1. MediaTek Kompanio 500 (MT8183): プロセッサ概要
1.1 はじめに:Kompanio 500の位置づけ
MediaTek Kompanio 500(内部コード名: MT8183)は、台湾のファブレス半導体メーカーMediaTekが2019年に発表したシステムオンチップ(SoC)です 1。このプロセッサは、主にGoogleのChrome OSを搭載したChromebook 3 や、Android OSベースのタブレット 5 といった、携帯性に優れたモバイルコンピューティングデバイス向けに開発されました。
MediaTekが展開するChromebook向けプロセッサ「Kompanio」シリーズの中で、Kompanio 500は「エントリーChromebook向け」として明確に位置づけられています 7。これは、より高性能な「メインストリーム」向けのKompanio 800シリーズや、さらに上位の「プレミアム」向けKompanio 1000シリーズ(後のKompanio Ultraなど)が存在することからも明らかです 7。
Kompanio 500の開発目標は、CPU、GPU、AI処理ユニット、接続機能といった多様なハードウェア機能を、電力効率に優れた単一のチップに集積することにありました 4。これにより、デバイスメーカーは開発時間とコストを抑制しつつ 4、手頃な価格帯の製品で、ウェブ閲覧や動画視聴、軽作業といった日常的なタスクをこなせる十分なパフォーマンスを提供することを目指しました 2。特に、教育市場向けのChromebookや、家庭でのコンテンツ消費を主目的としたタブレットでの採用事例が多く見られます 5。この市場ポジショニングは、Kompanio 500が搭載されるデバイスが、しばしば2万円から3万円台といった低価格帯で販売されていることからも裏付けられます 8。性能よりも価格やバッテリー持続時間が重視されるボリュームゾーンをターゲットとした戦略であったことがうかがえます。
1.2 主要技術仕様
Kompanio 500 (MT8183) の技術的な基盤は、当時のエントリーからミドルレンジ下位のモバイルデバイスで一般的だった構成を採用しつつ、電力効率とコストのバランスを重視しています。
- CPU:
- 8コア(オクタコア)構成を採用しています 4。
- 高性能コアと高効率コアを組み合わせるArmのbig.LITTLE技術に基づき、4つのArm Cortex-A73コア(ビッグコア)と4つのArm Cortex-A53コア(リトルコア)で構成されます 2。
- 最大動作周波数は、高性能コア・高効率コアともに2.0 GHzに設定されています 4。
- 64ビット命令セット(ARMv8-A, aarch64)に対応しています 9。
- GPU:
- グラフィックス処理ユニットには、Arm Mali-G72 MP3(3コア構成)が搭載されています 3。
- 最大動作周波数は800 MHzです 1。一部情報源では850 MHzとの記載も見られますが 12、MediaTek公式情報や複数の技術情報サイトでは800 MHzとされており、こちらが有力と考えられます 1。
- 製造プロセス:
- 12nmプロセス技術で製造されており、当時のエントリークラスとしては比較的高度なプロセスを採用し、消費電力と発熱の抑制を図っています 1。
- メモリサポート:
- LPDDR3およびLPDDR4x規格のメモリに対応しています 6。実際に搭載されているデバイスでは、4GBのLPDDR4/LPDDR4xメモリが一般的です 10。仕様上は最大8GBまでサポート可能です 1。
- ストレージサポート:
- eMMC 5.1およびUFS 2.1規格のストレージに対応しています 1。多くの搭載デバイスでは、コストを重視してeMMCストレージが採用されています 10。
- AI処理ユニット (NPU):
- 特筆すべき点として、デュアルコア構成のAIプロセッシングユニット(NPU)が内蔵されています 4。最大0.5 TOPS(Tera Operations Per Second)の処理性能を持ち、低消費電力でAIを利用したカメラ機能(顔認識、オブジェクト・風景認識、背景ぼかしなど)の強化や、アプリケーションのAI機能拡張に貢献します 4。2019年発表のエントリー向けチップとしては先進的な特徴であり、MediaTekが早期からAI機能を幅広い製品層に展開しようとしていた戦略がうかがえます。ただし、0.5 TOPSという性能は現在の基準では控えめなものです。
- ディスプレイサポート:
- 内蔵ディスプレイの最大解像度は2400 x 1080 (FHD+) 3 またはWQHD (2560×1440) 4 とされています。公式情報間で若干の差異がありますが、多くの搭載デバイスはFHD+以下の解像度を採用しています。
- 外部ディスプレイ出力にも対応しており、最大FHD (1920×1080) 解像度での出力が可能です 4。
- カメラサポート:
- 最大で32MP(メガピクセル)のシングルカメラ、または16MP+16MPのデュアルカメラ構成をサポートします 3。
- ハードウェアによる深度センサーにも対応しており、背景ぼかし(ボケ味)効果のある写真やビデオ撮影を支援します 4。
- 最大ビデオキャプチャ解像度は1920 x 1080 (Full HD) @ 30fpsです 1。
- ビデオコーデック:
- ビデオエンコード(圧縮)はH.264に対応します 3。
- ビデオデコード(再生支援)はH.264に加え、より高効率なH.265 / HEVC 3、およびWebで広く使われるVP8, VP9 1 にもハードウェアレベルで対応しています。
- 接続性:
- Wi-Fiは、Wi-Fi 5 (IEEE 802.11 a/b/g/n/ac) に対応し、2.4GHz帯と5GHz帯のデュアルバンドを利用可能です 2。
- Bluetoothのバージョンについては、情報源によって4.2 1 または5.0 2 と記載が分かれます。これは、デバイスメーカーが採用する具体的なBluetoothコントローラや実装によって異なるためと考えられます。
- 測位システムとしてGPSおよびGNSSをサポートしており 4、一部デバイスではGLONASS, Galileo, QZSS(みちびき)への対応も謳われています 17。
- その他、FMラジオ受信機能もチップレベルでサポートされています 6。
- インターフェース:
- USB 3.0 (最大5Gbps) およびSDIOインターフェースをサポートします 4。搭載デバイスでは、USB Type-Cポートが実装され、USB Power Deliveryによる充電やDisplayPort Alt Modeによる映像出力に対応している場合があります 5。
これらの仕様は、Kompanio 500がターゲットとするエントリークラスのデバイスにおいて、基本的なコンピューティング、マルチメディア再生、接続性をバランス良く提供するように設計されていることを示しています。特にAIユニットの内蔵や幅広いビデオデコード対応は、当時の同クラスSoCと比較して特徴的な点と言えるでしょう。
表1: MediaTek Kompanio 500 (MT8183) 主要技術仕様
機能項目 | 仕様 | 参照元 |
CPUコア構成 | 4x Arm Cortex-A73 + 4x Arm Cortex-A53 (Octa-core) | 4 |
CPU最大動作周波数 | 2.0 GHz | 4 |
GPU | Arm Mali-G72 MP3 | 3 |
GPU最大動作周波数 | 800 MHz | 1 |
製造プロセス | 12 nm | 1 |
メモリサポート | LPDDR3, LPDDR4x | 6 |
ストレージサポート | eMMC 5.1, UFS 2.1 | 1 |
AI処理ユニット (NPU) | Dual-core, 最大 0.5 TOPS | 4 |
最大ディスプレイ解像度 | 2400 x 1080 (FHD+) / WQHD | 3 |
最大カメラ解像度 | Single 32MP / Dual 16MP+16MP | 3 |
ビデオデコード | H.264, H.265/HEVC, VP8, VP9 | 1 |
Wi-Fi | Wi-Fi 5 (802.11 a/b/g/n/ac), Dual-band (2.4/5GHz) | 6 |
Bluetooth | v4.2 / v5.0 (デバイス実装依存) | 1 |
1.3 主な搭載デバイス例
Kompanio 500 (MT8183) は、その特性から特定のフォームファクタや価格帯のデバイスに集中して採用される傾向が見られました。
- Chromebook:
- ASUS Chromebook Detachable CZ1 (CZ1000): 10.1インチのWUXGA (1920×1200) 解像度を持つデタッチャブル(キーボード着脱式)2-in-1 Chromebookです 10。米国軍用規格 (MIL-STD 810H) に準拠した堅牢な設計が特徴で、教育現場での利用を強く意識しています 10。ゴム製バンパーや傷つきにくいボディ加工、耐衝撃カバーなどが採用されています 10。タブレット単体で約500gと軽量です 16。
- HP Chromebook 11a (例: na0000シリーズ): 11.6インチのHD (1366×768) 解像度ディスプレイを持つ、クラムシェル型のノートパソコンです 13。軽量・コンパクトでバッテリー持続時間が長く、基本的な作業や学習用途に適しています 13。
- Lenovo IdeaPad Duet Chromebook (初代, CT-X636F): (※直接的な言及はないものの)Kompanio 500搭載デバイスとして最も広く知られ、ヒットしたモデルの一つです。10.1インチのデタッチャブル型で、手頃な価格と携帯性で人気を博しました。
- ASUS Chromebook Flip CM3 (CM3200): 12インチディスプレイを持つコンバーチブル(画面回転式)2-in-1 Chromebookの初期モデルに搭載されていました 20。後継モデルでは異なるプロセッサが採用されています 21。
- Android タブレット:
- aiwa tab AB8: 8インチのHD (1280×800) 解像度を持つAndroidタブレットです 5。コンパクトなサイズとGPS搭載により、ウェブ閲覧や動画視聴に加え、カーナビ用途にも適していると評価されています 5。
- Amazon Fire HD 8 Plus (2020): AmazonのFire OS(Androidベース)を搭載した8インチタブレットにも採用例があります 2。
- N-one NPad Q: 詳細な仕様は不明ですが、Kompanio 500 (MT8183) 搭載タブレットとして言及されています 22。
- その他、主にアジア市場などで販売される低価格帯のAndroidタブレットにも採用が見られます 2。
これらの搭載デバイスを見ると、Kompanio 500は主に10インチから12インチ程度の比較的小型なChromebook、特にキーボード着脱式や画面回転式の2-in-1デザイン、そして8インチから10インチクラスの低価格Androidタブレットに集中していることがわかります。これは、Kompanio 500の持つ「良好な電力効率」「必要十分な基本性能」「低コスト」といった特性が、携帯性、多様な利用シーンへの対応(タブレット/ノートPC)、そして手頃な価格が求められるこれらのデバイスカテゴリの要求と合致していたことを示唆しています。高性能よりも、バッテリー寿命、価格、多用途性が重視される市場セグメントを的確に狙ったプロセッサであったと言えるでしょう。
2. ベンチマークによる性能評価
プロセッサの客観的な性能を測る指標として、各種ベンチマークテストのスコアが参考にされます。Kompanio 500 (MT8183) について、日本語のレビューサイトや技術ブログから収集されたスコアは以下の通りです。
2.1 主要ベンチマークスコア
複数のベンチマークツールにおけるKompanio 500のスコアが報告されています。ただし、ベンチマークスコアは測定環境(OSバージョン、メモリ速度、冷却性能など)やツールのバージョンによって変動するため、あくまで目安として捉える必要があります。
- AnTuTu Benchmark: スマートフォンやタブレットの総合性能を測るポピュラーなツールです。
- AnTuTu Benchmark v9:
- aiwa tab AB8での測定例: 総合スコア 約210,000点、GPUスコア 約48,000点 15。
- N-one NPad Qでの測定例: 総合スコア 232,732点 23。
- AnTuTu Benchmark v8:
- あるレビューでの測定例: 総合スコア 約180,000点 2。
- AnTuTuはバージョン間でスコアの互換性がなく、一般的にv9はv8よりも高いスコアが出る傾向にあります。上記のように、同じプロセッサでもデバイスや測定タイミングによってスコアに幅が見られます。
- Geekbench 5: CPUの演算性能(シングルコア性能とマルチコア性能)を測定するツールです。
- シングルコアスコア: 170点 2。
- マルチコアスコア: 850点 2。
- Octane 2.0: Googleが開発したJavaScriptベンチマークで、ウェブブラウザのパフォーマンスを測る指標の一つです。
- Kompanio 500の直接的なスコアは見つかりませんでしたが、後継のKompanio 520搭載機(ASUS Chromebook CM14 Flip)で21,285点というスコアが報告されています 25。Kompanio 500はこのスコアを下回ると予想されます。
- その他のベンチマーク: PCMark(実用的なタスクのシミュレーション)や3DMark(グラフィックス性能)に関する具体的なスコアは、調査した日本語ソース内では限定的でした。
参考として、後継チップであるKompanio 520のスコアを併記した表を示します。
表2: MediaTek Kompanio 500 (MT8183) ベンチマークスコア
ベンチマークツール | スコア種別 | Kompanio 500 (MT8183) スコア | 搭載デバイス例 (Kompanio 500) | Kompanio 520 スコア (参考) | 搭載デバイス例 (Kompanio 520) | 参照元 (Kompanio 500) | 参照元 (Kompanio 520) |
AnTuTu v9 | 総合 | 約 210,000 – 232,732 | aiwa tab AB8, N-one NPad Q | – | – | 15 | – |
AnTuTu v9 | GPU | 約 48,000 | aiwa tab AB8 | – | – | 15 | – |
AnTuTu v8 | 総合 | 約 180,000 | 不明 | – | – | 2 | – |
Geekbench 5 | シングルコア | 170 | 不明 | 470 | ASUS CM14 Flip | 2 | 25 |
Geekbench 5 | マルチコア | 850 | 不明 | 1,319 | ASUS CM14 Flip | 2 | 25 |
Octane 2.0 | 総合 | – | – | 21,285 | ASUS CM14 Flip | – | 25 |
2.2 スコアに基づく性能レベル分析
収集されたベンチマークスコアから、Kompanio 500 (MT8183) の性能レベルを分析します。
AnTuTu v9で約21万~23万点 15、Geekbench 5のマルチコアスコアで850点 2 という数値は、2023年から2024年現在のスマートフォンやタブレット市場の基準に照らし合わせると、明確にエントリーレベル(入門クラス)に位置づけられます 2。これは、発表された2019年当時においても、ミドルレンジ(中位クラス)の下位からエントリークラスに相当する性能であったと考えられます。
特に注目すべきは、Geekbench 5のシングルコアスコアが170点と非常に低い点です 2。シングルコア性能は、アプリケーションの起動速度やウェブページの読み込み速度、OS全体の応答性など、ユーザーが直接体感する「サクサク感」に大きく影響します。このスコアの低さは、Kompanio 500搭載デバイスが、特定の操作で待たされる感覚(もたつき)を生じさせる可能性があることを示唆しています。
また、AnTuTu v9のGPUスコアが約48,000点 15 というのも、現代の基準ではかなり低い数値です。これは、3Dグラフィックスを多用するゲームや、高度なグラフィック処理を必要とするアプリケーションの実行には不向きであることを示しています 2。
一方で、Geekbench 5のマルチコアスコアは850点であり、シングルコアスコアと比較すると、コア数(8コア)の多さがある程度反映されていると言えます。これは、複数の単純なタスクを同時に処理したり、バックグラウンドで動作するプロセスを管理したりする際には、シングルコア性能の低さをある程度補う可能性があることを示唆しています。しかし、絶対的なスコアとしては依然としてエントリーレベルの範囲内です。
総じて、ベンチマークスコアはKompanio 500が、基本的なタスクはこなせるものの、高い処理能力や高速な応答性、高度なグラフィックス性能を要求される用途には適さないエントリークラスのプロセッサであることを裏付けています。性能上のボトルネックは、特にシングルコア性能とGPU性能にあると考えられます。
3. 実使用環境におけるパフォーマンスレビュー
ベンチマークスコアは客観的な指標ですが、実際の使用感がどうかはユーザーにとって最も重要です。日本語のレビューサイトやブログから収集した、Kompanio 500 (MT8183) 搭載デバイスの実際の使用感に関する評価をまとめます。
3.1 ウェブ閲覧・SNS利用
ウェブブラウジングは、タブレットやChromebookの最も基本的な用途の一つです。Kompanio 500搭載デバイスの評価は、用途や期待値によって分かれる傾向が見られます。
肯定的な評価としては、「Webブラウジング、動画視聴、電子書籍リーダーなどの一般的な用途であれば、十分な性能を発揮できる」2、「ネットサーフィンするなど、日常使いでストレスなく性能を発揮してくれる」5 といったものがあります。これは、比較的シンプルなウェブサイトの閲覧や、限られた数のタブでの利用であれば、実用上問題ないレベルであることを示唆しています。
一方で、より負荷のかかる状況では性能不足を指摘する声もあります。「ウェブ閲覧はややモッサリする可能性があり、SNSアプリもタブレット向けに最適化されていない場合があるため、同様の可能性がある」15 という評価は、特に画像やスクリプトが多い複雑なウェブページを開いたり、多数のタブを同時に開いたりした場合に、動作が遅くなることを示唆しています。これは、ベンチマークで示された低いシングルコア性能 2 が実際の使用感に影響している可能性を示しています。
この評価の差は、ユーザーの期待値(エントリークラスのデバイスにどこまでの快適さを求めるか)、閲覧するサイトの複雑さ、そしてOSの最適化(特にChrome OSは比較的低スペックなハードウェアでも効率的に動作することで知られています)といった要因によって生じていると考えられます。結論としては、Kompanio 500は基本的なウェブ閲覧には対応できるものの、ヘビーなブラウジングやマルチタスクには向かず、動作が緩慢になる場面がある、と理解するのが妥当でしょう。
3.2 ドキュメント作成・編集
Chromebookの主要な用途の一つである、Googleドキュメントやスプレッドシートなどを用いた基本的なドキュメント作成・編集作業については、Kompanio 500搭載デバイスでも概ね可能と考えられます。クラウドベースのオフィススイートは、比較的軽量に動作するように設計されているためです。
ただし、非常に長大な文書、多数の関数やマクロを含む複雑なスプレッドシート、高解像度の画像を多用したプレゼンテーションファイルなどを扱う場合には、CPU性能やメモリ容量(多くは4GB 10)の限界から、動作が遅くなったり、応答性が低下したりする可能性が考えられます。この点に関する直接的なレビューは少ないものの、プロセッサの性能レベルから推測される限界です。
3.3 動画再生
動画再生に関しては、Kompanio 500は比較的得意な分野と言えます。多くのレビューで「動画視聴については問題なく楽しめる」15、「動画視聴などの一般的な用途であれば、十分な性能を発揮できる」2 といった肯定的な評価が見られます。
この良好なパフォーマンスの背景には、Kompanio 500がH.264、H.265/HEVC、VP9といった主要な動画コーデックのハードウェアデコードに対応している点があります 1。ハードウェアデコーダは、動画の展開処理を専用回路で効率的に行うため、CPUやGPUへの負荷を大幅に軽減します。これにより、プロセッサ全体の性能がそれほど高くなくても、Full HD (1080p) 解像度までのローカルファイル再生や、YouTube、Netflixといったストリーミングサービスの動画視聴をスムーズに行うことができます 4。MediaTek自身も、このハードウェアアクセラレータが低消費電力でのマルチメディア再生を可能にし、CPUリソースを他のタスクに解放できる点をアピールしています 4。
したがって、Kompanio 500搭載デバイスは、メディアコンテンツ消費用の端末としては、その価格帯において十分な能力を持っていると言えます。ただし、デバイスによってはディスプレイ解像度がHD+ (1280×800) 15 やHD (1366×768) 13 など、Full HDに満たない場合がある点には留意が必要です。
3.4 ゲームプレイ
ゲームプレイ性能に関しては、Kompanio 500の弱点が明確に現れます。低いGPU性能 (AnTuTu v9 GPUスコア 約4.8万点 15) から、「高負荷な3Dゲームには不向き」というのが一致した評価です 2。最新のグラフィックスを駆使したゲームや、高いフレームレートを要求されるアクションゲームなどを快適にプレイすることは期待できません。
一方で、「2D系の軽いゲームであれば動作する」15、「ゲームを楽しむ」5 といった記述も見られます。これは、パズルゲームやカードゲーム、シンプルなアーケードゲームといった、グラフィックス負荷の低いカジュアルゲームであれば、プレイ可能であることを示唆しています。
総じて、Kompanio 500搭載デバイスは、本格的なゲーミングには全く適していませんが、暇つぶし程度の軽いゲームを楽しむことは可能、というレベルの性能です。
3.5 マルチタスク性能
Kompanio 500は8コアCPUを搭載しており 4、理論上は複数のタスクを並行して処理するマルチタスクにある程度の適性を持つはずです。MediaTekも、動画再生時などにCPUが解放されることでマルチタスクを効果的に実行できると主張しています 4。
しかし、実際のマルチタスク性能は、CPUコア数だけでなく、搭載されているメモリ容量やストレージの速度にも大きく依存します。Kompanio 500搭載デバイスの多くは、メモリ容量が4GB 10、ストレージが比較的低速なeMMC 10 という構成が一般的です。この構成では、複数のアプリケーションを同時に起動したり、多くのブラウザタブを開いたりすると、メモリ不足やストレージアクセスの遅延が発生し、システム全体の動作が重くなる可能性が高まります。
したがって、Kompanio 500搭載デバイスでの快適なマルチタスクは、比較的軽いアプリケーションの組み合わせ(例: 音楽を聴きながらウェブを閲覧する)に限られると考えられます。
3.6 バッテリー持続性
Kompanio 500は、電力効率の高いチップとして設計・宣伝されています 4。Armのbig.LITTLEアーキテクチャや12nm製造プロセスは、特にアイドル時や低負荷時の消費電力削減に寄与します。Chromebookは一般的にバッテリー持続時間が長い傾向があり 7、Kompanio 500搭載デバイスもその恩恵を受けている可能性があります。ASUS Chromebook Flip CM3などのレビューでは、バッテリー持ちが良いという評価も見られます 20(ただし、レビュー対象がMT8183搭載モデルか後継チップ搭載モデルかは注意が必要)。
しかし、実際のバッテリー駆動時間は、プロセッサの効率だけでなく、搭載されているバッテリーの容量、ディスプレイの輝度や解像度、使用状況など、デバイス全体の設計に大きく左右されます。例えば、aiwa tab AB8はバッテリー容量が4,400mAhと、タブレットとしては比較的小さいため、「長時間の外出使用はキツそうだ」との指摘があります 15。
総じて、Kompanio 500自体は電力効率の良いプロセッサですが、実際のバッテリー持続時間はデバイス次第と言えます。
3.7 その他
- ディスプレイ画質: 搭載デバイスのディスプレイ品質は様々ですが、IPS液晶を採用しているモデルでは、「9,900円のタブレットとは思えないほど綺麗に見える」といった、価格を考慮すると良好な画質であるとの評価もあります 27。ただし、同じレビュー内で「元画像と比べると、赤の発色がかなり異なっている」とも指摘されており、色再現性の正確さには課題がある可能性も示唆されています 27。
- GPS機能: aiwa tab AB8などGPSを搭載したタブレットでは、その測位機能を利用して「カーナビとしても活躍します」との評価があります 5。GLONASSやみちびき(QZSS)など複数の測位衛星システムに対応している場合、より高精度な測位が期待できます 17。
4. 競合プロセッサとの比較
Kompanio 500 (MT8183) の性能や位置づけをより明確にするために、いくつかの競合または関連するプロセッサと比較します。
4.1 MediaTek Kompanio 520 (後継)
Kompanio 520は、Kompanio 500の直接的な後継として開発されたプロセッサであり、同じくエントリークラスのChromebook向けに位置づけられています 7。
Kompanio 520の最大の特徴は、Kompanio 500からの大幅な性能向上です。MediaTekの公式発表によると、Kompanio 500と比較して以下の点が改善されています 28:
- シングルコアCPUパフォーマンス: 100%以上向上
- マルチコアCPUパフォーマンス: 60%以上向上
- GPUパフォーマンス: 20%以上向上
- ストレージパフォーマンス: 100%向上(これはUFS 2.2サポートなど、プラットフォーム全体の改善によるものと考えられます)
この性能向上は、実際のベンチマークスコアでも裏付けられています。表2に示したように、Geekbench 5のスコアを比較すると、Kompanio 500がシングルコア170点、マルチコア850点 2 であるのに対し、Kompanio 520はシングルコア470点、マルチコア1,319点 25 を記録しています。特にシングルコア性能は約2.76倍と、メーカー公称値(+100%以上)を上回る劇的な向上を見せています。マルチコア性能も約1.55倍(+55%)向上しており、公称値(+60%以上)に近い改善幅です。
この大幅な性能向上、特にシングルコア性能の飛躍は、Kompanio 500の最大の弱点であった応答性の低さを、MediaTekが後継機で重点的に改善したことを示唆しています。CPUコアアーキテクチャが、Kompanio 500の旧世代のCortex-A73/A53から、より新しい世代の高性能コア(例えばCortex-A76など)と高効率コア(例えばCortex-A55など)の組み合わせに変更された可能性が高いと考えられます。これにより、同じエントリークラスという位置づけながら、ウェブブラウジングやアプリケーションの起動といった基本的な操作の体感速度が大幅に改善されていると期待できます。
一方で、GPU性能の向上幅は+20%以上と、CPU性能ほどではありません 28。Kompanio 520のGPUはArm Mali G52 MC2 2EE 28 であり、Kompanio 500のMali-G72 MP3 3 から世代は新しくなっていますが、性能向上は比較的緩やかです。これは、エントリークラスのChromebookにおいては、グラフィックス性能よりもCPUの応答性や電力効率が優先された結果と考えられます。
4.2 Intel Celeron Nシリーズ (例: N4020, N4500)
Kompanio 500搭載のChromebookは、発売時期が近いIntel Celeron Nシリーズ(特にN4020やN4500)を搭載したエントリークラスのChromebookとしばしば比較対象となります。これらは異なるアーキテクチャ(Arm対x86)を持つため、性能特性に違いがあります。
- コア構成と性能: Celeron N4020およびN4500は、いずれも2コア/2スレッドのプロセッサです 30。一方、Kompanio 500は8コア(4+4構成)です 4。コア数ではKompanio 500が圧倒的に多いですが、一般的に同世代のIntel Celeronコアは、Arm Cortex-A73/A53コアよりも1コアあたりの処理性能(IPC: Instructions Per Clock)が高い傾向にあります。外部のベンチマークサイトの情報などを参照すると、Celeron N4500のシングルスレッド性能はKompanio 500を上回り、マルチスレッド性能ではKompanio 500がコア数の多さから同等かやや有利になる場合がある、という傾向が見られます(N4020はN4500より性能が低い)。
- 実使用感のトレードオフ: この性能特性の違いは、実際の使用感におけるトレードオフを生みます。ウェブページの読み込みやアプリケーションの起動など、シングルスレッド性能が重要になる場面では、Celeron Nシリーズの方が応答性が良く、より「キビキビ」と感じられる可能性があります。一方で、複数の軽いバックグラウンドタスクを同時に処理するような場面では、Kompanio 500の8コアが有利に働き、システム全体の安定性に寄与するかもしれません。ただし、Kompanio 500の絶対的なシングルコア性能の低さ 2 は、多くの場面で体感速度のボトルネックとなり得ます。
- 消費電力とバッテリー寿命: 一般的に、Armベースのプロセッサ(Kompanio 500)は、x86ベースのプロセッサ(Celeron Nシリーズ)と比較して、特にアイドル時や低負荷時の消費電力が低い傾向があります。Armのbig.LITTLEアーキテクチャは、負荷に応じて効率の良いコアと高性能なコアを使い分けるため、電力効率に優れています。このため、デバイス全体の設計にもよりますが、Kompanio 500搭載機はCeleron N搭載機と比較して、バッテリー持続時間で有利になる場合が多いと考えられます。
結論として、Kompanio 500と同時期のIntel Celeron Nシリーズとの比較では、単純な優劣をつけるのは難しく、性能特性のトレードオフが存在します。応答性や瞬間的な処理速度を重視するならCeleron N、バッテリー寿命や単純なコア数を重視するならKompanio 500、という選択肢になりますが、Kompanio 500のシングルコア性能の低さは大きな懸念材料です。
4.3 Snapdragon エントリーレベル (例: 4xxシリーズ)
QualcommのSnapdragon 400シリーズ 32 は、主にエントリークラスのAndroidスマートフォンやタブレットに搭載されるSoCであり、Kompanio 500を搭載したAndroidタブレット(例: aiwa tab AB8)と競合する可能性があります。
Kompanio 500 (MT8183) のAnTuTu v9スコア(約21万~23万点 15)を、Snapdragonシリーズと比較してみます。これは、当時のSnapdragon 400シリーズの多く(例えばSnapdragon 450や460など、AnTuTuスコアが10万点台)よりも明らかに高い性能です。むしろ、一つ上のクラスであるSnapdragon 600シリーズの下位から中位モデル(例えばSnapdragon 662、AnTuTu v9スコアが約20万点)に近い性能帯に位置すると考えられます。比較的新しいSnapdragon 4シリーズ(例えばSnapdragon 480 5G、AnTuTu v9スコア約30万点超)には及びません。
この比較から、MediaTekはKompanio 500によって、当時のエントリータブレット市場において、Qualcommの典型的なSnapdragon 4シリーズよりも一段高いパフォーマンスを提供し、Snapdragon 6シリーズに近い性能をより低価格で実現しようとした戦略がうかがえます。特に、Kompanio 500搭載デバイスの多くがWi-Fi専用モデルであることから 1、Snapdragonが得意とするセルラーモデム統合のアドバンテージが関係ない市場セグメントにおいて、コストパフォーマンスで優位に立とうとした可能性があります。
AI性能やISP(画像信号プロセッサ)などの機能面での直接比較は難しいですが、Kompanio 500がNPUを搭載している点 4 は、当時のエントリークラスとしては特徴的でした。
5. Kompanio 500 総合評価: 長所と短所
これまでの分析を踏まえ、MediaTek Kompanio 500 (MT8183) の総合的な評価を行います。
5.1 性能特性のまとめ
- Kompanio 500 (MT8183) は、2019年に発表されたエントリークラスのモバイル向けSoCです。
- CPUはArm Cortex-A73 x4 + Cortex-A53 x4のオクタコア構成(最大2.0GHz)、GPUはArm Mali-G72 MP3(最大800MHz)を搭載し、12nmプロセスで製造されています。
- ベンチマークスコア(AnTuTu v9: 約21~23万点、Geekbench 5 Single: 170点, Multi: 850点)は、現在の基準では明確にエントリーレベルであり、特にシングルコア性能とGPU性能が低いことが性能上のボトルネックとなっています。
- ハードウェアビデオデコーダを搭載し、Full HDまでの主要な動画コーデック再生支援能力は良好です。
- 電力効率に優れており、デバイス設計によっては長時間のバッテリー駆動を実現できます。
- 主に低価格帯のChromebook(特に小型の2-in-1)やAndroidタブレットに採用されています。
5.2 主な長所
- コストパフォーマンス: デバイスメーカーが低価格なChromebookやタブレットを開発するための安価なプラットフォームを提供しました 2。これにより、手頃な価格のデバイスが市場に供給されました。
- 電力効率: Arm big.LITTLEアーキテクチャと12nmプロセスにより、特に低負荷時の消費電力が抑えられており、バッテリー持続時間の向上に貢献します 2。多くの搭載デバイスがファンレス設計を実現しています。
- 十分な基本性能: 高い性能は期待できませんが、ウェブ閲覧、動画視聴、簡単な文書作成、カジュアルゲームといった日常的な用途においては、価格を考慮すれば十分な性能を提供します 2。
- 高い統合性: CPU、GPU、NPU、ISP、Wi-Fi、Bluetoothなどの機能をワンチップに集積しており、デバイスの部品点数を削減し、設計を簡素化できます 4。
- 良好な動画再生能力: H.264, H.265/HEVC, VP9などの主要コーデックに対応したハードウェアデコーダにより、Full HD解像度までの動画をスムーズかつ低消費電力で再生できます 2。メディア消費端末としての適性は高いです。
5.3 主な短所
- 低いシングルコア性能: Geekbench 5で170点というスコアが示す通り、シングルコア性能が非常に低いです 2。これはアプリケーションの起動速度、ウェブページの読み込み速度、OS全体の応答性など、体感速度に直接的な悪影響を与えます。
- 低いGPU性能: Arm Mali-G72 MP3というGPUは、現代の基準では性能が低く、3Dグラフィックスを多用するゲームやアプリケーションの実行には全く適していません 2。
- 旧世代のアーキテクチャ: 発表(2019年)から時間が経過しており、採用されているCPUコア(Cortex-A73/A53)やGPU(Mali-G72)は、現在の基準では旧世代のものとなっています。性能面での見劣りは否めません。
- 限定的なマルチタスク能力: 8コアCPUを搭載しているものの、多くの搭載デバイスでメモリが4GB、ストレージがeMMCという構成が一般的です 10。これにより、複数のアプリケーションを同時に快適に利用する能力には限界があります。
- 最新規格への非対応: Wi-Fi 6/6Eや、より高速なUSB規格(USB 3.1 Gen 2以上)、新しいビデオコーデック(AV1など)といった、より新しい技術には対応していません 6。
5.4 ターゲットユーザーと最適な用途
以上の長所と短所を踏まえると、Kompanio 500 (MT8183) 搭載デバイスは、以下のようなユーザーや用途に適していると考えられます。
- ターゲットユーザー:
- デバイス購入の予算を最優先に考える学生や家庭ユーザー。
- 主な用途がウェブ閲覧、動画視聴、SNS、簡単な文書作成などに限られるライトユーザー。
- メインのPCやタブレットとは別に、持ち運び用やサブ機として安価なデバイスを探しているユーザー。
- 子供向けの初めてのコンピューティングデバイスとして検討している保護者。
- 最適な用途:
- 基本的なウェブブラウジング(ただし、タブの開きすぎやコンテンツが重いサイトの閲覧は動作が遅くなる可能性あり)。
- YouTube、Netflix、Amazon Prime Videoなどの動画ストリーミングサービスの視聴。
- 電子書籍リーダーとしての利用 2。
- Googleドキュメント、スプレッドシートなどを用いた簡単な文書作成や編集。
- オンライン授業の受講や、Zoomなどでのビデオ会議(カメラやマイクの品質はデバイス依存)。
- パズルゲームやカードゲームなどのカジュアルゲーム。
- GPS搭載タブレットにおけるカーナビゲーションとしての利用 5。
- 不向きな用途:
- 原神のような要求スペックの高い最新3Dゲームのプレイ。
- 動画編集、RAW画像の現像、プログラミング、CADなどの重いクリエイティブ作業や専門的な作業。
- 多数のアプリケーションやブラウザタブを常に開いておくようなヘビーマルチタスク。
- あらゆる場面で高速な応答性や処理速度を要求される作業。
最後に、Kompanio 500の**将来性(Longevity)**について考慮する必要があります。2019年発表という登場時期 1、すでにエントリーレベルであった性能、そして旧世代のアーキテクチャを考えると、Kompanio 500搭載デバイスの将来性は限定的です。現在の基本的なタスクには対応できるかもしれませんが、今後ウェブ標準が進化し、アプリケーションがより多くのリソースを要求するようになり、OSのアップデートで要求スペックが上がっていくにつれて、性能不足を感じる場面が増えていく可能性が高いです。Redditなどのコミュニティでも、MT8183の長期的な利用に関する懸念が議論されています 33。後継のKompanio 520が大幅な性能向上を実現していること 25 を考えると、Kompanio 500搭載デバイスは、絶対的な低価格を最優先する場合を除き、長期的な利用や将来的な性能への余裕を求めるユーザーには推奨しにくい選択肢となっています。
引用文献
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