概要
Intel Core Ultra 5 135Hは、Intelが従来の「Core i」ブランドから移行し、新たに展開する「Core Ultra」プロセッサー・ファミリーの中核を成すモバイル向けCPUです。このブランド刷新は、単なる名称変更に留まらず、プロセッサーアーキテクチャにおける大きな変革を象徴しています。Core Ultra 5 135Hが採用するMeteor Lakeアーキテクチャは、Intelのモバイル向けCPU設計における重要な転換点であり、その核心にはタイルベース(チップレット)設計があります 1。
この設計では、CPU演算機能を担う「Compute Tile」、グラフィックス処理を行う「Graphics Tile」、システムオンチップ機能を集約した「SoC Tile」、そして入出力関連を管理する「I/O Tile」という、それぞれ異なる機能を持つタイル(チップレット)を組み合わせて1つのプロセッサーを構成します 1。このモジュラーアプローチにより、各タイルに最適な半導体製造プロセス技術を適用することが可能となり、性能、電力効率、そして機能統合のバランスを高度に最適化することを目指しています。
特に注目すべきは、SoCタイル上に配置された低消費電力Eコア(LP E-Core)の存在です 1。これにより、アイドル時やバックグラウンドタスク処理などの低負荷状態において、消費電力の大きいCompute Tile(Pコアおよび通常のEコアを搭載)を完全にオフにし、SoCタイル上のLP E-Coreのみで処理を継続することが可能になります。従来のPコアとEコアのハイブリッド構成から一歩進んだ、よりきめ細かな電力制御を実現するこのアーキテクチャは、ノートPCにおけるバッテリー持続時間の大幅な改善に貢献する潜在能力を秘めています。これは、単にピーク性能を追求するだけでなく、実際のモバイル利用シーンにおける電力効率を重視する市場の要求に応える設計思想の表れと言えるでしょう。
公式仕様
Intel Core Ultra 5 135Hの技術仕様は、Intelの公式製品ページ 1 および複数の技術情報サイト 2 から確認できます。以下にその詳細をまとめます。
CPU構成: コア、スレッド、クロック周波数
- コア構成: 合計14コア / 18スレッド 1
- Performance-cores (Pコア): 4コア / 8スレッド。高性能タスクを担当する「Redwood Cove」アーキテクチャを採用 2。
- Efficient-cores (Eコア): 8コア / 8スレッド。マルチスレッド性能と電力効率を両立する「Crestmont」アーキテクチャを採用 2。
- Low Power Efficient-cores (LP Eコア): 2コア / 2スレッド。SoCタイル上に配置され、低負荷時の電力効率を最大化する「Crestmont」アーキテクチャを採用 3。
- クロック周波数: 1
- Pコア: ベース 1.7 GHz / 最大ターボ 4.6 GHz
- Eコア: ベース 1.2 GHz / 最大ターボ 3.6 GHz
- LP Eコア: ベース 700 MHz / 最大ターボ 2.5 GHz
キャッシュ、TDP、対応メモリ
- キャッシュ: 1
- L1キャッシュ: Pコア 112 KB/コア (命令64KB + データ48KB)、E/LP Eコア 96 KB/コア (命令64KB + データ32KB)
- L2キャッシュ: Pコア 2 MB/コア、E/LP Eコア 2 MB/モジュール (4コアで共有)
- L3キャッシュ (Intel Smart Cache): 18 MB (共有)
- TDP (熱設計電力): 1
- プロセッサー・ベースパワー (PL1): 28 W
- 最大ターボパワー (PL2): 115 W
- TDP Down (Configurable TDP-down): 20 W 2
- 対応メモリ: 1
- タイプ: DDR5-5600 / LPDDR5-7467 / LPDDR5x-7467
- 最大容量: 96 GB
- チャネル数: 2
内蔵GPU: Intel Arc Graphics
- 名称: Intel Arc Graphics 1
- 実行ユニット (Execution Units): 8 Xe-cores 1 (一部情報源 6 で7コアとの記載があるが、公式仕様は8コア)
- 最大周波数: 2.2 GHz 1
- 対応API: DirectX 12 Ultimate, Vulkan 1.3, OpenGL 4.6, OpenCL 3.0 1
- ハードウェア機能: レイ・トレーシング対応、AV1エンコード/デコード、H.265 (HEVC) エンコード/デコード、VP9ビットストリーム&デコード、Intel Deep Linkテクノロジー (DL Boost等) 1
- 最大解像度/リフレッシュレート: 1
- DisplayPort 2.1 (UHBR20): 最大 7680 x 4320 @ 60Hz
- HDMI 2.1: 最大 4096 x 2304 @ 60Hz (TMDS), 7680 x 4320 @ 60Hz (FRL)
- eDP 1.4: 最大 3840 x 2400 @ 120Hz
NPU: Intel AI Boost
- 名称: Intel AI Boost 1
- 目的: AI推論タスクをCPUやGPUからオフロードし、低消費電力で実行することで、システム全体の電力効率を向上させる 8。
- 対応フレームワーク: OpenVINO, WindowsML, DirectML, ONNX RT 1
- 機能: Windows Studio Effects (背景ぼかし、アイコンタクト、自動フレーミングなど) のハードウェアアクセラレーションをサポート 1。
その他技術仕様
- PCI Express サポート: 1
- CPUから: PCIe Gen 5.0 x8 (1レーン), PCIe Gen 4.0 x4 (3レーン)
- PCHから: PCIe Gen 4.0 x1/x2/x4 (8レーン)
- 合計レーン数: 28
- ソケット: FCBGA2049 (マザーボードに直接はんだ付けされるBGAタイプ) 1
- 製造プロセス: Intel 4 (Intelの7nm EUVプロセスに相当) 1
Table 1: Intel Core Ultra 5 135H 主要仕様一覧
カテゴリ | 仕様 | 出典 |
CPU | ||
コア/スレッド | 14コア / 18スレッド (4 P-core + 8 E-core + 2 LP E-core) | 1 |
Pコア クロック | ベース 1.7 GHz / 最大ターボ 4.6 GHz | 1 |
Eコア クロック | ベース 1.2 GHz / 最大ターボ 3.6 GHz | 1 |
LP Eコア クロック | ベース 700 MHz / 最大ターボ 2.5 GHz | 1 |
L3キャッシュ | 18 MB Intel Smart Cache | 1 |
TDP | ||
ベースパワー | 28 W | 1 |
最大ターボパワー | 115 W | 1 |
GPU | ||
名称 | Intel Arc Graphics | 1 |
Xeコア数 | 8 | 1 |
最大周波数 | 2.2 GHz | 1 |
NPU | ||
名称 | Intel AI Boost | 1 |
メモリ | ||
対応タイプ | DDR5-5600 / LPDDR5/x-7467 | 1 |
最大容量 | 96 GB | 1 |
その他 | ||
PCIeサポート | Gen 5.0 (x8), Gen 4.0 (x12) | 1 |
ソケット | FCBGA2049 | 1 |
製造プロセス | Intel 4 | 1 |
この仕様一覧からも分かる通り、Core Ultra 5 135Hは多様な機能を1パッケージに統合しています。特に注目すべきは、プロセッサー・ベースパワー (TDP) が28Wであるのに対し、最大ターボパワーが115Wと非常に広い範囲を持っている点です 1。これは、プロセッサーが許容する電力供給の幅が大きいことを意味し、搭載されるノートPCの冷却設計や電源管理ポリシーによって、実際のパフォーマンス、特に高負荷が連続する状況での持続性能が大きく変動する可能性を示唆しています。薄型軽量ノートから比較的高性能なモバイルワークステーションクラスまで、幅広い製品への搭載が想定されている設計ですが、ユーザーは購入を検討する際に、個別の製品レビューで実際の動作電力や性能維持能力を確認することが極めて重要になります。
CPU性能ベンチマーク
Core Ultra 5 135HのCPU性能を評価するため、主要なベンチマークソフトウェアのスコアを、日本語レビューサイトおよび信頼性の高い国際的なベンチマークデータベースから収集・整理しました。
Cinebench R23 / 2024 スコア
Cinebenchは、CPUの3Dレンダリング性能を測定する標準的なベンチマークです。
- Cinebench R23 (Multi Core): 平均 11,876 ポイント (出典: Notebookcheck.net 4)
- Cinebench R23 (Single Core): 平均 1,700 ポイント (出典: Notebookcheck.net 4)
- Cinebench 2024 (Multi Core): 758 ポイント (出典: LaptopMedia 6)
- Cinebench 2024 (Single Core): LaptopMediaのデータ 6 には記載がありませんでした。Notebookcheck.net 4 にはMulti Core 99 pts、Single Core 6 ptsという記載がありますが、単位やスケールが他のスコアと大きく異なるため、ここでは採用を見送ります。
Geekbench 5 / 6 スコア
Geekbenchは、クロスプラットフォームでCPUの演算性能を測定するベンチマークで、シングルコア性能とマルチコア性能の両方を評価します。
- Geekbench 5.5 (Multi Core): 平均 9,226 ポイント (出典: Notebookcheck.net 4)
- Geekbench 5.5 (Single Core): 平均 1,652 ポイント (出典: Notebookcheck.net 4)
- Geekbench 6 (Multi Core): 10,103 ポイント (出典: LaptopMedia 6)。ただし、Notebookcheck.net 4 では 10,951 ポイントというデータもあり、テスト環境による差が見られます。
- Geekbench 6 (Single Core): 2,342 ポイント (出典: LaptopMedia 6)。こちらもNotebookcheck.net 4 では 1,728 ポイントというデータがあり、大きな差が存在します。
PassMark CPU Mark スコア
PassMarkは、様々なCPUテストを組み合わせた総合的なベンチマークスコアと、シングルスレッド性能評価を提供します。
- CPU Mark (総合): 平均 22,515 / 22,526 ポイント (出典: PassMark 2)
- Single Thread Rating: 平均 3,522 / 3,524 ポイント (出典: PassMark 2)
ベンチマーク結果の分析
収集したベンチマークスコアから、Core Ultra 5 135HのCPU性能特性が見えてきます。
マルチコア性能に関しては、14コア18スレッド (4P+8E+2LPE) という構成を活かし、特にCinebench R23やPassMark CPU Markにおいて、前世代の同クラスCPUであるCore i5 Hシリーズ (例: Core i5-13500Hは12コア16スレッド、18MBキャッシュ 10) と比較して堅調なスコアを示すことが期待されます。PassMarkのデータ 2 では、8コア16スレッドのAMD Ryzen 7 5800H (約20,906ポイント) を上回るスコア (約22,526ポイント) を記録しており、マルチスレッド処理能力の高さを示しています。
シングルコア性能も、Pコアの最大ターボ周波数が4.6GHzと比較的高いため、多くの日常的なタスクや応答性が求められるアプリケーションにおいて、高いパフォーマンスを発揮するポテンシャルを持っています。PassMarkのSingle Thread Rating 2 では3,524ポイントと、一世代前の高性能モバイルCPUであるCore i7-11800H (約3,053ポイント) などを上回るスコアです。
しかしながら、特にGeekbench 6のスコアにおいて、情報源による顕著なばらつきが見られました 4。これは、先に述べたTDP設定の幅広さや、テストに使用された具体的なデバイス (例: MSI Claw 4) の冷却能力、搭載されているメモリの速度や構成といったテスト環境の違いが大きく影響していると考えられます。例えば、Notebookcheck.netのテスト 4 では、CPUのTDPが35Wに設定された状態でのスコアが報告されています。このように、ベンチマークスコアはプロセッサーの潜在能力を示す一方で、実際の製品で体験できる性能は搭載されるデバイスの設計に大きく左右されるため、単一のスコアだけを鵜呑みにせず、複数の情報源やテスト条件を考慮して評価することが重要です。
Table 2: Core Ultra 5 135H CPUベンチマークスコア概要
ベンチマーク | スコア (Multi Core) | スコア (Single Core) | 出典 |
Cinebench R23 | 11,876 pts (平均) | 1,700 pts (平均) | Notebookcheck.net 4 |
Cinebench 2024 | 758 pts | N/A | LaptopMedia 6 |
Geekbench 5.5 | 9,226 pts (平均) | 1,652 pts (平均) | Notebookcheck.net 4 |
Geekbench 6 | 10,103 – 10,951 pts | 1,728 – 2,342 pts | LaptopMedia 6, Notebookcheck 4 |
PassMark CPU Mark | 22,526 pts (平均) | 3,524 pts (平均) | PassMark 2 |
注意: Geekbench 6のスコアは情報源により大きな差があります。
内蔵GPU (Intel Arc Graphics) 性能ベンチマーク
Core Ultra 5 135Hは、CPU機能だけでなく、大幅に強化された内蔵グラフィックス「Intel Arc Graphics」を搭載している点も大きな特徴です。ここでは、そのグラフィックス性能を合成ベンチマークと実際のゲームプレイから評価します。
3DMark (Time Spy, Fire Strike等) スコア
3DMarkは、GPUのゲーミング性能を測定するための標準的なベンチマークスイートです。
- 3DMark Time Spy (CPU Score): 7,281 ポイント (出典: Notebookcheck.net 4)
- 注: これはDirectX 12ベースのテストにおけるCPU性能スコアです。同テストのGraphicsスコアは、Core Ultra 5 135H単体での明確なデータが提供されていません。参考として、上位モデルのCore Ultra 7 155Hのレビュー 8 では、Time Spy Graphicsスコアにおいて、NVIDIA GeForce GTX 1650 Max-Q (エントリークラスの専用GPU) を上回る結果が報告されています。
- 3DMark Fire Strike (Standard Physics): 19,468 ポイント (出典: Notebookcheck.net 4)
- 注: これはDirectX 11ベースのテストにおける物理演算スコアであり、CPU性能に大きく依存します。同テストのGraphicsスコアに関する135Hのデータは不足しています。参考として、Core Ultra 7 155Hのレビュー 8 では、Fire Strike GraphicsスコアではGTX 1650 Max-Qに劣る結果でした。
- その他の3DMarkスコアとして、Notebookcheck.net 4 ではIce Storm Physics (76,741 pts) や Cloud Gate Physics (13,970 pts) など、CPU依存のスコアがいくつか報告されていますが、GPU自体の性能を示すGraphicsスコアは限定的です。
主要ゲームにおける実測フレームレート
合成ベンチマークだけでなく、実際のゲームタイトルでのパフォーマンスが重要です。PC Watchの記事 11 では、Core Ultra 7 155Hと競合のAMD Ryzen 7 8845HSを比較しており、Intel Arc Graphicsの一般的な性能傾向を把握する上で参考になります(ただし、135Hとはコア数や動作クロックが異なる点に注意が必要です)。
- サイバーパンク2077: 8
- Core Ultra 7 155H環境において、フルHD解像度・低設定で、Intel XeSS (アップスケーリング技術) を「パフォーマンス」設定にした場合、平均49.2fpsを記録。これはGTX 1650 Max-Qを上回る結果であり、Core Ultra 5 135Hでも設定次第でプレイ可能なレベルが期待されます。
- フォートナイト: 11
- Core Ultra 7 155H環境では、低設定で平均90fpsを超え、非常に快適なプレイが可能。135Hでも十分なパフォーマンスが見込めます。
- アーマード・コア6: 11
- Core Ultra 7 155H環境で、ディスプレイ解像度 (2880×1800)・最高設定で平均30fpsを超えており、プレイは可能。画質設定を調整すれば、より快適なプレイが可能です。
- ストリートファイター6: 8
- Core Ultra 7 155H環境では、低設定で平均60fpsでのプレイが可能。135Hでも同様に快適なプレイが期待できる可能性があります。
また、Core Ultra 5 135Hを搭載したポータブルゲーミングPC「MSI Claw」のレビュー動画 12 や関連記事 4 でも、具体的なゲームのフレームレート計測が行われている可能性がありますが、提供された情報内では詳細な数値は確認できませんでした。
グラフィックス性能の評価
これらの情報から、Core Ultra 5 135Hに搭載されたIntel Arc Graphics (8 Xe-core) の性能は、従来のIntelの内蔵GPU (Iris Xe Graphicsなど) から飛躍的に向上していることが明らかです 7。特に、DirectX 12やVulkanといった最新のグラフィックスAPIに最適化されたゲームや、Intel XeSSのようなアップスケーリング技術を活用することで、フルHD (1920×1080) 解像度において、多くの現代的なゲームタイトルを低~中程度の画質設定でプレイ可能なレベルに達しています 8。
一方で、DirectX 11ベースの古いゲームや、Arc Graphicsへの最適化が十分でないタイトルでは、期待したほどの性能が出ない可能性も指摘されています 8。それでもなお、エントリークラスのディスクリートGPU (dGPU)、例えばNVIDIA GeForce GTX 1650などに匹敵、あるいは特定の条件下ではそれを上回る性能を示す場面も見られ、「ローエンドのディスクリートGPUを置き換える性能」という評価が現実のものとなりつつあります 8。
この性能向上は、CPUとGPUの性能バランスが取れた薄型軽量ノートPCの実現に貢献し、これまでディスクリートGPUが必須と考えられていたような用途(軽いゲーミングやクリエイティブ作業)への門戸を広げるものです。ただし、その性能を最大限に引き出すためには、いくつかの要因が絡み合います。GPUドライバの成熟度は性能に直結するため、最新のドライバを使用することが推奨されます。また、ゲーム側がXeSSに対応しているかどうかも、フレームレートを大きく左右する要因となります。さらに、内蔵GPUはシステムメモリをビデオメモリとして共有するため、搭載されるノートPCのメモリ速度(例: LPDDR5x-7467はDDR5-5600より高速)や、デュアルチャネル構成であるかどうかがメモリ帯域幅を決定し、結果的にGPU性能に影響を与えます 1。
Table 3: Intel Arc Graphics (8-core) パフォーマンス概要
ベンチマーク/ゲーム | 設定/解像度 | パフォーマンス指標 (参考: Core Ultra 7 155H) | 出典 |
3DMark Time Spy (Graphics) | – | GTX 1650 Max-Qを上回る可能性 | 8 (参考) |
3DMark Fire Strike (Graphics) | – | GTX 1650 Max-Qに劣る可能性 | 8 (参考) |
サイバーパンク2077 | 低設定 + XeSS Performance (フルHD) | 平均 49.2 fps | 8 |
フォートナイト | 低設定 (フルHD) | 平均 90 fps 超 | 11 |
アーマード・コア6 | 最高設定 (2880×1800) | 平均 30 fps 超 | 11 |
ストリートファイター6 | 低設定 (フルHD) | 平均 60 fps | 8 |
注意: 上記ゲームFPSは主にCore Ultra 7 155Hでの結果であり、135Hでは若干低い値になる可能性があります。実際の性能は搭載PCの仕様やドライババージョンに依存します。
NPU (Intel AI Boost) 性能評価
Core Ultraプロセッサー・ファミリーのもう一つの重要な新機能が、AI処理専用のハードウェアエンジンであるNPU (Neural Processing Unit)、「Intel AI Boost」の搭載です 1。
AI処理性能と電力効率
NPUの主な役割は、CPUやGPUで行われていたAI推論タスクを肩代わりし、より低い消費電力で実行することです。PC WatchによるCore Ultra 7 155H搭載機のレビュー 8 では、UL Procyon AI Interface Benchmark (IntelのOpenVINOツールキットを使用) において、NPUがCPUで同じタスクを実行した場合と比較して約2.8倍のスコアを達成したと報告されています。
さらに重要なのは、その際のシステム全体の消費電力です。同テストにおいて、CPUでAI処理を行った際の最大消費電力が83Wだったのに対し、NPUで処理した場合は最大42.7Wと、半分近くにまで低減されました 8。これは、NPUがAIタスクの実行において、CPUよりもはるかに優れた電力効率を持っていることを明確に示しています。この特性により、ビデオ会議での背景ぼかしやノイズ除去といったAI機能を活用しながらでも、バッテリー持続時間を長く保つことが期待できます。また、NPUがAI処理を担当することで、CPUやGPUのリソースが解放され、他の作業を並行してスムーズに行えるという利点もあります 8。
日本語レビューサイトでの言及
日本のPCレビューサイトでも、このNPUに注目が集まっています。PC Watchの記事 8 では、前述の電力効率の高さを評価し、今後NPUを活用するアプリケーションが増えることへの期待感が示されています。
一方で、現時点でのNPUの性能やエコシステムには限界もあります。PC Watchの別のコラム 13 では、Core Ultra 5 125H (135Hと同世代・同等のNPUを搭載) のNPU性能は、Microsoftが提唱する次世代AI PC「Copilot+ PC」の認定要件である40TOPS (Tera Operations Per Second) には満たないレベルであると指摘されています。これは、Meteor Lake世代のNPUが、将来のより高度なオンデバイスAI機能を見据えた場合、性能的にまだ発展途上であることを示唆しています。
現状、NPUが活用される主な場面は、Windows OS標準機能である「Windows Studio Effects」(ビデオ会議時の背景ぼかし、自動フレーミング、アイコンタクト補正など)1 や、IntelのOpenVINO、MicrosoftのWindowsML/DirectMLといった特定のフレームワークに対応したソフトウェアに限られています 1。
これらの状況を総合すると、Core Ultra 5 135Hに搭載されたNPU「Intel AI Boost」は、特定のAIタスクを低消費電力で実行できるという明確な利点を持つものの、その性能レベルは次世代の基準から見ると限定的であり、対応アプリケーションのエコシステムもまだ成熟の途上にあると言えます。現時点では、将来のAI活用に向けた重要な「布石」としての技術的意義が大きいものの、一般ユーザーが日常的にその恩恵を最大限に受けられる場面は、まだ限られていると評価するのが妥当でしょう。今後のソフトウェア側の対応拡充が、NPUの価値を高める鍵となります。
性能比較: 従来モデルおよび競合製品
Core Ultra 5 135Hの性能をより深く理解するために、Intelの旧世代プロセッサーや、市場で競合するAMD Ryzenモバイルプロセッサーと比較します。
Intel前世代Coreプロセッサーとの比較
- CPU性能: PassMark CPU Mark 2 のスコア (約22,526) を見ると、Core Ultra 5 135Hは、第11世代の高性能モバイル向けCore i7-11800H (8コア16スレッド、PassMarkスコア約21,500) や、第13世代の直接的な前世代にあたるCore i5-13500H (12コア16スレッド 10) と比較して、特にマルチコア性能において同等以上の性能を発揮するポテンシャルがあります。シングルスレッド性能 (PassMarkスコア3,524) も高く、i7-11800H (約3,053) や第13世代の省電力モデルi5-1335U (Notebookcheckスコア1,668 4) などを上回っており、応答性の向上が期待できます。Core Ultra 7 155Hのレビュー 8 でも、第13世代や第12世代のCore P/Uシリーズと比較してCPUの基本性能が向上していると評価されており、135Hにも同様の傾向が見られると考えられます。
- GPU性能: 内蔵されているIntel Arc Graphicsは、第13世代以前の標準的な内蔵GPUであったIntel Iris Xe Graphicsと比較して、大幅な性能向上が報告されています。PC Watchの記事 7 では「最大で2倍高速化」との記述もあり、その進化の大きさがうかがえます。Core Ultra 7 155Hのレビュー 8 では、特定の条件下(特にDirectX 12やVulkan API利用時)において、エントリークラスのディスクリートGPUであるNVIDIA GeForce GTX 1650 Max-Qを超える性能を示したことが報告されており、内蔵GPUの性能レベルが一段階引き上げられたことは間違いありません。
AMD Ryzenモバイルプロセッサーとの比較
- CPU性能: PassMark 2 では、Core Ultra 5 135H (約22,526) は、AMDのZen 3世代のRyzen 7 5800H (8コア16スレッド、約20,906) を上回るスコアを示しています。より新しい世代のRyzenプロセッサー、例えばRyzen 7 7840HS/UやRyzen 5 8640HSなどと比較した場合、Notebookcheck 4 のCinebench R23 Multi Coreスコアなどを見ると、テスト時のTDP設定によって優劣が変わる可能性があります。YouTubeでのレビュー動画 14 (Core Ultra 5 125H vs Ryzen 5 8640HS) では、Cinebench R23においてシングルコア性能はRyzenが僅かに優位、マルチコア性能はほぼ同等(僅かにIntel優位)という結果が示されており、非常に拮抗した競争力を持っていることがうかがえます。
- GPU性能: 内蔵GPU性能に関しても、AMDのRadeon Graphics (特にRadeon 780Mなど高性能なもの) との比較が注目されます。PC Watchの比較記事 11 (Core Ultra 7 155H vs Ryzen 7 8845HS) によると、ゲームタイトルや使用するAPIによってIntel ArcとAMD Radeonのどちらが優位かは異なり、全体的にはRyzen側がやや高いフレームレートを示す場面も見られるものの、決定的な差はなく、どちらも高いレベルの内蔵GPU性能を持っていると言えます。最適化の度合いが性能を左右する要因と考えられます。
- 電力効率/発熱: 一部のレビュー 15 では、AMDプロセッサーの方が公称TDPが低い傾向にあり、発熱やバッテリー持続時間の面で有利な可能性があると指摘されています。ただし、Core UltraシリーズはLP E-Coreの導入やタイルアーキテクチャによる最適化で、特に低負荷時の電力効率改善を図っているため、実際の利用シーンでの電力効率は単純なTDP比較だけでは判断が難しく、使用状況によって評価が変わる可能性があります。
Table 4: Core Ultra 5 135H パフォーマンス比較 (対主要CPU)
プロセッサー | コア/スレッド | PassMark CPU Mark (Multi) | PassMark (Single) | Cinebench R23 (Multi) | GPU (参考) | 出典 (スコア参考) |
Intel Core Ultra 5 135H | 14C / 18T | ~22,526 | ~3,524 | ~11,876 | Intel Arc (8-core) | 2 |
Intel Core i5-13500H | 12C / 16T | (比較データ不足) | (比較データ不足) | ~15,000-17,000 (推定) | Iris Xe (96EU) | 10 (仕様), Notebookcheck (推定スコア) |
Intel Core i7-11800H | 8C / 16T | ~21,500 | ~3,053 | ~14,000 | Iris Xe (32EU) | PassMark, Notebookcheck |
AMD Ryzen 7 7840HS | 8C / 16T | ~28,000 | ~3,700 | ~16,000 | Radeon 780M (12CU) | PassMark, Notebookcheck |
AMD Ryzen 5 8640HS | 6C / 12T | ~23,000 | ~3,500 | ~12,000 | Radeon 760M (8CU) | PassMark, Notebookcheck14 (Cine R23参考) |
AMD Ryzen 7 5800H | 8C / 16T | ~20,906 | ~3,100 | ~13,500 | Vega 8 | 2, PassMark, Notebookcheck |
注意: 上記スコアは様々な情報源からの参考値であり、テスト環境によって変動します。特にi5-13500Hのスコアは推定値です。
この比較から、Core Ultra 5 135Hは、CPUマルチコア性能においては前世代のCore i5 Hシリーズや競合のRyzen 5/7 (世代による) と比較して良好な競争力を持ち、シングルコア性能も高いレベルを維持していることがわかります。統合GPU性能は前世代から飛躍的に向上しましたが、AMDの高性能な統合GPU (Radeon 780Mなど) と比較すると、タイトルやAPIへの最適化度合いによって一長一短がある状況です。総合的なパフォーマンス評価においては、プロセッサー自体の能力に加え、搭載されるノートPCのTDP設定と冷却性能が極めて重要な要素となります。したがって、製品を選択する際には、CPUの型番だけでなく、その製品がCPUの性能をどの程度引き出せる設計になっているかを、個別のレビュー記事などで確認することが不可欠です。
実機レビューに基づく評価
ベンチマークスコアはプロセッサーの潜在能力を示しますが、実際のユーザー体験は、搭載されるPC全体の設計や他のコンポーネントにも大きく影響されます。ここでは、Core Ultra 5 135Hを搭載した製品の実機レビューから得られる評価をまとめます。
搭載製品例
Core Ultra 5 135Hは、その性能と電力効率のバランスから、様々なタイプのノートPCやデバイスに採用されています。
- ポータブルゲーミングPC: MSI Claw A1M 4
- ビジネス・個人向けノートPC: Microsoft Surface Laptop 6 20
- ミニPCキット: ASUS NUC 14 Pro Kit Tall 21
- 法人向けノートPC: Dell Latitude / Precision シリーズ (ただし、リストアップされているモデルにはUシリーズや上位Hシリーズも多い) 22
- その他、多くのPCメーカーからCore Ultra 5 135Hを搭載したノートPCが市場に投入されています 23。
実際の使用感、応答性
Core Ultra 5 135Hを搭載したPCは、一般的な用途において高い応答性が期待できます。
- ウェブブラウジング、Officeアプリケーションの利用、ビデオ会議といった日常的なタスクは、Pコアの高いシングルコア性能と十分なマルチコア性能により、非常にスムーズに動作すると考えられます。これは、上位モデルのCore Ultra 7 155H搭載機のレビュー 8 や、同世代のCore Ultra 5 125H搭載機のレビュー 24 からも推測される快適さです。
- 写真編集や比較的軽い動画編集といったコンテンツ制作作業についても、強化されたCPU性能と大幅に進化した内蔵GPU (Intel Arc Graphics) の恩恵により、従来のIris Xe Graphicsなどを搭載したPCと比較して、より快適な作業環境を提供することが期待されます 8。
- ただし、MSI Clawのような特殊なフォームファクターのデバイスでは、CPU性能だけでなく、ディスプレイの品質(リフレッシュレート120Hz対応など 16)や、ゲームパッドのボタンの押し心地 18 といった要素も、全体的な使用感を大きく左右します。
バッテリー持続時間に関する評価
Meteor Lakeアーキテクチャの重要な目標の一つは、電力効率の改善です。
- SoCタイル上のLP E-Coreの活用や、タイル設計によるきめ細かな電力制御により、特にアイドル時や低負荷時の消費電力削減が期待されます。上位モデルCore Ultra 7 155Hを搭載したMSI Prestige 16 AI Evoのレビュー 8 では、メーカー公称値として長時間のバッテリー駆動(アイドル時最大25時間、動画再生時12時間)が挙げられており、Core Ultra 5 135H搭載機でも同様の省電力効果が見込めます。
- NPUによるAI処理時の消費電力削減 8 は、Windows Studio EffectsなどのAI機能を頻繁に利用するユーザーにとっては、バッテリー持続時間の延長に貢献する可能性があります。
- しかし、実際のバッテリー駆動時間は、ディスプレイの輝度、実行するアプリケーションの負荷、Wi-FiやBluetoothなどの接続状況、そして搭載されているバッテリーの容量によって大きく変動します。そのため、カタログスペックだけでなく、個別の製品レビューにおける実測値を確認することが重要です。
発熱と冷却に関する評価
Core Ultra 5 135Hは、高いパフォーマンスを発揮できる一方で、最大ターボパワーが115W 1 と高めに設定されているため、高負荷時には相応の発熱が伴います。
- この熱を効果的に排出し、安定した性能を維持できるかどうかは、搭載されるノートPCの冷却システム(ヒートパイプ、ヒートシンク、ファンの性能、筐体のエアフロー設計など)に大きく依存します 15。
- MSI Prestige 16 AI Evoのレビュー 8 では、「Cooler Boost 3」と呼ばれる冷却システムが高負荷時でもCPUの安定動作を支えたと評価されています。一方で、十分な冷却能力を持たない薄型軽量モデルや、MSI Clawのような小型デバイス 21 では、高負荷が続くとサーマルスロットリング(過熱防止のために性能を抑制する機能)が発生し、パフォーマンスが低下する可能性があります。
- 実際のユーザーレビューでは、高負荷時の筐体の表面温度や、冷却ファンの動作音に関する言及が見られることがあります 15。静音性を重視するユーザーは、冷却性能と静音性のバランスについて、レビューを注意深く確認する必要があります。
これらの点を踏まえると、Core Ultra 5 135H搭載製品を選ぶ際には、単にCPUのベンチマークスコアを見るだけでなく、その製品がどのような冷却設計を採用しているか、バッテリー容量は十分か、そしてキーボードの打鍵感やディスプレイの品質といったCPU以外の要素が、自身の用途や要求に合っているかを総合的に判断することが、購入後の満足度を高める上で非常に重要です。特に、携帯性を重視した薄型軽量モデルや、高性能を要求されるゲーミングデバイスにおいては、CPUの性能を持続的に引き出すための冷却能力が十分であるかを、信頼できるレビュー情報で確認することが不可欠と言えるでしょう。
まとめと結論
Core Ultra 5 135Hの総合評価
Intel Core Ultra 5 135Hは、Intelのモバイル向けプロセッサー戦略における新時代の幕開けを象徴する製品の一つです。革新的なタイル(チップレット)アーキテクチャを採用し、高性能なPコア、効率的なEコア、そして超低消費電力のLP E-Coreを組み合わせることで、性能と電力効率の両立を目指しています。
CPU性能は、14コア18スレッド構成により、前世代の同クラス製品や一部の競合製品と比較して、マルチコア・シングルコア共に堅実なパフォーマンス向上を実現しており、多様なコンピューティングタスクに対応可能です。
特に注目すべきは、大幅に強化された内蔵グラフィックス「Intel Arc Graphics」です。従来のIntel内蔵GPUのイメージを覆す描画性能を持ち、特に最新のグラフィックスAPI (DirectX 12, Vulkan) やアップスケーリング技術 (XeSS) を活用することで、これまでディスクリートGPUが必要とされたようなゲームプレイやクリエイティブ作業の可能性を、薄型軽量ノートPCにおいても広げました。
AI処理専用のNPU「Intel AI Boost」の搭載も特徴的ですが、現時点ではその性能や対応アプリケーションのエコシステムは発展途上であり、主に将来性を見据えた機能という側面が強いです。
主な利点と考慮事項
- 利点:
- バランスの取れた高いCPU性能 (マルチコア・シングルコア)。
- 大幅に進化した内蔵GPU性能 (Intel Arc Graphics)。
- AI処理専用のNPU (Intel AI Boost) を搭載。
- タイルアーキテクチャとLP E-Coreによる潜在的な電力効率の向上。
- 考慮事項:
- 実際のパフォーマンスは搭載製品のTDP設定と冷却設計に大きく依存する。
- NPUを活用できるアプリケーションやユースケースは現時点では限定的。
- 競合するAMD Ryzenプロセッサーとの性能や電力効率の比較検討が必要。
- 内蔵GPU性能はドライバの成熟度やゲーム側の最適化、メモリ構成に影響される。
推奨される用途とユーザー層
Core Ultra 5 135Hは、以下のような用途やユーザー層に適しています。
- ビジネスユーザーや学生: 高い応答性とマルチタスク性能を、薄型軽量ノートPCで実現したいユーザー。
- カジュアルゲーマーやライトクリエイター: ディスクリートGPUなしでも、ある程度のPCゲーム(特にフルHD・低~中設定)や、写真編集、比較的軽い動画編集を行いたいユーザー。
- テクノロジーアーリーアダプター: 最新のPCアーキテクチャ、タイル設計、オンデバイスAIといった新技術に関心のあるユーザー。
- ポータブルゲーミングPCユーザー: MSI Clawのように、携帯性とゲーミング性能の両立を目指すデバイスのCPUとしても採用されており、この分野に関心のあるユーザー。
総じて、Intel Core Ultra 5 135Hは、性能、機能、効率のバランスが取れた、次世代モバイルコンピューティングの中核を担うプロセッサーです。ただし、その真価は搭載されるPC製品の設計によって左右されるため、購入検討時には個別の製品レビューを参考に、自身のニーズに最も合ったモデルを選択することが重要となります。
引用文献
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- 【CoreUltraが気になる】性能の違いと買い替え是非を検討す – ガジェマガ, 4月 10, 2025にアクセス、 https://2week.net/41406/