Wi-Fi 6子機として使う! バッファロー製WSR-5400AX6 レビュー

Wi-Fi 6子機として使うWSR-5400AX6レビュー Wi-Fi、LAN
Wi-Fi 6子機として使うWSR-5400AX6レビュー

Wi-Fi 6化が一気にはかどる!ゲーム機もパソコンもAV機器も

 先日の記事の通り我が家のネットワークはWi-Fi 6化できました。
 また、Wi-Fiルーター(親機)側と合わせてWi-Fi子機側もWi-Fi 6化したことを書いたけど、Wi-Fiルーターである「WSR-5400AX6」を子機として使うことのメリットをもう少し掘り下げたい。

WSR-5400AX6【2台】の設置イメージ。1Fリビング親機。2F書斎前廊下子機。

メリットは

有線LANポートを持っている機器ならなんでもWi-Fi 6化できる

 接続にはLANケーブルを用いる。

 LANポートを持つPS4なら直結が可能。Switchは別売りのUSB-LANアダプターを介してWi-Fi 6化が可能に。

 もちろん、パソコンやテレビなどLANポートを持つデバイスなら対応する。

 WSR-5400AX6なら4つの接続ポートがあり直接4つの機器がつながる。

 ポートが足りない場合はスイッチングハブで増やすことも容易。

WSR-5400AX6【子機側】の設置イメージ。Giga有線ネットワークで接続(1000BASE-T)

スピードと安定性がアップ

 子機として使うWSR-5400AX6と機器はLANケーブルでつなぐため、ケーブルの長さは数十mの引き回しが可能。電波の届きやすい場所に設置でき、結果としてスピードアップと安定性を高められる。

パパのテレワークもめっちゃ快適、動画もストレスなく見られる

■そもそもの課題

 ・1FのWi-Fi 6ルーターから、2Fの書斎の機器までWi-Fi通信したい。

 ・書斎はルーターのあるリビングから離れているため電波状況が悪い。部屋の中は電波状態が悪いが、廊下に出れば電波が良好(壁一枚分の減衰も馬鹿にできない)。

 ・接続したいデバイスが多い。自分のPC、テレワーク用会社支給PC、Switch、+たまにゲストとして持ち込む機器。

 こういった課題をWSR-5400AX6を2Fに持ってくることでALL解決できたわけ。実際、書斎をテレワーク部屋としてしっかり使えるようになったのは、コロナ禍の状況ではものすごい貢献度。

無線ルーターをモード変更で「子機」にする

 ここまで散々「子機、子機」と連呼してきたが、実はWSR-5400AX6に「子機モード」という機能はない。2つの機能の設定を組み合わせて実質的な子機として使っている。そんなに難しい話ではないので参考にメモ。

 ①「中継機モード」に設定する。これで親機側のWi-Fi ルーターと通信できる。

 ②設定画面から「無線LAN設定」のメニュー内にある「2.4GHz」と「5GHz」の見出しのところに注目。見出し直下にそれぞれ「有効にする□」というチェックボックスがあるので、チェックを外す。これで”中継用の電波出さなくなる=親機との通信に能力を全振り”する。

WSR-5400AX5での設定手順

まとめ

 かつては、有線LAN(英語で言うとイーサネット)をWi-Fiに変換(コンバート)するという意味合いで、「イーサネットコンバーター(以下、イサコン)」という商品カテゴリーのWi-Fi子機が存在していたのですが、後から出てきた「(専用機としての)Wi-Fi中継機」に駆逐された感じ。

 我が家でやっているのは、Wi-Fiルーターであるところの「WSR-5400AX6」をイサコンにしてるってことですね。この機種のようにアンテナ4本搭載の4X4 MIMO通信ができる、純粋なWi-Fi 6子機をまだ見かけない。

シビアな性能を求めるオンラインゲームユーザーにもおすすめです。

 すでに3か月ほど運用しているもののトラブルは皆無。まだ、出荷後最初のバージョンのファームウェアだというのに、なんという安定性。初っ端からの熟成度が無事な水準に至っていると感じられた。ネットワークインフラとしては地味に大事だし、褒められてしかるべきなのできちんと書いておく。

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