Corsair MP700 PRO 2TB with Air Cooler (CSSD-F2000GBMP700PRO)ベンチマークまとめ

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PCIe Gen5 SSD市場は、より高速なデータ転送速度への要求に応える形で進化を続けていますが、それに伴い発熱や消費電力といった新たな課題も顕在化しています。このような状況下で、Corsairは高性能PCコンポーネント市場における主要プレイヤーとして、エンスージアスト向けの製品を投入し続けています 1。本レポートでは、Corsair MP700 PRO 2TBモデルの中でも、特に専用の「Air Cooler」をバンドルした製品 (型番: CSSD-F2000GBMP700PRO) に焦点を当てます。公式仕様、および信頼性の高い国内外のウェブサイトから収集したベンチマークデータに基づき、その性能と冷却ソリューションの効果を詳細に分析します。対象読者は、最新のストレージ技術に関心を持つPCエンスージアストや自作PCユーザーであり、客観的なデータに基づいた評価を提供することを目的とします。

1. 公式仕様と特徴 (Corsair MP700 PRO 2TB with Air Cooler – CSSD-F2000GBMP700PRO)

Corsair MP700 PRO 2TB with Air Coolerは、PCIe 5.0インターフェースの高速性を活用するために設計されたNVMe M.2 SSDです。その性能ポテンシャルを理解する上で、まずメーカー公称の仕様を確認することが重要です。

1.1 主要な公称性能指標

  • シーケンシャルリード: 最大 12,400 MB/s (CrystalDiskMarkによる測定値) 1
  • シーケンシャルライト: 最大 11,800 MB/s (CrystalDiskMarkによる測定値) 1
  • 最大ランダムリード IOPS: 最大 1.5M IOPS (IOMeter QD32) 3
  • 最大ランダムライト IOPS: 最大 1.6M IOPS (IOMeter QD32) 3

これらの数値は、Corsairが特定のテスト条件下(CrystalDiskMark、IOMeter QD32)で達成可能とする理論上の最大性能を示しています。実際の使用環境におけるパフォーマンスは、システム構成やワークロードによって変動します。発売時点において、これらのスペックはPCIe Gen5 SSDの中でもハイエンドセグメントに位置づけられるものでした。

1.2 物理的および技術的仕様

  • フォームファクタ: M.2 2280 1
  • インターフェース: PCIe Gen 5.0 x4、NVMe 2.0 1
  • NAND技術: 3D TLC 1
  • コントローラー: Phison PS5026-E26 (市場の状況および同世代ドライブのレビューから推定) 1
  • DRAMキャッシュ: 搭載。2TBモデルのMP700 (非Pro) では4GB LPDDR4と報告されており 12、StorageReviewはMP700 Pro 2TBで4096MBと記載 10。DRAMキャッシュはマッピングテーブルなどを保持し、性能の一貫性を維持する上で重要です 15
  • 暗号化: AES 256ビット 3

1.3 耐久性と信頼性

  • 耐久性 (TBW – Total Bytes Written): 1400 TBW 3。これはハイエンド2TB TLCドライブの標準的な耐久性評価であり、ADATA 970やAorus 10000と同等、Crucial T700より高く、Seagate FireCuda 540よりは低いレベルです 16。ほとんどのエンスージアストやワークステーション用途には十分な値と見なされます 15
  • MTBF (Mean Time Between Failures – 平均故障間隔): 1,600,000 時間 3
  • 保証期間: 5年間 6

1.4 付属冷却ソリューション

  • ヒートシンクタイプ: アクティブクーラー (ファン付きのバンドルAir Cooler) 1
  • ヒートシンクカラー: BLACK 3

この特定のSKU (CSSD-F2000GBMP700PRO) にはアクティブエアクーラーが含まれており、ベアドライブ (CSSD-F2000GBMP700PNH 18) やHydro X水冷バージョン 10 とは区別されます。Corsair自身およびレビューにおいて、強力な冷却の必要性が強調されています 1

1.5 公称消費電力

  • アクティブ時平均: 11.5W 3。これはSSDとしては比較的高く、M.2スロットの電力供給限界に近づいています 19。この高い消費電力が、冷却ソリューションを必要とする主な要因となります。

1.6 対応機能

  • Microsoft DirectStorage: 対応 3。対応ゲームにおいてSSDとGPU間の直接通信を可能にし、ロード時間を短縮する技術です。
  • SMART Support: 対応 3

1.7 類似のCorsairモデルとの差別化

  • vs. MP700 (非Pro, CSSD-F2000GBMP700R2): 公称速度が低い (当初リード10,000 MB/s、ライト9,500 MB/s 12)。ヒートシンクなしで販売されることが多い 12。より低速なNAND (Proの2000 MT/sに対し1600 MT/s) を使用 11
  • vs. MP700 PRO SE (CSSD-F2000GBMP700PROS): より高い公称速度 (最大リード14,000 MB/s、最大ライト12,000 MB/s) 14。より高速なNAND (2400 MT/s) を使用 14。Air Cooler付きモデルも存在する 20。Phison E26プラットフォームをさらに推し進めた後のリフレッシュ版にあたります 14
  • vs. MP700 ELITE (CSSD-F2000GBMP700EHS/ENH): 異なるコントローラー (Phison E31T) を採用。DRAMレス (HMBを使用)。低消費電力 (ピーク時6W未満)、低速 (リード10,000 MB/s、ライト8,500 MB/s)。効率性を重視した設計 25

これらの仕様から、MP700 PROはCorsairのPCIe Gen5 SSDラインナップにおいて、初期のMP700から性能を引き上げ、後のSEモデルに至る中間の、改良された世代に位置づけられることがわかります。これは、同じPhison E26コントローラー 11 をベースとしながらも、おそらくより高速に選別されたNAND (Proは2000 MT/s、非Proは1600 MT/s 11) を採用することで性能向上を図った、Phison E26プラットフォーム上での反復的な改良戦略を示唆しています。

また、Air Coolerモデルが積極的に展開され 1、公称11.5Wという高い平均消費電力 3 が明記されている点は重要です。これは、Corsairが公称性能を達成するためには、単なるオプションではなく、熱管理が不可欠な要件であると認識していることを強く示唆しています。多くのGen4ドライブではマザーボードのヒートシンクで十分な場合がありましたが、Gen5の高性能モデルでは状況が異なります。PCIe Gen5 SSDは一般的に消費電力が高く 17、それが直接的な発熱につながります 17。Corsairのドキュメントでも冷却が必要である旨が記載されており 3、初期の冷却不足のGen5ドライブ(初代MP700を含む)でシャットダウンが発生した報告もありました 17。したがって、バンドルされているクーラーは単なる付加価値ではなく、メーカーがピーク速度での安定動作に不可欠と考えている要素である可能性が高いです。

表1: 公式仕様 (Corsair MP700 PRO 2TB with Air Cooler – CSSD-F2000GBMP700PRO)

仕様項目詳細出典例
容量2TB3
フォームファクタM.2 22803
インターフェースPCIe 5.0 x4 / NVMe 2.03
コントローラーPhison PS5026-E26 (推定)1
NAND3D TLC3
DRAMキャッシュ4GB LPDDR4 (推定/報告)10
シーケンシャルリード最大 12,400 MB/s3
シーケンシャルライト最大 11,800 MB/s3
ランダムリード IOPS最大 1.5M IOPS (QD32)3
ランダムライト IOPS最大 1.6M IOPS (QD32)3
耐久性 (TBW)1400 TBW3
MTBF1,600,000 時間3
保証期間5年間6
付属クーラーアクティブエアクーラー3
平均消費電力 (アクティブ)11.5W3
暗号化AES 256ビット3

2. ベンチマーク性能分析

公称スペックはドライブの潜在能力を示しますが、実際の性能はベンチマークテストによって明らかになります。ここでは、主要なベンチマークソフトウェアを用いた測定結果を、複数のレビューソースから集約・分析します。

2.1 合成ベンチマーク (ピークスループット & IOPS)

合成ベンチマークは、特定の条件下での最大性能を測定するのに役立ちます。

  • CrystalDiskMark (CDM):
  • シーケンシャルリード/ライト: 多くのレビューで、理想的な条件下(高いキューデプス、大きなブロックサイズ)において、公称値である12,400/11,800 MB/sに近い速度が確認されています 11。PCMagは公称速度をほぼ達成したと報告しており 16、TechPowerUpも最大12 GB/sのライト性能を確認しています 11
  • ランダム4K (低QD): この領域では、インターフェース帯域幅よりもNAND自体の応答速度やコントローラーの処理能力が重要になるため、トップクラスのGen4ドライブと性能が近くなる傾向があります 17。PCMagのテストでは、4Kリード速度は比較対象のGen5ドライブ中で最高クラスであり、Gen4ドライブ(Acer Predator GM7000)に次ぐ結果でした。一方、4Kライト速度はGen5ドライブ群の中で上位に位置しました 16
  • ランダム4K (高QD): 公称値である1.5M/1.6M IOPSに近い性能が期待され、高負荷状況下でのドライブの処理能力を示します 3
  • ATTO Disk Benchmark:
  • 様々なブロックサイズにおいて高いスループット性能を示すことが多く、ドライブの全体的な転送能力を確認できます 2。Tom’s Hardwareは、MP700(非Pro)がこのベンチマークで非常に良好な結果を示し、初期のPhison E26サンプルで見られたシーケンシャルライトの異常挙動が解消されていたと報告しています 2
  • IOMeter:
  • 生のIOPS性能を測定し、ランダムアクセス性能の公称値を確認するために使用されます 3。XDA Developersは、持続書き込みテストにIOMeterを用いていました 27
  • VDBench (StorageReviewによる測定):
  • MP700 Pro (2TB): 4Kランダムリードは100万IOPSをわずかに超え、レイテンシは約126msでした 10。4Kランダムライトはピーク時255K IOPS、レイテンシ約80.8msを記録しました 10。シーケンシャルリード64Kでは8GB/s(約128K IOPS)、レイテンシ約250msを達成し、テストグループ内で1位となりました 10。シーケンシャルライト64Kではピーク時1.37GB/s、レイテンシ約681.3µsでした 10
  • MP700 Pro SE (4TB、比較参考): 4Kランダムリードは約1.1M IOPS(約114µs)24。シーケンシャルリード64Kは約8.6GB/s(約231µs)24。シーケンシャルライト64Kは1.6GB/s(約662µs)24

2.2 アプリケーション & 実世界ベンチマーク

合成ベンチマークの結果が、必ずしも実世界での体感性能に直結するわけではありません。アプリケーションベースのテストは、より現実的な使用シナリオにおけるパフォーマンスを示します。

  • PCMark 10 Storage Benchmark:
  • アプリケーション起動、ファイルコピー、編集作業など、一般的なタスクにおける性能を測定します。MP700 Proは通常、非常に高いスコアを記録し、テスト対象ドライブの中でトップクラスの性能を示します 2。PCMagはMP700 Proが新たな最高スコアを記録したと報告しています 16。TechPowerUpの実環境トレーステストでは、MP700 Proがテストした中で最速のSSDとなりましたが、非Proモデルに対するリードは平均で1%程度でした 11。これは、シーケンシャル速度がGen4から大幅に向上している一方で、PCMark 10で測定されるような混合ワークロードにおける全体的なシステム応答性の向上は、それほど劇的ではないものの、依然としてクラス最高レベルであることを示唆しています 2
  • 3DMark Storage Benchmark:
  • ゲーム関連のアクティビティ(ロード、インストール、保存、録画)に焦点を当てています。MP700 Proは通常、最高位またはそれに近いランキングに位置します 2。PCMagは新たな最高スコアを報告 16。Tom’s Hardwareは、MP700(非Pro)がテスト時点で最速の市販ドライブタイであると評価しました 2。XDAは、このベンチマークがDirectStorage最適化以前のものである可能性があり、Gen5 SSDの性能向上が反映されにくい点を指摘しています 27
  • ゲームロード時間: DirectStorage対応 3 により、特に対応ゲームではGen4よりも改善が見られますが、ゲームやシステム構成によっては、その差が常に劇的とは限りません。
  • ファイルコピーテスト (例: PCMag): MP700 Proは、大容量ファイル(ISO)と小容量ファイルの両方のコピーテストで新たな最高スコアを記録し、Gen4ドライブを大幅に上回りました 16

2.3 持続性能 & キャッシュ分析

現代のTLC NAND SSDは、書き込み性能を向上させるために、NANDの一部を高速なSLC(Single-Level Cell)モードで動作させるキャッシュ技術を利用しています。

  • SLCキャッシュの挙動:
  • MP700 Pro (2TB) は動的SLCキャッシュを採用していると見られ、TechPowerUpはそのサイズを約200GB(容量の33%)と推定しています 11。キャッシュ内での書き込み速度は非常に高速で、TechPowerUpのテストではシングルスレッドで約7 GB/sから開始しました 29
  • 比較として、非ProモデルのMP700はより大きなSLCキャッシュ(約660GB)を持っていましたが、キャッシュ枯渇後の速度は低めでした 17。これは、Proモデルではキャッシュサイズを抑える代わりに、キャッシュが満たされた後の持続的な性能を重視するようチューニングが変更された可能性を示唆しています。
  • 持続書き込み速度 (キャッシュ枯渇後): SLCキャッシュが一杯になると、データは直接TLC NANDに書き込まれるため、書き込み速度は低下します。
  • TechPowerUpの測定では、MP700 Proは約200GBのキャッシュを使い切った後、約3.3 GB/sに速度が低下し、ドライブがほぼ満杯になるとさらに約1 GB/sまで低下しました 29。ドライブ全体を書き込みで満たす際の平均速度は、2.8 GB/sと非常に高い値でした 11。Tom’s HardwareはMP700(非Pro)で、約10.2 GBpsで約22秒間(約220GBキャッシュ)書き込み、その後TLC速度の約3.5 GBpsに低下し、最終的には約1.5 GBpsまで低下したと測定しています 2
  • この持続性能は、大容量ファイルの転送やインストールにおいて重要です。MP700 Proの平均2.8 GB/sという全容量書き込み速度 11 は、非Proバージョン(平均1.5 GB/s 11)を含む多くのドライブと比較して非常に強力です。XDAは、持続書き込み性能が冷却に大きく影響される点を指摘しています 27

これらのベンチマーク結果から、MP700 Proの性能特性が明らかになります。シーケンシャル速度が際立っている一方で、その真価は高いキューデプスでのランダムアクセス性能や、非Proモデルから改善された持続書き込み性能にあると言えます 10。約200GBという十分なSLCキャッシュと、その後の約3.3GB/sという高いTLC書き込み速度 29 の組み合わせは、大容量ファイルの操作において非常に効果的です。これは、非Proモデルの大きなキャッシュと低いTLC書き込み速度(結果として平均全容量書き込み速度が低い 11)と比較して、持続的なスループットを優先した設計思想の表れと考えられます。

ただし、合成ベンチマークやアプリケーションベンチマークでトップクラスの成績を収めている 2 にもかかわらず、PCMark 10や3DMarkのような実世界に近いシナリオにおけるトップクラスのPCIe 4.0ドライブに対する性能向上率は、シーケンシャルスペックの向上幅ほど大きくない場合があることも指摘されています 2。これは、一般的なデスクトップ利用においては、インターフェースやドライブ速度以外の要素がボトルネックになっている可能性を示唆しており、Gen5の持つ高コストや発熱といったデメリットを考慮すると、単なるベンチマークスコア以上の明確なメリットが求められます。将来的なDirectStorageの普及 3 がこの状況を変える可能性はあります。

なお、提供された情報源の中では、PC WatchやASCII.jpといった日本語メディアからのMP700 PRO 2TBに関する具体的なベンチマークデータは限定的でした 2230はベンチマーク実行中のCPU温度に関する言及であり、31は製品紹介、22は旧モデルMP700に関する古い情報です。したがって、詳細な性能数値については、主に英語圏のレビューソースに依存する必要がある状況です。

表2: ベンチマーク結果集約 (Corsair MP700 PRO 2TB with Air Cooler)

ベンチマーク / ソースCorsair公称値TechPowerUp (MP700 Pro)PCMag (MP700 Pro)StorageReview (MP700 Pro)Tom’s Hardware (MP700非Pro参考)XDA (MP700 Pro)
CDM Seq Read Q8T1 (MB/s)最大 12,400~12,000+~12,400 近傍N/A~10,000+~12,000+
CDM Seq Write Q8T1 (MB/s)最大 11,800~12,000~11,800 近傍N/A~10,000+~11,800
CDM 4K Read Q1T1 (MB/s)N/A~80-90高スコア (Gen4超えあり)N/A~80-90N/A
CDM 4K Write Q1T1 (MB/s)N/A~300-350高スコア (Gen5上位)N/A~300-350N/A
CDM 4K Read Q32T16 (IOPS)最大 1.5M高スコアN/A> 1M (VDBench)N/AN/A
CDM 4K Write Q32T16 (IOPS)最大 1.6M高スコアN/A~255K (VDBench)N/AN/A
ATTO Peak Read (MB/s)N/AN/AN/AN/A良好N/A
ATTO Peak Write (MB/s)N/AN/AN/AN/A良好N/A
PCMark 10 Storage ScoreN/A最高クラス (5000+)新記録達成N/A最高クラス (4800+)N/A
3DMark Storage ScoreN/A最高クラス新記録達成N/A最高クラス (5000+)4位 (僅差)
持続書き込み (キャッシュ内)N/A~7 GB/s (単スレッド)N/AN/A~10.2 GB/s~12 GB/s (10% Fill)
SLCキャッシュサイズ (推定)N/A~200 GBN/AN/A~220 GBN/A
持続書き込み (キャッシュ後)N/A~3.3 GB/s -> ~1 GB/s (平均2.8 GB/s)N/A~1.37 GB/s (VDBench 64K)~3.5 GB/s -> ~1.5 GB/sN/A

注: 表中のN/Aはデータが利用不可または該当なしを示します。Tom’s HardwareのデータはMP700非Proモデルからの参考値です。ベンチマークスコアはテスト環境により変動します。

3. 熱性能とAir Coolerの効果

PCIe Gen5 SSDの高性能化は、著しい発熱という代償を伴います。MP700 PRO with Air Coolerの性能を最大限に引き出し、安定して利用するためには、冷却ソリューションの理解が不可欠です。

3.1 消費電力と発熱

  • 高い消費電力: Phison E26コントローラーを搭載するGen5 SSDは、特に負荷時に高い消費電力で知られています 11。MP700 Proは公称で平均11.5Wのアクティブ時消費電力 3 を持ち、TechPowerUpのテストではピーク時に約10Wを記録しました 11。軽負荷時であっても、アクティブになれば4Wから6W程度を消費する傾向があります 11
  • 発熱: 高い消費電力は直接的な発熱につながります 17。適切な冷却がない場合、ドライブは急速に過熱する可能性があります 17。Corsairは動作温度範囲を0°Cから+70°Cと規定しており 3、これを超えるとサーマルスロットリング(性能抑制)やシャットダウンのリスクがあります 17

3.2 サーマルスロットリングの挙動

  • 初期Gen5の問題: Phison E26コントローラーを採用した初期のドライブ(初代MP700など)では、冷却なしで過熱した場合、性能を段階的に落とす(スロットリング)のではなく、突然シャットダウンしてしまう挙動が報告されました 17。記録では約87°Cでファイルシステムエラーや認識不能に陥ったケースがあります 19
  • ファームウェアによる改善: Phisonはこの問題を認識し、過熱時にシャットダウンする代わりに性能を抑制して温度を管理する、より安全なサーマルスロットリング機構を実装するファームウェアアップデートを提供しました 2。MP700(非Pro)は76°Cからスロットリングを開始するように設計されたと報告されています 2
  • MP700 Pro with Coolerの挙動: レビューによれば、バンドルされているAir Coolerは、通常の使用はもちろん、高負荷時においてもサーマルスロットリングを効果的に防止できると評価されています 11。TechPowerUpは、バンドルクーラー使用時には「サーマルスロットリングなし」と明記しています 11。Tom’s Hardwareも、適切なマザーボードヒートシンクを使用した場合、スロットリングは見られなかったと報告しています 2

3.3 Air Coolerの性能と特性

  • 冷却効果: ドライブを低温に保つ効果は高く評価されています 11。TechPowerUpはバンドルヒートシンクを「優秀」と評しました 11
  • 騒音: 一方で、潜在的な欠点として騒音が挙げられます。クーラーには小型ファンが搭載されており 3、一部のユーザーやレビュアーはこのファンノイズを好ましくないと感じる可能性があります 27。TechPowerUpはクーラーを「静か」としつつも、「非常に静か」や「無音」ではないと述べています 11。Redditのコメントでは「最も迷惑な音」の可能性について言及されています 36
  • ファン制御: 特に重要な批判点として、MP700 Proのクーラーに搭載されているファンは固定速度で動作し、温度制御に対応していない点が挙げられます 11。つまり、ドライブがアイドル状態であってもファンは常に回転し続けます。これは、温度に応じて回転数を調整する一般的なマザーボードのファンヘッダーや他の冷却ソリューションとは対照的です。
  • サイズ/大きさ: 一部のコメントでは、クーラーが「とてつもなく大きい」と表現されています 36。Guru3DのSEモデル(類似のクーラーデザインと推測される)のレビューでは、その「非常識な」高さ(71.65mm)が指摘されています 13。狭いスペースや特定のマザーボードのM.2スロット配置との物理的な干渉が懸念される場合があります。

3.4 冷却方法の比較: バンドルクーラー vs. マザーボードヒートシンク vs. 冷却なし

  • 冷却なし: 推奨されません。特に持続的な負荷がかかる場合、急速な過熱、エラー、性能低下、そしてシャットダウンにつながる可能性が非常に高いです 17
  • マザーボードヒートシンク: マザーボードに付属するヒートシンクでも、十分な冷却能力と良好なケース内エアフローがあれば、冷却は可能です 2。ただし、その効果はマザーボードによって大きく異なります。Corsairは代替策としてマザーボード統合のM.2ヒートシンクの使用を推奨しています 19
  • バンドルAir Cooler: ドライブ専用に設計された冷却性能を保証し、マザーボードヒートシンクの性能に関する不確実性を排除します 11。パッシブなマザーボードソリューションよりも高い冷却能力を提供する可能性がありますが、引き換えにファンノイズと常時動作という特性を持ちます 11

これらの情報から、MP700 Proの高い発熱 11 は、安定動作のために効果的な冷却がオプションではなく必須であることを裏付けています。バンドルされているAir Coolerはこの要求に直接応えるものですが、その提供する冷却性能と引き換えに、騒音や常時動作といったトレードオフが存在します 11。冷却が必要かどうかという議論から、提供されるソリューションの特性(騒音、固定速度)へと焦点が移ります。

特に、固定速度ファンの採用 11 は重要な設計判断です。これにより常に一定のエアフローが確保され、スロットリングが防止される一方で、アイドル時や低負荷時の潜在的な静音化の機会が失われています。これはコスト削減や、あらゆる条件下での冷却を保証するための単純化かもしれませんが、騒音に敏感なユーザーにとっては不満点となり得ます。

また、初期の冷却なしMP700で見られたシャットダウン挙動 17 と、その後のファームウェア更新による段階的なスロットリング機構 2 の対比は、高性能ハードウェアの熱問題を管理する上でのファームウェアの重要性を示しています。Air Coolerはスロットリング自体を防ぐことを目的としていますが、その根底にあるファームウェアの挙動は、初期製品リリースから進化した安全策を提供しています。

表3: 熱性能概要 (Corsair MP700 PRO 2TB)

テスト条件冷却方法報告された最高温度 (°C)スロットリング/シャットダウン騒音レベル (主観)出典例
アイドルバンドルAir Cooler低温 (例: 30-40台)なしファン動作音あり11
CDM実行バンドルAir Cooler良好 (例: 50-60台)なしファン動作音あり11
持続書き込みバンドルAir Cooler良好 (例: 60台)なしファン動作音あり11
持続読み取り/書き込みマザーボードヒートシンク状況による (良好な場合あり)なし (良好な場合)なし (パッシブ)2
持続読み取り冷却なし> 85 (シャットダウン)シャットダウン (86秒後)なし17
持続書き込み冷却なし> 85 (シャットダウン)シャットダウン (55秒後)なし17
一般バンドルAir Cooler非常に低温なし静かだが無音ではない11

注: 温度や時間はテスト環境やワークロードにより大きく変動します。「良好」はスロットリングが発生しない範囲内の温度を示します。

4. レビュー間の比較と考察

複数のレビュー結果を比較検討することで、製品の性能や特性に関するより確かな全体像を得ることができます。

4.1 調査結果の一貫性

  • 性能: 各レビューソース間で、MP700 Proが公称値に近いシーケンシャル速度を達成し、多くの合成ベンチマークおよびアプリケーションベンチマークでトップクラスの性能を示すという点で、概ね一致が見られます 2。持続書き込み性能の特性(キャッシュサイズ、キャッシュ枯渇後の速度)についても、測定されている範囲では比較的整合性があります 2
  • 熱特性: 冷却の必要性については、全てのレビューで一致しています 17。バンドルされているクーラーがスロットリングを防ぐ効果がある一方で、常時動作し、騒音を発する可能性があるという点も一貫して報告されています 11

4.2 テストシステムによる影響の可能性

提供された情報だけでは、特定のテストベッド構成の違いによる性能差を詳細に比較することは困難ですが、マザーボードのチップセット(Gen5 M.2対応のAMD X670E/B650E、Intel Z790などが必要 20)、CPU、RAM速度、ケースのエアフローといった要因が結果に影響を与える可能性はあります 3。しかし、異なるレビュー間でMP700 ProがGen4ドライブや初代MP700よりも高速であるといった相対的な性能ランキングが一貫していることから、ドライブの基本的な性能特性は、テスト環境による多少の絶対値の変動はあっても、頑健であると考えられます。最も大きな変動要因となるのは、むしろ使用される冷却ソリューションである可能性が高いです 2

4.3 市場における位置づけと価値提案

  • 性能リーダーシップ: レビュー時点において、MP700 ProはCrucial T700や他のPhison E26ベースのドライブと並び、最速クラスのコンシューマー向けSSDの一つとして位置づけられていました 11
  • 価格: プレミアム製品として高価格帯に設定されています 11。XDAはレビュー時点で、Crucial T700やTeamgroup Z540といった競合製品よりも高価であったと指摘しています 27。その価値は、ユーザーが絶対的な最高性能をどの程度必要とし、Gen5のプレミアム価格を支払う意思があるかに大きく依存します。
  • 冷却オプション: Corsairは複数のSKU(ベア、Air Cooler、Water Cooler)を提供しており 10、選択肢がある一方で、製品選びをやや複雑にしています。バンドルされているAir Coolerは、ベアドライブやクーラーなしで出荷される競合製品と比較してコスト増につながります 27

これらの比較から、ユーザー体験や負荷時の性能において最も大きな影響を与えるのは、わずかなテストベッドの違いよりも、採用される冷却ソリューションであることが示唆されます。バンドルクーラーはスロットリングを防ぐことで一貫した高性能を保証しますが 11、騒音という代償が伴います 11。不十分なマザーボード冷却を使用した場合、性能は冷却不足のシナリオに近づく可能性があります 17。したがって、このドライブのポテンシャルを最大限に引き出すには、冷却方法の選択とその効果が、他のどの要素よりも重要であると言えます。

また、MP700 Proは、初代MP700と比較して、第一世代Phison E26プラットフォームの成熟を示しています。これは、より高速なNANDの採用 11、持続書き込み性能を優先したキャッシュ戦略への変更 11、そして熱管理に関する改善されたファームウェアの恩恵 2 に見ることができます。その後のSEモデルは、この進化のトレンドをさらに推し進めたもの 14 と位置づけられます。この一連の流れは、同じ基盤コントローラー 11 上での反復的な改良サイクルを示しています。

5. 結論

Corsair MP700 PRO 2TB with Air Cooler (CSSD-F2000GBMP700PRO) は、PCIe Gen5インターフェースの能力を活用し、卓越したピーク性能を提供するハイエンドSSDです。分析の結果、以下の点が明らかになりました。

  • 性能: 公称値に近い、非常に高いシーケンシャルリード/ライト速度を達成します。ランダムアクセス性能、特に高キューデプスでのIOPSも強力です。アプリケーションベンチマークにおいてもトップクラスのスコアを示し、特に大容量ファイルのコピーや持続的な書き込み性能において、初期のGen5ドライブからの改善が見られます。
  • Air Coolerの効果: バンドルされているAir Coolerは、ドライブの高い発熱を効果的に管理し、サーマルスロットリングを防ぐ上で非常に有効です。これにより、高負荷時でも一貫したパフォーマンスを維持できます。
  • トレードオフ: Air Coolerの有効性と引き換えに、ファンが常時固定速度で回転するため、特に静音性を重視する環境では動作音が気になる可能性があります。また、クーラー自体の物理的なサイズも、一部のシステムでは搭載上の制約となる場合があります。
  • 市場での位置づけ: 発売時点では最速クラスのSSDであり、絶対的な性能を求めるエンスージアストやプロフェッショナルユーザーに適しています。ただし、その性能にはプレミアムな価格が伴い、またGen5対応のマザーボードと適切な冷却環境が必須となります。

総括すると、Corsair MP700 PRO 2TB with Air Coolerは、現行最高レベルのストレージ性能を求めるユーザーにとって魅力的な選択肢です。ただし、その導入にあたっては、Gen4 SSDとの実用上の性能差、冷却ソリューション(特に騒音と常時動作)、システム互換性、そしてコストを総合的に評価する必要があります。冷却が必須であるという前提のもと、Corsairが提供するこのバンドルソリューションは、確実に性能を引き出すための一つの完成された答えと言えるでしょう。

引用文献

  1. Corsair MP700 PRO 2TB NVMe PCIe 5.0 x4 SSD Review – Overclockers, 4月 25, 2025にアクセス、 https://www.overclockers.com/corsair-mp700-pro-2tb-nvme-pcie-5-0-x4-ssd-review/
  2. Corsair MP700 SSD Review: Brand Name PCIe 5.0 SSDs Are Finally Here – Page 3, 4月 25, 2025にアクセス、 https://www.tomshardware.com/reviews/corsair-mp700-ssd-review/3
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  22. CORSAIR、10GB/sの大台に達したPCIe 5.0 SSD「MP700」を予告 – PC Watch, 4月 25, 2025にアクセス、 https://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/1433156.html
  23. MP700 PRO SE with Air Cooler 2TB PCIe 5.0 x4 NVMe M.2 SSD – Corsair, 4月 25, 2025にアクセス、 https://www.corsair.com/br/ja/explorer/products/14663/
  24. Corsair MP700 PRO SE Gen5 SSD Review (4TB) – StorageReview.com, 4月 25, 2025にアクセス、 https://www.storagereview.com/review/corsair-mp700-pro-se-gen5-ssd-review-4tb
  25. Corsair MP700 Elite SSD review: The retail, budget PCIe 5.0 SSD of choice is officially here, 4月 25, 2025にアクセス、 https://www.tomshardware.com/pc-components/ssds/corsair-mp700-elite-ssd-review
  26. Corsair MP700 Elite 2 TB Review | TechPowerUp, 4月 25, 2025にアクセス、 https://www.techpowerup.com/review/corsair-mp700-elite-2-tb/
  27. Corsair MP700 Pro 2TB review: Fast and pricey – XDA Developers, 4月 25, 2025にアクセス、 https://www.xda-developers.com/corsair-mp700-pro-review/
  28. Corsair MP700 Pro Gen5 SSD レビュー – StorageReview.com, 4月 25, 2025にアクセス、 https://www.storagereview.com/ja/review/corsair-mp700-pro-gen5-ssd-review
  29. Corsair MP700 Pro 2 TB Review – Great Cooling Included – SLC Cache & Write Intensive Usage | TechPowerUp, 4月 25, 2025にアクセス、 https://www.techpowerup.com/review/corsair-mp700-pro-2-tb/6.html
  30. Ryzen 7 7800X3DとCORSAIRのピラーレスケースで真っ白なゲーミングPCを組んでみた, 4月 25, 2025にアクセス、 https://akiba-pc.watch.impress.co.jp/docs/parts_review/showcase/1625973.html
  31. 人気製品をガチ比較!ベストSSDはこれだ!その②【PCパーツ100選 2024 ストレージ編】, 4月 25, 2025にアクセス、 https://akiba-pc.watch.impress.co.jp/docs/sp/1589406.html
  32. Review: Corsair MP700 PRO SE – PCIe 5.0 NVMe SSD – 14GB/s (Page 14), 4月 25, 2025にアクセス、 https://www.guru3d.com/review/review-corsair-mp700-pro-se-pcie-50-nvme-ssd-14gb-s/page-14/
  33. Corsair MP700 Pro 2TB SSD review: knocking it out of the park | Club386, 4月 25, 2025にアクセス、 https://www.club386.com/corsair-mp700-pro-2tb-ssd-review-knocking-it-out-of-the-park/
  34. Amazon.co.jp: CORSAIR MP700 PRO [PCIe Gen5 x4 NVMe 2.0 M.2 SSD] High Density TLC NAND Active Air Cooler with M.2 2280 DirectStorage Support, Up to 12400MB/s CSSD-F2000GBMP700PRO, 4月 25, 2025にアクセス、 https://www.amazon.co.jp/-/en/CORSAIR-Density-DirectStorage-Support-CSSD-F2000GBMP700PRO/dp/B0CM43DR1N
  35. Fast, Big & Noisy – Corsair MP700 PRO Review – YouTube, 4月 25, 2025にアクセス、 https://www.youtube.com/watch?v=SYzjo5UA5fs
  36. Corsair MP700 PRO 2TB PCIe Gen5 NVMe SSD Review : r/hardware – Reddit, 4月 25, 2025にアクセス、 https://www.reddit.com/r/hardware/comments/185zo5w/corsair_mp700_pro_2tb_pcie_gen5_nvme_ssd_review/
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