 + FSR | 60-80 FPS | 50 (設定依存大) |
Elden Ring | RTX 3060 | 高 | 60 FPS (上限) | 49 (上限あり) |
Elden Ring | RX 6700S | 高 | 60 FPS (上限) | 49 (上限あり) |
Elden Ring | RX 6800S | 高 | 60 FPS (上限) | 49 (上限あり) |
Red Dead Redemption 2 | RTX 3060 | 高/バランス | 60-80 FPS | 50 |
Red Dead Redemption 2 | RX 6700S | 高/バランス | 55-75 FPS | 49 |
Red Dead Redemption 2 | RX 6800S | 高/バランス | 65-85 FPS | 50 |
その他多数 | 各GPU | 設定による | 変動 | 40 など参照 |
(表: Ryzen 7 6800HS搭載ノートPC ゲーム別FPS比較 – 1440p/1600p)
ゲームタイトル | GPU | 一般的な設定 | 平均FPS範囲 (推定) | 出典例/備考 |
Apex Legends | RTX 3060 | 中/高 | 100-140 FPS | 43 (設定依存) |
Apex Legends | RX 6700S | 中/高 | 90-130 FPS | 41 (設定依存) |
Apex Legends | RX 6800S | 中/高 | 110-150 FPS | 46 (設定依存) |
Cyberpunk 2077 | RTX 3060 | 低/中 + DLSS | 40-60 FPS | 50 (非常に要求高い) |
Cyberpunk 2077 | RX 6700S | 低/中 + FSR | 35-55 FPS | 49 (非常に要求高い) |
Cyberpunk 2077 | RX 6800S | 低/中 + FSR | 40-60 FPS | 50 (29 FPS @ 1600p 高設定ネイティブとの報告も) |
Elden Ring | RTX 3060 | 中/高 | 50-60 FPS | 49 (設定最適化必要か) |
Elden Ring | RX 6700S | 中/高 | 50-60 FPS | 49 (設定最適化必要か) |
Elden Ring | RX 6800S | 中/高 | 55-60 FPS | 49 (設定最適化必要か) |
Red Dead Redemption 2 | RTX 3060 | 中/バランス | 45-60 FPS | 50 |
Red Dead Redemption 2 | RX 6700S | 中/バランス | 40-55 FPS | 49 |
Red Dead Redemption 2 | RX 6800S | 中/バランス | 50-65 FPS | 50 |
Borderlands 3 | RX 6800S | Badass | 46 FPS (@1600p) | 51 |
その他多数 | 各GPU | 設定による | 変動 | 40 など参照 |
(注意: 上記FPS範囲は複数のレビューやGPU性能からの推定値であり、実際のパフォーマンスは個々のノートPCモデル、ドライバ、ゲームのバージョンによって異なります。)
4. 内蔵GPU Radeon 680M グラフィックス性能
Ryzen 7 6800HSの大きな特徴の一つが、RDNA 2アーキテクチャに基づく高性能な内蔵GPU「Radeon 680M」である。これは、ディスクリートGPUを搭載しない構成のノートPCや、バッテリー駆動時などdGPUが無効化される状況でのグラフィックス性能を決定づける重要な要素となる。RDNA 2アーキテクチャの採用は、従来のVegaベースの内蔵GPUからの飛躍的な性能向上を意味する 4。その性能はシステムメモリの速度(特にLPDDR5が有利)に大きく依存する点も特徴である 5。
4.1. グラフィックスベンチマーク (3DMark: Fire Strike, Time Spy, Night Raid, Wild Lifeなど)
3DMarkは、異なるAPI(DirectX 11, DirectX 12, Vulkan)や負荷(軽量級から重量級まで)におけるGPU性能を測定する標準的な合成ベンチマークである。
Radeon 680Mの主な3DMarkスコアは以下の通りである。
- 3DMark Fire Strike (GPU Score): 約7770点 12 (71の約27 FPSという値はスコアではなく、テスト中のフレームレートの可能性が高い)
- 3DMark Time Spy (Graphics Score): 約2194~2350点 6
- 3DMark Night Raid (GPU Score): 約30628点 12 (軽量テストとして参照される 72)
- 3DMark Wild Life (GPU Score): 約15470点 12
- 3DMark Wild Life Extreme (Unlimited Score): 約3796点 14
- 3DMark Steel Nomad Light (Unlimited Score): 約1430~2413点 12 (スコアにばらつきが見られる)
- 3DMark Solar Bay (GPU Score): 約10618点 12
これらのスコアは、Radeon 680Mが統合GPUとしては非常に高い性能を持つことを示している。前世代の統合GPUや、同世代のIntel Iris Xeグラフィックス(96EU)を大幅に上回る。その性能は、NVIDIA GeForce GTX 1650 12 やGTX 1050 Ti / GTX 1630 12 といったエントリーレベルのディスクリートGPUに匹敵するレベルに達しており、軽~中程度のゲームやGPUアクセラレーションを利用するタスクに対応できる能力を示唆している。
4.2. 実ゲームにおける描画性能 (ディスクリートGPU非搭載構成)
ここでは、Radeon 680Mのみを使用した場合の実際のゲームにおける描画性能(フレームレート)を、主に1080p解像度(または1920×1200)で設定を調整した場合について見ていく。
- ドラゴンクエストX: 最高品質で平均75FPS(とても快適)、低品質で平均105FPS(すごく快適)71
- ファイナルファンタジーXIV: 暁月のフィナーレ: 最高画質で平均37FPS(普通)、標準品質(ノートPC)で平均61FPS(快適)71。Mini PCでのテストでは標準品質(ノートPC)で平均70FPS(最低36FPS)との報告もある 73。FF14 黄金のレガシー(標準品質デスクトップ用)のスコアは6383 12。
- ストリートファイター V: 画質「中」でほぼ60FPS、画質「最高」で47FPS 71
- レインボーシックスシージ: 最高画質で平均56FPS、低画質で平均89FPS 71。別レビューでは1920×1200解像度の最高画質でも平均60FPS以上 4。
- Apex Legends: 最低画質で平均60FPS(最低38FPS)、最高画質で平均34FPS 71。別レビューでは1920×1200解像度の最高画質でも平均60FPS以上 4。
- VALORANT: 1920×1200解像度の最高画質で平均60FPS以上 4。軽量設定でプレイ可能との言及あり 74。
- 原神: 低画質で平均50FPS(最低37FPS)71
- モンスターハンターライズ: 中画質で平均83FPS(最低75FPS)、高画質では30FPS台 71
- Assetto Corsa: プレイ可能だが、常時60FPS維持には画質調整が必要な場合あり 71
- CarX Drift Racing Online: 普通程度の画質で平均52FPS、プレイ可能 71
- 崩壊:スターレイル: 高画質設定でほぼ60FPSを維持可能(比較的軽量なゲーム)71
Radeon 680Mは、統合GPUとしては驚くほど高いゲーミング性能を発揮する。多くの人気eスポーツタイトル(VALORANT, R6 Siege, Apex Legends, DQ Xなど)を1080p/1200p解像度で快適にプレイでき、多くの場合、高設定でも60FPSを超える 4。より要求スペックの高いAAAタイトル(FFXIV, MHRなど)では、滑らかな60FPSでのプレイを実現するために標準/中設定程度まで画質を下げる必要がある 71。原神のような要求の高いゲームも、低設定であればプレイ可能である 71。これにより、dGPUを搭載しない6800HS搭載ノートPCでも、カジュアルなゲームや比較的古いタイトルを楽しむことが現実的になる。
4.3. Radeon 680M 性能評価
Radeon 680M統合グラフィックスは、Ryzen 7 6800HSの主要な強みである。そのRDNA 2アーキテクチャは、従来の統合ソリューションやIntel Iris Xeと比較して性能面で大きな飛躍をもたらし、軽量タイトルでの1080pゲーミングや、一部の最新ゲームを低設定でプレイすることを現実的な選択肢とした。これにより、特に電力消費の大きいdGPUを必要としないユーザーにとって、6800HSを搭載した薄型軽量ノートPCの価値提案が大幅に向上した。性能はRAM速度とノートPCの電力/熱制限に強く影響される。
Radeon 680Mの登場は、そのリリース時期において、統合グラフィックス性能におけるAMDのリーダーシップを再確立した。これにより、Ryzen 6000U/HSプロセッサー(特にフルスペックの12 CUを持つRyzen 7/9)は、ポータブルゲーミングデバイスや高性能な超薄型ノートPC市場で高い需要を集めることになった 5。それ以前は、統合グラフィックスで最新ゲームを満足にプレイすることは困難であり、少しでもゲームをプレイしたい場合はディスクリートGPUが必須と考えられていた。しかしRadeon 680Mは、設定を調整すれば多くのタイトルで1080p/60FPS以上でのプレイが可能であることを示した 4。この能力は、スペース、電力、冷却に制約のある薄型軽量ノートPCや携帯型ゲーミングPC 5 において特に価値が高い。結果として、Radeon 680Mの高性能化は、高性能な超薄型ノートPC市場を拡大させ、統合グラフィックスに対する期待の基準を引き上げた。ユーザーは、生産性と軽~中程度のゲーミングを一台の薄型デバイスでこなせるようになり、別途ゲーミングマシンを用意したり、低性能なdGPUを搭載したかさばるノートPCを選択したりする必要性を低減させた。
(表: Radeon 680M ゲーム別FPS比較 – フルHD)
ゲームタイトル | 解像度 | 設定レベル | 平均FPS (目安) | 出典例 (Snippets) |
ドラゴンクエストX | 1920×1080 | 最高品質 | 75 FPS | 71 |
ドラゴンクエストX | 1920×1080 | 低品質 | 105 FPS | 71 |
ファイナルファンタジーXIV (暁月) | 1920×1080 | 標準品質 (ノート) | 61 FPS | 71 |
ファイナルファンタジーXIV (暁月) | 1920×1080 | 最高画質 | 37 FPS | 71 |
ストリートファイター V | 1920×1080 | 中 | ~60 FPS | 71 |
ストリートファイター V | 1920×1080 | 最高 | 47 FPS | 71 |
レインボーシックスシージ | 1920×1080 | 最高画質 | 56 FPS | 71 |
レインボーシックスシージ | 1920×1200 | 最高画質 | 60+ FPS | 4 |
Apex Legends | 1920×1080 | 最低画質 | 60 FPS | 71 |
Apex Legends | 1920×1200 | 最高画質 | 60+ FPS | 4 |
VALORANT | 1920×1200 | 最高画質 | 60+ FPS | 4 |
原神 | 1920×1080 | 低画質 | 50 FPS | 71 |
モンスターハンターライズ | 1920×1080 | 中画質 | 83 FPS | 71 |
モンスターハンターライズ | 1920×1080 | 高画質 | ~30s FPS | 71 |
5. 競合CPUとの性能比較
Ryzen 7 6800HSの市場における位置づけを理解するため、同時期に利用可能だった主要な競合CPUとの性能を、比較レビューのベンチマーク結果に基づいて比較する。
5.1. vs Intel Core i7-12700H
Intel Core i7-12700Hは、高性能ノートPCセグメントにおける直接的な競合製品である(Alder Lake-Hアーキテクチャ、公称TDP 45W、6 Pコア + 8 Eコア = 合計14コア/20スレッド)。
- Cinebench R23 マルチコア: 一般的にi7-12700Hの方が高いスコア(約15453~18244点)を示し、6800HS(約14055~14496点)に対して約15~32%高速であるとされる 3。
- Cinebench R23 シングルコア: i7-12700Hの方が高いスコア(約1731~1806点)を示し、6800HS(約1503~1559点)に対して約15%高速であるとされる 3。
- PassMark CPU Mark マルチコア: i7-12700Hの方が高いスコア(約25857~26104点)を示し、6800HS(約22804点)に対して約12~13%高速である 3。
- PassMark シングルスレッド: i7-12700Hの方が高いスコア(約3580点)を示し、6800HS(約3190点)に対して約10%高速である 3。
- Geekbench 5: マルチコア、シングルコア共にi7-12700Hの方が高いスコアを示す傾向がある(例:マルチコアで11276 vs 8834、シングルコアで1731 vs 1503 22)。
- 消費電力: 一般的にi7-12700Hの方が消費電力が多い 32。ただし、特定の条件下(例:同じ45W制限下)では性能が近接するとの指摘もある 3。一方で、持続的な負荷下ではi7-12700Hの方が高温になりやすく、サーマルスロットリングが発生しやすい可能性も示唆されている 2。
Core i7-12700Hは、より多いコア/スレッド数(Pコア+Eコア構成)と強力なシングルコアIPCにより、マルチコア・シングルコアの両ベンチマークにおいて、一般的に6800HSよりも高いピーク性能を発揮する。しかし、Ryzen 7 6800HSも非常に競争力があり、特に公称TDPが低い(35W vs 45W)点を考慮すると、その性能は注目に値する。6800HSはしばしばより優れた電力効率を示し、熱的に制約のある薄型デザインにおいては、より安定した持続性能を発揮する可能性がある 2。
5.2. vs Intel Core i7-1260P / i7-12650H
Intelの薄型高性能向けPシリーズ(公称TDP 28W)およびHシリーズ下位モデルとの比較を行う。
- Core i7-1260P: Alder Lake-Pアーキテクチャ、公称TDP 28W、4 Pコア + 8 Eコア = 合計12コア/16スレッド。
- Core i7-12650H: Alder Lake-Hアーキテクチャ、公称TDP 45W、6 Pコア + 4 Eコア = 合計10コア/16スレッド。
vs Core i7-1260P:
- PassMark CPU Mark マルチコア: 6800HS(約22804点)はi7-1260P(約18106点)より約26%高速 37。
- PassMark シングルスレッド: スコアは同等レベル 37。
- Cinebench R23 マルチコア: 6800HS(平均約12728点)はi7-1260P(約8107~9743点)より約31%高速 20。
- Cinebench R23 シングルコア: i7-1260P(約1591~1737点)の方が6800HS(約1508点)より高速な場合がある 20。
- Geekbench 5 マルチコア: 6800HS(約8670点)はi7-1260P(約7970点)より高速 20。
- Geekbench 5 シングルコア: i7-1260P(約1551~1737点)の方が6800HS(約1508点)より高速な場合がある 20。
- 消費電力: 6800HSはi7-1260PのベースTDPよりも約22%多くの電力を消費する 37。
vs Core i7-12650H:
- Cinebench R23 マルチコア: 6800HS(約14055点)はi7-12650H(約12071点)より約16%高速 76。
- Photoshop: i7-12650Hの方がわずかに(0.5秒)高速 76。
- TDP: 6800HS(35W)はi7-12650H(45W)より公称TDPが低い 76。
Ryzen 7 6800HSは、8つのフル性能コア(対するi7-1260Pは4P+8E)により、マルチスレッドタスクにおいてCore i7-1260Pを明確に上回る。シングルコアの瞬間的な性能ではi7-1260Pが優位に立つ場面もあるが、総合的なマルチコア性能では6800HSが勝る。Core i7-12650Hと比較すると、6800HSはより低い公称TDPで優れたマルチコアレンダリング性能(Cinebench)を提供するが、Photoshopのような特定のアプリケーションではIntel CPUがわずかに高速な場合もある。これにより、6800HSは薄型ノートPCにおけるマルチスレッドワークロードにおいて、IntelのPシリーズおよびHシリーズ下位モデルに対して強力な競争力を持つことがわかる。
5.3. vs AMD Ryzen 7 5800HS (前世代比較)
Ryzen 5000シリーズ(Zen 3アーキテクチャ、7nmプロセス)の直接的な前世代モデルとの比較。
- PassMark CPU Mark マルチコア: 6800HS(約22804点)は、5800HS(Creator Editionで約21166点)に対して顕著な性能向上(記事タイトルで約23% 35、CE版比で約7.4% 30)を示す。
- Cinebench R23: 6800HS(約14000点以上)は、5800HS(典型的なスコアは約12000~13000点、例として5900HSが13154点 23)からの改善を示す。23 では6900HSが5900HSに対して約6~7%の向上とされている。
- アーキテクチャ: Zen 3+ (6nm) vs Zen 3 (7nm)、およびRDNA 2 iGPUの追加。
Ryzen 7 6800HSは、5800HSと比較して、主にアーキテクチャの微調整と6nmプロセスによる持続クロック向上の可能性により、CPU性能において着実な、しかし劇的ではない向上を提供している。最も大きなアップグレードは、5000シリーズのVega iGPUと比較して圧倒的に優れたRadeon 680M統合グラフィックスである。
5.4. vs AMD Ryzen 7 6800H (TDP違い比較)
同じチップのTDP 45W版であるRyzen 7 6800Hとの比較。
- Cinebench R23 マルチコア: スコアは非常に近い。6800H(14343点)は6800HS(14055点)よりわずか約2%高速 1。一部のソースでは6800Hは約13891~14135点 3。
- Photoshop: あるテストでは、6800HSの方が6800Hよりもわずかに(約0.2秒)高速だった 1。
- PassMark CPU Mark マルチコア: 6800H(約23198点)は6800HS(約22829点)より約1.6%高速 29。
- TDP: 35W (HS) vs 45W (H) 1。
公称TDPに10Wの差があるにもかかわらず、6800HSと6800Hの間の性能差は多くのベンチマークで最小限である 1。これは6800HSの効率の高さを示しており、より少ない電力でほぼ同等の性能レベルを達成している。どちらを選択するかは、顕著な性能差よりも、ノートPCのフォームファクタや冷却能力に依存する可能性が高い。6800Hは、冷却が十分なシステムにおいて、要求の厳しい長時間のタスクでわずかに高いクロックを維持できる可能性がある。
5.5. 競合比較まとめ
Ryzen 7 6800HSは、薄型軽量パフォーマンスノートPC市場において強力な地位を築いている。IntelのPシリーズ(1260P)を上回り、Hシリーズ下位モデル(12650H)と十分に競合し、より高いTDPを持つi7-12700Hに対しても効率や特定のシナリオでの持続性能で挑戦する、優れたマルチコア性能を提供する。シングルコア性能は良好だが、ピーク性能ではIntel Pコアにわずかに劣る場合がある。前世代(5800HS)からはCPU性能が着実に向上し、iGPU性能は革命的な進化を遂げた。より高いTDPを持つ兄弟モデル(6800H)とはほぼ同等の性能を発揮し、その効率性を際立たせている。
6800HSの主な競争優位性は、強力なマルチコア性能、クラスをリードする統合グラフィックス(Radeon 680M)、そして優れた電力効率(ワットパフォーマンス)の組み合わせにある。これにより、性能、バッテリー寿命、熱的制約のバランスを取る必要がある多用途な薄型軽量ノートPCにとって理想的な選択肢となっている。Intelの第12世代はピーク性能で強力だったが、しばしば高い消費電力と発熱を伴った 2。Intel Pシリーズは電力バランスに優れていたが、HSシリーズに比べてマルチコア性能で劣った。AMDの6800HSはこのギャップを埋め、従来の45W Hシリーズに近いマルチコア性能を35Wの枠内で実現し、さらに優れた統合グラフィックスを組み合わせた。この組み合わせは、携帯性(薄さ、軽さ、バッテリー寿命)と要求の厳しいタスク(マルチスレッドワークロード、dGPUなしでの中程度のゲーミング)の両方を求めるノートPCにとって特に魅力的である。結果として、Ryzen 7 6800HSは、多くの競合製品よりもバランスの取れたパッケージを提供することで、プレミアムな薄型軽量ノートPC市場で独自の地位を確立した。ユーザーは、強力なマルチコア性能、優れたiGPU性能、良好な効率性のいずれかを大きく犠牲にすることなく、これらすべてを兼ね備えた多用途なマシンを手に入れることが可能になった。
(表: Ryzen 7 6800HS vs 競合CPU ベンチマーク比較)
CPUモデル | 主な仕様 (コア/スレッド, TDP) | Cinebench R23 Multi (pts) | Cinebench R23 Single (pts) | PassMark Multi (pts) | PassMark Single (pts) | 出典例 (Snippets) |
Ryzen 7 6800HS | 8C/16T, 35W | ~14000-14500 | ~1500-1560 | ~22800 | ~3190 | 1 |
Core i7-12700H | 14C(6P+8E)/20T, 45W | ~15400-18200 | ~1730-1810 | ~25800-26100 | ~3580 | 3 |
Core i7-1260P | 12C(4P+8E)/16T, 28W | ~8100-9700 | ~1550-1740 | ~18100 | ~3200 (推定) | 20 |
Core i7-12650H | 10C(6P+4E)/16T, 45W | ~12000 | (データ不足) | ~22200 | (データ不足) | 29 |
Ryzen 7 5800HS | 8C/16T, 35W | ~12000-13000 | ~1450 | ~21100 (CE) | ~3200 | 23 |
Ryzen 7 6800H | 8C/16T, 45W | ~13900-14300 | ~1500 | ~23200 | ~3240 | 1 |
(注意: 上記スコアは複数の情報源からの代表値または範囲であり、個々のテスト環境によって変動します。)
6. クリエイティブ・生産性アプリケーション性能
合成ベンチマークだけでなく、実際のアプリケーションにおけるパフォーマンスを評価することも重要である。ここでは、動画編集、写真編集、オフィスワーク、プログラミングといったクリエイティブおよび生産性タスクにおけるRyzen 7 6800HSの性能を検証する。
6.1. 動画編集 (Premiere Proなど)
Adobe Premiere Proのような動画編集ソフトウェアは、CPU(特にレンダリングやエンコードにおけるマルチコア性能)とGPUアクセラレーションの両方から恩恵を受ける。
- PugetBench for Premiere Pro (Standard Overall Score): スコアは組み合わせるdGPUによって大きく変動する。
- RX 6700S搭載時: 約566点 (旧バージョン 0.95.5) 66
- RTX 3080 Laptop GPU搭載時: 約480点 (新バージョン 0.98) 78 (ベンチマークバージョンの違いによりスコアは直接比較できない点に注意)
- RTX 3070 Ti Laptop GPU搭載時 (6800H): 約591点 (0.98) 57
- RTX 3060 Laptop GPU搭載時 (6800H): 約500~570点 (0.98) 57
- RTX 3050 Ti Laptop GPU搭載時 (6800H): 約594点 (旧バージョン 0.95.4) 79
- RTX 2050搭載時 (6800H): 約370点 (0.98) 57
- iGPU (Radeon 680M) またはローエンドdGPUの場合: 大幅に低いスコアが予想される(例: Creator Edition (iGPU?) で275点 80)。
- 全般的な能力: 動画編集に適しており、特に高性能なdGPUと組み合わせることでその能力を発揮する 15。旧世代CPUと比較してレンダリング時間を短縮できる可能性がある 3。4K編集にも対応可能だが、パフォーマンスは使用するコーデック、エフェクト、GPUに大きく依存する 57。
- Adobe推奨スペック: Premiere Proの推奨動作環境(Ryzen 1000シリーズ以降)を満たしている 85。
- Mini PCでの利用: Mini PCのような小型筐体でも、「簡単な動画編集」81 や「4K動画編集」82 が可能とされる。Mini PCのレビュー 9 では、iGPUアクセラレーションを利用して、比較的短時間(例:プロジェクトに対し5~6分)での書き出しが可能であることが示されている。
Ryzen 7 6800HSは動画編集タスクに適したプロセッサーである。その強力なマルチコア性能はレンダリングやエンコードに有利に働く。しかし、Premiere Pro全体のパフォーマンス(PugetBenchスコアで測定)は、組み合わせるディスクリートGPUに大きく左右される。ミドルレンジからハイエンドのdGPU(RTX 3060/3070Ti/3080, RX 6700S/6800Sなど)を搭載したシステムは、特に複雑なタイムラインや高解像度素材を扱う場合、iGPUのみに依存するよりもはるかにスムーズな編集体験を提供する。
6.2. 写真編集 (Photoshop, Lightroomなど)
Adobe PhotoshopやLightroomのような写真編集ソフトウェアは、シングルコア性能とマルチコア性能の両方、さらに特定のフィルターやタスクにおけるGPUアクセラレーションを利用する。
- PugetBench for Photoshop: (6800HS固有のスコアは見つからなかったが、比較データあり)。あるテストではCore i7-12650Hが6800HSよりわずかに(0.5秒)高速だった 76。別のテストでは6800HSが6800Hよりわずかに高速だった 1。
- UL Procyon Photo Editing Benchmark (Photoshop & Lightroom Classic):
- Ryzen 7 6800HS + RTX 3070Ti: 8444 pts 18
- Ryzen 7 6800U (類似CPU、iGPUは下位): 6923 pts (Yoga 770), 5827 pts (Zenbook S13 OLED) 18
- dGPU搭載時に特に高い性能を示す。
6800HSは写真編集ワークフローに対して堅実なパフォーマンスを提供する。一部のIntel CPUが特定のPhotoshopタスクで強力なシングルコア速度によりわずかな優位性を示す可能性はあるが 76、全体的な体験はスムーズであるはずだ。UL Procyonベンチマークは、特にLightroomやPhotoshopフィルターでのアクセラレーションのためにdGPUと組み合わせた場合に、高い能力を示している。
6.3. オフィスワーク・総合性能 (PCMark 10など)
PCMark 10のようなベンチマークを用いて、ウェブブラウジング、ビデオ会議、スプレッドシート、ワープロといった一般的な生産性タスクにおけるシステムの応答性や総合的な性能を評価する。
- PCMark 10 Extended: (6800HS固有のスコアは見つからず)。関連CPU(Ryzen 7000シリーズ、Intel第13世代)を含む比較では、テスト項目によって優劣が入れ替わる複雑な結果が示されている。AMDはDigital Content Creationで強みを見せることが多いが、他の項目ではIntelがリードする可能性もある 86。全般的には、日常的なタスクをスムーズにこなせる高いスコアが期待される。
- PCMark 10 Standard/Essentials/Productivity: 高いスコアが期待され、一般的な用途への適合性を示す 6。
特定のPCMark 10 Extendedスコアは見つからなかったものの、6800HSの強力な基本CPU性能から、標準的なオフィスワークや生産性タスクはすべて快適に処理できると考えられる。ウェブブラウジング、ドキュメント編集、マルチタスクにおいて非常に応答性の高い体験を提供するはずである。
6.4. プログラミング・ビルド関連
ソフトウェア開発タスク(コードのコンパイル(ビルド時間)、IDEの実行、仮想化など)への適合性を考察する。これらのタスクは、高いマルチコア性能と高速なストレージから恩恵を受けることが多い。
- データ: (コンパイル時間のような具体的なベンチマークデータは見つからず)。
- 推論: 8コア/16スレッド構成 3 と強力なマルチコアベンチマークスコア(Cinebench, PassMark)から、6800HSは大規模プロジェクトのコンパイルのようなCPU負荷の高いプログラミングタスクに適していると考えられる。高速なメモリ(DDR5/LPDDR5)7 とPCIe 4.0 SSDのサポート 7 も、効率的な開発ワークフローに貢献する。
コア仕様(8C/16T Zen 3+)と強力なマルチコアベンチマーク結果に基づき、Ryzen 7 6800HSはプログラミングやソフトウェア開発にとって非常に有能なプロセッサーであると期待される。要求の厳しいIDE、複数の開発ツール、中~大規模のコンパイルタスクを効率的に処理できるはずである。
6.5. 生産性タスク性能評価
Ryzen 7 6800HSは、幅広いクリエイティブおよび生産性アプリケーションで優れた性能を発揮する多才なプロセッサーである。その強みは、動画レンダリング、コードコンパイル、ヘビーマルチタスクに有利な堅牢なマルチコア性能にある。一部の特定のタスク(特定のPhotoshop操作など)では、シングルコア速度で最上位のIntel競合製品にわずかに劣る可能性はあるものの、クラス全体としては優れたパフォーマンスを提供する。強力なRadeon 680M iGPUは、dGPUなしでもタスクを高速化することで付加価値を高めている。
6800HSは、薄型軽量ノートPCにとって大きな前進を意味した。従来はより厚く重いマシンが必要だったり、大幅な妥協が必要だったりした要求の厳しいクリエイティブワークロード(中程度の4K動画編集や複雑な写真編集など)を、これらのポータブルなデバイスで処理することを可能にした。その効率性により、一部の高出力な代替品ほど劇的に携帯性やバッテリー寿命を犠牲にすることなく、このパフォーマンスを実現できる。具体的には、従来、薄型軽量ノートPCは低消費電力CPU(Intel Uシリーズなど)を採用することが多く、動画レンダリングのような持続的なクリエイティブワークロードには苦戦していた。性能を求めるユーザーは、よりかさばるHシリーズ搭載ノートPCを受け入れる必要があった。6800HS(およびその35W TDPクラス)はこのギャップを埋め、従来の45W Hシリーズチップに近い性能を、よりスリムなデザインに適した電力効率の高いパッケージで提供した。さらに、強力なiGPU(Radeon 680M)はその能力をさらに高め、dGPUなしでも十分なGPUアクセラレーションを可能にし、超薄型ノートPCでのエントリーレベルのクリエイティブワークをより現実的なものとした。これにより、Ryzen 7 6800HSはポータブルな領域におけるクリエイティブパワーの普及に貢献した。本格的な生産性、クリエイティブワーク、そしてゲーミングまでこなせる「万能」な薄型軽量ノートPCという新しいクラスを可能にし、ユーザーが性能か携帯性のどちらかを大きく妥協する必要性を低減させた。
(表: Ryzen 7 6800HS クリエイティブ/生産性ベンチマーク)
ベンチマーク | 構成例 | スコア/結果 (目安) | 出典例 (Snippets) | 備考 |
PugetBench Premiere Pro (0.98) | +RTX 3080 Laptop GPU | ~480 | 78 | スコアはGPU依存大。バージョン注意。 |
PugetBench Premiere Pro (0.95.x) | +RX 6700S | ~566 | 66 | 旧バージョン。 |
PugetBench Premiere Pro (0.95.x) | iGPU? (Creator Edition) | ~275 | 80 | iGPUのみでは大幅に低下。 |
UL Procyon Photo Editing | +RTX 3070Ti | 8444 | 18 | Photoshop & Lightroom Classicを使用。 |
Photoshop 比較 | vs i7-12650H | 12650Hが僅かに高速 (0.5秒差) | 76 | 特定タスクでの比較。 |
V-Ray Benchmark (CPU) | – | i7-12700Hに僅差で次ぐ | 34 | レンダリング性能。 |
PCMark 10 Extended | (データ不足) | (高スコア期待) | 86–89 (関連CPU比較) | 総合的なPC性能。 |
7. 消費電力・発熱・サーマルスロットリング
薄型軽量デザインにおいては、プロセッサーの熱挙動、消費電力、そして負荷時の性能安定性が極めて重要となる。ここでは、Ryzen 7 6800HS搭載ノートPCのこれらの側面を分析する。
7.1. 消費電力特性
アイドル時、通常使用時、高負荷時といった異なる状況下での消費電力特性を調査する。
- 公称TDP: 35W 1
- ピーク/ブースト電力: 公称TDPを短時間、または冷却が許す限り大幅に超える可能性がある(例:関連する7735HSでは最大54Wとの言及あり 93)。Mini PCのレビューでは、Cinebench負荷時にCPUパッケージパワーが45~50Wに達し、システム全体の消費電力は最大75Wに達したことが示されている 9。ゲーミング負荷時(6800H)では、GPUがアクティブな間、CPUパッケージパワーは約30~33Wで推移した 2。
- アイドル電力: 低い一桁台(例:Mini PCでシステムアイドル時6W程度との言及あり)9
- 効率: 6nmプロセスとZen 3+の最適化により、一般的に効率が良いとされる 2。同等の性能レベルにおいて、i7-12700Hよりも消費電力が少ないことが多い 32。
Ryzen 7 6800HSは公称TDP 35Wであるが、ブースト時にはノートPCの電力プランや熱的余裕に応じて、これを大幅に上回る電力を消費することがある。その効率性は重要な特徴であり、一部の競合製品に見られるような持続的な高消費電力を伴わずに、強力な性能を発揮することが多い。アイドル時の消費電力は低く、良好なバッテリー寿命の可能性に貢献する。
7.2. CPU温度と冷却挙動
負荷時の典型的なCPU動作温度と、ノートPCの冷却システムがどのように熱を管理するかを調査する。
- 負荷時温度: 特に小型筐体では、持続的な負荷下で高温に達する可能性がある。
- Mini PC (Cinebench マルチコア): 95℃に達し、熱的限界を示唆 9。シングルコアでは80℃台で安定 9。
- Mini PC (FFXIV 最高品質): 89℃に到達 9。
- Mini PC (動画書き出し): 主に70℃台で推移、時折80℃台や90℃台へのスパイクあり 9。
- ROG Flow X16 (Cinebench 10分間): CPU平均 82.3℃ 94。
- ASUS TUF A15 (ゲーミング, 6800H): CPUは93℃の上限に達した 2。
- ROG Zephyrus G14/G15: レビューでは負荷時のファンノイズに言及しつつも、ベイパーチャンバー、液体金属(一部モデルのCPUに採用 38)、アンチダストトンネルなどによる効果的な冷却を評価 38。ただし、筐体表面の熱は依然として感じられることがある 42。
他の多くの高性能ノートPC用CPUと同様に、6800HSは持続的な重負荷下、特に小型筐体では高温で動作する可能性があり、熱的限界(多くの場合95℃前後)に達することがある。性能は、ノートPCの冷却ソリューション(ヒートパイプ、ファン、ベイパーチャンバー、液体金属など)の効果に大きく依存する。一部の直接的な競合製品(例:i7-12700H)と比較して、同様のシナリオでわずかに低温で動作する可能性もあるが 2、性能を維持するためには熱管理が不可欠である。負荷時のファンノイズは想定される 42。
7.3. 高負荷時の性能維持 (サーマルスロットリング)
長時間の重いタスク中に、熱的限界によってCPUがクロック速度を低下させる(スロットリングする)かどうか、そしてそれがパフォーマンスに与える影響を調査する。
- スロットリングの証拠: Mini PCのレビューでは、Cinebench R23マルチコアで95℃に達し、性能制限が発生したことが明記されている 9。そのデバイスでは、常に最大負荷がかかる用途は避けるべきと示唆されている 9。
- 比較: ある比較レビュー 2 では、ゲーミング中に6800H(TUF A15搭載)が、i7-12700H(TUF F15搭載)よりも高く安定したクロックを維持したことが示唆されている。i7-12700Hはより大きなクロック変動を示し、100℃を超えることもあった。これは、その特定の比較において、Ryzenチップが熱負荷をよりうまく処理したことを意味する可能性がある。
- 安定性: 一部のレビューでは6800HSの安定性が評価されている 17。
Ryzen 7 6800HSにおいて、サーマルスロットリングは、特に非常に薄いノートPCやMini PCで、長時間の全コア負荷(長時間のレンダリングやストレステストなど)がかかる場合に発生する可能性がある 9。しかし、一部の競合製品と比較して、ゲーミングのような要求の厳しいシナリオでは、その効率性のおかげで、より安定したクロック速度を示し、スロットリングの度合いが少ない可能性がある 2。スロットリングの程度は、特定のノートPCの設計と冷却能力に大きく依存する。
7.4. 熱・電力管理に関する考察
Ryzen 7 6800HSは、薄型軽量ノートPCにとって挑戦的な熱的条件下で動作する。その6nm Zen 3+アーキテクチャは優れた効率を提供し、35W TDPで強力な性能を発揮するが、ブースト時には依然としてかなりの熱を発生させる可能性があり、冷却能力の低いシステムではサーマルスロットリングにつながる可能性がある。その潜在能力を最大限に引き出し、持続させるためには、効果的な熱管理(ベイパーチャンバー、液体金属、良好なエアフロー設計など)が不可欠である。同世代のIntel Core i7-12700Hと比較して、同様のゲーミング負荷下ではわずかに低温で動作し、スロットリングが少ない傾向が見られることがあり 2、熱的に制限されたシナリオにおけるワットパフォーマンスの優位性を示している。
重要なのは、Ryzen 7 6800HS搭載ノートPCの成功は、メーカーによる電力プランと冷却の実装に大きく左右されるという点である。優れた設計のシステムは、6800HSがその潜在能力に近い性能を一貫して発揮することを可能にするが、冷却が不十分なシステムでは、持続的な負荷下でパフォーマンスが大幅に抑制され、低消費電力CPUに対する利点が失われる可能性がある。したがって、実際の持続性能を理解するためには、特定のノートPCモデル(Zephyrus G14/G15, Flow X16など)のレビューを参照し、負荷時の熱性能とスロットリング挙動に注意を払うことが極めて重要となる。単にRyzen 7 6800HSを搭載しているという情報だけでは、その正確な持続性能を予測するには不十分であり、メーカーがCPUの潜在能力を効果的に引き出せているかを確認する必要がある。
8. 総合評価:レビューに基づく長所と短所
様々な日本のテクノロジーレビューサイトやブログからの意見や調査結果を統合し、Ryzen 7 6800HSの長所と短所についてバランスの取れた視点を提供する。
8.1. 各レビューサイトにおける評価
- PC Watch: Radeon 680Mの強力な性能を強調 4。Zephyrus G14/Flow X13のような薄型ノートPCにおける良好な性能/効率バランスを評価 4。Intelに対する6800HSの性能について言及 2。特定のノートPC実装を称賛 16。
- ASCII.jp: 5000シリーズからの性能向上に言及 23。ROGノートPCにおけるCPU/GPUの組み合わせについて議論 8。Intelとの性能比較を実施 34。
- Usshi-na-Life: 特定のノートPC(ROG Flow X16, Zenbook S13)のベンチマークスコア(Cinebench, Procyon)を提供 17。安定性を評価 17。一部モデルの熱や指紋の付きやすさについて言及 17。
- Komameblog: 特定のノートPC(Victus 16, ROG Flow X16)をレビュー 94。ベンチマークデータと使用感を提供。一部モデルの欠点(例:Victus 16の画面/ビルド品質)について指摘 95。
- Chimolog: Radeon 680Mの詳細なベンチマークと比較 12。
- OkiniiriPasokon: Radeon 680Mの詳細なゲーミングベンチマーク 71。
- For-Real.jp: 比較対象CPUのベンチマークスコアを提供 77。
- Blog.Geekom.jp: 6800H/HSをMini PC/ノートPC向けのバランスの取れた効率的な選択肢として位置づけ、クリエイティブワークへの適性を評価 3。
- YouTubeレビュー (戸田覚氏など): しばしば特定のデバイス(GEEKOM A6のようなMini PC 82)に焦点を当て、価格対性能比、使いやすさ、潜在的な熱的制約などを評価 9。
- 全般的な評価: 全体的に肯定的であり、強力なiGPU、良好なマルチコア性能、優れた効率性を強調。多用途な薄型軽量パフォーマンスノートPCや高性能Mini PCのキーコンポーネントとして評価されている。
8.2. Ryzen 7 6800HSの主な長所
- 強力なマルチコア性能: TDP 35Wクラスとしては優れたマルチスレッドタスク性能 3。
- クラスをリードする統合グラフィックス (Radeon 680M): dGPUなしでも十分な1080pゲーミングやGPUアクセラレーションを可能にする 4。
- 優れた電力効率: 良好なワットパフォーマンスを発揮し、効率指標で競合を上回ることが多い 1。良好なバッテリー寿命に貢献する可能性がある 5。
- 最新のプラットフォーム機能: DDR5/LPDDR5メモリ、PCIe 4.0、USB4(対応可能性あり)をサポート 1。
- 多用途性: 生産性タスク、クリエイティブワークからゲーミング(特にdGPU搭載時、iGPUでも軽度なもの)まで幅広い用途に適している 3。
- 競争力のある位置づけ: 特にマルチコア効率と統合グラフィックスにおいて、Intelの第12世代PシリーズおよびHシリーズ下位モデルに対して強力な製品となっている 20。
8.3. Ryzen 7 6800HSの主な短所・注意点
- シングルコア性能: 良好ではあるが、ピーク時のシングルスレッドベンチマークではIntelのPコアにわずかに劣る場合がある 3。
- 熱感受性: パフォーマンスはノートPCの冷却ソリューションに大きく依存する。薄型筐体やMini PCでは持続的な負荷下でスロットリングする可能性がある 2。潜在能力を最大限に引き出すには優れた熱設計が必要。
- 入手可能性/構成: しばしば特定のプレミアム薄型軽量モデル(ASUS ROG Zephyrus/Flowなど)に搭載される。構成オプションが特定のノートPCラインナップに限定される場合がある。
- iGPU性能は高速RAMに依存: Radeon 680Mの性能は、高速なデュアルチャネルDDR5またはLPDDR5メモリから大きな恩恵を受ける 5。低速またはシングルチャネルRAMを搭載したシステムでは、iGPU性能が低下する。
9. 結論と推奨用途
AMD Ryzen 7 6800HSは、そのリリース時において薄型軽量パフォーマンスノートPCにとって大きな前進を示した、非常に高性能かつ効率的なモバイルプロセッサーである。その主な強みは、強力な8コア/16スレッドのZen 3+ CPU性能、革命的なRadeon 680M統合グラフィックス、そして優れた電力効率にある。要求の厳しい生産性タスク、コンテンツ作成、そしてゲーミングに適したバランスの取れたプロファイルを提供する。
理想的な用途:
- プレミアム薄型軽量ノートPC: 従来のゲーミングノートPCのようなかさばりを避けつつ、仕事、クリエイティブ作業、中程度のゲーミングに対応できる強力な性能を必要とするユーザー向け(例:ASUS ROG Zephyrus G14/G15, Flow X13/X16, Zenbook Sシリーズなど)。
- ポータブルゲーミング: 適切なdGPU(RX 6700S/6800S, RTX 3060など)と組み合わせることで、外出先での1080pおよび1440pゲーミングの強固な基盤を提供する。iGPUのみでも軽量/古いタイトルならプレイ可能。
- 移動の多いコンテンツクリエイター: ポータブルなフォームファクタで、マルチコアパワーと十分なグラフィックスアクセラレーションを必要とする動画編集(特にdGPU搭載時)、写真編集、その他のクリエイティブタスクに適している。
- 開発者: 強力なマルチコア性能と最新のプラットフォーム機能により、ソフトウェア開発に適している。
- 高性能Mini PC: コンパクトなフォームファクタでデスクトップPCに匹敵するマルチコア性能を提供する 9。
最終的な考慮事項:
より新しい世代のプロセッサーが登場しているものの、Ryzen 7 6800HSは依然として強力で有用なチップであり、特に価格がこなれたノートPCで見つかる場合は魅力的な選択肢となり得る。購入検討者は、期待する性能を満たすかどうかを確認するために、特定のノートPCの冷却システム、RAM構成(速度とチャネル数)、およびdGPUの組み合わせ(搭載されている場合)に注意を払うべきである。
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- 低消費電力・高速なゲーミングCPUの大本命。最新3D V-CacheモデルAMD「Ryzen 7 7800X3D」を試す – エルミタージュ秋葉原, 4月 12, 2025にアクセス、 https://www.gdm.or.jp/review/2023/0405/482508/5
- 【Hothotレビュー】ついにデスクトップにも到来!待望の高性能APU「Ryzen 8000G」をテスト, 4月 12, 2025にアクセス、 https://pc.watch.impress.co.jp/docs/column/hothot/1564587.html
- 【Hothotレビュー】デスクトップCPU最強の座に君臨する「Ryzen 9 9950X3D」をベンチマーク, 4月 12, 2025にアクセス、 https://pc.watch.impress.co.jp/docs/column/hothot/1669376.html
- 検証で分かったミドルレンジゲーミングPCの最適解。TDP65Wの省電力な「Ryzen 7000」シリーズ – エルミタージュ秋葉原, 4月 12, 2025にアクセス、 https://www.gdm.or.jp/review/2023/0109/471938/5
- GEEKOM A6 レビュー:小さくてしっかり「使える」ミニPC!7万円以下のコスパも良好, 4月 12, 2025にアクセス、 https://orefolder.jp/2025/02/geekom-a6-review/
- ASUS Vivobook 15X OLED X1503ZA レビュー OLED搭載の高性能スタンダードノートPC, 4月 12, 2025にアクセス、 https://usshi-na-life.com/2022/08/11/asus-vivobook-15x-oled-x1503za/
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- Ryzen 7 7735HSを搭載した高性能ミニPC!「MINISFORUM UM773 Lite」 – PC Watch, 4月 12, 2025にアクセス、 https://pc.watch.impress.co.jp/docs/column/nishikawa/1486707.html
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- Victus 16(AMD)レビュー:入門用には十分な性能だけど作りがちょっとチープ | こまめブログ, 4月 12, 2025にアクセス、 https://komameblog.jp/review/victus16-e1000/