MediaTek Dimensity 810 ベンチマークまとめ

SoC_mediatek CPU・SoC

I. はじめに

概要

MediaTek Dimensity 810(モデルMT6833V)は、2021年8月に発表された重要なミドルレンジのSystem-on-Chip(SoC)である 1。このチップセットは、5G接続と強化されたパフォーマンス機能を、より手頃な価格帯のスマートフォンセグメントにもたらす上で重要な役割を果たしている。特に、TSMCの先進的な6ナノメートル(nm)プロセス技術を用いて製造されている点は、その電力効率とパフォーマンス特性に影響を与える重要な要素である 1

市場背景

Dimensity 810は、MediaTekの広範なDimensityポートフォリオの中で、Dimensity 920 7 やDimensity 8100 9 のような上位チップより下に位置づけられるが、旧世代や下位の4G/5Gチップからは大幅なステップアップを提供する。直接的な競合製品としてQualcomm Snapdragon 695が挙げられ、本レポート後半での比較分析の対象となる 5。また、Dimensity 6080がDimensity 810のリブランド(再命名)であると広く見なされている点も重要であり、これは市場認識やデバイス選択に影響を与えている 12

レポートの目的

本レポートの目的は、日本語および英語のウェブソースからのベンチマークデータ、技術仕様、競合比較、実使用レポートに基づき、Dimensity 810の能力に関する深く、証拠に基づいた分析を提供することである。

II. 技術仕様の詳細

CPUアーキテクチャ

オクタコア(8コア)CPU構成の詳細:最大2.4 GHzで動作する2つの高性能ARM Cortex-A76コアと、最大2.0 GHzで動作する6つの電力効率に優れたARM Cortex-A55コアを搭載している 1。このヘテロジニアスマルチプロセッシング(Heterogeneous Multi-Processing)構成により、要求の厳しいタスクに対するパフォーマンスと、バックグラウンドプロセスにおける効率性のバランスが取られている。MediaTekによると、2.4GHzのクロックスピードは前世代と比較して20%高速化されている 6。キャッシュサイズはL1キャッシュ512 KB、L2キャッシュ1 MB、L3キャッシュ2 MBである 2

GPUアーキテクチャ

統合GPUはARM Mali-G57 MP2(デュアルコア)である 1。典型的なクロックスピードは950 MHzとされているが 1、一部の情報源(Notebookcheckなど)ではPoco M4 Pro 5Gのような特定のデバイスで最大1068 MHzで動作していると報告されている 3。アーキテクチャはValhall第1世代であり、Vulkan 1.3、OpenCL 2.0、DirectX 12などのAPIをサポートする 1

製造プロセスと効率

TSMCの6nmプロセスを採用している点が再度強調される 1。これは、旧世代のプロセスノード(例えば、競合のSnapdragon 680で使用されている11nm 4)と比較して電力効率が向上していることを意味し、持続的な負荷下でのバッテリー寿命の向上や熱管理の改善につながる可能性がある。公称のTDP(熱設計電力)は6Wである 2。MediaTekは、その電力効率を明確にアピールしている 5

メモリとストレージ

最大2133 MHzのLPDDR4X RAM 1 と、最大帯域幅17.07 Gbit/s 2、およびUFS 2.2ストレージをサポートする 2。UFS 2.2は、旧式のeMMCストレージよりも高速な読み書き速度を提供し、アプリの読み込みやファイル転送の高速化に貢献する。MediaTekの「Turbo Write」機能にも言及されている 6。最大RAMサイズは16 GBだが 2、通常は4 GB、6 GB、または8 GBのRAMを搭載したデバイスと組み合わされる 3

接続性

統合された5Gモデムの能力:SA(スタンドアロン)およびNSA(ノンスタンドアロン)モードの両方をサポートし、デュアル5G SIM機能、2CCキャリアアグリゲーション、最大2.77 Gbpsのダウンロード速度、最大1.25 Gbpsのアップロード速度を提供する 1。VoNR(Voice over New Radio)もサポートする 6。また、Wi-Fi 5(802.11ac)およびBluetooth 5.1もサポートする 1

ディスプレイとマルチメディア

最大120Hzのリフレッシュレートを持つFull HD+(通常2520×1080または同等)ディスプレイをサポートする 2。ISP(画像信号プロセッサ)の能力:最大64MPのシングルカメラまたは16MP+16MPのデュアルカメラ 2、30FPSでの2Kビデオキャプチャおよび再生 2、一般的なビデオコーデック(H.264、H.265、VP9)をサポートする 2。Arcsoftとの協力によるAIボケなどのAIカメラ機能も搭載されている 7

ゲーミング強化

MediaTek HyperEngine 2.0テクノロジーを搭載し、ゲームパフォーマンスと電力効率を最適化するように設計されている 6

Cortex-A76コア(最新ではないが依然として高性能)と効率的な6nmプロセス、そしてHyperEngineの組み合わせは、MediaTekがミドルレンジにおいて絶対的なピーク性能を追求するのではなく、十分なピーク性能、強力な持続性能、そして電力効率のバランスを目指したことを示唆している。Mali-G57 MP2 GPUは控えめであり、超ハイエンドなゲーミングが主要な設計目標ではなかったことを示している。

表1: MediaTek Dimensity 810 主要仕様

機能仕様出典例
CPU2x Cortex-A76 @ 最大2.4GHz + 6x Cortex-A55 @ 最大2.0GHz (オクタコア)2
GPUARM Mali-G57 MP2 @ 950MHz (一部デバイスで最大1068MHz)2
プロセスノードTSMC 6nm2
メモリサポートLPDDR4X @ 2133MHz (最大16GB)2
ストレージサポートUFS 2.2 (Turbo Write対応)2
5Gモデム速度最大DL: 2.77 Gbps / 最大UL: 1.25 Gbps (SA/NSA, Dual 5G SIM)2
ディスプレイサポート最大FHD+ (2520×1080) @ 120Hz2
カメラサポート最大64MP (シングル) / 16MP+16MP (デュアル)2
ビデオサポート2K @ 30FPS (録画・再生)2
ゲーミング技術MediaTek HyperEngine 2.06

III. 総合ベンチマーク性能分析

A. システム全体のパフォーマンス (AnTuTu Benchmark)

  • AnTuTu v10: 観測される典型的なスコア範囲は、集計データに基づき、一般的に420,000点から440,000点の間である 2。具体的な例として、NanoReviewの平均421,890点 2 やBajajFinservの430,000点 1 が挙げられる。Blackviewが言及した約388,000点 5 のような低いスコアや、OnePlus Nord N300で報告された479,019点 26 のような高いスコアなど、ばらつきがあることも認識しておく必要がある。コンポーネントスコア(CPU 約145k、GPU 約65k、MEM 約100k、UX 約110k 2)を分析することで、相対的な貢献度を示すことができる。日本のサイトで報告されたv10スコア約43万点についても言及する 13
  • AnTuTu v9: 観測される典型的なスコア範囲は、一般的に350,000点から395,000点の間である。具体的なデバイススコア:Poco M4 Pro 5Gが352,754点 36、Realme 8S 5Gが388,133点 11 または385,942点 34、Redmi Note 11T 5Gが394,082点 35、OnePlus Nord N300が335,440点 40。日本の情報源からのv9スコア範囲38万~39万点についても言及する 13
  • 分析: これらのスコアは、それぞれのバージョンにおいて、ミドルレンジセグメントにしっかりと位置づけられる。AnTuTuは全体的な視点を提供するが、RAM速度、ストレージ性能(ここではUFS 2.2が貢献 2)、ソフトウェア最適化によって影響を受ける可能性があり、これがデバイス間のスコア変動を説明する可能性がある 2

AnTuTu v10のスコアはv9から大幅に上昇しているが、コンポーネントスコアを見ると潜在的な弱点が明らかになる。GPUスコア(約65k-85k 2)は、CPUスコア(約110k-145k 2)や総合スコアと比較して相対的に低い。これは、控えめなMali-G57 MP2 GPUの仕様と一致する。

表2: Dimensity 810 AnTuTuスコア集計 (v9 & v10)

ベンチマークVerデバイスモデル総合スコアCPUGPUMEMUX出典例
AnTuTu v10平均 (NanoReview)421,890145,93165,72099,558110,6812
AnTuTu v10平均 (BajajFinserv)430,000140,000120,00090,00080,0001
AnTuTu v10OnePlus Nord N300479,019147,231123,06492,576116,14826
AnTuTu v10平均 (note.com)430,000130,00070,00013
AnTuTu v9Poco M4 Pro 5G352,75483,82936
AnTuTu v9Realme 8S 5G388,13311
AnTuTu v9Realme 8S 5G385,942113,04785,31678,046109,53334
AnTuTu v9Redmi Note 11T 5G394,082109,11393,25481,879109,83635
AnTuTu v9OnePlus Nord N300335,44040
AnTuTu v9平均 (note.com)380k-390k100k-110k80,00013

B. CPU処理能力 (Geekbench)

  • Geekbench 6: 典型的なスコア:シングルコア約780点、マルチコア約19402。利用可能な場合は、OnePlus Nord N300の749/1921点のような特定のデバイススコアを引用する 26
  • Geekbench 5: 典型的なスコア:シングルコア約600点(Realme 8Sの549点 11 からRealme 8Sの610点 34、Poco/Oppo/Redmiデバイスの598-605点 3 まで)、マルチコア約1800点(Vivo/Realmeの1745-1791点 11 からRedmi/Realmeの1748-1815点 34、Oppo/Pocoの1774-1809点 3、またはNord N300の1747-1780点 37 まで)。
  • 分析: Geekbenchは純粋なCPUスループットに焦点を当てていることを説明する。これらのスコアは、ミドルレンジクラスとして、多くの一般的なタスクでの応答性に重要なシングルコア性能と、マルチタスクやより重いワークロードに有益な堅実なマルチコア性能を示している。異なるデバイス間でのGeekbench 5スコアの一貫性 3 は、CPU性能が実装間で比較的安定していることを示唆している。

比較的高速な2.4 GHzで動作する2つのCortex-A76コア 2 の採用が、その良好なシングルコアスコアの主な要因であり、わずかに低いクロックで同様のコアタイプを使用するチップ(Snapdragon 695の2.2GHzなど 10)と比較しても競争力を維持している。6つのA55コアは、マルチコアスコアに大きく貢献している。

表3: Dimensity 810 Geekbenchスコア集計 (v5 & v6)

ベンチマークVerデバイスモデルシングルコアマルチコア出典例
Geekbench 6平均 (NanoReview)78019402
Geekbench 6OnePlus Nord N300749192126
Geekbench 5Realme 8S 5G (91mobiles)549179111
Geekbench 5Realme 8S 5G (91mobiles)610181534
Geekbench 5Redmi Note 11T 5G605174835
Geekbench 5Poco M4 Pro 5G59818093
Geekbench 5Oppo A77 5G59817743
Geekbench 5OnePlus Nord N300 (GSM)596178040
Geekbench 5OnePlus Nord N300 (PCMag)589174737
Geekbench 5OnePlus Nord N300 (BGR)590175442
Geekbench 5OnePlus Nord N300 (Toms)595176943

C. グラフィックスレンダリング能力 (3DMark & GFXBench)

  • 3DMark: 一般的なVulkanテストであるWild Lifeベンチマークに焦点を当てる。典型的なスコアは約1337点であると報告する 2。対応する平均フレームレートは約8 FPSと低いことに言及する 2。一貫したデータが利用可能な場合は、Sling Shot / Sling Shot Extremeのスコアも記載する(例:Sling Shot Physics 約3600-3800点 3、Sling Shotスコア 約3800点 30)。一部のPoco M4 Pro 5Gテストで観測されたより高いGPU周波数(1068 MHz vs 950 MHz)3 が、ベースの950 MHzで動作するデバイスと比較してスコアにわずかに影響を与える可能性があることに注意する 2
  • GFXBench: Manhattan 3.1(Onscreen/Offscreen)やT-Rex(Onscreen/Offscreen)のような一般的なテストのスコアを報告する。デバイス固有のページからスコアを使用する:Realme 8s 5G: Manhattan 2,383、T-Rex 3,447 34。Redmi Note 11T 5G: Manhattan 2,433、T-Rex 3,120 35。OnePlus Nord N300: Aztec Onscreen 18fps、1440p Offscreen 6fps 37。提供されたスニペット内では、Dimensity 810に特化したAztec RuinsおよびCar Chaseのスコアの入手可能性が限られていることを認める 28
  • 分析: これらのベンチマークは、GPUパフォーマンスの異なる側面(API効率、純粋なパワー、特定のレンダリング技術)をテストすることを説明する。スコアは一般的に、Mali-G57 MP2がミドルレンジGPUであることを裏付けている。現代のゲームを実行することは可能だが、Wild Life(8 FPS)2 やAztec 37 のような要求の厳しいテストでの低いフレームレートは、高解像度や高設定での高品質なゲーム体験には限界があることを示している。GFXBenchのスコアは、このレベルのパフォーマンスを確認するさらなるデータポイントを提供する 34

Dimensity 810が3DMark Wild LifeでSnapdragon 695を上回ることがあるにもかかわらず 10、Snapdragon 695が実環境のゲーム設定でより良い選択肢を提供することがあるという食い違い 11 は重要な点である。これはいくつかの要因に起因する可能性がある。(1) ドライバー最適化:MediaTekまたはQualcommのドライバーが、特定のベンチマークAPI(Wild LifeのVulkanなど)と特定のゲームエンジンで最適化の度合いが異なる可能性がある。(2) アーキテクチャの違い:Mali-G57 MP2とAdreno 619は、特定のグラフィカルワークロードを異なる方法で処理する可能性がある。(3) デバイス実装:特定のテストデバイス(Poco M4 Pro 5G vs Poco X4 Pro / Vivo T1 5G)における熱的ヘッドルームや電力供給が、ベンチマークと長時間のゲームセッションで持続性能に異なる影響を与える可能性がある。

表4: Dimensity 810 GPUベンチマークスコア集計 (3DMark & GFXBench)

ベンチマーク名デバイスモデルスコア / FPS出典例
3DMark Wild Life平均 (NanoReview)1337 (8 FPS)2
3DMark Wild LifeOnePlus Nord N3001337 (8 FPS)26
3DMark Sling Shot (Physics)Poco M4 Pro 5G38013
3DMark Sling Shot (Physics)Oppo A77 5G35563
3DMark Sling ShotOnePlus Nord N3003806 (Graphics: 3935)30
GFXBench Manhattan 3.1 (On)Realme 8s 5G2,383 Frames34
GFXBench T-Rex (On)Realme 8s 5G3,447 Frames34
GFXBench Manhattan 3.1 (On)Redmi Note 11T 5G2,433 Frames35
GFXBench T-Rex (On)Redmi Note 11T 5G3,120 Frames35
GFXBench Aztec Ruins (On)OnePlus Nord N30018 FPS37
GFXBench Aztec Ruins (1440p Off)OnePlus Nord N3006 FPS37

IV. 比較分析: Dimensity 810 vs. Snapdragon 695

ベンチマークスコア比較

主に 10 のデータを使用して、平均/典型的なスコアを並べて直接比較する。

  • AnTuTu v10: Snapdragon 695(約442k)がDimensity 810(約421k)をわずかに上回る 10。約5%の差が引用されている。
  • Geekbench 6: Snapdragon 695はシングルコアで大幅に高く(908 vs 780、約16%差)、マルチコアでも中程度に高い(2134 vs 1940、約10%差)10。これはGeekbench 5のスコアとも一致しており、Snapdragon 695(Vivo T1: 650/1745)はシングルコアでDimensity 810(Realme 8S: 549/1791)をリードするが、マルチコアではわずかに劣る 11
  • 3DMark Wild Life: Dimensity 810(1337)がSnapdragon 695(1215)を著しく上回る(10 では約10%差と引用されているが、計算上はSnapdragon 695がDimensity 810に対して約10%低い)10

パフォーマンスプロファイル分析

これらの違いの意味合いを分析する。Snapdragon 695はCPU依存のタスクに強く、シングルスレッドの応答性がより高い可能性がある。Dimensity 810は特定のVulkanヘビーな3DMarkテストで優位性を示しており、その特定のシナリオにおいて、より優れたピークGPUスループットまたはVulkanドライバー効率を持つ可能性を示唆している。

ゲーミングFPS比較

10 からの比較FPSデータを提示する。Dimensity 810がリードするゲーム(PUBG Low、Fortnite Low、Shadowgun Legends Low、Genshin Impact Low、Mobile Legends Ultra)と、Snapdragon 695がリードするゲーム(CoD Mobile Low vs High、WoT Blitz Ultraでわずかに)を強調する。設定が常に同等ではないというニュアンス(例:CoD MobileのLow vs High)について議論する。11 からの調査結果を統合し、Snapdragon 695(Vivo T1)がCoD MobileでDimensity 810(Realme 8S)よりも高い設定を処理できたことを示し、これは3DMarkスコアとは対照的である。

その他の要因

利用可能な場合、仕様から導き出される他の潜在的な違いについて簡単に言及する(例:Snapdragon 695はわずかに異なる接続機能やISP機能を持つ可能性があるが、スニペットはパフォーマンスベンチマークに重点を置いている)。Dimensity 810はわずかに高い最大CPUクロック(2.4GHz vs 2.2GHz)を持つが 2、Snapdragon 695はより良いGeekbenchシングルコアスコアを達成しており、これはKryo 660コアとCortex-A76のアーキテクチャまたはキャッシュの違いを示唆している。

Dimensity 810とSnapdragon 695の競争は非常に接戦であり、典型的なミドルレンジのトレードオフを表している。どちらのチップもすべての指標で他方を決定的に凌駕しているわけではない。どちらを選択するかは、特定のユースケースの優先順位(CPU応答性 vs 特定のタイトル/ベンチマークでの潜在的なゲーミングエッジ)とデバイスの実装(冷却、最適化)に大きく依存する。Dimensity 810の6nmプロセス 2 とSnapdragon 695の6nmプロセス 10 は同じであり、プロセスノードはこの2つの間では差別化要因ではなく、アーキテクチャと設計の選択に焦点が当てられる。

表5: Dimensity 810 vs. Snapdragon 695 ベンチマーク比較

ベンチマークDimensity 810 スコア/FPSSnapdragon 695 スコア/FPSリード (%)出典例
AnTuTu v10421,890442,196SD695 (+5%)10
Geekbench 6 シングルコア780908SD695 (+16%)10
Geekbench 6 マルチコア19402134SD695 (+10%)10
3DMark Wild Life13371215D810 (+10%)10
PUBG Mobile (Low)77 FPS66 FPSD81010
CoD Mobile42 FPS (High)60 FPS (Low)SD695 (設定注意)10
Genshin Impact (Low)37 FPS19 FPSD81010
Mobile Legends (Ultra)59 FPS42 FPSD81010

V. 実環境パフォーマンス評価

A. ゲーミング体験

  • FPSデータの統合: 2 などの情報源から報告された平均FPSと設定を照合する。例:PUBG Mobile(77 FPS Low)、CoD Mobile(42 FPS High)、Fortnite(26 FPS Low)、Genshin Impact(37 FPS Low)、WoT Blitz(56 FPS Ultra)、Mobile Legends(59 FPS Ultra)。
  • ベンチマークとの関連付け: 控えめなGPUベンチマーク(Wild Life 約8 FPS 2、Aztec 約6-18 FPS 37)がこれらの実環境結果にどのように反映されるかについて議論する。特にGenshin Impactのような要求の厳しいタイトルでは、スムーズなゲームプレイを実現するために設定を下げる必要があることが多いと説明する 2
  • ユーザー/レビュアーのフィードバック: 定性的なフィードバックを取り入れる。レビュアーは、ミドルレンジとしてはプレイ可能だが、競技レベルや高忠実度のゲームには向かないと指摘している 11。Poco M4 Pro 5Gのレビューでは、PUBG MobileはSmooth + Ultraが最大で、多くのFPSゲーマーが望む60FPSオプション(Smooth + Extreme)は利用できないと述べている 36。OnePlus Nord N300のレビューでは、カジュアルゲームには適しているが、Genshin Impactのような要求の厳しいタイトルでは低設定でも苦戦すると述べられている 37。Blackviewはゲームを「問題なく」処理できると述べているが 5、これは詳細なレビューと比較すると楽観的に見える。MediaTekはHyperEngine 2.0をより良いゲーム体験のために推進している 6

3DMark Wild LifeのようなベンチマークではSnapdragon 695に対してわずかな優位性を示すことがあるが、実際のゲーム体験は一貫してミドルレンジレベルであるように見える。Dimensity 810は多くの人気タイトルでプレイ可能なフレームレートを実現するが、ユーザーは要求の厳しいゲームではグラフィック品質や目標フレームレート(しばしば60fps未満)で妥協する必要があるだろう。HyperEngine 2.0の最適化は、ピークのグラフィック設定を押し上げるのではなく、ゲーム中の持続性能と電力効率に重点を置いている可能性が高い。

B. アプリケーションの応答性と日常使用

  • レビュアーのフィードバック: 一般的な使用感に関するコメントを要約する。Poco M4 Pro 5Gのレビューでは、ブラウジング、SNS、動画視聴などの「日常的なタスクは非常にスムーズに動作する」と述べられている 36。OnePlus Nord N300のレビューはまちまちである:GSM Arenaは安定性が良いと指摘し 40、PCMagは日常タスクのパフォーマンスが「尊敬できる」「許容範囲」であるとし 37、BGRは時折カクつきがあると「まあまあだが最高ではない」と評価し 42、Tom’s Guideは基本的なタスクやラグに苦労すると感じている 43。Blackviewはパフォーマンスと電力効率を賞賛し、タスクを「問題なく」処理すると述べている 5。MediaTekは「よりキビキビしたアプリ応答」を強調している 6
  • ベンチマークとの関連付け: このフィードバックをCPUベンチマークスコアに関連付ける。堅実なGeekbenchシングルコアスコア(約600 GB5 / 約780 GB6)2 は、理論的には一般的なアプリでの良好な応答性に貢献するはずである。レビューがまちまちなのは、デバイスの最適化(RAM容量、ソフトウェアチューニング)の違いや、ユーザーのわずかなラグに対する感度の違いを反映している可能性がある。Nord N300の4GB RAM 26 は、6GB/8GB搭載デバイス 3 と比較して体感速度の低下に寄与している可能性がある。

全体的な日常パフォーマンスは、一般的に価格帯に見合った十分なレベルから良好なレベルとして認識されており、ミドルレンジのCPUベンチマークと一致している。しかし、デバイス固有の要因、特にRAM容量(4GB vs 6/8GB)とソフトウェアの最適化が、体感的なスムーズさと応答性に大きく影響し、同じSoCを搭載していてもユーザー体験が異なる結果につながるように見える。

C. 熱性能と持続負荷

  • スロットリングテスト: 11 のCPUスロットリングテストを参照する。Realme 8S(D810)は30分間でピーク性能の83%にスロットリングし、Vivo T1(SD695)の85%よりもわずかに少なかった。重要なのは、D810がテスト中により高いGIPS(203k vs 171k)を出力したことであり、これは同様のスロットリング率にもかかわらず、より高いワークロードを維持したことを示唆している。
  • レビュアーの観察: GSM Arenaは、OnePlus Nord N300での1時間のCPUテスト中に「優れた」パフォーマンス安定性を示し、「スロットリングなし」で、触れても「驚くほど快適」であったと指摘した 40。これは6nmプロセスの効率性の主張と一致する 2。これは、重大な過熱とスロットリングの問題を抱えていた(異なる古いQualcommチップである)Snapdragon 810という名前のチップの歴史的な問題とは対照的である 48
  • 分析: Dimensity 810は、そのクラスにおいて優れた熱管理と持続性能能力を持っているように見える。効率的な6nmプロセスと、潜在的にMediaTekの最適化(HyperEngine 6)の組み合わせにより、定量的なテストと定性的なレビューの両方で証明されているように、過度の発熱や急激なスロットリングなしに、比較的高いレベルのパフォーマンスを長時間維持することができる。

優れた持続性能はミドルレンジにおいて大きな利点であり、積極的なスロットリングはゲームやビデオ録画などの長時間のタスク中にユーザー体験を著しく低下させる可能性がある。Dimensity 810がピークに近いパフォーマンスを維持する能力は、同様の熱制約下でSnapdragon 695よりも優れている可能性があり(同様のスロットル%でより高いGIPSによって示唆される 11)、MediaTekがこの設計で効率と持続スループットを優先し、6nm TSMCプロセスを効果的に活用したという考えを補強する。

VI. デバイス間での実装

主要モデルの特定

スニペットで特定されたDimensity 810を使用する著名なスマートフォンをリストアップする:Xiaomi Poco M4 Pro 5G 2、Realme 8S 5G 11、Xiaomi Redmi Note 11T 5G 2、OnePlus Nord N300 2、Oppo A77 5G 3、Infinix Note 12 Pro 5G 2、Xiaomi Redmi Note 11 5G 2

ベンチマーク変動分析

集計された表(表2、3、4)を使用して、これらのモデル間でベンチマークスコアを比較する。

  • AnTuTu: 約385k(Realme 8S 34)/ 約352k(Poco M4 Pro v9 36)から、約430k+(Poco/Redmi v10ユーザー投稿 2)、さらには約479k(Nord N300 v10 26)までの範囲に注目する。
  • Geekbench: スコアは比較的安定しているように見える。特にGB5マルチコアは約1750-1815点 3。GB6スコアも近いように見える 2
  • GPUベンチマーク: Wild Lifeは約1337点で安定しているように見える 2。GFXBenchは多少のばらつきを示す(例:Realme 8SのT-Rex 3447 34 vs Redmi Note 11Tの3120 35)。

影響要因の議論

スコア変動の潜在的な理由を分析する:

  • RAM容量/速度: 4GB(Nord N300 26)vs 6GB/8GB(Poco/Realme/Redmi 3)。これはAnTuTu(MEM/UXスコア)や実環境のマルチタスクに影響を与える可能性が高い 37
  • ストレージ速度: すべてUFS 2.2を使用しているが 2、わずかな実装の違いが存在する可能性がある。
  • ソフトウェア最適化: 異なるAndroidバージョン(Android 11 34 vs 12 30 vs 13 26)やメーカーのスキン(MIUI、Realme UI、OxygenOS)は、パフォーマンスやベンチマーク結果に影響を与える可能性がある。Nord N300のOxygenOS 12は初期に問題を抱えていたが改善された 40
  • 熱設計: チップ自体は効率的に見えるが、デバイスの筐体設計や冷却ソリューションは、特にAnTuTuのような長時間のベンチマークにおいて、持続性能やスロットリング挙動に依然として影響を与える可能性がある。
  • ベンチマークバージョン/条件: AnTuTu v9とv10の間には大きな違いがある 13。ユーザー投稿スコア 2 は、周囲温度、バックグラウンドアプリなどによって変動する可能性がある 30

Dimensity 810のコアパフォーマンスは比較的安定しているが(特にGeekbenchで見られるCPU)、最終的なユーザー体験と全体的なベンチマークスコア(AnTuTuなど)は、特定のスマートフォンの構成(特にRAM)とソフトウェアによって著しく変動する可能性がある。OnePlus Nord N300の4GB RAMとまちまちな実環境レビューにもかかわらず高いAnTuTu v10スコア 26 は注目に値する異常値であり、ベンチマーク最適化または特定のテスト条件によるものである可能性がある。

VII. パフォーマンス概要と結論

統合プロファイル

Dimensity 810を、現代的な6nmプロセスで構築された、有能で効率的なミドルレンジ5G SoCとして要約する。その核となる強みを再確認する:バランスの取れたCPUパフォーマンス(2x A76 @ 2.4GHzによる良好なシングルコア応答性、合計8コアによる堅実なマルチコア)、まずまずのミドルレンジGPU能力(Mali-G57 MP2)、優れた電力効率と熱管理による良好な持続性能 2、そして包括的な5G接続機能 2

長所

  • 効率と熱性能: 6nmプロセスは、大幅なスロットリングなしに良好なバッテリー寿命と持続性能を提供する 2
  • バランスの取れたパフォーマンス: スムーズな日常使用と中程度のゲームに適したCPUとGPUパワーの良好なブレンドを提供する 36
  • 現代的な機能: 統合5G、120Hzディスプレイのサポート、UFS 2.2ストレージ、およびまずまずのカメラ機能(最大64MP)が、ミドルレンジにプレミアムな機能をもたらす 2
  • 競争力のあるポジショニング: Snapdragon 695のような主要な競合製品に対して、異なる領域で互角に渡り合っている 10

短所

  • GPUの限界: Mali-G57 MP2はハイエンドゲーム向けには設計されておらず、要求の厳しいタイトルでは設定を下げる必要がある 2。GPUスコアはCPUスコアに比べて相対的に低い(III.Aからの分析)。
  • CPU vs. 競合: バランスは取れているものの、Cortex-A76コアはハイエンドチップのCortex-A78/Xシリーズと比較して旧世代であり、CPUベンチマークでは直接的な競合であるSnapdragon 695にわずかに劣る 10
  • 実装によるばらつき: 実環境パフォーマンスは、デバイスのRAM(特に4GBモデル)とソフトウェア最適化によって大きく影響を受ける可能性がある(V.B & VIからの分析)。

市場での地位とリブランディング

Dimensity 810は、リリース時にミドルレンジ5Gスマートフォン向けに堅実で効率的、かつ機能豊富なプラットフォームを提供するという目標を成功裏に達成したと結論付ける。そのパフォーマンスは、ローワーミドルレンジセグメントにおいて依然として妥当性を保っている。Dimensity 6080が本質的にリブランドであること 12 を明確に言及し、コアアーキテクチャが新しい命名体系の下で継続して使用されていることを示す。これは、ユーザーが新しいデバイスを比較する際に認識しておくべき点である。

最終評価

Dimensity 810は、効率とバランスの取れたパフォーマンスを優先した、MediaTekによる優れたミドルレンジ製品である。ピーク速度ではリーダーではないものの、その強みは、ターゲット市場に対する一貫性と機能セットにある。

引用文献

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