Ryzen 5 7600X ベンチマーク徹底調査レポート

CPU-AMD-Ryzen CPU・SoC

はじめに

  • Ryzen 5 7600Xの概要と主な仕様
    AMD Ryzen 5 7600Xは、AMDの最新Zen 4アーキテクチャを採用したデスクトッププロセッサであり 1、6つの高性能コアと12のスレッドを搭載しています 1。これにより、高度なマルチタスク処理能力と優れたシングルスレッド性能の両立が期待できます。ベースクロックは4.7 GHz、ターボブースト時の最大クロック速度は5.3 GHzに達し 1、様々なアプリケーションやゲームにおいて高いパフォーマンスを発揮します。キャッシュ構成は、L1命令キャッシュが6コアあたり32KB、L1データキャッシュも同様に6コアあたり32KB、L2キャッシュは6コアあたり1024KB、そして共有のL3キャッシュが32MBとなっています 3。これらのキャッシュ階層により、プロセッサは頻繁に使用するデータに迅速にアクセスでき、全体の処理効率が向上します。
    Ryzen 5 7600XのTDP(熱設計電力)は105Wであり 1、比較的高めの電力消費となります。対応ソケットは最新のAM5であり 1、DDR5メモリやPCI Express 5.0といった最新技術をサポートしています 2。内蔵グラフィックス機能としてRadeon Graphics(Ryzen 7000シリーズ)を搭載しており 1、ディスクリートグラフィックカードがない環境でも基本的なグラフィックス処理が可能です。このプロセッサは2022年の第3四半期に発売され 1、発売当初の価格帯は約299ドルでした 2
  • 本レポートの目的と調査概要
    本レポートでは、提供された広範なベンチマークデータを詳細に分析し、AMD Ryzen 5 7600Xの性能を多角的に評価することを目的としています。ゲーム、レンダリング、動画編集、プログラミングなど、様々な利用シナリオにおけるプロセッサの性能を検証し、競合する他のプロセッサとの比較を通じて、Ryzen 5 7600Xが市場においてどのような位置づけにあるのかを明らかにします。
    さらに、Ryzen 5 7600Xの消費電力と温度特性についても詳しく調査し、その性能を最大限に引き出すための適切な冷却ソリューションについて考察します。最終的に、これらの分析結果を踏まえ、どのようなユーザーにとってRyzen 5 7600Xが最適な選択肢となるのかを判断するための包括的な情報を提供します。本調査では、PassMark、Geekbench、CPU-Zといった総合性能ベンチマークに加え、Cinebench、Blender、Corona、KeyShot、V-Rayなどのレンダリングベンチマーク、そして実際のゲームタイトルや動画編集ソフトウェアを用いたベンチマーク結果を総合的に評価します。

総合性能ベンチマーク

PassMark

  • CPU Mark、シングルスレッド性能、マルチスレッド性能の詳細
    PassMarkによるAMD Ryzen 5 7600XのCPU Markスコアは28,451です 3。これは、プロセッサの総合的な性能を示す指標であり、様々な種類のタスクにおける処理能力を反映しています。シングルスレッド性能の評価は4,138 MOps/Secであり 3、これは単一のプロセッサコアが単位時間あたりに実行できる演算回数を示しています。一方、マルチスレッド性能のスコアも28,451であり 3、これはプロセッサが持つすべてのコアとスレッドを活用した際の総合的な処理能力を表しています。また、Ryzen 5 7600XのCPUmark/$Price(価格あたりのCPUmark)は135.49と報告されています 3。これは、プロセッサのコストパフォーマンスを評価する上で重要な指標となります。
  • 競合CPUとの性能比較表
    以下の表は、PassMarkのベンチマーク結果に基づいて、AMD Ryzen 5 7600Xと他の一般的なCPUとの性能を比較したものです。
    テーブル 1: PassMark CPU ベンチマーク比較
プロセッサCPU MarkシングルスレッドマルチスレッドCPUmark/$Price
AMD Ryzen 5 7600X28,4514,13828,451135.49
Intel Core i9-13900K58,7894,61358,78997.99
Intel Core i9-12900K41,3354,14441,335138.24
AMD Ryzen 9 5900X39,0533,47039,053150.23
Intel Core i7-12700K34,5094,02034,50984.38
AMD Ryzen 5 5600X21,8733,36321,873214.51

このデータから、Ryzen 5 7600Xはシングルスレッド性能においてIntel Core i9-12900Kとほぼ同等の性能を発揮していることがわかります [3]。これは、日常的なタスクや多くのゲームにおいて、非常に重要なアドバンテージとなります。なぜなら、これらのアプリケーションは主に単一のコアの処理能力に依存する傾向があるからです。一方、マルチスレッド性能においては、より多くのコアとスレッドを持つIntel Core i9-13900Kやi9-12900K、AMD Ryzen 9 5900XといったハイエンドCPUと比較すると、大きな差が見られます [3]。これは、Ryzen 5 7600Xが6コア12スレッドであるのに対し、これらの上位モデルはより多くのコアとスレッドを搭載しているため、並列処理能力に差が生じるのは自然な結果と言えるでしょう。

しかしながら、Ryzen 5 7600XのCPUmark/$Priceは135.49であり、Intel Core i9-13900Kの97.99やIntel Core i7-12700Kの84.38と比較して良好です [3]。これは、Ryzen 5 7600Xが比較的手頃な価格で高いシングルスレッド性能を提供しており、コストパフォーマンスに優れていることを示唆しています。PassMarkのランキングによると、Ryzen 5 7600Xはマルチスレッディングで402位、シングルスレッディングで81位にランク付けされています [3]。このランキングからも、Ryzen 5 7600Xのシングルスレッド性能が相対的に高いことが裏付けられます。数多くのCPUとの比較に基づいたこのランキングは、Ryzen 5 7600Xのシングルスレッド処理能力の高さが客観的に評価されていることを示しています。

Geekbench

  • シングルコアおよびマルチコアスコアの詳細
    Geekbench 6におけるAMD Ryzen 5 7600Xのシングルコアスコアは、提供されたデータによると2941 1 および2891 9 と報告されています。マルチコアスコアは13615 1 および12924 9 です。これらのスコアは、CPUの基本的な演算処理能力を示すものであり、異なる種類のワークロードにおける性能を比較する上で役立ちます。例えば、ユーザーによって提出されたGeekbench 6の結果の中には、シングルコアが2976、マルチコアが13447という例も報告されています 10。このように、実際の利用環境やシステム構成によって、ベンチマークスコアには若干の変動が見られることがあります。
  • 他のRyzenプロセッサとの比較表
    以下の表は、提供されたデータに基づいて、AMD Ryzen 5 7600Xと他のAMD RyzenプロセッサのGeekbench 6における性能を比較したものです。
    テーブル 2: Geekbench 6 CPU ベンチマーク比較 (Ryzen)
プロセッサシングルコアマルチコア
AMD Ryzen 9 7950X298219411
AMD Ryzen 7 7700X298615543
AMD Ryzen 9 7900X295417875
AMD Ryzen 5 7600X289112924
AMD Ryzen 7 7700288114966
AMD Ryzen 5 7600274812229
AMD Ryzen 7 7800X3D272615137

この表から明らかなように、Geekbench 6のスコアもPassMarkと同様に、Ryzen 5 7600Xのシングルコア性能がマルチコア性能よりも相対的に高い傾向を示しています。これは、Ryzen 5 7600Xのアーキテクチャとクロック速度が、単一のタスクを高速に処理するシングルスレッド処理に特に適している可能性を示唆しています。一方、より上位のRyzen 7およびRyzen 9シリーズのプロセッサと比較すると、Ryzen 5 7600Xはシングルコアおよびマルチコアの両方のスコアで劣っています。これは、上位モデルが通常、より多くのコアとスレッドを搭載しているため、複数のタスクを同時に処理するマルチタスクや、複数のコアを必要とする並列処理において、より高い性能を発揮するためと考えられます。興味深いことに、Ryzen 5 7600Xは、非XモデルであるRyzen 5 7600よりも、シングルコアとマルチコアの両方のベンチマークでわずかに高いスコアを示しています [9]。この性能差は、Ryzen 5 7600Xのより高いクロック速度が主な要因であると考えられます。

CPU-Z

  • シングルコアおよびマルチコアスコア
    CPU-ZによるAMD Ryzen 5 7600Xのベンチマーク結果を見ると、シングルコアスコアは757 11、古いバージョンのR15では311 12、R20では658 12、最新のR23では1957 12 と報告されています。また、別の情報源では、標準設定で752、オーバークロック時に731という結果も示されています 13。マルチコアスコアについては、6101 11、R15で2541 12、R20で60123 12、R23で15410 12 という結果が得られています。別の情報源では、標準設定で6080、オーバークロック時に6182というマルチコアスコアが報告されています 13。これらの結果から、CPU-Zのベンチマークスコアは、テストの種類やバージョンによって大きなばらつきが見られることがわかります。
  • AVX512テスト結果
    CPU-ZのAVX512テストにおけるシングルコアスコアは、標準設定で818、オーバークロック時に965でした 13。一方、マルチコアスコアは標準設定で7482、オーバークロック時でも7486と、ほとんど変化が見られませんでした 13。
    CPU-Zのベンチマーク結果に見られるスコアのばらつきは、CPU-Zが最新のマルチコアプロセッサに完全に最適化されていない可能性や、CPU以外のシステム要因に大きく依存する可能性があるためと考えられます 13。オーバークロックによるCPU-Zのスコア向上が限定的であることも、この可能性を示唆しています。これは、CPU-ZのベンチマークがRyzen 5 7600Xの持つ潜在的な raw performance を十分に引き出せていないか、あるいはシステム内の他のコンポーネントが性能のボトルネックとなっている可能性を示唆しています。AVX512のシングルコアテストにおいてオーバークロックによる明確な性能向上が見られる一方で、マルチコアテストではほとんど変化がないという結果は、AVX512のシングルスレッド処理能力はクロック速度の影響を受けやすいものの、マルチスレッド処理においては、コア数やキャッシュなどの他の要因が性能のボトルネックになっている可能性を示唆しています。

ゲーム性能ベンチマーク

  • 様々なゲームタイトルにおけるフレームレート (1080p, 1440p, 4K)
    AMD Ryzen 5 7600Xのゲーム性能を評価するために、様々なゲームタイトルにおけるフレームレートのデータを見てみましょう。F1 22では、1080pの解像度で平均337fpsという非常に高いフレームレートを記録しています 2。また、Core i5-12600Kと比較して、1080pで6%高速、1440pおよび4Kの解像度でも5%高速という結果が出ています 5。Marvel’s Guardians of the Galaxyでは、1080pにおいてCore i5-12600Kとほぼ同等の性能を示しています 5。Far Cry 5でも同様に、両プロセッサはほぼ同等の性能です 5。Bioshock: Infiniteでは、Ryzen 5 7600XがCore i5-12600Kに対してわずかに4%のリードを見せています 5。Tomb Raiderでは、両プロセッサは完全に同等の性能でした 5。
    Horizon Zero Dawnでは、1080pで91fpsを達成し 14、Intelのi5およびi9チップよりも高いフレームレートを記録しています 14。Dirt Rallyでは、1080pで138fpsを達成し、すべての解像度において2番目の位置につけています 14。54のゲームの平均で見ると、1080pでCore i5-13600Kよりも5%高速、1440pで4%高速、4Kで2%高速という結果が出ています 15
  • CPUボトルネックの考察
    これらの結果から、多くの現代ゲームでは、1080pの解像度においてもCPUがボトルネックになることは稀であることがわかります 2。特にF1 22のような高速なゲームでは、非常に高い平均フレームレートを記録しており、システムは主にGPUによって制限されていると考えられます 2。より高い解像度になるほど、グラフィック処理の負荷が増大し、GPUが性能のボトルネックになりやすくなる傾向が見られます 5。
  • 競合CPUとのゲーム性能比較
    Ryzen 5 7600Xと競合するCPUとのゲーム性能を比較すると、Core i5-12600Kとはゲームタイトルによって優劣が分かれるものの、全体的には同等かややRyzen 5 7600Xが優位な結果を示しています 5。Core i5-13600Kと比較すると、平均フレームレートではわずかにRyzen 5 7600Xが優位な場合が多いようです 15。前世代のRyzen 5 5600Xと比較すると、Ryzen 5 7600Xは約18%のゲーム性能向上を実現しています 8。また、Core i9-12900Kといったより高価なCPUと比較しても、同等以上のゲーム性能を示す場合があることは注目に値します 8。
    これらのデータから、Ryzen 5 7600Xはミドルレンジからハイエンドのグラフィックカードと組み合わせることで、多くのゲームにおいて非常に優れたパフォーマンスを発揮できると言えます。これは、Ryzen 5 7600Xの高いシングルスレッド性能が、ゲームにおけるフレームレートの安定性とCPU負荷の軽減に大きく貢献しているためと考えられます。解像度が上がるにつれて、CPUの性能差がフレームレートに与える影響は小さくなる傾向がありますが、Ryzen 5 7600Xはどのような解像度でも安定したゲーム体験を提供する能力を持っています。さらに、前世代のRyzen 5 5600Xからの大幅なゲーム性能の向上は、Zen 4アーキテクチャのIPC(Instruction Per Cycle)の向上と、より高いクロック速度によって実現されています 8

レンダリング性能ベンチマーク

Cinebench

  • R23および2024におけるシングルコア・マルチコアスコア
    Cinebench R23におけるAMD Ryzen 5 7600Xのシングルコアスコアは、複数の情報源から報告されており、1951 1、1977 17、CPB(Core Performance Boost)有効時で1920、無効時で1681 7、1926 14、14887 11 などが見られます。マルチコアスコアも同様に複数の報告があり、15210 1、14670 17、CPB有効時で14767、無効時で13003 7、15119 14、14887 11 などとなっています。最新バージョンのCinebench 2024では、シングルコアスコアが115、マルチコアスコアが835と報告されています 1。
  • オーバークロック時の性能向上
    オーバークロックを行った場合、Cinebench R15ではシングルコアで約2%、マルチコアで約5.6%の性能向上が見られました 13。Cinebench R23においても、マルチコアスコアは約6%向上しています 13。
  • 競合CPUとの比較
    競合するCPUとの比較では、Intel Core i5-13600Kと比較して、シングルコア性能では同程度かやや劣るものの、マルチコア性能では大幅に劣るという結果が出ています 18。Intel Core i7-12700Kと比較した場合も、シングルコア性能では同程度ですが、マルチコア性能ではRyzen 5 7600Xが劣る傾向にあります 19。
    これらのCinebenchのスコアは、Ryzen 5 7600Xがシングルスレッド性能に強みを持つ一方、マルチスレッド性能は搭載するコア数の制約から、より多くのコアを持つ上位モデルや競合製品に劣ることを明確に示しています。CinebenchはCPUのレンダリング性能を測定するベンチマークであり、マルチコア性能は並列処理能力に直接影響するため、この結果は理にかなっています。興味深い点として、AMD Core Performance Boost (CPB) を有効にすると、Cinebench R23のシングルコアおよびマルチコアのスコアが大幅に向上することが報告されています 7。これは、CPBがCPUのブーストクロックを引き上げる技術であり、レンダリングのような高負荷処理において性能向上に大きく寄与するためと考えられます。また、オーバークロックもCinebenchの性能向上に一定の効果があるものの、その幅は限定的であることから、Ryzen 5 7600Xのブーストクロックが既に高く設定されているため、更なるオーバークロックによる性能の伸びしろが小さい可能性があります。

Blender

  • BMW 27ベンチマーク結果
    BlenderのBMW 27ベンチマークにおけるAMD Ryzen 5 7600Xのスコアは、103.31 17、233 11、213.14 1 などと報告されています。
  • 競合CPUとの比較
    競合製品との比較では、Intel Core i5-13600Kと比較して大幅に性能が劣るという結果が出ています 18。また、AMD Ryzen 9 7900Xと比較すると、Ryzen 5 7600Xは約50%の性能しか発揮できていません 11。
    Blenderのベンチマーク結果は、Ryzen 5 7600Xがマルチコア性能を必要とする3Dレンダリングタスクにおいて、より多くのコアを持つ上位モデルや競合製品に大きく劣ることを示しています。BlenderはCPUのすべてのコアを活用してレンダリングを行うため、6コア12スレッドのRyzen 5 7600Xは、より多くのコアを持つプロセッサと比較して不利になるのは当然の結果と言えるでしょう。

Corona

  • レンダリング時間
    CoronaベンチマークにおけるAMD Ryzen 5 7600Xのレンダリング時間は1分35秒と報告されています 12。
  • 競合CPUとの比較
    競合CPUとの直接的な比較データは見当たりませんでした。
    Coronaのレンダリング時間は、Ryzen 5 7600Xのマルチスレッド性能が中程度の水準にあることを示唆しています。CoronaはCPUレンダリングのみをサポートするため、レンダリング時間はCPUのマルチコア性能に大きく依存します。1分35秒という結果は、日常的な利用においては十分な性能と言えるかもしれませんが、プロフェッショナルな用途やより複雑なシーンのレンダリングには、より高性能なCPUが必要となる可能性があります。

KeyShot

  • スコア
    KeyShotベンチマークにおけるAMD Ryzen 5 7600Xのスコアは25と報告されています 17。
  • 競合CPUとの比較
    競合CPUとの直接的な比較データは見当たりませんでした。
    KeyShotのスコアは、Ryzen 5 7600XのCPUレンダリング性能が一定の水準にあることを示しています。KeyShotはCPUとGPUの両方でのレンダリングに対応していますが、このテストはCPUのみで行われているため、CPUの性能が直接反映されます。25というスコアが具体的にどのような性能レベルを示すかは、他のプロセッサとの比較がないため断定できませんが、製品のプレビューや高品質なレンダリングを行うには十分な性能を持っている可能性があります。

V-Ray

  • vSamplesスコア
    V-RayベンチマークにおけるAMD Ryzen 5 7600XのvSamplesスコアは14133と報告されています 17。
  • 競合CPUとの比較
    競合CPUとの直接的な比較データは見当たりませんでした。
    V-RayのvSamplesスコアは、Ryzen 5 7600Xのレイトレーシング性能を含むレンダリング能力を示すものです。V-Rayはグローバルイルミネーションなどの高度なレンダリング技術を使用するため、CPUの総合的な処理能力が重要となります。14133というスコアは、複雑なシーンや高画質のレンダリングにおいても、Ryzen 5 7600Xが一定の性能を発揮できることを示唆していると考えられます。

動画編集性能ベンチマーク

  • Adobe Premiere ProやDaVinci Resolveでのパフォーマンス
    Adobe Premiere ProにおけるAMD Ryzen 5 7600XのパフォーマンスをPuget Systemsのベンチマークで測定した結果、総合スコアは888ポイントでした 16。これは、2つの追加コアを持つRyzen 7 5800Xと同程度のスコアであり、前世代のRyzen 5 3600からは30%以上の性能向上を示しています 16。4K動画編集においては、ある程度の性能を発揮するものの、より多くのコアを持つCPUには劣る可能性があることが示唆されています 20。一方、DaVinci ResolveはGPU依存度が高いソフトウェアですが、Ryzen 5 7600Xもカジュアルな編集作業には十分な性能を発揮すると考えられています 21。
  • 様々なコーデックや解像度でのテスト結果
    様々なコーデックや解像度でのテスト結果を見ると、4K H.264/H.265コーデックの編集は概ね可能であることが示されています 22。特にH.264コーデックではスムーズな再生と編集が可能であり、H.265コーデックでも条件によっては快適に作業できます。驚くべきことに、8K RED RAWの再生も、4Kタイムライン上であれば可能であるという報告もあります 22。
  • 競合CPUとの比較
    競合するCPUとの比較では、Intel Core i5-13600Kと比較して、マルチスレッド性能で劣るため、高負荷なエンコードなどのタスクでは差が出る可能性があります 15。しかし、Adobe Premiere Proのスコアでは、Ryzen 5 7600XはRyzen 7 5800Xと同程度の性能を発揮しており 16、動画編集においても一定の能力を持っていることがわかります。
    これらの結果から、Ryzen 5 7600Xは一般的な動画編集タスクにおいては十分な性能を発揮すると言えますが、プロフェッショナルレベルの複雑な編集や高負荷なエンコード作業では、より多くのコアを持つCPUが推奨されます。動画編集ソフトウェアはマルチコア性能を活用する傾向があり、特に高解像度や複雑なエフェクト処理では、コア数が多いほど処理速度が向上します。ただし、DaVinci ResolveのようにGPU依存度の高いソフトウェアでは、Ryzen 5 7600XのCPU性能がボトルネックになりにくい場合もあります。GPUが主要な処理を担当するため、CPUの性能差が顕著に現れないことがあるのです。

プログラミング性能ベンチマーク

  • コードコンパイルなどのテスト結果
    プログラミング性能に関するベンチマーク結果を見ると、Geekbench 6のClangコンパイルテストでは94.7 Klines/secというスコアを記録しています 1。PassMarkのテストでは、整数演算が85,100 MOps/Sec、浮動小数点演算が51,185 MOps/Secという結果が出ています 3。これらの数値は、コードのコンパイルや数値計算といったプログラミングに関連するタスクにおけるプロセッサの性能を示しています。
  • 競合CPUとの比較
    競合するCPUとの比較では、Intel Core i5-13600Kと比較して、マルチコア性能で劣るため、大規模なコードコンパイルなどでは処理時間に差が出る可能性があります 23。ただし、一般的なプログラミング作業においては、概ね同程度の性能を示す可能性も指摘されています 23。
    これらの結果から、Ryzen 5 7600Xは一般的なプログラミングタスクにおいては十分な性能を持つと考えられます。Web開発や比較的小規模なアプリケーションの開発など、日常的なプログラミング作業であれば快適にこなせるでしょう。しかし、高度な並列処理を必要とする大規模なコードベースのコンパイル作業や、科学技術計算などの負荷の高いタスクにおいては、より多くのコアを持つCPUが有利となる可能性があります。コードコンパイルはマルチコア性能を活用できるタスクであり、コア数が多いほどコンパイル時間を短縮できる可能性があるためです。

消費電力と温度

  • アイドル時および高負荷時の消費電力
    AMD Ryzen 5 7600Xの消費電力について見てみると、アイドル時にはシステム全体で73.5Wという報告があります 14。一方、高負荷時にはシステム全体で168.5Wに達し 14、CPU単体では最大142Wを消費する可能性があります 24。Cinebench R23実行時には約110W 7、ゲームプレイ時には65-75W程度が目安とされています 25。これらの数値は、Ryzen 5 7600Xが比較的高めのTDPを持つことを示唆しています。
  • 各ベンチマーク実行時のCPU温度
    ベンチマーク実行時のCPU温度を見ると、Cinebench R23実行時には最大92.1℃(CPB有効時) 7、平均81℃ 12 という報告があります。ゲームプレイ時の温度は比較的低く、65-70℃程度に収まることが多いようですが 12、高負荷なゲームでは90℃を超える可能性も指摘されています 25。アイドル時には50℃前後 26、高負荷時には80-96℃に達することがあります 2。
  • 冷却ソリューションに関する考察
    Ryzen 5 7600Xは105WのTDPを持つため、その性能を十分に引き出すためには適切な冷却ソリューションが不可欠です 2。注意すべき点として、AMDはRyzen 5 7600Xに標準クーラーを同梱していません 2。したがって、ユーザーは別途冷却クーラーを用意する必要があります。空冷クーラーでも十分な冷却が可能であると考えられますが 12、より高い性能を引き出すためには、より冷却性能の高い水冷クーラーが推奨される場合もあります 12。
    また、一部のマザーボード設定によっては、CPUが過度に高い温度で動作する可能性があるため、BIOS設定の見直しも重要です 28。特に、Core Performance Boost (CPB) やPrecision Boost Overdrive (PBO) といった設定は、パフォーマンスを向上させる一方で、CPU温度を大幅に上昇させる可能性があります 28。Ryzen 7000シリーズのCPUは、デフォルト設定で比較的高めの温度(最大95℃)で動作するように設計されており 2、必要に応じてBIOSで温度制限を設定することも可能です 26。AMDは、95℃までの温度であればCPUの動作に問題がないとしていますが、ユーザーによってはより低い温度での動作を好む場合があるため、冷却性能の高いクーラーを選択することが望ましいでしょう。

競合CPUとの比較

Intel Core i5-13600K

  • 総合性能、ゲーム性能、価格、消費電力の比較表
    AMD Ryzen 5 7600XとIntel Core i5-13600Kの総合性能、ゲーム性能、価格、消費電力に関する比較を以下の表にまとめました。
    テーブル 3: Ryzen 5 7600X vs Intel Core i5-13600K 比較
項目Ryzen 5 7600XIntel Core i5-13600K
コア/スレッド6コア/12スレッド14コア/20スレッド
ベースクロック4.7 GHz3.5 GHz
ブーストクロック5.3 GHz5.1 GHz
PassMark CPU Mark28,45437,763
PassMark シングルスレッド4,1384,130
Cinebench R23 マルチ約15,000約23,000
ゲーム性能 (平均)同程度かやや優位同程度
TDP105 W125 W
価格約210ドル約250ドル

この比較から、Intel Core i5-13600KはRyzen 5 7600Xよりも多くのコアとスレッドを搭載しており、PassMarkやCinebench R23といったマルチスレッド性能を重視するベンチマークにおいて大幅に高いスコアを示しています。これは、動画編集や3Dレンダリングなど、並列処理能力が求められるタスクにおいて、i5-13600Kがより優れたパフォーマンスを発揮する可能性が高いことを示唆しています。一方、シングルスレッド性能においては、両プロセッサはほぼ同等のスコアであり、日常的なタスクや多くのゲームにおいては、Ryzen 5 7600Xも遜色のないパフォーマンスを提供できると考えられます。

ゲーム性能においては、平均的なフレームレートで見ると、Ryzen 5 7600XとIntel Core i5-13600Kは概ね同程度の性能を発揮しますが、ゲームタイトルによってはRyzen 5 7600Xがわずかに優位な結果を示す場合もあります。これは、ゲームのパフォーマンスがCPUのアーキテクチャやクロック速度だけでなく、GPUの性能にも大きく依存するためです。消費電力に関しては、Intel Core i5-13600Kの方がTDPが高く、より多くの電力を必要とします。価格帯としては、Intel Core i5-13600Kの方がやや高価です。したがって、マルチスレッド性能を重視するユーザーにはi5-13600Kが、コストパフォーマンスやゲーム性能を重視するユーザーにはRyzen 5 7600Xが適していると言えるでしょう。

Intel Core i7-12700K

  • 総合性能、ゲーム性能、価格、消費電力の比較表
    AMD Ryzen 5 7600XとIntel Core i7-12700Kの総合性能、ゲーム性能、価格、消費電力に関する比較を以下の表にまとめました。
    テーブル 4: Ryzen 5 7600X vs Intel Core i7-12700K 比較
項目Ryzen 5 7600XIntel Core i7-12700K
コア/スレッド6コア/12スレッド12コア/20スレッド
ベースクロック4.7 GHz3.6 GHz
ブーストクロック5.3 GHz4.9 GHz
PassMark CPU Mark28,45234,548
PassMark シングルスレッド4,1384,023
Cinebench R23 マルチ約15,000約23,000
ゲーム性能タイトルによるタイトルによる
TDP105 W125 W
価格約210ドル約280ドル

この比較から、Intel Core i7-12700KはRyzen 5 7600Xよりも多い12コア20スレッドを搭載しており、PassMarkやCinebench R23といったマルチスレッド性能を重視するベンチマークにおいて、Ryzen 5 7600Xよりも高いスコアを示しています。これは、動画編集や3Dレンダリングなど、複数のコアを必要とするタスクにおいて、i7-12700Kがより優れたパフォーマンスを発揮する可能性を示唆しています。i7-12700KはPコア(Performance-cores)とEコア(Efficient-cores)のハイブリッドアーキテクチャを採用しており、効率的なマルチタスク処理が可能です。一方、シングルスレッド性能においては、Ryzen 5 7600Xの方がわずかに高いスコアを示しています。

ゲーム性能においては、Ryzen 5 7600XとIntel Core i7-12700Kは、ゲームタイトルによって優劣が分かれる傾向にあります。一部のゲームではRyzen 5 7600Xが優位に立つ一方、別のゲームではi7-12700Kがより高いフレームレートを記録することがあります。これは、ゲームエンジンの最適化やCPUのアーキテクチャによって、パフォーマンスに差が生じることが理由として考えられます。プラットフォームの選択肢として、Intel Core i7-12700KはDDR4メモリもサポートしており、DDR5メモリのみをサポートするRyzen 5 7600Xと比較して、システム構築のコストを抑えられる可能性があります。価格帯としては、Intel Core i7-12700Kの方がやや高価です。したがって、マルチスレッド性能を重視し、DDR4環境を維持したいユーザーにはi7-12700Kが、シングルスレッド性能や最新プラットフォームを重視するユーザーにはRyzen 5 7600Xが適していると言えるでしょう。

まとめと考察

  • Ryzen 5 7600Xの性能評価と市場における位置づけ
    AMD Ryzen 5 7600Xは、その高いシングルスレッド性能により、多くのゲームにおいて優れたパフォーマンスを発揮するプロセッサです。最新のZen 4アーキテクチャと最大5.3 GHzのブーストクロックにより、高フレームレートでのゲームプレイを実現し、スムーズで快適なゲーム体験を提供します。また、日常的なタスクや、シングルスレッド性能が重要なアプリケーション(一部のクリエイティブ系ソフトウェアなど)においても、その高い処理能力により快適な動作を提供します。
    マルチスレッド性能は、物理的なコア数の制約から、より多くのコアを搭載する上位モデルや競合製品と比較すると劣るものの、一般的な用途においては十分な性能を備えています。動画編集や3Dレンダリングなどのヘビーなマルチスレッド処理を行う際には、より上位のプロセッサが推奨されますが、多くのユーザーにとってRyzen 5 7600Xのマルチスレッド性能は必要十分と言えるでしょう。
    Ryzen 5 7600Xの価格対性能比は良好であり、特に高いフレームレートを求めるゲーマーにとって魅力的な選択肢となります。競合するIntelのCore i5-13600KやCore i7-12700Kと比較しても、ゲーム性能では遜色なく、シングルスレッド性能においては優位性を持つ場合があります。また、最新のAM5プラットフォームを採用している点も、将来的なアップグレードを考慮するユーザーにとっては大きなメリットとなります。
  • どのようなユーザーに適しているか
    Ryzen 5 7600Xは、以下のようなユーザーにとって最適な選択肢となるでしょう。
  • 高いフレームレートで最新のPCゲームを楽しみたいユーザー。
  • シングルスレッド性能を重視するアプリケーション(例えば、一部の動画編集ソフトウェアや写真編集ソフトウェアなど)を利用するユーザー。
  • 予算を抑えつつ、最新のAMD AM5プラットフォームを体験したいユーザー。
  • 将来的なCPUアップグレードの可能性を考慮しているユーザー(AMDはAM5ソケットを2025年以降もサポート予定と明言しています)。
  • 将来的な展望
    AMDはAM5プラットフォームを長期的にサポートする計画であり、将来的にRyzen 7000シリーズよりもさらに高性能なCPUが登場する可能性があります。Ryzen 5 7600Xは、現在のミドルレンジCPU市場において非常に競争力のある製品であり、今後の価格変動や競合製品の動向によっては、その魅力がさらに高まる可能性を秘めています。特に、シングルスレッド性能を重視するアプリケーションやゲームにおいては、引き続き有力な選択肢となるでしょう。

引用文献

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