1. Apple A12 Bionicチップ:概要と技術仕様
Apple A12 Bionicは、Appleがモバイルデバイス向けに設計したSystem-on-a-Chip(SoC)であり、2018年9月に発表されたiPhone XS、iPhone XS Max、およびiPhone XRに初めて搭載された重要なプロセッサである 1。本セクションでは、その主要な技術仕様と搭載デバイスについて詳述する。
1.1. 主要スペックとアーキテクチャ
A12 Bionicは、業界で初めて7nmプロセスルールを採用して量産されたモバイルSoCとして登場した 2。この微細化技術により、前世代のA11 Bionic(10nmプロセス、43億トランジスタ)と比較して、トランジスタ数を69億個へと大幅に増加させることが可能となり、性能向上と電力効率改善の基盤を築いた 1。この集積度は、当時のハイエンドデスクトップ向けCPUに匹敵するものであった 3。
CPUは、Appleが設計した64ビットARMv8.3-Aアーキテクチャに基づき、2つの高性能コア「Vortex」(最大2.49GHzまたは2.5GHz)と4つの高効率コア「Tempest」から構成されるヘキサ(6)コア構成を採用している 3。Appleの発表によれば、高性能コアはA11 Bionic比で最大15%高速化しつつ消費電力を40%削減、高効率コアは消費電力を最大50%削減したとされる 1。
GPUもApple独自設計であり、コア数がA11 Bionicの3コアから4コア(G11P)へと増強された 1。これにより、グラフィックス性能はA11 Bionic比で最大50%向上したとされている 1。さらに、テッセレーションやマルチレイヤーレンダリングといった新機能に対応し、特に3Dゲームにおけるグラフィック表現能力が強化された 3。
A12 Bionicにおける最も注目すべき進化の一つが、Neural Engineである。A11 Bionicの2コア(毎秒6000億回演算)から大幅に強化され、8コア構成となり、毎秒最大5兆回の演算処理能力(5 TOPS)を実現した 2。これはA11 Bionicの8倍以上の性能向上に相当する。この強化されたNeural Engineは、Face IDの認証速度向上、ARKitを用いた拡張現実体験の向上、Core MLによる機械学習タスクの高速化、そしてスマートHDRなどのコンピュテーショナルフォトグラフィ機能において中心的な役割を果たしている 3。また、これらの高度な処理を、従来の10分の1程度の消費電力で実行できる高いエネルギー効率も達成している 3。このNeural Engineの大幅な性能向上は、7nmプロセスへの移行によって得られたトランジスタ数の増加を、Appleが特にAI・機械学習処理能力の強化に重点的に割り当てた結果と考えられる。これは、単なるCPU/GPUの性能向上以上に、デバイス上でのインテリジェントな機能(高度な写真処理やARなど)の実現に向けたAppleの戦略的方向性を示すものであった。
メモリについては、LPDDR4X規格のRAMがSoCパッケージ内に統合されており、iPhone XS/XS Maxでは4GB、iPhone XRおよび後発のiPadモデル(第8世代iPadなど)では3GBが搭載されている 1。また、セキュリティ機能としてSecure Enclaveも搭載されており、2020年秋にはアップデートが施されている 1。
(表1: A12 Bionic 主要スペック)
特徴 | 仕様 | 出典例 |
プロセスルール | 7nm FinFET (TSMC) | 1 |
CPUコア | 2x Vortex (高性能) + 4x Tempest (高効率) | 1 |
GPUコア | 4コア Apple独自設計 (G11P) | 1 |
Neural Engineコア | 8コア | 1 |
Neural Engine性能 | 最大 5兆回演算/秒 (5 TOPS) | 2 |
トランジスタ数 | 69億個 | 1 |
発表時期 | 2018年9月 | 1 |
1.2. 搭載デバイス一覧とリリース
A12 Bionicチップは、発表当初のiPhoneフラッグシップモデルだけでなく、その後数年間にわたりiPadやApple TVにも採用され、その性能と電力効率のバランスの良さを示した。以下に主な搭載デバイスと発表・発売時期をまとめる。
(表2: A12 Bionic 搭載デバイス)
デバイス | 発表/発売時期 | 出典例 |
iPhone XS | 2018年9月 | 1 |
iPhone XS Max | 2018年9月 | 1 |
iPhone XR | 2018年9月発表/10月発売 | 1 |
iPad Air (第3世代) | 2019年3月 | 1 |
iPad mini (第5世代) | 2019年3月 | 1 |
iPad (第8世代) | 2020年9月 | 1 |
Apple TV 4K (第2世代) | 2021年4月発表/5月発売 | 1 |
2. ベンチマーク測定ツールの特定
Apple A12 Bionicの性能を客観的に評価するため、日本の技術系レビューサイトやブログでは、標準化されたベンチマークアプリケーションが広く用いられている。これらのツールは、CPU、GPU、AI処理能力、メモリ性能など、SoCの異なる側面を数値化し、比較分析を可能にする。
2.1. 日本語レビューで言及される主要ツール
A12 Bionic搭載デバイスのレビューにおいて、特に頻繁に参照されるベンチマークツールは以下の通りである。
- AnTuTu Benchmark: スマートフォンやタブレットの総合的な性能を測定するベンチマークとして、日本のレビュー記事でも広く採用されている 7。CPU、GPU、メモリ(MEM)、ユーザーエクスペリエンス(UX)の各項目でスコアを算出し、総合スコアでデバイス全体のパフォーマンスを示す 9。中国発のソフトウェアである 10。GIGAZINE 7 や Garumax 8 などのサイトで利用例が見られる。
- Geekbench: CPUのシングルコア性能とマルチコア性能を測定するための定番ツールとして認識されており、多くのレビューで引用されている 4。特に、個々のCPUコアの性能を示すシングルコアスコアと、全コアを利用した際の処理能力を示すマルチコアスコアが重視される。また、GPUの演算性能(Compute)を測定する機能(特にAppleデバイスではMetal APIを使用)も備えており、PC Watch 6 や applech2.com 4 などで言及されている。Geekbench 4とGeekbench 5ではスコアリングの基準が異なるため、バージョンを明記することが重要である。
- 3DMark: 主にGPUのグラフィックス描画性能を測定するために用いられるベンチマークツールである。特に「Wild Life」などのテストは、モバイルゲームにおけるパフォーマンスを評価する指標として参照される 13。UL Benchmarks (旧Futuremark) のウェブサイト 13 でスコアが公開されていることが多い。
これらのツール(AnTuTu、Geekbench、3DMark)は、A12 Bionicが登場した時期の日本のモバイル技術メディアにおいて、SoCの性能を多角的に評価するための事実上の標準となっていた。それぞれが異なる側面(総合性能、CPU性能、GPU性能)に焦点を当てているため、組み合わせて参照することで、より包括的な性能評価が可能となる。
3. Apple A12 Bionic ベンチマークスコア分析
収集した日本語のレビューサイトやベンチマークデータベースの情報に基づき、Apple A12 Bionicの具体的なベンチマークスコアを分析する。ここでは、CPU性能、総合性能、GPU性能、AI性能に分けて解説する。
3.1. CPU性能 (Geekbench)
GeekbenchはCPU性能を測る上で重要な指標であり、特にシングルコア性能は多くの日常的なタスクの応答性に影響を与える。
- Geekbench 4: A12 Bionic搭載のiPad Air (第3世代) または iPad mini (第5世代) と思われるデバイス(iPad11,2)のスコアとして、Single-Coreが4806、Multi-Coreが11607という結果が報告されている 4。このテストではメモリ3GBが確認されている 4。また、iPhone XSの初期(またはプレリリース)のスコアとして、Single-Core 4673、Multi-Core 10912という値も報告されている(メモリ4GB) 12。
- Geekbench 5: より新しいバージョンのGeekbench 5では、スコアリングの尺度が変更されている。iPad (第8世代) のスコアは、Single-Core 1117、Multi-Core 2661と報告されている 6。これは同記事内で比較されているA12X Bionic搭載iPad Pro (2018) のMulti-Coreスコア(4628)よりは低いものの、Single-Coreスコア(1119)とはほぼ同等である 6。Geekbench Browserの集計データ 16 によると、他のA12搭載デバイスのGeekbench 5 Multi-Coreスコアは、iPad Air 3が2947、iPad mini 5が2887、iPad 8が2804、iPhone XS Maxが2672、iPhone XSが2661、iPhone XRが2273となっている。
これらのスコアから、A12 Bionicは非常に高いシングルコア性能を持つことが確認できる。これは、アプリの起動速度やウェブブラウジングなど、単一の処理が重要となる場面での快適性に寄与する。Multi-Core性能も強力だが、Geekbench 4とGeekbench 5ではスコアの絶対値が大きく異なるため、比較の際は必ずバージョンを揃える必要がある。また、同じA12チップを搭載していても、デバイス(iPhone XS/XR、iPad)によって若干スコアに差が見られる。これは搭載メモリ量(3GB vs 4GB)や、筐体のサイズ・設計の違いによる放熱性能の差(サーマルスロットリングの影響)などが要因として考えられる。
(表3: A12 Geekbench スコア概要)
デバイス | ベンチマーク Ver. | Single-Core | Multi-Core | 出典サイト | 備考 |
iPad (Air 3/mini 5?) | Geekbench 4 | 4806 | 11607 | applech2.com | iPad11,2, 3GB RAM 4 |
iPhone XS (初期) | Geekbench 4 | 4673 | 10912 | gigazine.net (Consomac) | 4GB RAM 12 |
iPad (第8世代) | Geekbench 5 | 1117 | 2661 | pc.watch.impress.co.jp | 6 |
iPad Air (第3世代) | Geekbench 5 | – | 2947 | browser.geekbench.com | 16 |
iPad mini (第5世代) | Geekbench 5 | – | 2887 | browser.geekbench.com | 16 |
iPhone XS Max | Geekbench 5 | – | 2672 | browser.geekbench.com | 16 |
iPhone XS | Geekbench 5 | – | 2661 | browser.geekbench.com | 16 |
iPhone XR | Geekbench 5 | – | 2273 | browser.geekbench.com | 16 |
3.2. 総合性能 (AnTuTu)
AnTuTuベンチマークは、CPU、GPU、メモリ、UX(ユーザーエクスペリエンス)を総合的に評価する。ただし、バージョンアップに伴うスコア算出方法の変更が大きく、スコアの絶対値はバージョン間で大きく変動する点に注意が必要である。
- AnTuTu v7: iPhone XS/XS Maxの発売当初(2018年9月頃)のスコアは、iPhone XSが約24.4万(3Dテスト一部失敗)、iPhone XS Maxが約33.2万であったと報告されている 7。これはA11 Bionic搭載のiPhone X(約19.2万〜23万)と比較して明確な性能向上を示している 7。Garumaxに投稿されたデータによると、iOS 12環境下のiPhone XSのv7スコアは、時期により約33万〜36.8万の範囲で記録されている 8。
- AnTuTu v9: バージョンが上がり、スコアのスケールも変化した。iPhone XR (iOS不明) のスコアは約50.7万(CPU 14.4万, GPU 18.9万)と報告されている 9。iPhone XS (iOS 14.7.1/15.4.1) では、2021年〜2022年にかけて約51.9万〜55.9万のスコアが記録されている 8。
- AnTuTu v10: さらにスコアがインフレートした最新バージョン(本レポート作成時点)。iPhone XS (iOS 17.3-18.1.1) では、2024年に入ってから約63.1万〜74.6万というスコアが報告されている 8。
AnTuTuスコアは、A12 Bionicが高い総合性能を持つことを示しているが、バージョン間のスコア変動が極めて大きい。例えばiPhone XSでは、v7時代の約35万点からv10時代の約70万点超へと、スコアが倍増している 8。これはベンチマークアプリ自体の評価基準や重み付けの変化によるものであり、異なるバージョンのスコアを直接比較することはできない。しかし、同一バージョン内での比較(例:v7におけるA12 vs A11 7)や、同一デバイスにおけるOSアップデート・ベンチマークアップデートに伴うスコア推移 8 を追うことで、相対的な性能や長期的なパフォーマンス維持の傾向を把握することは可能である。A12 Bionicは、発売から数年経過した時点のv10においても、依然として高いスコアを維持しており、基本的な処理能力の高さを示唆している。
(表4: A12 AnTuTu スコア概要)
デバイス | iOS Ver. | AnTuTu Ver. | 総合スコア | CPU | GPU | MEM | UX | 出典サイト | 測定時期 |
iPhone XS Max | iOS 12 | v7 | 332,249 | – | – | – | – | gigazine.net | 2018年9月 |
iPhone XS | iOS 12 | v7 | 342,297 | – | 140,801 | – | – | garumax.com | 2018年9月22日 |
iPhone XS | iOS 12.1.1 | v7 | 355,584 | – | 152,317 | – | – | garumax.com | 2019年11月28日 |
iPhone XR | 不明 | v9.0.6 | 507,516 | 144,606 | 189,235 | 69,244 | 104,431 | hello-mobile-world.jp | 2022年9月以前 |
iPhone XS | iOS 15.4.1 | v9 | 559,142 | – | 202,450 | – | – | garumax.com | 2022年5月4日 |
iPhone XS | iOS 17.4.1 | v10 | 715,583 | – | 212,529 | – | – | garumax.com | 2024年4月10日 |
iPhone XS | iOS 18.1.1 | v10 | 746,255 | – | 174,298 | – | – | garumax.com | 2024年12月4日 |
(注: AnTuTuスコアはバージョンや測定環境により大きく変動するため、あくまで参考値)
3.3. GPU性能 (3DMark, 他)
GPU性能は、特にゲームやグラフィック処理の快適性に直結する。
- 3DMark Wild Life: UL Benchmarksのデータベースによると、iPhone XSのスコアは5698、安定性(Stability)は63%とされている 14。iPad Air (第3世代) は6380 13、iPad mini (第5世代) は5863 13、iPad (第8世代) は5476 13 と、デバイス間で若干の差異が見られる。安定性63%という数値は、高負荷が持続した場合に性能が低下する(サーマルスロットリングが発生する)可能性を示唆しており、これは薄型筐体のモバイルデバイスでは一般的な特性である。
- Geekbench Compute (Metal): iPad (第8世代) のスコアは5167と報告されている 6。これは同記事で比較されているA12X Bionic(11090)の半分以下であり、コア数の違い(A12 GPU: 4コア vs A12X GPU: 7コア 18)が明確に表れている。
- AnTuTu GPU: AnTuTuの個別スコアからもGPU性能を窺い知ることができる。例えば、iPhone XSのv10環境下でのGPUスコアは約17万〜21万点 8、iPhone XRのv9環境下でのGPUスコアは約18.9万点 9 となっている。
これらの結果から、A12 BionicのGPUは、当時のモバイルSoCとして高い性能を有しており、多くの3Dゲームやグラフィック処理を快適にこなせる能力を持っていたことがわかる。デバイス間のスコア差は、放熱設計の違いやメモリ帯域、あるいは個体差や測定誤差などが影響している可能性がある。
(表5: A12 GPU ベンチマークスコア概要)
デバイス | ベンチマークツール | スコア | 出典サイト | 備考 |
iPhone XS | 3DMark Wild Life | 5698 | benchmarks.ul.com | 安定性 63% 14 |
iPad Air (第3世代) | 3DMark Wild Life | 6380 | benchmarks.ul.com | 13 |
iPad mini (第5世代) | 3DMark Wild Life | 5863 | benchmarks.ul.com | 13 |
iPad (第8世代) | 3DMark Wild Life | 5476 | benchmarks.ul.com | 13 |
iPad (第8世代) | Geekbench 5 Compute | 5167 | pc.watch.impress.co.jp | Metal API 6 |
iPhone XR | AnTuTu v9 GPU | 189,235 | hello-mobile-world.jp | 9 |
iPhone XS | AnTuTu v10 GPU (例) | 212,529 | garumax.com | iOS 17.4.1 8 |
3.4. AI/機械学習性能 (Neural Engine)
A12 Bionicの最大の特徴とも言えるのが、大幅に進化した8コアのNeural Engineである。
- 性能: 毎秒最大5兆回の演算(5 TOPS)を実行可能であり、これはA11 Bionic(0.6 TOPS)の約8.3倍に相当する驚異的な向上である 2。
- 応用: この強力なAI処理能力は、デバイス上でリアルタイムに複雑な機械学習タスクを実行することを可能にした。具体的には、以下のような機能の実現や向上に貢献している 3。
- Face ID: より高速で正確な顔認証。帽子やメガネを着用していても認識精度が高い。
- カメラ: スマートHDRによるダイナミックレンジの広い写真撮影、ポートレートモードにおける背景ボケの精度向上と撮影後の深度コントロール機能。
- AR: より現実に近い拡張現実体験。空間認識能力の向上とリアルタイムでの3Dオブジェクト描画。
- Core ML: アプリケーション開発者が機械学習モデルを容易に組み込めるフレームワークの性能向上。
- 効率: 高性能でありながら、同じ処理を従来の10分の1の消費電力で実行できるとされ、バッテリー駆動時間への貢献も期待された 3。
- 競合比較: 発表当時、ファーウェイのKirin 980などの競合チップもNPU(Neural Processing Unit)を搭載していたが、A12 BionicのNeural Engineはそれを凌駕する性能を持つと評価されており、「史上最強のスマホ向け機械学習エンジン」と評するメディアもあった 3。
このように、A12 BionicにおけるNeural Engineの飛躍的な進化は、単なるスペック向上にとどまらず、写真、セキュリティ、ARといった分野でユーザー体験を大きく向上させる原動力となった。これは、Appleが汎用的なCPU/GPU性能だけでなく、特定のタスクに特化したアクセラレータ(Neural Engine)の重要性を認識し、積極的に開発を進めていることを示す象徴的な事例である。
4. 性能比較分析
A12 Bionicの性能をより深く理解するために、前世代のA11 Bionicおよび同時代の競合Android SoCと比較分析を行う。
4.1. 前世代 (A11 Bionic) との比較
A12 Bionicは、A11 Bionicから着実な性能向上を果たした。
- Apple公式発表: CPUの高性能コアで最大15%高速化・40%省電力化、高効率コアで50%省電力化、GPUで最大50%高速化と発表されている 1。
- Neural Engine: 最も大きな進化が見られた部分であり、A11の0.6 TOPSからA12の5 TOPSへと約8.3倍の性能向上を達成した 1。
- ベンチマークスコア比較:
- AnTuTu v7: GIGAZINEのテストでは、iPhone XS/XS Max(A12)が約24.4万〜33.2万点に対し、iPhone X(A11)は約19.2万〜23万点であり、約20〜40%程度の総合スコア向上が見られた 7。hello-mobile-world.jpのデータでも、A12搭載機がA11搭載機より10〜15万点ほど高いスコアを示している(ただしバージョン不明瞭) 9。
- Geekbench 4: iPhone 8/X(A11)のスコア(Single: 約4000-4200, Multi: 約9300-10000 19)と、iPhone XS/新iPad(A12)のスコア(Single: 約4700-4800, Multi: 約10900-11600 4)を比較すると、Single-Coreで約10〜20%、Multi-Coreで約10〜25%の性能向上が確認できる。
公式発表のCPUコア単体の性能向上率(15%)は比較的穏やかであったが、実際のベンチマークではそれを上回る性能向上が見られる場合がある。これは、CPUコア自体の改良に加え、キャッシュメモリの改善(L1キャッシュ増量 12)、メモリコントローラ、システム全体の最適化などが寄与していると考えられる。GPU性能は公称通り大幅に向上しており、Neural Engineの性能向上は桁違いであった。この結果、A12 Bionicは、単なる速度向上だけでなく、特にAIを活用した新機能(スマートHDR、進化したFace IDなど)において、A11 Bionicからの明確な進化をユーザーに提供したと言える。
(表6: A12 vs. A11 Bionic 性能比較概要)
指標 | A11 Bionic (iPhone X/8) | A12 Bionic (iPhone XS/XR等) | 向上率 (A12 vs A11) | 出典例 |
CPU 高性能コア (公称) | ベース | 最大15% 高速 / 40% 省電力 | +15% | 1 |
GPU (公称) | ベース | 最大50% 高速 | +50% | 1 |
Neural Engine (演算能力) | 0.6 TOPS | 5 TOPS | 約 +733% (8.3倍) | 1 |
AnTuTu v7 (総合, 平均) | 約 21万点 | 約 34万点 | 約 +62% | 7 (概算) |
Geekbench 4 Single | 約 4100点 | 約 4750点 | 約 +16% | 4 (概算) |
Geekbench 4 Multi | 約 9800点 | 約 11200点 | 約 +14% | 4 (概算) |
(注: ベンチマークスコアは平均値や代表値であり、測定環境により変動)
4.2. 同時期の競合チップとの比較
A12 Bionicが登場した2018年後半から2019年初頭にかけての主要な競合Android SoCとの性能比較を行う。
4.2.1. vs Snapdragon 845/855
- Snapdragon 845 (2018年前半の主力): A12 BionicはSnapdragon 845に対して明確な性能的優位性を示した。特にCPUシングルコア性能やGPU性能で差が大きかったとされる。AnandTechによるJavaScriptベンチマークテスト(Speedometer 2.0, WebXPRT 3)では、iPhone XS(A12)がSnapdragon 845搭載機(Xiaomi Mi Mix 2S, OnePlus 6)に対して1.6倍から2.4倍のスコアを記録したと報じられている 20。これは、実際のウェブブラウジング体験において大きな差となり得ることを示唆している。
- Snapdragon 855 (2019年前半の主力): A12 Bionicの直接的な競合相手となるチップである。全体的な性能は拮抗していたが、多くのテストでA12 Bionicが、特にシングルコア性能において優位性を保っていた。cpubenchmark.netの比較では、マルチコア性能は同等ながら、シングルスレッド性能ではA12 Bionicが約28%高速であるとされている 21。一方で、nanoreview.netの比較では、GeekbenchのシングルコアはA12が優位だが、マルチコアではSnapdragon 855が優位という結果も示されている 22。AnTuTuスコア(v7/v8世代)では、A12 Bionic(約40万点超)とSnapdragon 855(約44万点)は比較的近いレベルであったと報告されている 23。ただし、AnTuTu v10の比較では、iOSとAndroidのスコアは直接比較できないという注意書き付きで、A12 BionicがSnapdragon 855 Plusよりも高いスコアを示している例もある 24。
4.2.2. vs Kirin 980 (2018年後半の主力)
- CPU/GPU: Huawei(当時)のフラッグシップSoCであるKirin 980も7nmプロセスを採用しており、A12 Bionicの強力なライバルであった。CPUマルチコア性能ではKirin 980が健闘する場面もあったが、シングルコア性能やGPU性能ではA12 Bionicが優位に立つケースが多かったとされる 25。AnTuTu v7世代のスコア比較では、Kirin 980(約37.5万点 27)に対して、A12 Bionicはより高いスコア(約40万点超 27 や約35万点台 7)を記録していた。
- AI (NPU): Kirin 980もデュアルNPUを搭載しAI性能を強化していたが、A12 BionicのNeural Engine(5 TOPS)は、その性能においてKirin 980を上回ると評価されていた 3。macfan.book.mynavi.jpの記事では、Kirin 980のNPU性能はKirin 970の約2.2倍、A11 Bionicの約3倍としながらも、A12 Bionicを「史上最強」と評している 3。
総じて、A12 Bionicは発売当時、主要なAndroid向けSoCに対して、特にCPUシングルコア性能、GPU性能、そしてAI処理性能において明確なアドバンテージを持っていた。Snapdragon 855の登場により性能差は縮まったものの、Appleのハードウェアとソフトウェアの垂直統合による最適化(例:JavaScript性能 20)や、先進的なNeural Engine 3 により、総合的なパフォーマンスと機能性において高い競争力を維持した。この性能的優位性は、iPhone/iPadのスムーズな操作感や高度な機能を実現する上で重要な要素であった。
(表7: A12 vs. 競合SoC 性能比較概要)
SoC | 指標 (例) | スコア/比較評価 | 出典例 | 備考 |
Apple A12 | Geekbench 4 Single | 約 4750 | 4 (概算) | – |
Apple A12 | AnTuTu v7 (総合) | 約 35万点台 | 7 | – |
Apple A12 | AI性能 (Neural Engine) | 5 TOPS, 当時最高クラス | 3 | – |
Snapdragon 845 | JavaScript (vs A12) | A12が1.6〜2.4倍高速 | 20 | Speedometer 2.0, WebXPRT 3 |
Snapdragon 855 | Geekbench Single (vs A12) | A12が優位 (例: +28% 21, +39% 22) | 21 | – |
Snapdragon 855 | AnTuTu v7/v8 (総合) | 約 44万点 (A12と競合レベル) | 23 | – |
Kirin 980 | Geekbench Single (vs A12) | A12が優位 | 26 | – |
Kirin 980 | AnTuTu v7 (総合) | 約 37.5万点 (A12よりやや低い傾向) | 27 | – |
Kirin 980 | AI性能 (NPU vs A12 NE) | A12 Neural Engineが優位と評価 | 3 | – |
(注: ベンチマークスコアや比較評価は、テスト条件やバージョンにより変動するため参考値)
5. 実使用感と実性能レビュー(日本語レビューに基づく)
ベンチマークスコアはSoCの潜在能力を示すが、実際のユーザー体験はデバイス全体の設計やソフトウェアとの連携によって決まる。ここでは、日本語のレビュー記事から、A12 Bionic搭載デバイスの実使用感に関する評価をまとめる。
5.1. 全般的な操作感とマルチタスク
- iPhone XS/XR: 発売から数年経過しても、通話、メール、SNS、動画視聴といった基本的なタスクは現行モデルと遜色なく快適に動作すると評価されている 28。動作は「軽快」であり 30、ホームボタンのないジェスチャー操作にも容易に慣れることができる 31。
- iPad Air 3: A12 Bionicの搭載により、「プロ並みの性能」を手頃な価格で実現しており、コストパフォーマンスが高いと評価されている 33。画面分割(Split View)などのマルチタスクも快適に行え 34 (M2 Airのレビューだが一般論として適用)、動作の遅延はほとんど感じられない 35。
- iPad (第8世代): A10 Fusionを搭載していた第7世代からA12 Bionicに変更されたことで、性能が大幅に向上し、体感できるほどの差があると評価されている 6。動作は「超快適」で、ほとんどの用途でパワー不足を感じることはない 11。iPadOSのマルチタスク機能もスムーズに動作する 36。YouTube視聴なども全く問題ない 37。ブラウジングやアプリの応答性も速い 38。
これらのレビューから、A12 Bionicは搭載された各デバイスにおいて、ベンチマークスコア通りのスムーズで応答性の高いユーザーエクスペリエンスを提供していたことがわかる。特に、それまで旧世代チップを搭載していたiPad (第8世代) のようなモデルでは、A12 Bionicへのアップグレードが性能と快適性の大幅な向上に直結し、高く評価された 6。
5.2. ゲーム体験
- iPhone XS/XR: A11 Bionic比で最大50%高速化されたGPU 3 により、当時の多くのゲームを高画質設定で快適にプレイできた。「ウマ娘 プリティーダービー」のようなゲームも問題なく動作する 29。ただし、発売から数年が経過すると、「原神」のような最新かつ極めて負荷の高い3Dゲームでは、最高設定での動作が厳しくなる場面も出てくる 28。
- iPad Air 3: 「荒野行動」のような要求スペックの高い3Dゲームも最高画質設定でサクサク遊べると報告されている 33。
- iPad (第8世代): 高いグラフィック性能が要求されるゲームも快適に動作させられるパワーを持つ 11。レビューでは「PUBGモバイル」をスムーズ+90FPS設定でプレイできたとされている(ただし、スピーカー性能など他の要素がゲーム体験に影響する可能性も指摘) 11。全体的にゲームプレイは快適である 38。
A12 BionicのGPU性能は、発売当時のモバイルゲームを高水準で楽しむのに十分な能力を提供した。その後も数年間は多くのゲームに対応できたが、時間経過とともに登場する、より要求スペックの高い最新タイトルに対しては、性能的な限界が見え始めるのは避けられない。それでも、A12 Bionicは幅広いゲームタイトルに対して、長期間にわたり良好なパフォーマンスを提供したと言える。
5.3. カメラ機能(ISP連携、スマートHDR、ポートレート)
- iPhone XS/XR: カメラ機能はA12 Bionicによって最も大きな恩恵を受けた分野の一つである。強化された画像信号プロセッサ(ISP)とNeural Engineの連携により、「スマートHDR」機能が実現され、明暗差の激しい場面でも白飛びや黒つぶれを抑えた、より自然で詳細な描写が可能になった 3。ポートレートモードも進化し、背景のボケ(ボケ味)がより自然になり、さらに撮影後に「深度コントロール」機能でボケの強さを調整できるようになった 3。広角カメラのセンサーサイズがiPhone Xよりも大型化し、暗所性能や階調表現が向上したとの指摘もある 30。ただし、後継モデルに搭載された「ナイトモード」は備えていないため、極端に暗い場所での撮影は苦手とする 28。前面カメラ(TrueDepthカメラ)もスマートHDRやポートレートモードに対応し、セルフィーの品質が向上した 30。一部レビューでは、深度コントロールによるボケが不自然に見える場合があるとの意見もあった 32。
- iPad Air 3 / iPad 8th Gen: これらのiPadモデルのカメラは、iPhone XS/XRほど高性能ではなく、機能も限定的である。メモ代わりやビデオ通話には十分な品質だが、高品質な写真撮影を主目的とするものではない 35 (M2 Airレビューだが傾向は同様)。iPad Air 3の背面カメラは、同時期のiPad Proと異なり、レンズ部分の突起がないデザインとなっている 41。
iPhone XS/XRにおいて、A12 Bionicの強力な演算能力、特にISPとNeural Engineの連携は、コンピュテーショナルフォトグラフィを新たなレベルに引き上げ、スマートHDRや深度コントロールといった特徴的な機能を実現した。これは、単なる画素数競争ではなく、ソフトウェアとハードウェアの融合による画質向上という方向性を強く示すものであった。一方で、iPadにおいては、カメラ機能はより実用的な側面に留まり、A12 Bionicのポテンシャルを最大限に活用する設計にはなっていなかった。
5.4. Face ID 認証速度と AR 機能
- iPhone XS/XR: A12 Bionicの高速なNeural Engineにより、Face IDの認証速度と精度がiPhone Xから向上したと評価されている 3。帽子やメガネを着用していても、より迅速かつ確実にユーザーを認識できるようになった 3。ただし、パンデミック以降はマスク着用時の認証に対応していない点が不便さとして指摘されるようになった 29。
- AR: A12 Bionicの強化されたISP、Neural Engine、GPUの連携により、AR(拡張現実)機能も大幅に向上した。現実空間の認識精度が高まり、仮想オブジェクトをよりリアルタイムかつシームレスに表示・合成できるようになった 3。これにより、より没入感のあるARアプリやゲーム体験が可能になった。
- iPad (Touch IDモデル): iPad Air 3やiPad 8th Genなど、ホームボタンにTouch IDを搭載するモデルでは、Face IDは搭載されていない。これらのモデルのTouch IDは高速かつ信頼性が高く、特にマスク着用時やデバイスを机に置いたままロック解除したい場合に便利であると感じるユーザーもいる 37。
A12 BionicのAI処理能力の向上は、Face IDの日常的な利便性を高めるという直接的なメリットをもたらした。同時に、AR機能の基盤を強化し、将来のアプリケーションに向けた可能性を広げた点も重要である。
5.5. バッテリー効率と実駆動時間
- iPhone XS/XR: Appleは、7nmプロセスの採用と電力管理の改善により、iPhone Xと比較してバッテリー駆動時間が向上した(XSで最大30分、XS Maxで最大1時間半延長)と発表した 3。しかし、実際のユーザーレビュー、特に発売から時間が経過した後のものでは、iPhone XSのバッテリー持ちに対する不満の声も見られる 28。これは、バッテリー自体の経年劣化や、後継モデルと比較して物理的なバッテリー容量が小さいことなどが影響している可能性がある 29。
- iPad Air 3: 一般的なiPadとして良好なバッテリー駆動時間を持つと認識されている。
- iPad (第8世代): バッテリー駆動時間は非常に高く評価されている。公称の最大10時間(Wi-Fiでのインターネット利用)を上回る結果が複数のレビューで報告されており(例:約11時間 6、約12時間使用 42)、他の10インチクラスのタブレットと比較しても際立って持ちが良いとされている 11。これは、A12 Bionicの高い電力効率が貢献していると考えられる 6。
A12 Bionicは、7nmプロセスや設計の最適化により、高い電力効率を目指して開発された 1。その効果は特にiPadモデルで顕著に現れ、優れたバッテリー駆動時間を実現した。iPhone XSについては、発売当初は改善が見られたものの、長期的な使用においてはバッテリーの物理容量や劣化の影響が無視できなくなり、評価が分かれる要因となった可能性がある。
5.6. デバイス別評価抜粋
- iPhone XS/XR: iPhone Xからの正統進化モデルであり、特にカメラ(スマートHDR、深度コントロール)とFace IDの速度向上が大きな改善点として評価された 30。基本的な動作は長期間にわたり快適だったが、最新ゲームへの対応やバッテリー寿命(特に中古品)は後年の懸念材料となった 28。デザインはiPhone Xを踏襲 30。iPhone 7/8などと比較すると重さが増している 31。
- iPad Air 3: A12 Bionicによる「プロ並み」の性能を手頃な価格で提供する、コストパフォーマンスに優れたモデルと位置づけられた 33。ディスプレイ品質(フルラミネーション、広色域)は無印iPadよりも優れている 33。第1世代Apple PencilとSmart Keyboardに対応 41。ProMotion(120Hz表示)や4スピーカーは非搭載 33。お絵描き、ノート、メディア鑑賞に適している 33。
- iPad (第8世代): 第7世代からの最大の進化点はA12 Bionicチップの採用であり、これにより性能とバッテリー駆動時間が大幅に向上した 6。ホームボタンとTouch IDを備えた伝統的なデザインを維持 36。ディスプレイはRetina品質だが、AirやProのようなラミネーション加工や広色域には対応しない 37。最小構成のストレージ容量(32GB)は少ないと感じるユーザーもいる 11。価格に対する性能が高く、非常に優れたエントリーモデルと評価された 11。
A12 Bionicは、フラッグシップiPhoneから、ミドルレンジのiPad Air、エントリーモデルのiPadまで、幅広い製品ラインナップに高性能と高効率をもたらすことに成功した。iPhoneではカメラやFace IDといった先進機能の実現に貢献し、iPadでは旧世代チップからの大幅な性能向上により、製品価値と寿命を引き上げた。デバイスごとのディスプレイ技術、認証方式、アクセサリー対応などの違いが、チップ性能以外のユーザー体験を左右する要素となった。
6. 総括:Apple A12 Bionic の性能評価
Apple A12 Bionicは、モバイルSoCの歴史において重要なマイルストーンとなるチップであった。世界で初めて7nmプロセスを採用して市場に投入され、トランジスタ密度の大幅な向上を実現し、性能と電力効率の両面で大きな進歩をもたらした。
本レポートで分析した日本語ソースに基づく評価を総括すると、A12 Bionicの主な強みは以下の点にある。
- 卓越したCPUシングルコア性能: アプリの起動やウェブページの読み込みなど、日常的な操作の応答性を高める上で重要なシングルコア性能において、当時の最高水準を達成した。
- 強力なGPU性能: 4コア構成のGPUは、前世代から大幅に性能向上し、要求の高いモバイルゲームやグラフィック処理を快適に実行する能力を提供した。
- 革新的なNeural Engine: 毎秒5兆回の演算能力を持つ8コアNeural Engineは、A11 Bionicから飛躍的な進化を遂げ、デバイス上での高度なAI・機械学習処理を可能にした。これが、スマートHDR、進化したFace ID、リアルタイムARといった、A12世代のデバイスを特徴づける機能の基盤となった。
競合比較においては、発売当時、Snapdragon 845やKirin 980といった主要なAndroid向けフラッグシップSoCに対して、特にCPUシングルコア性能、GPU性能、AI性能で優位性を示した。後発のSnapdragon 855が登場すると性能差は縮まったものの、A12 Bionicは依然として高い競争力を維持し続けた。
日本語レビューサイトにおける実使用感の評価も、ベンチマークスコアの高さを裏付けるものであった。iPhone XS/XR、iPad Air 3、iPad 8th Genなど、搭載された各デバイスにおいて、スムーズなマルチタスク、快適なゲームプレイ、そしてAIを活用したカメラ機能やFace IDの向上が報告されている。特に、それまで旧世代チップを搭載していたiPadモデルにA12 Bionicが採用された際には、性能とバッテリー効率の大幅な改善が高く評価され、製品の価値を大きく引き上げた。
もちろん、ベンチマークスコアはテストバージョンによって大きく変動する点や、デバイスの冷却性能やメモリ容量によって実際のパフォーマンスに差が出ること、そしてバッテリーのような消耗部品は経年劣化の影響を受ける点には留意が必要である。
結論として、Apple A12 Bionicは、単なる性能向上に留まらず、特にNeural Engineの大幅強化を通じて、モバイルデバイスにおけるインテリジェントな機能の可能性を大きく広げた画期的なSoCであった。その高い性能と効率は、iPhone XSシリーズから始まり、数世代後のiPadやApple TVに至るまで、幅広いApple製品の成功を支える強力な基盤となり、優れたパフォーマンスと長い製品寿命を提供した。
引用文献
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- Air 4発売前に知っておきたい!iPad 第8世代の良いとこ – YouTube, 4月 16, 2025にアクセス、 https://www.youtube.com/watch?v=T9gkC3-7OC4
- CPUが強化された34800円の第8世代「iPad」の使用感をチェック – PC Watch – インプレス, 4月 16, 2025にアクセス、 https://pc.watch.impress.co.jp/docs/column/ebook/1278757.html