「モンスターハンターワイルズ」のPC版がついに発売! ハンター志望の皆さんは、自分のPCで快適に狩猟できるか気になりますよね? そんな悩みを解決してくれるのが、公式が提供している「モンスターハンターワイルズ ベンチマーク」です。
この記事では、ベンチマークの概要から使い方、スコアの見方、そして様々なPC環境でのベンチマーク結果まで、詳しく解説していきます。 また、発売前にゲームをダウンロードできる事前ダウンロードの情報や、異なるプラットフォームで一緒に遊べるクロスプレイの情報も紹介します。
ベンチマークとは?
「モンスターハンターワイルズ ベンチマーク」は、ゲーム本編のデモプレイを見ながら、PCのパフォーマンスを測定し、スコアとして表示する無料のソフトウェアです。1 このスコアを参考に、お使いのPCで「モンスターハンターワイルズ」が快適に動作するかどうかを判断することができます。
ベンチマークでは、主に4つのパートで構成されています。2 最初はゲーム本編冒頭部のカットシーンから始まり、続いて「セクレト」に騎乗して「隔ての砂原」を移動するシーンへと続きます。 そして「風音の村 クナファ」を散策するシーン、最後に食事をするシーンで終わります。 ベンチマーク実行中の画面にはフレームレートがリアルタイムで表示され、それに合わせてスコアと平均フレームレートが変動します。
事前ダウンロード
「モンスターハンターワイルズ」は、発売前にゲームをダウンロードしておくことができます。3 リリース日時は2月28日(金)発売日の午後2時を予定しています。3 最新情報は各ストアで確認するようにしましょう。
クロスプレイ
「モンスターハンターワイルズ」は、PlayStation®5 / Xbox Series X|S / Steam®間でクロスプレイに対応しています。1 他のプラットフォームでプレイしているフレンドとも、一緒に狩猟を楽しむことができます。
ベンチマークの入手方法
ベンチマークはSteamからダウンロードできます。4 Steamストアで「モンスターハンターワイルズ」のページを開き、「Monster Hunter Wilds Benchmark」を探してダウンロードしましょう。1 約25GBの容量が必要なので、ストレージの空き容量には注意してください。5
ベンチマークの使い方
ベンチマークソフトの使い方は以下の通りです。6
- Steamのライブラリから「Monster Hunter Wilds Benchmark」を起動します。
- 初回起動時はゲームファイルの最適化が行われるので、完了するまで待ちます。
- 表示言語と音声言語を選択します。
- フレーム生成機能を使うかどうかを選択します。
- ベンチマークテストのトップ画面が表示されたら、「Options」から画質設定などを変更できます。
- 「Benchmark」を選択すると計測が開始されます。
- 計測が完了すると、スコア結果が表示されます。
また、「Option」の「Loop」設定をONにすると、リザルト画面において60秒経過後、ベンチマークが最初から自動再生されます。1
ベンチマークのスコアの見方
ベンチマークテストを実行すると、総合スコアと平均フレームレートが表示されます。1 スコアは、以下の6段階に分けられています。1
スコア | 結果コメント |
20000 ~ | 非常に快適にプレイできます |
13000 ~ 19999 | 快適にプレイできます |
10250 ~ 12999 | 問題なくプレイできます |
7000~10249 | 設定変更を推奨します |
5200~6999 | 設定変更が必要です |
~ 5199 | 動作困難です |
カプコン公式の情報によると、快適にプレイしたい場合はスコア13000以上が目安となります。6 10250~12999でもプレイ可能ですが、場合によっては画質やフレームレートの設定を落とす必要があるかもしれません。6 10249以下の場合は、設定変更だけでなく、PCパーツの交換も検討する必要があるでしょう。5
なお、ベンチマークテストでは最小フレームレートは測定されますが、1パーセンタイルフレームレートは測定されません。2 平均フレームレートだけでなく、最小フレームレートも確認することで、ゲームプレイ中のカクつきを予測することができます。
ベンチマーク結果
ベンチマークテスト環境
今回のまとめたベンチマーク検証サイトでは、以下のような構成のPC環境でテストを実施しています。
テスト環境 | CPU | マザーボード | メモリ | SSD |
第12~14世代Intel Core | 第12~14世代Intel Core | Intel Z690チップセットASUS TUF Z690-PLUS | DDR5-5600 16GB x2 | NVMe 1TB Samsung 970 EVO Plus / NVMe 4TB Hanye HE80 |
Core Ultra | Core Ultra | Intel Z890チップセットASRock Z890 Pro RS White | DDR5-5600 16GB x2 | NVMe 1TB Samsung 970 EVO Plus / NVMe 4TB Hanye HE80 |
Ryzen 5000 | Ryzen 5000 | AMD X570チップセットASUS X570-E GAMING | DDR4-3200 16GB x2 | NVMe 1TB Samsung 970 EVO Plus / NVMe 4TB Hanye HE80 |
Ryzen 7000 ~ 9000 | Ryzen 7000 ~ 9000 | AMD X670EチップセットASUS TUF X670E-PLUS | DDR5-5600 16GB x2 | NVMe 4TB Hanye HE80 |
GPU Performance
GPU | Score | Result Comment |
RTX 2060 SUPER | 17,424 | 快適にプレイできます |
RTX 3060 Ti | 19,306 | 快適にプレイできます |
RTX 3070 | 23,844 | 非常に快適にプレイできます |
RTX 3080 | 24,519 | 非常に快適にプレイできます |
RTX 4060 Ti | 29,190 | 非常に快適にプレイできます |
RTX 4070 | 23,611 | 非常に快適にプレイできます |
RTX 4070 Ti SUPER | 28,467 | 非常に快適にプレイできます |
Resolution Impact
4K解像度でのベンチマーク結果は以下の通りです。2 高画質設定では、GeForce RTX 50シリーズやRX 7900 XTでスコア2万以上を記録し、平均フレームレート60fps以上、1パーセンタイルフレームレート40fps以上が出ています。2 WQHD解像度では、VRAM 8GBのグラフィックカードでは平均40fps、VRAM 12GBのグラフィックカードでは平均60fpsという結果が出ています。8
Graphics Settings Impact
画質設定「ウルトラ」では、RTX 5090でも4Kで平均155.9fpsと、非常に高い描画負荷がかかっています。8 快適にプレイするにはVRAM 12GB以上のGPUが必要となります。8 一方、「中」設定では、RTX 4060でもWQHDで平均60fpsを超えるなど、描画負荷が大幅に軽減されています。8 ウルトラ設定でのベンチマーク結果に関する詳細な情報は、現時点では不足しています。5
Frame Generation Impact
フレーム生成機能を有効にすると、スコアが低下する傾向があります。2 これは、フレーム生成による負荷がスコアに影響するためです。1 ただし、フレームレートは向上するため、より滑らかな映像でプレイできます。1
Community Update Impact
「コミュニティアップデート(Discord)」で発信されている情報の中には、ゲームのパフォーマンスに影響を与える可能性のある項目があります。9 特に、RTX 30シリーズ以下のGPUでは、フレーム生成機能を有効にした際に、パフォーマンスが向上する可能性があります。5
Community Update and Performance Goals
「コミュニティアップデート」では、様々な調整が行われています。9 パフォーマンス目標値は以下の通りです。9
プラットフォーム | 出力解像度 / レンダリング解像度 | フレームレート |
PlayStation®5 | 3840 x 2160 / 3072 x 1728 (解像度優先モード) | 30fps |
PlayStation®5 | 3840 x 2160 / 1920 x 1080 (フレームレート優先モード) | 60fps |
Xbox Series X | S | 3840 x 2160 / 3072 x 1728 (解像度優先モード) |
Xbox Series X | S | 3840 x 2160 / 1920 x 1080 (フレームレート優先モード) |
Xbox Series S | 1920 x 1080 / 1920 x 1080 | 30fps |
Gameplay Adjustments in the Community Update
「コミュニティアップデート」では、ゲームプレイに関する調整も行われています。9 主な調整内容は以下の通りです。
- ヒットストップ/SEの調整:大技や決め技を中心に、攻撃の手応えを感じられる形に調整
- フレンドリーファイアの緩和:多くの武器種においてフレンドリーファイアの緩和対応を実施
- モンスターのエリア移動頻度の調整:「モンスターハンター:ワールド」に近い移動頻度になるよう調整
- 武器種ごとの調整:操虫棍、ランス、スラッシュアックスなど、様々な武器種で調整が行われています
Connecting with Other Hunters: The Circle Feature
「モンスターハンターワイルズ」では、「サークル」と呼ばれるコミュニティ機能を使って、他のハンターと交流することができます。10 サークルでは、メンバー専用のロビーを作って集まったり、ログアウトしても書き込みの残るサークルチャットでメンバーと交流することができます。10 サークルには最大8つまで加入することができます。10
Recommended PC Specs for Different Gameplay Experiences
快適なゲームプレイを実現するために、推奨されるPCスペックは、目標とするフレームレートによって異なります。7
- 120 fps前後:144 Hzゲーミングモニターを使うなら
- 100 fps以上:ゲーミングモニターで遊ぶなら欲しい
- 60 fps以上:最低限欲しいフレームレート
ベンチマークテストに関する注意点
- ベンチマークテストは、あくまで目安であり、実際のゲームプレイを完全に保証するものではありません。1
- PC環境や常駐ソフトウェアなどの組み合わせによっては、ベンチマークが正常に動作しない場合があります。1
- ベンチマーク実行中は、他のアプリケーションを起動せず、PCに負荷をかけないようにしましょう。5 特に、メモリが16GB以下の場合は、他のアプリケーションを起動しているとFPSが下がる可能性があります。5
- 最新のグラフィックドライバーを使用しましょう。11 古いグラフィックドライバーを使っている場合は、最新バージョンに更新することでパフォーマンスが向上する可能性があります。
- 一部のGeForce RTX 50シリーズのユーザーから、「ブラックスクリーン問題」が報告されています。12 NVIDIA公式フォーラムによると、GeForce 572.60 Driverでこの問題が解決する可能性があります。12
結論
「モンスターハンターワイルズ ベンチマーク」は、PC版を快適にプレイするための準備に役立つツールです。 自分のPC環境でどの程度のスコアが出るのか、事前に確認しておくことをおすすめします。 ベンチマーク結果を参考に、必要があれば画質設定やPCパーツを見直すことで、より快適な狩猟生活を楽しめるでしょう。
高画質で快適にプレイしたい場合は、VRAM 12GB以上のGPU、例えばRTX 4070以上がおすすめです。8 中程度の画質設定でも良い場合は、RTX 4060やRTX 3070でも十分快適にプレイできます。8 また、アップスケーリング技術やフレーム生成機能を利用することで、より低いスペックのPCでもフレームレートを向上させることができます。5
「モンスターハンターワイルズ」は、クロスプレイに対応しているため、異なるプラットフォームのフレンドとも一緒に遊ぶことができます。1 また、発売前にゲームをダウンロードできる事前ダウンロードも利用可能です。3 これらの情報も参考に、PC版「モンスターハンターワイルズ」の発売に備えましょう。
引用文献
1. モンスターハンターワイルズ ベンチマーク – Monster Hunter, 3月 1, 2025にアクセス、 https://www.monsterhunter.com/wilds/ja-jp/benchmark/
2. モンハンワイルズを快適にプレイできるGPUはどれだ? 新旧25種類 …, 3月 1, 2025にアクセス、 https://www.4gamer.net/games/759/G075952/20250221028/
3. 『モンスターハンターワイルズ』を楽しめる機能や、狩猟生活を彩るさまざまなコンテンツを紹介!, 3月 1, 2025にアクセス、 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000004861.000013450.html
4. 『モンハンワイルズ』ベンチマーク(Steam版)が配信開始。利用PCのパフォーマンス指標のスコアを測定可能【モンスターハンターワイルズ】 – 電撃オンライン, 3月 1, 2025にアクセス、 https://dengekionline.com/article/202502/32631
5. 【モンハンワイルズ】ベンチマークスコアの結果一覧と目安 – アルテマ, 3月 1, 2025にアクセス、 https://altema.jp/mhwilds/benchmark
6. 「モンハンワイルズ」ベンチマークのダウンロード方法・使い方 スコアの見方についても解説!, 3月 1, 2025にアクセス、 https://mh-wilds.jp/mhws-benchmark/
7. モンスターハンター:ワイルズの推奨スペックを徹底検証する記事【22枚のグラボ + 28個のCPU】, 3月 1, 2025にアクセス、 https://chimolog.co/bto-mhws-specs/
8. 【特集】「モンハンワイルズ ベンチマーク」をGeForce RTX 5090 …, 3月 1, 2025にアクセス、 https://pc.watch.impress.co.jp/docs/topic/feature/1661024.html
9. 『モンスターハンターワイルズ』オープンベータテスト実施! – Monster Hunter, 3月 1, 2025にアクセス、 https://www.monsterhunter.com/wilds/ja-jp/community-update/
10. 【モンハンワイルズ】サークルの作り方と入り方【モンスターハンターワイルズ】 – ゲームウィズ, 3月 1, 2025にアクセス、 https://gamewith.jp/mhwilds/486236
11. モンハンワイルズベンチマークがリリース!軽くなったと聞いてRTX4060で検証してみた, 3月 1, 2025にアクセス、 https://zack-it.com/mhwilds-benchmark-data-information/
12. 「モンスターハンターワイルズ」に対応した「GeForce 572.60 Driver」登場 – 4Gamer, 3月 1, 2025にアクセス、 https://www.4gamer.net/games/022/G002210/20250228053/