AMD Ryzen 7 6800U ベンチマークまとめ

CPU-AMD-Ryzen CPU・SoC

1. はじめに

AMD Ryzen 7 6800Uの概要

AMD Ryzen 7 6800Uは、2022年初頭に発表されたAMDのモバイル向けプロセッサ「Ryzen 6000」シリーズ(コードネーム: Rembrandt)の中核をなすモデルです 1。このプロセッサは、薄型軽量ノートPCやポータブルゲーミングPC(UMPC)市場をターゲットに設計されており、性能と電力効率の高次元での両立を目指しています 1

主要な仕様は以下の通りです:

  • CPUアーキテクチャ: 前世代のZen3アーキテクチャを改良した「Zen3+」を採用しています 1。8コア/16スレッド構成で、ベースクロックは2.7GHz、最大ブーストクロックは4.7GHzに達します 1
  • 内蔵GPUアーキテクチャ: グラフィックス機能として、最新の「RDNA 2」アーキテクチャに基づく「Radeon 680M」を内蔵しています 1。12個のコンピュートユニット(CU)を搭載し、最大周波数は2.2GHzです 5。このRDNA 2アーキテクチャは、PlayStation 5などの家庭用ゲーム機にも採用されている実績のある技術です 11
  • 製造プロセス: TSMCの6nmプロセスルールを採用しています 1。従来の7nmプロセスからの微細化により、電力効率の向上が図られています 1
  • TDP (Thermal Design Power): 熱設計電力は15Wから28Wの範囲で構成可能(cTDP)であり、搭載されるデバイスのフォームファクタや冷却能力に応じて柔軟な設定が可能です 1
  • メモリサポート: 高速なDDR5-4800およびLPDDR5-6400メモリに対応しており、システム全体の帯域幅向上に貢献します 3

本レポートの構成と目的

本レポートでは、主に日本語のテクノロジーレビューサイトやブログから収集したベンチマークデータを基に、AMD Ryzen 7 6800UのCPU性能および内蔵GPUであるRadeon 680Mのグラフィックス性能を詳細に分析します。さらに、前世代のRyzenモバイルプロセッサや、同世代のIntel Core i7プロセッサ(Uシリーズ/Pシリーズ)との性能比較を通じて、Ryzen 7 6800Uの市場における位置づけを明確にします。

また、一般的な生産性タスクからCPU負荷の高い処理、そして内蔵GPUによるゲーミングまで、様々な利用シナリオにおけるパフォーマンスを評価し、その長所と短所を明らかにします。引用元については、参照したウェブサイト名を明記し、信頼性の高い情報を提供することを目的とします。

2. Ryzen 7 6800U CPU性能ベンチマーク分析

2.1. Cinebench R23:マルチコアとシングルコア性能

Cinebench R23は、CPUのレンダリング性能を測定する定番ベンチマークであり、マルチコア性能とシングルコア性能の両方を評価する上で重要な指標となります。

スコア分析:

  • マルチコア性能: Ryzen 7 6800Uは、多くのレビューでCinebench R23マルチコアスコアが10,000点を超える結果を示しています [PC Watch 8, PC Watch 2, うっしーならいふ 15, ガズログ 1, NanoReview.net 28, LaptopMedia 日本語版 19, The比較 30]。これは、TDP 15-28Wクラスの薄型ノートPC向けプロセッサとしては非常に高い水準であり、8コア16スレッドの能力を十分に発揮していることを示唆しています [PC Watch 2, PC Watch 39]。
  • シングルコア性能: シングルコアスコアは、1400点台後半から1500点台前半の範囲で報告されています [PC Watch 8, PC Watch 2, うっしーならいふ 15, NanoReview.net 28, LaptopMedia 日本語版 19, The比較 31]。Zen3+アーキテクチャにより前世代からは着実な向上が見られますが、競合となるIntelの第12世代Core Pシリーズ(例: Core i7-1260P)と比較した場合、僅かに及ばないケースも見られます, LaptopMedia 日本語版 19, For All 7]。
  • デバイス・TDP依存性: Cinebenchのスコアは、プロセッサを搭載するデバイスの冷却設計や設定されたTDP(熱設計電力)に大きく影響されます [PC Watch 8, うっしーならいふ 15]。例えば、TDP 28W設定のポータブルゲーミングPC「AOKZOE A1」では10,852ptsという高いスコアを記録していますが [PC Watch 8]、薄型ノートPCである「ASUS Zenbook S 13 OLED」では、レビューによって9,914pts [PC Watch 2] や9,484pts [うっしーならいふ 15] といったスコアが報告されており、実装による差が見られます。さらに高性能な冷却機構を持つ「AYANEO 2」では、TDPを33Wまで引き上げることで、より高いパフォーマンスを発揮することが示唆されています [PC Watch 25]。

電力効率 (Efficiency):

電力効率は、特にバッテリー駆動時間が重視されるモバイルデバイスにおいて重要な要素です。NotebookCheckが実施し、ガズログ 1 で紹介されたCinebench R23を用いた電力効率テストによると、Ryzen 7 6800Uはマルチコア性能におけるワットパフォーマンス(1Wあたりのスコア)で、競合のIntel Core i5-1240Pを47%も上回るという優れた結果を示しました [ガズログ 1]。これは、6nmプロセスへの移行とZen3+アーキテクチャの電力管理の最適化が大きく貢献していると考えられます [ガズログ 1, PC Watch 4]。

一方で、同じテストにおけるシングルコアの電力効率では、Apple M1や前世代のRyzen 5 5600Uには及ばず、Core i5-1240Pよりは良好なものの、突出した結果ではありませんでした [ガズログ 1]。

この結果は、Ryzen 7 6800Uの重要な特性を示しています。すなわち、高いマルチコア性能を発揮しながらも、特に競合のIntel Pシリーズと比較して優れた電力効率を維持できる点です。Zen3+アーキテクチャはZen3からの微細な改良であり、6nmプロセスへの移行が電力効率向上に寄与しています [ガズログ 1, PC Watch 4]。対照的に、IntelのAlder Lake-P(例: Core i7-1260P)は高性能コア(Pコア)と高効率コア(Eコア)のハイブリッド構成を採用していますが、高負荷時の消費電力は比較的高くなる傾向があります。Cinebench R23のマルチコアテストのような持続的な高負荷がかかる場面では、Ryzen 7 6800Uの8つのZen3+コアが効率的に動作し、Core i7-1260P(4P+8Eコア)よりもワットあたりの性能で優位に立つことができます [ガズログ 1]。シングルコア性能ではIntelのPコアが強力ですが、効率面ではAMDも健闘しています。

したがって、TDPや冷却能力に制約のある薄型軽量ノートPCやポータブルゲーミングPCといったフォームファクタにおいて、Ryzen 7 6800Uは、高性能と持続可能性(バッテリー寿命の長さや発熱の抑制)のバランスが取れた魅力的な選択肢となります。特に、3Dレンダリングやプログラミングにおけるビルド処理など、マルチスレッド性能が要求されるタスクでその強みを発揮します [dosparaplus.com 63]。

2.2. Geekbench:クロスプラットフォーム性能評価

Geekbenchは、Windows、macOS、Linux、Android、iOSなど、様々なプラットフォームで利用可能なベンチマークであり、異なるデバイス間のCPU性能を比較する際に用いられます。

スコア分析 (Geekbench 6):

  • シングルコア: Geekbench 6のスコアを見ると、Ryzen 7 6800Uはおおむね1700点前後を記録しています]。これは、同CPUがリリースされた当時の水準としては良好なスコアですが、後継のRyzen 7040/8040シリーズ] や、Intelの第13世代/第14世代プロセッサ, Geekbench Browser 59] と比較すると、見劣りする部分もあります。
  • マルチコア: マルチコアスコアは、7300点から8200点台の範囲で報告されており, NanoReview.net 18]、8コア16スレッドのポテンシャルを示す結果となっています。

注意点: Geekbenchのスコアはバージョン(例: v5とv6)やテスト環境によって変動するため、異なるバージョン間での直接比較には注意が必要です。ここで参照しているデータは主にGeekbench 6に基づいています, NanoReview.net 18]。

Cinebench R23とGeekbenchの結果を比較すると、興味深い傾向が見られます。Cinebench R23のマルチコアテストでは、Ryzen 7 6800Uは電力効率においてIntel Core i7-1260Pを上回り、スコア自体も肉薄または上回る場面がありました [ガズログ 1, NanoReview.net 28, LaptopMedia 日本語版 19]。しかし、Geekbench 6のシングルコアテストでは、Core i7-1260P(推定スコア1700~1800点)やCore i5-1345U] に対して差をつけられています。

この性能序列の違いは、ベンチマークソフトの特性に起因すると考えられます。Cinebench R23は主にレンダリング性能を測定するため、持続的な負荷に対する処理能力と効率がスコアに反映されやすい傾向があります。一方、Geekbenchはファイル圧縮、暗号化、HTML5ブラウザ処理、テキスト処理、画像処理など、より多様なタスクのシミュレーションを含んでおり]、CPUのバースト性能(瞬間的な最大性能)や特定の命令セットへの最適化度合いがスコアに影響しやすい可能性があります。IntelのPコアは高いIPC(クロックあたりの命令実行数)と高クロック動作により、Geekbenchのシングルコアテストや一部のタスクで優位性を示すことがあります。対照的に、AMDのZen3+アーキテクチャはマルチスレッド処理における効率性に優れていますが、シングルスレッドのピーク性能では当時のIntel最新世代に一歩譲る場面が見られました。

このことから、プロセッサの性能を評価する際には、単一のベンチマーク結果だけでなく、複数の異なるテスト結果を総合的に考慮することの重要性がわかります。Ryzen 7 6800Uは持続的なマルチスレッド性能と優れた電力効率に強みを持っていますが、瞬間的な応答性や特定のシングルスレッドに依存するタスクにおいては、競合するIntelプロセッサが有利になる可能性があることを示唆しています。

2.3. その他のCPUベンチマーク (PassMarkなど)

  • PassMark CPU Mark: この総合的なCPU性能ベンチマークでは、Ryzen 7 6800Uは20,000点を超えるスコアを一貫して記録しています [こまめブログ 33, PassMark 34, PassMark 35]。これも、Ryzen 7 6800Uが高いCPUパフォーマンスを有していることを裏付ける指標となります。
  • UL Procyon Photo Editing: このベンチマークは、Adobe PhotoshopとLightroom Classicを用いた実際の写真編集ワークフローをシミュレートし、その処理速度を測定します。うっしーならいふ 22 のレビューによると、Lenovo Yoga 770に搭載されたRyzen 7 6800Uは6923ptsを記録し、比較対象のCore i7-1260P搭載機(6713pts)を上回る結果となりました。これは、特定のクリエイティブアプリケーションにおける実用的な性能の高さを示唆しています。

3. Radeon 680M 内蔵GPU性能ベンチマーク分析

Ryzen 7 6800Uの大きな特徴の一つが、RDNA 2アーキテクチャを採用した内蔵GPU「Radeon 680M」です。従来のモバイルAPUの内蔵GPU性能を大きく塗り替える可能性を秘めています。

3.1. 3DMark:グラフィックス性能指標

3DMarkは、GPUのグラフィックス性能を測定するための標準的なベンチマークスイートです。

  • Time Spy (Graphics Score): DirectX 12ベースのテストであるTime Spyでは、Radeon 680Mはおおむね2100点から2600点台のグラフィックススコアを記録しています [こまめブログ 23, PC Watch 24]。これは、前世代のRyzen 5000シリーズに搭載されていたVegaアーキテクチャの内蔵GPU [LaptopMedia 日本語版 3] や、競合するIntelのIris Xe Graphics (96EU) [こまめブログ 23, LaptopMedia 日本語版 19] を大幅に上回る数値です。例えば、こまめブログ 23 のデータでは、Iris Xe (Core i7+LPDDR4x) の1528点を大きく超えています。
  • Fire Strike (Graphics Score): より古いDirectX 11ベースのテストであるFire Strikeでは、5600点から7400点台というスコアが報告されています [PC Watch 2, LaptopMedia 日本語版 3]。(PC Watch 24 の6516ptsは、Fire StrikeのGraphics Scoreとしては異常に高いため、総合スコアか他のテストの値である可能性が高いです)。Time Spyと同様に、Fire StrikeにおいてもRadeon 680Mは旧世代や競合の内蔵GPUに対して圧倒的な優位性を示しています。LaptopMedia 日本語版 3 の比較では、Ryzen 7 5700UのVega 8 (2365pts) に対して3倍以上のスコア差をつけています。
  • Night Raid (Graphics Score): 軽量級のDirectX 12ベンチマークであるNight Raidにおいても、Radeon 680Mは高い性能を示します。エルミタージュ秋葉原 14 のレビューでは、デスクトップ向けAPUであるRyzen 7 5700Gの内蔵GPUと比較しても遜色ない、あるいはそれ以上の性能を発揮する可能性が示唆されています(ただし、直接比較の数値はありません)。

これらの3DMarkの結果は、Radeon 680MがRDNA 2アーキテクチャの採用によって飛躍的な性能向上を遂げたことを明確に示しています。前世代のVegaアーキテクチャを採用した内蔵GPU(例: Ryzen 7 5700U/5800Uに搭載のVega 8)と比較すると、テストによっては2倍以上の劇的なスコア向上が見られます [LaptopMedia 日本語版 3]。また、競合となるIntelの主力内蔵GPUであるIris Xe Graphics (96EU) に対しても、一貫して30%以上の性能差をつけています [こまめブログ 23, LaptopMedia 日本語版 19]。

この性能向上は、アーキテクチャの刷新によるものです。RDNA 2は、AMDの高性能ディスクリートGPUであるRadeon RX 6000シリーズや、現行世代のゲームコンソール(PlayStation 5など [うっしーならいふ 11])にも採用されている最新技術です [ガズログ 1, PC Watch 4]。長年モバイルAPUで採用されてきたVegaアーキテクチャは性能向上が頭打ちになっていましたが、RDNA 2への移行により、シェーダーユニットの効率、動作クロック、メモリ帯域幅の利用効率などが大幅に改善されました。その結果、TDP 15-28Wという限られた電力枠の中で、従来の内蔵GPUでは考えられなかったレベルのグラフィックス性能が実現しました [エルミタージュ秋葉原 14]。

Radeon 680Mの登場は、内蔵GPUによるゲーミング体験のレベルを大きく引き上げました。これまでグラフィック設定を大幅に下げても快適なプレイが難しかった多くのAAA(大作)タイトルが、中程度から低めの設定であればプレイ可能になる可能性を示唆しています [GPD Direct 16, リンクスインターナショナル 17]。その性能は、一世代前のエントリークラスのディスクリートGPU(例: NVIDIA GeForce GTX 1650 [こまめブログ 23, ガズログ 12])に迫るものであり、これにより、専用GPUを搭載しない薄型ノートPCや、ポータブルゲーミングPCの価値が大きく向上したと言えます。

表1: 3DMark グラフィックススコア比較

ベンチマークRadeon 680M (Ryzen 7 6800U)Radeon Vega 8 (Ryzen 7 5700U/5800U 参考値)Intel Iris Xe 96EU (Core i7-1260P/1255U 参考値)出典例
Time Spy (GPU)約 2100 – 2600約 1200 – 1400約 1500 – 1800こまめブログ 23, PC Watch 24, LaptopMedia 日本語版 19
Fire Strike (GPU)約 5600 – 7400約 2300 – 3500約 4500 – 5000PC Watch 2, LaptopMedia 日本語版 3

(注: スコアは搭載デバイスやTDP設定により変動します。参考値は複数のレビューからのおおよその範囲を示します。)

3.2. ゲームベンチマーク:実ゲームでの性能

合成ベンチマークである3DMarkのスコアが高いだけでなく、Radeon 680Mは実際のゲームプレイにおいても優れた性能を発揮します。

  • Apex Legends:
  • 1920×1080解像度、最低画質設定において、AOKZOE A1 (TDP 28W) で平均100fpsを超えるフレームレートを記録 [PC Watch 8]。下位1%のフレームレートでも56fps以上を維持しており、非常に快適なプレイが可能です。
  • AYANEO 2 (TDP 33W) では、同設定で平均130fps以上を達成しています [PC Watch 25]。
  • ファイナルファンタジーXIV: 暁月のフィナーレ:
  • 1920×1080解像度、最高品質設定では、AOKZOE A1 (TDP 28W) でスコア5467(評価:「普通」)[PC Watch 8]、HP Pavilion Aero 13では平均37FPS(評価:「普通」)[お気に入りのパソコン 26] と、やや厳しい結果です。
  • しかし、画質設定を標準品質(ノートPC)に下げると、Zenbook S 13 OLEDで約8000ポイント(評価:「やや快適」)[PC Watch 2]、HP Pavilion Aero 13では平均61FPS(評価:「快適」)[お気に入りのパソコン 26] となり、実用的なフレームレートでプレイできます。
  • ドラゴンクエストX:
  • 1920×1080解像度、最高品質設定でも、HP Pavilion Aero 13でスコア7880(評価:「とても快適」、平均75FPS)を記録 [お気に入りのパソコン 26]。
  • 画質を低品質に設定すれば、平均105FPSと、さらに高いフレームレートが得られます [お気に入りのパソコン 26]。
  • ストリートファイター V:
  • HP Pavilion Aero 13でのテストでは、画質設定「中」でほぼ60FPSを維持し、快適なプレイが可能です。画質「最高」設定でも平均47FPSと、プレイ可能なレベルです [お気に入りのパソコン 26]。
  • レインボーシックス シージ:
  • HP Pavilion Aero 13において、最高画質設定で平均56FPS、低画質設定では平均89FPSを記録 [お気に入りのパソコン 26]。比較的軽量なeSportsタイトルであれば、高画質設定でも快適に近いプレイが期待できます。
  • Fortnite:
  • AOKZOE A1 (TDP 28W) で、中程度の画質設定で平均約60fpsでのプレイが可能と報告されています [PC Watch 8]。
  • 原神 (Genshin Impact):
  • デバイスのネイティブ解像度(多くの場合1920×1080以上)でもプレイ可能ですが、エフェクトが多用される戦闘シーンなど、負荷の高い場面ではフレームレートが低下することがあります。安定性を確保するためには、描画品質を少し下げるのが推奨されます [マイナビニュース 47]。
  • その他 (CS:GO, DOTA 2):
  • これらの人気eSportsタイトルでは、1080p解像度、中~高設定でも高いフレームレートを維持できることが示されています [LaptopMedia 日本語版 20]。

これらのベンチマーク結果は、Radeon 680Mが多くの人気ゲームタイトルを1080p解像度、中程度から低めの画質設定で、快適なプレイの目安とされる60fps前後で動作させる能力を持っていることを裏付けています [PC Watch 8, お気に入りのパソコン 26, PC Watch 25]。特に、Apex Legendsやレインボーシックスシージ、CS:GO、DOTA 2といったeSportsタイトルでは、設定次第でさらに高いフレームレートを狙うことも可能です [PC Watch 8, お気に入りのパソコン 26, PC Watch 25]。

この実用的なゲーミング性能は、3DMarkで示された高いスコア が実際のゲームプレイに反映されていることを示しています。RDNA 2アーキテクチャの高い効率性と、継続的なAMDのドライバ最適化により、内蔵GPUでありながら多くのゲームで満足のいくパフォーマンスが提供されます。ただし、フレームレートはデバイスのTDP設定(例: 15W、28W、あるいはそれ以上 [PC Watch 8])に大きく左右されるため、デバイスの冷却能力とメーカーによる電力設定が実際のゲーム体験を決定づける重要な要素となります。比較的軽量なタイトルやeSportsゲームでは、画質設定を調整することで、高リフレッシュレートディスプレイの性能を活かすことも可能でしょう [PC Watch 8]。

Ryzen 7 6800U搭載デバイスは、専用のディスクリートGPUを搭載していなくても、カジュアルなゲーミングから一部のAAAタイトルまで、幅広いゲームに対応できる可能性を秘めています。これは、近年活況を呈しているポータブルゲーミングPC市場のさらなる発展 [PC Watch 8, YouTube 50, ASCII.jp 9, マイナビニュース 47, ネスブログ 5, PC Watch 25, PC Watch 8, PC Watch 25, ASCII.jp 9, GPD Direct 16, リンクスインターナショナル 17] や、ゲーミングも視野に入れた薄型軽量ノートPCの選択肢拡大に大きく貢献しています。

表2: 実ゲーム パフォーマンス例 (Radeon 680M)

ゲームタイトル解像度/設定平均FPS (目安)搭載デバイス例 (TDP)出典例
Apex Legends1920×1080 / 低100+ FPSAOKZOE A1 (28W)PC Watch 8
1920×1080 / 低130+ FPSAYANEO 2 (33W)PC Watch 25
FF14: 暁月のフィナーレ1920×1080 / 標準 (ノートPC)約 61 FPSHP Pavilion Aero 13お気に入りのパソコン 26
1920×1080 / 最高約 37 FPSHP Pavilion Aero 13お気に入りのパソコン 26
DQ X1920×1080 / 最高約 75 FPSHP Pavilion Aero 13お気に入りのパソコン 26
レインボーシックス シージ1920×1080 / 最高約 56 FPSHP Pavilion Aero 13お気に入りのパソコン 26
1920×1080 / 低約 89 FPSHP Pavilion Aero 13お気に入りのパソコン 26
Fortnite(不明) / 中約 60 FPSAOKZOE A1 (28W)PC Watch 8
CS:GO1920×1080 / 最高106 FPSLenovo Yoga 7 14 (U)LaptopMedia 日本語版 21
1920×1080 / 最高143 FPSLenovo Legion 5 (H)LaptopMedia 日本語版 21 (参考: 6800H)

(注: FPSはシーンや環境、ドライババージョンによって変動します。)

3.3. VR性能評価 (VRMark)

VRMarkは、PCのVR(仮想現実)性能を測定するベンチマークです。

  • Orange Room (軽量VR): AOKZOE A1 (TDP 28W) でのテストでは、スコア3499、平均フレームレート76.27 FPSを記録しました [PC Watch 8]。これは、比較的負荷の軽いVRゲームであれば、実用的なレベルで動作する可能性を示しています。
  • Cyan Room / Blue Room (中~重量級VR): より要求スペックの高いCyan RoomやBlue Roomのテストではスコアが低く、平均フレームレートも大幅に低下するため、これらのシナリオでの快適なVR体験は困難です [PC Watch 8]。

評価: Radeon 680Mは、エントリーレベルのPC VR体験には対応できる可能性がありますが、高品質なグラフィックスを要求する本格的なVRコンテンツを楽しむには性能が不足しています。

4. 競合プロセッサとの性能比較

Ryzen 7 6800Uの性能をより深く理解するために、前世代のRyzenプロセッサおよび同世代のIntel Core i7プロセッサと比較します。

4.1. 対 前世代 Ryzen (Ryzen 7 5700U / 5800U)

Ryzen 6000シリーズの直接の前世代にあたるのがRyzen 5000Uシリーズです。ここでは、同じ8コア16スレッド構成を持つRyzen 7 5700U(Zen 2アーキテクチャベース)とRyzen 7 5800U(Zen 3アーキテクチャベース)と比較します。

  • CPU性能:
  • 対 Ryzen 7 5700U: Ryzen 7 6800Uは、CPUアーキテクチャがZen3+とZen 2で異なるため、性能差は顕著です。LaptopMedia 日本語版 3 のCinebench R23マルチコアテストでは、6800Uが5700Uに対して約34%高速という結果が出ています。
  • 対 Ryzen 7 5800U: Ryzen 7 5800Uは6800Uと同じZen 3系のアーキテクチャ(5800UはZen 3、6800UはZen 3+)を採用しているため、CPUコア自体の性能向上は限定的です。LaptopMedia 日本語版 20 のCinebench R23マルチコア比較では、6800Uのリードはわずか3%程度に留まり、PassMark CPU Markの比較でもその差は約1%です [PassMark 35]。Photoshopのテストではほぼ互角、あるいはテストによってはわずかに5800Uの方が速いケースも報告されています [LaptopMedia 日本語版 20]。これは、Zen 3からZen 3+への進化が、主に電力効率の改善やプロセスルールの微細化に重点が置かれており、純粋なCPU演算性能の大幅な向上ではなかったことを示唆しています。
  • GPU性能:
  • 対 Ryzen 7 5700U (Vega 8): CPU性能差以上に、GPU性能の差は圧倒的です。LaptopMedia 日本語版 3 の比較では、3DMark Fire Strikeで約215%、Unigine Superpositionで約194%も6800U(Radeon 680M)が高いスコアを記録しています。
  • 対 Ryzen 7 5800U (Vega 8): こちらも同様に、GPU性能差は非常に大きいです。LaptopMedia 日本語版 3 のゲームテスト(CS:GO, DOTA 2)では、画質設定によって6800Uが30%から60%以上高いフレームレートを達成しています。理論演算性能(FLOPS)で比較しても、Radeon 680M(約3.4 TFLOPS)はVega 8(約2.0 TFLOPS)を70%も上回っています]。

これらの比較から明らかなのは、Ryzen 7 6800Uが前世代のRyzen 5000Uシリーズから最も大きく進化した点は、内蔵GPU性能であるということです。CPU性能の向上、特にZen 3ベースのRyzen 7 5800Uと比較した場合の向上幅は穏やかですが、RDNA 2アーキテクチャを採用したRadeon 680Mによるグラフィックス性能の飛躍は目覚ましいものがあります [LaptopMedia 日本語版 3]。CPUコアはZen3からZen3+へのマイナーアップデートであり、性能向上は主にクロック周波数の向上や6nmプロセスへの移行による最適化が中心です [ガズログ 1, PC Watch 4]。一方で、GPUはVegaからRDNA 2へのメジャーアーキテクチャ変更であり、これが性能を劇的に引き上げた主因です [うっしーならいふ 11, ガズログ 1, PC Watch 4]。ベンチマーク結果 [LaptopMedia 日本語版 3] は、このCPUとGPUの進化度合いの違いを明確に示しています。

したがって、Ryzen 5000Uシリーズ搭載デバイスからのアップグレードを検討する際、最大のメリットはグラフィックス性能の大幅な向上にあります。純粋なCPU処理速度の大幅な向上を主目的とする場合は、期待に応えられない可能性があります。しかし、内蔵GPUでのゲームプレイや、GPUアクセラレーションを活用するクリエイティブ作業を重視するユーザーにとっては、Ryzen 7 6800Uは非常に魅力的な選択肢となるでしょう。

4.2. 対 Intel Core i7 (1165G7 / 1250U / 1255U / 1260P / 12700H)

次に、Ryzen 7 6800Uと同世代または直前の世代にあたるIntelのCore i7プロセッサと比較します。Intelは第12世代(Alder Lake)で高性能コア(Pコア)と高効率コア(Eコア)を組み合わせたハイブリッドアーキテクチャを導入しており、比較がより複雑になっています。

  • CPU性能:
  • 対 Core i7-1165G7 (Tiger Lake, 4コア/8スレッド): 第11世代のCore i7と比較した場合、Ryzen 7 6800Uはコア数で倍(8コア vs 4コア)となっており、ほとんどのベンチマークで6800Uが先行します [LaptopMedia 日本語版 42]。
  • 対 Core i7-1250U (Alder Lake-U, 2P+8Eコア/12スレッド): TDP 9-15WクラスのUシリーズと比較すると、Ryzen 7 6800U(TDP 15-28W)はマルチコア性能で優位に立ちます。LaptopMedia 日本語版 27 のCinebench R20/R23マルチコアテストでは、6800Uが53%高速という結果が出ています。一方で、PhotoshopのテストではCore i7-1250Uの方がわずかに(約0.5秒)速いという結果も報告されています [LaptopMedia 日本語版 27]。
  • 対 Core i7-1255U (Alder Lake-U, 2P+8Eコア/12スレッド): 1250Uと同様の傾向が見られます。マルチコア性能では6800Uが有利ですが、シングルコア性能ではCore i7-1255Uが上回る場合があります – 7730Uとの比較参考値]。
  • 対 Core i7-1260P (Alder Lake-P, 4P+8Eコア/16スレッド): TDP 28WクラスのPシリーズは、Ryzen 7 6800Uの直接的な競合となります。
  • マルチコア性能: Cinebench R23マルチコアでは、テストによって6800Uがわずかに有利(7-9%差)な場合, LaptopMedia 日本語版 19] もあれば、ほぼ同等の場合もあります [For All 7]。ただし、前述の通り、電力効率の観点では6800Uが大幅に優れています [ガズログ 1]。PassMark CPU Markでは、6800Uが約20%有利というデータもあります [PassMark 34]。
  • シングルコア性能: Cinebench R23シングルコアでは、Core i7-1260Pが持つ強力なPコアにより、6800Uに対して約17%高いスコアを示します, LaptopMedia 日本語版 19]。
  • アプリケーション性能: PhotoshopのテストではCore i7-1260Pが高速という結果 [LaptopMedia 日本語版 19, YouTube 51] がありますが、UL Procyon Photo Editingベンチマークでは6800Uが有利という結果 [うっしーならいふ 22] もあり、処理内容によって得意不得意があるようです。
  • 対 Core i7-12700H (Alder Lake-H, 6P+8Eコア/20スレッド, TDP 45W): より高いTDPを持つHシリーズと比較すると、性能差は明確です。Geekbenchのスコアでは、シングルコアで17%、マルチコアで40%、Core i7-12700Hが6800Uを上回っています]。
  • GPU性能:
  • 対 Intel Iris Xe Graphics G7 (96EU): Core i7-1165G7, 1250U, 1255U, 1260Pなどに搭載されているIntelの主力内蔵GPUと比較した場合、Radeon 680Mの性能は大幅に上回ります。LaptopMedia 日本語版 19 の比較では、3DMark Fire Strikeで約33%、Unigine Superpositionで約32%、Radeon 680Mが高いスコアを記録しています(対1260P)。理論演算性能(FLOPS)で見ても、Radeon 680M(約3.4 TFLOPS)はIris Xe Graphics(1.6~1.9 TFLOPS)を大きく引き離しています]。Apple M2チップの内蔵GPUには及ばないものの、Intelの内蔵GPUに対しては明確なアドバンテージがあります [PC Watch 39]。

これらの比較から、Ryzen 7 6800UとIntelの同世代プロセッサの間には、性能特性におけるトレードオフが存在することがわかります。CPU性能に関して見ると、6800UはIntelのUシリーズ(1250U/1255U)に対してマルチコア性能で優位性を示しますが、Pシリーズ(1260P)に対してはシングルコア性能で劣り、マルチコア性能ではテストによって拮抗する場面が多く見られます [LaptopMedia 日本語版 27, NanoReview.net 28, PassMark 34, LaptopMedia 日本語版 19, B_10, For All 7]。

しかし、内蔵GPU性能(Radeon 680M)に目を向けると、状況は一変します。IntelのIris Xe Graphics(96EU)に対して、Radeon 680Mは一貫して大きな性能アドバンテージを持っています [こまめブログ 23, NanoReview.net 36, LaptopMedia 日本語版 19, PC Watch 39]。これは、6800Uの8つのZen3+コアがIntel Uシリーズの2P+8E構成に対してマルチスレッドで有利である一方、Intel Pシリーズ(1260P)はPコア数が4つに増えることでCPU性能全体が向上し、6800Uと良い勝負になるというCPU側の状況とは対照的です。Intelの内蔵GPU(Iris Xe)は第11世代から大きなアーキテクチャ変更がなく性能向上が限定的だったのに対し、AMDがRDNA 2という強力なアーキテクチャを投入したことで、内蔵GPUの性能差が大きく開いた形となります [うっしーならいふ 11, PC Watch 39]。さらに、マルチコア負荷時の電力効率という点では、6800UがIntel Pシリーズに対しても有利な傾向が見られます [ガズログ 1]。

したがって、プロセッサを選択する際には、何を最も重視するかによって最適な選択が変わってきます。純粋なCPU性能、特にシングルコア性能や特定のアプリケーション(例: Photoshopの一部処理)での応答性を最優先する場合は、Intel Core i7-1260Pが魅力的に映るかもしれません。しかし、ゲーミング性能や、動画編集などGPUアクセラレーションの恩恵が大きいクリエイティブ作業、あるいはマルチコア処理時の電力効率(バッテリー寿命や静音性)を重視する場合には、Ryzen 7 6800Uが明確な優位性を持つと言えるでしょう。

表3: Ryzen 7 6800U vs. 主要競合 ベンチマークスコア概要

ベンチマークRyzen 7 6800URyzen 7 5800UCore i7-1260PCore i7-1255U出典例
Cinebench R23 (Multi)約 9500-11700約 11500約 9700-10800約 7000-8300PC Watch 2, うっしーならいふ 15, ガズログ 1, LaptopMedia 日本語版 19, NanoReview.net 28, The比較 30
Cinebench R23 (Single)約 1400-1530約 1450約 1740約 1660PC Watch 2, うっしーならいふ 15, LaptopMedia 日本語版 19, NanoReview.net 28, The比較 31, Notebookcheck.net 32
Geekbench 6 (Multi)約 7400-8200(データなし)(データなし)約 8300Geekbench Browser 10, NanoReview.net 18
Geekbench 6 (Single)約 1700(データなし)(データなし)約 1900Geekbench Browser 10, NanoReview.net 18
3DMark Time Spy (GPU)約 2100-2600約 1400約 1600-1800約 1500こまめブログ 23, PC Watch 24, LaptopMedia 日本語版 19
PassMark CPU Mark約 20500約 19500約 16800約 14800こまめブログ 33, PassMark 34, NanoReview.net 36
iGPU FLOPS (目安)3.4 TFLOPS2.0 TFLOPS1.8 TFLOPS1.9 TFLOPSNanoReview.net 36

(注: スコアは代表的な値であり、テスト環境やデバイスによって変動します。Geekbench 6のスコアは競合CPUのデータが少ないため参考値です。iGPU FLOPSは理論値です。)

5. 利用シナリオ別パフォーマンス評価

Ryzen 7 6800Uの性能が、実際の利用シーンでどのように活かされるかを評価します。

5.1. 一般的な生産性タスク

日常的な作業、例えばウェブサイトの閲覧、Microsoft Officeスイート(Word, Excel, PowerPointなど)の利用、メールの送受信といったタスクにおいては、Ryzen 7 6800Uは十分すぎるほどの性能を提供します。PCMark 10のベンチマークテストにおける「Essentials」(アプリケーションの起動速度、ウェブブラウジング、ビデオ会議の快適性)および「Productivity」(表計算ソフトや文書作成ソフトの処理速度)のスコアは非常に高く、快適な動作が期待できます [PC Watch 2, For All 48]。

また、8コア16スレッドという強力なマルチコア性能により、複数のアプリケーションを同時に立ち上げて作業するマルチタスクもスムーズにこなすことができます。

5.2. CPU負荷の高いタスク

より高い処理能力が要求されるタスクにおけるパフォーマンスを見ていきます。

  • 動画編集・レンダリング:
  • Cinebench R23で示された高いマルチコアスコア は、CPUを主体とした3Dレンダリングや動画のソフトウェアエンコードにおいて、高いパフォーマンスを発揮することを示唆しています。
  • さらに、内蔵GPUのRadeon 680Mには、専用のハードウェアエンコード/デコードエンジンが搭載されています [うっしーならいふ 11]。これにより、広く普及しているH.264やH.265 (HEVC) といった動画圧縮形式の処理をCPUに負荷をかけることなく高速に行うことができます。これは、従来AMDのモバイルAPUが苦手としていた動画編集時のプレビュー再生や書き出し速度の改善に繋がり、より快適な編集作業を可能にします [うっしーならいふ 11]。
  • ただし、4K解像度の動画編集や、複雑なエフェクト、カラーグレーディングなどを多用するプロフェッショナルレベルの作業には、依然として高性能なディスクリートGPUや、よりTDPの高いHシリーズCPU(例: Ryzen 9 6900HX [ヤッシーブログ 44, GEEKOM 52])を搭載したマシンの方が適しています, PC Watch 39]。UL Procyon Video Editingのような動画編集に特化したベンチマークの結果は、現時点では限られています – Core Ultra 7 155U参考値]。
  • プログラミング・ビルド: マルチコア性能の高さは、ソフトウェア開発におけるソースコードのコンパイル(ビルド)時間の短縮にも貢献します。大規模なプロジェクトのビルドなど、CPUの並列処理能力が求められる場面で有利です [dosparaplus.com 63]。
  • 写真編集 (Photoshopなど):
  • UL Procyon Photo Editingベンチマークでは、競合のCore i7-1260Pを上回る良好なスコアを記録しています [うっしーならいふ 22]。
  • 一方で、個別のPhotoshopテストでは、特定の処理においてIntel CPUの方が高速であるという報告もあります [LaptopMedia 日本語版 3]。これは、Photoshopの一部の機能がシングルコア性能に強く依存している、あるいはIntel CPUに最適化されている可能性があるためと考えられます。

5.3. 内蔵GPUでのゲーミング

Ryzen 7 6800Uの最も注目すべき点の一つが、内蔵GPU「Radeon 680M」によるゲーミング性能です。

  • ポータブルゲーミングPC (UMPC) での採用: AOKZOE A1 [PC Watch 8], AYANEO 2 [PC Watch 25], ONEXPLAYER mini Pro, マイナビニュース 47, ネスブログ 5, ASCII.jp 9, ASCII.jp 9], GPD WIN Max 2 [GPD Direct 16, リンクスインターナショナル 17] など、多くのポータブルゲーミングPC(ハンドヘルド型ゲーミングPC)がRyzen 7 6800Uを採用しており、その高いグラフィックス性能を最大限に活用しています。
  • ゲーム体験: Section 3.2で示した通り、1080p解像度において、多くの中~軽量級ゲームやeSportsタイトルを快適にプレイ可能です。AAAタイトルについても、画質設定を調整することでプレイ可能な範囲が大幅に広がりました。デバイスのTDP設定を引き上げることで(例: 15Wから28Wへ)、より高いフレームレートと安定性を得ることが期待できます [PC Watch 8]。
  • 画質とフレームレートのバランス: AMDのアップスケーリング技術であるFSR (FidelityFX Super Resolution) や、ドライバレベルで機能するRSR (Radeon Super Resolution)] を活用することで、描画負荷を軽減し、フレームレートを向上させることができます。これにより、より高い画質設定を維持しつつ、滑らかなゲームプレイを実現することも可能です。

5.4. TDP設定とパフォーマンスの関係

Ryzen 7 6800Uの性能は、搭載されるデバイスのTDP設定と密接に関連しています。

  • 性能スケーリング: TDP設定値(例: 省電力向けの11W、標準的な15W、高性能向けの28W、さらにそれを超える33Wなど)によって、CPUおよび内蔵GPUの動作クロックが変動し、結果としてパフォーマンスが大きく変わります [PC Watch 8]。一般的に、TDPが高いほど性能は向上しますが、それに伴い消費電力と発熱も増加します。
  • バッテリー寿命とのトレードオフ: 低いTDP設定(例: 11Wや15W)では、プロセッサの性能は制限されますが、消費電力が抑えられるため、バッテリー駆動時間は長くなります。逆に、高いTDP設定(例: 28Wや33W)では、プロセッサの性能を最大限に引き出すことができますが、バッテリーの消費は激しくなります [PC Watch 25]。AYANEO 2のレビューでは、TDP 3W設定で約3時間10分のバッテリー駆動時間だったのに対し、TDP 33W設定では1時間10分に短縮されたと報告されています [PC Watch 25]。
  • デバイスによる最適化: ノートPCやUMPCのメーカーは、製品のターゲットユーザー層、筐体のサイズ、冷却機構の能力などを考慮して、最適なTDP設定を行っています。そのため、同じRyzen 7 6800Uを搭載していても、薄型ノートPCと高性能ポータブルゲーミングPCでは、実際のパフォーマンスやバッテリー駆動時間が大きく異なる場合があります [PC Watch 2, うっしーならいふ 15]。

この事実は、Ryzen 7 6800U搭載デバイスを選ぶ上で「デバイスの実装がいかに重要か」を示しています。スペックシート上のプロセッサ名だけでなく、そのデバイスが実際にどの程度のTDPで動作するように設計されており、そのTDPを安定して維持できる冷却能力を持っているかが、最終的なパフォーマンスを決定づけます [PC Watch 8, うっしーならいふ 15]。TDPが高いほどCPUとGPUのクロック周波数を高く維持できるため性能は向上しますが [PC Watch 8]、冷却が不十分な場合はサーマルスロットリング(過熱による性能低下)が発生し、期待通りの性能が出ない可能性もあります。一般的に、ASUS Zenbook S 13 OLEDのような薄型ノートPC [うっしーならいふ 15] では、静音性やバッテリー寿命を優先してTDPが比較的低めに設定される傾向があり、AOKZOE A1やAYANEO 2のようなポータブルゲーミングPC [PC Watch 8] では、性能を最大限に引き出すためにTDPが高めに設定されることが多いです。

したがって、Ryzen 7 6800U搭載デバイスの購入を検討する際には、製品レビューなどを参考に、実際のTDP設定、冷却性能、そしてそれに基づいた実測ベンチマークスコアを確認することが極めて重要です。自身の利用目的(性能を最優先するのか、携帯性や静音性を重視するのか)に合わせて、適切な設計のデバイスを選ぶ必要があります。

6. Ryzen 7 6800U搭載デバイス レビュー概要

Ryzen 7 6800Uは、その高性能と電力効率のバランスから、様々なタイプのデバイスに採用されています。ここでは、代表的な搭載製品のレビュー概要を紹介します。

6.1. ノートPC

  • ASUS Zenbook S 13 OLED (UM5302): 約1.1kgという軽量・薄型設計と、高精細で色鮮やかな有機EL(OLED)ディスプレイが最大の特徴です, うっしーならいふ 15, Amazon.co.jp 56, うっしーならいふ 15, PC Watch 2]。ASUSの記念ロゴを配したスタイリッシュなデザインも評価されています [うっしーならいふ 15, ASUS 日本 54]。キーボードの打鍵感やWebカメラの画質も良好とされています [うっしーならいふ 15]。一方で、インターフェースがUSB Type-Cポート3つとオーディオジャックのみと限定的である点や、内蔵GPUへのメモリ割り当てが512MBに抑えられており、Ryzen 7 6800Uのピーク性能としては控えめであるとの指摘があります [うっしーならいふ 15]。バッテリー駆動時間は比較的長いですが [PC Watch 2]、価格は高めに設定されています [うっしーならいふ 15]。一部ユーザーからは、不定期に電源が入らないという不具合も報告されています]。
  • Lenovo Yoga 770 (14型): 360度回転ヒンジを持つ2-in-1コンバーチブルタイプのノートPCで、高解像度のOLEDディスプレイ搭載モデルも選択可能です [うっしーならいふ 11]。Ryzen 7 6800UとRadeon 680Mの性能をバランス良く引き出す設計がされており、ビジネスワークからゲーム、クリエイティブ作業まで幅広く対応できると評価されています [うっしーならいふ 11]。ハードウェアエンコードエンジンを搭載している点も特徴です [うっしーならいふ 11]。キーボード両脇に配置されたスピーカーの音質も良好とされています [For All 68]。
  • Lenovo ThinkBook 13s Gen 4 (AMD): 軽量コンパクトなビジネス向けクラムシェルノートPCです [For All 7]。アルミニウム素材を用いた高級感のある筐体、縦方向に広い16:10のアスペクト比を持つディスプレイ、高画質なFHD Webカメラ、そしてAMDプラットフォームとしては待望のUSB4ポート搭載など、旧モデルからの着実な進化が見られます [For All 7]。一方で、搭載ポートの種類や数はやや少ないという指摘もあります [For All 7]。
  • その他: 上記以外にも、HP Pavilion Aero 13-be2000 [お気に入りのパソコン 26] や、ASUS Zenbook 15 UM3504DA [こまめブログ 43] など、様々なメーカーからRyzen 7 6800Uを搭載したノートPCが発売されています。

6.2. ポータブルゲーミングPC (UMPC)

Ryzen 7 6800Uの強力な内蔵GPU性能は、特にポータブルゲーミングPC(UMPC)市場で高く評価され、多くの製品に採用されています。

  • AOKZOE A1: 8インチの比較的大画面ディスプレイと、17100mAhの大容量バッテリー搭載モデルがあるのが特徴です [Amazon.co.jp 57]。人間工学に基づいたデザインでホールド感が良く、アナログスティックやボタンの操作性も良好と評価されています [PC Watch 8]。TDPを28Wに設定することで、高いゲームパフォーマンスを発揮します [PC Watch 8]。本体重量は約729gです [PC Watch 8]。ただし、一部ユーザーからはスティックの不具合や動作の遅さ、サポート対応に関する不満の声も上がっています [Amazon.co.jp 57]。
  • AYANEO 2: 7インチディスプレイを搭載し、流線型の美しいデザインと、前面全体を覆う高品質なガラスパネルが特徴的です [PC Watch 25]。コントローラーの基本的な操作感は良好ですが、天面にあるカスタマイズ可能なLC/RCボタンの位置がやや押しにくいとの指摘があります [PC Watch 25]。TDPを最大33Wまで設定可能で、非常に高いパフォーマンスを発揮できる点が魅力です [PC Watch 25]。重量は約660gと、AOKZOE A1より軽量です [PC Watch 25]。
  • ONEXPLAYER mini Pro Ryzen版: こちらも7インチディスプレイを搭載し、手にフィットしやすいS字カーブデザインを採用しています, マイナビニュース 47, ネスブログ 5, ASCII.jp 9, ASCII.jp 9]。特にアナログトリガーボタンの押し込み量が深く、精密な操作が可能である点が評価されています [マイナビニュース 47]。一方で、レビューによってはディスプレイの品質(カバーガラスの波紋や、明るい画面での色飽和)について懸念が示されています [マイナビニュース 47]。
  • GPD WIN Max 2: 10.1インチというUMPCとしては大型のディスプレイを搭載しています [GPD Direct 16, リンクスインターナショナル 17]。最大の特徴は、ゲームパッド部分を隠すことができる磁気吸着式のカバーが付属しており、通常のモバイルノートPCのような外観でビジネスシーンでも利用しやすい点です [GPD Direct 16, リンクスインターナショナル 17]。Thunderbolt 4互換のUSB4ポートやHDMI、SDカードスロットなど、豊富なインターフェースを備えているのも利点です [GPD Direct 16, リンクスインターナショナル 17]。ただし、重量は約1,005gと、他のUMPCと比較すると重めです [GPD Direct 16, リンクスインターナショナル 17]。

7. Ryzen 7 6800U の長所と短所

これまでの分析に基づき、AMD Ryzen 7 6800Uの主な長所と短所をまとめます。

長所:

  • 卓越した内蔵GPU性能: 内蔵されているRadeon 680Mは、同世代の内蔵GPUの中で群を抜く性能を誇ります。その性能は、一世代前のエントリークラスのディスクリートGPUに匹敵するレベルに達しており [LaptopMedia 日本語版 3, こまめブログ 23, エルミタージュ秋葉原 14, LaptopMedia 日本語版 19, LaptopMedia 日本語版 3]、これにより、従来は専用GPUが必須だったようなゲームタイトルも、設定次第でプレイ可能になりました。薄型ノートPCやUMPCにおけるゲーミング体験を大きく向上させる要因となっています [PC Watch 8, PC Watch 4, GPD Direct 16, リンクスインターナショナル 17, PC Watch 8]。
  • 優れたマルチコア性能と電力効率: 8コア16スレッド構成による高いマルチタスク処理能力を持ちながら、特にマルチコア負荷時において優れた電力効率を発揮します [ガズログ 1, dosparaplus.com 63, PC Watch 8, ガズログ 1]。これは、TDPやバッテリー容量に制約のあるモバイルデバイスにとって大きな利点となります。
  • 最新アーキテクチャの採用: CPUにはZen3+、GPUにはRDNA 2という、発表当時の最新アーキテクチャを採用しています [ガズログ 1, PC Watch 4]。
  • ハードウェアエンコーダー搭載: H.264およびH.265形式の動画エンコード・デコードをハードウェアレベルでサポートしており、動画編集ソフトウェアなどでの処理速度向上に貢献します [うっしーならいふ 11]。
  • 最新規格への対応: 高速なDDR5/LPDDR5メモリ、NVMe SSDのためのPCIe 4.0インターフェース、そして最大40Gbpsの転送速度と多様な接続性を提供するUSB4に対応しています [LaptopMedia 日本語版 3, ネスブログ 5, For All 7, LaptopMedia 日本語版 19, For All 7]。これにより、システム全体の応答性向上や、将来的な拡張性の確保に繋がります。

短所:

  • シングルコア性能の相対的な位置づけ: 競合するIntelの第12世代Core Pシリーズ(例: Core i7-1260P)と比較した場合、シングルコアのピーク性能では劣る場面が見られます, LaptopMedia 日本語版 19, ガズログ 1, For All 7]。シングルスレッド性能が重要となる一部のアプリケーションでは、これがボトルネックとなる可能性があります。
  • デバイス実装への依存度の高さ: Ryzen 7 6800Uが持つ潜在的な性能は、搭載されるデバイスのTDP設定や冷却システムの能力に大きく左右されます。実装によっては、本来の性能を十分に引き出せない可能性があります [PC Watch 8, うっしーならいふ 15, Section 5.4]。
  • 価格帯: Ryzen 7 6800Uを搭載したデバイスは、一般的に中~高価格帯に位置付けられることが多く、エントリークラスの製品と比較すると高価になる傾向があります [うっしーならいふ 15, PC Watch 8, うっしーならいふ 15]。
  • CPU性能の伸び悩み: 前世代の中でも高性能なRyzen 7 5800U(Zen 3ベース)と比較した場合、CPUコア自体の性能向上幅は限定的です [LaptopMedia 日本語版 20, Section 4.1]。CPU性能の大幅な向上を期待して5800U搭載機から乗り換える場合、期待外れになる可能性があります。
  • 初期の不具合報告: 一部の初期搭載デバイスにおいて、起動に関する問題やディスプレイ品質の問題など、安定性や品質に関するユーザーからの報告が見られました [マイナビニュース 47, ASUS 日本 54, Amazon.co.jp 57]。

8. 総合評価と結論

総括:

AMD Ryzen 7 6800Uは、堅牢なZen3+ CPUコアと、モバイル向けとしては画期的な性能を持つRDNA 2ベースのRadeon 680M内蔵GPUを組み合わせた、非常に強力かつバランスの取れたモバイルAPU(Accelerated Processing Unit)です。最大の功績は、内蔵GPU性能の基準を大幅に引き上げた点にあり、これによりディスクリートGPUを搭載しない薄型軽量デバイスにおけるグラフィックス体験、特にゲーミング体験が大きく向上しました。CPU性能も8コア16スレッドによる高いマルチタスク能力を備え、特にマルチコア負荷時の電力効率に優れている点は特筆に値します。

推奨用途:

Ryzen 7 6800Uは、以下のような用途やユーザーに特に適しています。

  • ポータブルゲーミングPC (UMPC) ユーザー: 内蔵GPU性能を最大限に活かし、場所を選ばずにPCゲームを楽しみたいユーザーにとって、Ryzen 7 6800Uは最適な選択肢の一つです。多くのUMPCメーカーが採用していることからも、その適性がうかがえます [PC Watch 8, ASCII.jp 9, PC Watch 4, マイナビニュース 47, PC Watch 25, GPD Direct 16, リンクスインターナショナル 17]。
  • 高性能な薄型軽量ノートPCを求めるユーザー: 高い携帯性を維持しながら、日常的な作業はもちろん、設定次第で本格的なゲームプレイや、GPUアクセラレーションの恩恵を受けられる動画編集・写真編集などのクリエイティブ作業もこなしたいユーザーに適しています [うっしーならいふ 11, ASUS 日本 55, うっしーならいふ 15, For All 7, PC Watch 2, うっしーならいふ 15, For All 7]。
  • マルチタスクや電力効率を重視するユーザー: 複数のアプリケーションを同時に快適に動作させたい、あるいはバッテリー駆動時間をできるだけ長く保ちたいといったニーズを持つユーザーにとって、優れたマルチコア性能と電力効率のバランスは大きな魅力となるでしょう [ガズログ 1, dosparaplus.com 63, ガズログ 1]。

結論:

AMD Ryzen 7 6800Uは、特に内蔵グラフィックス性能において、モバイルプロセッサの新たな可能性を切り開いた製品です。CPU性能も堅実であり、優れた電力効率と合わせて、多くの用途で高いレベルのパフォーマンスと満足度を提供します。

ただし、その性能は搭載されるデバイスの設計思想(TDP設定や冷却能力)に大きく依存するという側面も持ち合わせています。したがって、Ryzen 7 6800U搭載デバイスの購入を検討する際には、スペックシート上のプロセッサ名だけでなく、個別の製品レビューを十分に参照し、自身のニーズ(求める性能レベル、重視する要素:携帯性、静音性、バッテリー寿命など)に合致したTDP設定や冷却性能を持つモデルを慎重に選択することが、その性能を最大限に引き出し、満足のいく体験を得るための鍵となります。

引用文献

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  18. AMD Ryzen 7 7840U vs Ryzen 7 6800U​: performance comparison – NanoReview, 4月 12, 2025にアクセス、 https://nanoreview.net/en/cpu-compare/amd-ryzen-7-7840u-vs-amd-ryzen-7-6800u
  19. 比較】AMD Ryzen 7 6800U vs Intel Core i7-1260P、非常に良いマッチングです。 – LaptopMedia, 4月 12, 2025にアクセス、 https://laptopmedia.com/jp/comparisons/comparison-amd-ryzen-7-6800u-vs-intel-core-i7-1260p-a-very-good-matchup/
  20. [比較】AMD Ryzen 7 6800U vs Ryzen 7 5800U ~5800Uはまだ潰れる気がしない | LaptopMedia 日本, 4月 12, 2025にアクセス、 https://laptopmedia.com/jp/comparisons/comparison-amd-ryzen-7-6800u-vs-ryzen-7-5800u-the-5800u-isnt-ready-to-go-down/
  21. 比較】AMD Ryzen 7 6800U vs AMD Ryzen 7 6800H ~正直なところ、差はそれほど大きくない, 4月 12, 2025にアクセス、 https://laptopmedia.com/jp/comparisons/comparison-amd-ryzen-7-6800u-vs-amd-ryzen-7-6800h-the-gap-isnt-that-large-to-be-honest/
  22. Lenovo Yoga 770(AMD)レビュー 2022年のマストバイ2-in-1ノートPC | うっしーならいふ, 4月 12, 2025にアクセス、 https://usshi-na-life.com/2022/07/16/lenovo-yoga-770amd-review/
  23. レノボIdeaPad Flex 570(14型 AMD)レビュー:高性能&高コスパだけど外観がややチープ, 4月 12, 2025にアクセス、 https://komameblog.jp/review/ideapad-flex570-14/
  24. Ryzen 7 6800U搭載で80mm角、アダプタ/ケーブル込みで457g!「MINISFORUM EM680」 – PC Watch, 4月 12, 2025にアクセス、 https://pc.watch.impress.co.jp/docs/column/short-review/1505972.html
  25. 【Hothotレビュー】Ryzen 7 6800U搭載のド本命?TDP 33W駆動のハイパフォーマンスなゲーミングUMPC「AYANEO 2」 – PC Watch, 4月 12, 2025にアクセス、 https://pc.watch.impress.co.jp/docs/column/hothot/1474059.html
  26. AMD Radeon 680M グラフィックスのゲーム性能を検証![HP …, 4月 12, 2025にアクセス、 https://okiniiripasokon.com/blog-entry-1830.html
  27. 比較】Intel Core i7-1250U vs AMD Ryzen 7 6800U ~より高性能か – LaptopMedia, 4月 12, 2025にアクセス、 https://laptopmedia.com/jp/comparisons/comparison-intel-core-i7-1250u-vs-amd-ryzen-7-6800u-choosing-between-more-performane-or-more-efficiency/
  28. Intel Core i7 1260P vs AMD Ryzen 7 6800U​: performance comparison – NanoReview, 4月 12, 2025にアクセス、 https://nanoreview.net/en/cpu-compare/intel-core-i7-1260p-vs-amd-ryzen-7-6800u
  29. Intel Core i7 1255U vs AMD Ryzen 7 7730U: performance comparison – NanoReview, 4月 12, 2025にアクセス、 https://nanoreview.net/en/cpu-compare/intel-core-i7-1255u-vs-amd-ryzen-7-7730u
  30. サードウェーブ GALLERIA RL5R-G165の実機レビュー – the比較, 4月 12, 2025にアクセス、 https://org.thehikaku.net/pc/dospara/23GALLERIA-RL5R-G165.html
  31. レノボ IdeaPad Slim 170 15.6型 (AMD)の実機レビュー – the比較, 4月 12, 2025にアクセス、 https://org.thehikaku.net/pc/lenovo/22ideapad-slim170.html
  32. AMD Ryzen 7 5800U Processor – Benchmarks and Specs – NotebookCheck.net Tech, 4月 12, 2025にアクセス、 https://www.notebookcheck.net/AMD-Ryzen-7-5800U-Processor-Benchmarks-and-Specs.510374.0.html
  33. HP 14s-fqレビュー:セール時が狙い目のエントリー向けノートPC – こまめブログ, 4月 12, 2025にアクセス、 https://komameblog.jp/review/hp14s-fq/
  34. AMD Ryzen 7 6800U vs Intel i7-1260P [cpubenchmark.net] by PassMark Software, 4月 12, 2025にアクセス、 https://www.cpubenchmark.net/compare/4923vs4707/AMD-Ryzen-7-6800U-vs-Intel-Core-i7-1260P
  35. AMD Ryzen 7 6800U vs Ryzen 7 5800U [cpubenchmark.net] by PassMark Software, 4月 12, 2025にアクセス、 https://www.cpubenchmark.net/compare/AMD-Ryzen-7-6800U-vs-AMD-Ryzen-7-5800U/4923vs4102
  36. Intel Core i5 1345U vs AMD Ryzen 7 6800U​: performance comparison – NanoReview, 4月 12, 2025にアクセス、 https://nanoreview.net/en/cpu-compare/intel-core-i5-1345u-vs-amd-ryzen-7-6800u
  37. AMD Ryzen 7 6800U​ vs Ryzen 7 5800U: performance comparison – NanoReview, 4月 12, 2025にアクセス、 https://nanoreview.net/en/cpu-compare/amd-ryzen-7-6800u-vs-amd-ryzen-7-5800u
  38. Intel Core i7 1255U vs AMD Ryzen 7 6800U​: performance comparison – NanoReview, 4月 12, 2025にアクセス、 https://nanoreview.net/en/cpu-compare/intel-core-i7-1255u-vs-amd-ryzen-7-6800u
  39. Apple M2と第12世代Core Pをベンチ比較。CPUはCoreが、GPUはM2が優位, 4月 12, 2025にアクセス、 https://pc.watch.impress.co.jp/docs/column/ubiq/1422954.html
  40. 「Ryzen 7 5800U」はApple M1を上回る性能で、Intel並みの長時間駆動を実現 – PC Watch, 4月 12, 2025にアクセス、 https://pc.watch.impress.co.jp/docs/column/ubiq/1315668.html
  41. 現時点最高のポータブルゲーミングPC「ROG Ally」レビュー。ハード、ソフトの仕上がりも隙なし!, 4月 12, 2025にアクセス、 https://pc.watch.impress.co.jp/docs/column/hothot/1503758.html
  42. 比較】AMD Ryzen 7 6800U vs Intel Core i7-1165G7 ~これは違法な気がする – LaptopMedia, 4月 12, 2025にアクセス、 https://laptopmedia.com/jp/comparisons/comparison-amd-ryzen-7-6800u-vs-intel-core-i7-1165g7-this-feels-illegal/
  43. ASUS Zenbook 15 OLED UM3504DAレビュー:Ryzen 7 7735U+OLEDの高性能&高品質ノートPC | こまめブログ, 4月 12, 2025にアクセス、 https://komameblog.jp/review/zenbook15-um3504da/
  44. 【AMD Ryzen 9 6900HX】CPU、内臓GPUの性能はどれくらい? – やっしーブログ |, 4月 12, 2025にアクセス、 https://yassiy-blog.com/tisiki-cpu-ry1/
  45. MINISFORUM UM780 XTXレビュー:最強の内蔵GPU「Radeon 780M」を搭載 | ちもろぐ, 4月 12, 2025にアクセス、 https://chimolog.co/bto-um780-xtx/
  46. Ryzen 7 9800X3Dをベンチマーク:Ryzen 7 9700Xや7800X3Dと徹底比較してみた | ちもろぐ, 4月 12, 2025にアクセス、 https://chimolog.co/ryzen-7-9800x3d/
  47. 「ONEXPLAYER mini Pro Ryzen版」レビュー! Ryzen 7 6800Uは超快適、リモートプレイにも!, 4月 12, 2025にアクセス、 https://news.mynavi.jp/article/20230112-2560071/
  48. Intel Core i7-1260Pのベンチマーク – パソコンガイド, 4月 12, 2025にアクセス、 https://for-real.jp/intel-core-i7-1260p-benchmarks/
  49. ASUS Zenbook S 13 OLED UX5304MAの実機レビュー – the比較, 4月 12, 2025にアクセス、 https://org.thehikaku.net/pc/asus/24Zenbook-S13-OLED.html
  50. 【実機レビュー】GPD WIN 4 〜手のひらサイズのポータブルゲーミングPCがここまで来た!AMD Ryzen7 6800U 搭載!スペックチェック&ベンチマークテスト編【非公式 PS Vita2】 – YouTube, 4月 12, 2025にアクセス、 https://www.youtube.com/watch?v=AOLca1DhHJU
  51. Massive Performance Increase for Creators | i7-1260P Vs Ryzen 7 6800U – YouTube, 4月 12, 2025にアクセス、 https://www.youtube.com/watch?v=CbMq01pCYT8
  52. 【この性能で安い!】高性能なRyzen搭載ミニPCがお買い得。「GEEKOM A6」をレビューします!, 4月 12, 2025にアクセス、 https://www.youtube.com/watch?v=WAuwJUuMuBM
  53. Enormous Performance Gains – AMD Ryzen 7 6800U vs Intel Core i7-1260P – YouTube, 4月 12, 2025にアクセス、 https://www.youtube.com/watch?v=UK5T4SvTgeQ
  54. Zenbook S 13 OLED (UM5302, AMD Ryzen 6000 series) – レビュー – ASUS, 4月 12, 2025にアクセス、 https://www.asus.com/jp/laptops/for-home/zenbook/zenbook-s-13-oled-um5302/review/
  55. Zenbook S 13 OLED (UM5302, AMD Ryzen 6000 series) – 記事レビュー – ASUS, 4月 12, 2025にアクセス、 https://www.asus.com/jp/laptops/for-home/zenbook/zenbook-s-13-oled-um5302/review/media/
  56. ASUS ノートパソコン Zenbook S 13 OLED UM5302TA (Ryzen 7 6800U 16GB 1TB 13.3型 有機EL タッチパネル搭載 指紋認証) UM5302TA-LX444W/A 【日本正規代理店品】 | ASUS, 4月 12, 2025にアクセス、 https://www.amazon.co.jp/ASUS-UM5302TA-%E3%82%BF%E3%83%83%E3%83%81%E3%83%91%E3%83%8D%E3%83%AB%E6%90%AD%E8%BC%89-UM5302TA-LX444W-%E3%80%90%E6%97%A5%E6%9C%AC%E6%AD%A3%E8%A6%8F%E4%BB%A3%E7%90%86%E5%BA%97%E5%93%81%E3%80%91/dp/B0B8GVWQ4D
  57. AOKZOE A1 国内正規版 Ryzen7 6800U/ 8インチ/ FHD/大容量バッテリー/ポータブルゲーミングUMPC (【Ryzen7 6800U/16GB/1TB/バッテリー17100mAh】), 4月 12, 2025にアクセス、 https://www.amazon.co.jp/AOKZOE-%E5%A4%A7%E5%AE%B9%E9%87%8F%E3%83%90%E3%83%83%E3%83%86%E3%83%AA%E3%83%BC-%E3%83%9D%E3%83%BC%E3%82%BF%E3%83%96%E3%83%AB%E3%82%B2%E3%83%BC%E3%83%9F%E3%83%B3%E3%82%B0UMPC-%E3%80%90Ryzen7-%E3%83%90%E3%83%83%E3%83%86%E3%83%AA%E3%83%BC17100mAh%E3%80%91/dp/B0BJT5DZPD
  58. Intel Core i7 12700H vs AMD Ryzen 7 6800U​: performance comparison – NanoReview, 4月 12, 2025にアクセス、 https://nanoreview.net/en/cpu-compare/intel-core-i7-12700h-vs-amd-ryzen-7-6800u
  59. Processor Benchmarks – Geekbench Browser, 4月 12, 2025にアクセス、 https://browser.geekbench.com/processor-benchmarks
  60. AMD Ryzen 9 6900HS Benchmarks – Geekbench Browser, 4月 12, 2025にアクセス、 https://browser.geekbench.com/processors/amd-ryzen-9-6900hs
  61. AMD Ryzen 7 PRO 6850U Benchmarks – Geekbench Browser, 4月 12, 2025にアクセス、 https://browser.geekbench.com/processors/amd-ryzen-7-pro-6850u
  62. ベスト グラフィックカード – 2025年3月 – UL Benchmarks, 4月 12, 2025にアクセス、 https://benchmarks.ul.com/jp/compare/best-gpus
  63. 「Core i」と「Ryzen」の違いを徹底比較!各CPUが適している作業・業務は何か? – ドスパラプラス, 4月 12, 2025にアクセス、 https://dosparaplus.com/library/details/000629.html
  64. CPU性能比較【2025年最新版】 – ソフマップ, 4月 12, 2025にアクセス、 https://www.sofmap.com/contents/?id=nw_ga_cpu&sid=0
  65. Core i7-1260PとCore i7-1165G7を性能比較!写真・動画編集にはどっちがおすすめ?, 4月 12, 2025にアクセス、 https://rawcom.jp/1260p-1165g7/
  66. BTOパソコン・評判のBTO PC通販ショップ – TSUKUMO eX.computer, 4月 12, 2025にアクセス、 https://www.tsukumo.co.jp/bto/pc/
  67. BTOパソコン通販専門店のストーム(STORM), 4月 12, 2025にアクセス、 https://www.stormst.com/
  68. Lenovo Yoga 7 Gen 8 14型 AMDの実機レビュー 最高で2.8K OLED液晶 10bitディスプレイ搭載可能 – パソコンガイド, 4月 12, 2025にアクセス、 https://for-real.jp/lenovo-yoga-7-gen-8-amd-14inch-review/
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