1. Snapdragon 870 概要と位置づけ
発表と市場背景
Qualcommは2021年初頭 1、ハイエンドスマートフォン向けSoC(System-on-a-Chip)として「Snapdragon 870 5G Mobile Platform」を発表しました。これは、前世代のフラッグシップモデルであるSnapdragon 865 Plusをベースに改良を加えた製品です 2。当時、Qualcommは既に最新鋭のSnapdragon 888を発表していましたが 2、Snapdragon 870の投入は、依然として高い性能需要がある市場セグメントに対し、性能とコストのバランスを考慮した戦略的な一手と見ることができます。
この背景には、最先端プロセスの採用や新アーキテクチャ導入に伴うコスト増、あるいは発熱といった課題が最新チップには伴いがちである一方、前世代のSnapdragon 865/865+は7nmプロセス 1 で製造され、性能と安定性において高い評価を得ており、製造プロセスも成熟していた点が挙げられます。Snapdragon 865 Plusを基盤とし、CPUの最大動作クロックを3.1GHzから3.2GHzへと引き上げ 2、一方で一部仕様(例:Wi-Fi 6Eへの非対応化 6)を調整することで、Snapdragon 870は開発・製造コストを抑制しつつも、確かな性能向上を市場に訴求することが可能になりました。
市場における役割と位置づけ
Snapdragon 870は、Qualcommの製品ラインナップにおいて800番台、すなわちフラッグシップ系列に属します。そのため、これを搭載したスマートフォンは、ハイエンドモデルに相応しい高い性能を備えていると認識されています 4。
しかしながら、発表時点での最上位モデルはSnapdragon 888であったため、Snapdragon 870は厳密には「最上位」ではなく、「次点 (sub-flagship)」 2 や、高性能ながら価格を抑えたモデルを指す「フラッグシップキラー」 8 向けのSoCとして位置づけられました 2。この戦略的なポジショニングにより、スマートフォンメーカーは、Snapdragon 888搭載の最高級モデルよりも価格を抑えつつ、前世代のSnapdragon 865/865+を凌駕する性能を持つ「準ハイエンド」とも呼べる製品群を市場に投入することができました 5。これは、高性能を求めつつも価格に敏感なユーザー層のニーズに応えるものであり、市場セグメンテーションと製品ライフサイクルマネジメントの観点から巧みな戦略であったと言えます。
Snapdragon 865/865+からの進化とSnapdragon 888との関係性
Snapdragon 870は、基本設計の多くをSnapdragon 865 Plusから引き継いでおり、「リネームに近い」との見方もあります 7。主な強化点は、CPU(Kryo 585)のプライムコア最大動作クロックが、Snapdragon 865 Plusの3.1GHzから3.2GHzへと0.1GHz引き上げられたことです 2。このクロック向上により、発表当時はスマートフォン向けSoCとして最高の動作周波数を達成しました 2。GPUには同じくAdreno 650、ISP(画像信号プロセッサ)にはSpectra 480が採用されるなど、多くの主要コンポーネントはSnapdragon 865/865+と共通です 3。
一方、最上位のSnapdragon 888と比較すると、明確な世代差が存在します。Snapdragon 888は、より新しいCPUアーキテクチャ(Kryo 680:Cortex-X1およびCortex-A78ベース)を採用し 2、より微細な5nmプロセスで製造されています 5。また、Snapdragon 888では5Gモデム(Snapdragon X60)がSoCに統合されていますが、Snapdragon 870ではSnapdragon 865世代と同様に外付けのSnapdragon X55モデムを使用します 3。AI処理能力においても、Snapdragon 888が大幅に強化されていると報告されています 9。
主な特徴と搭載デバイスの傾向
Snapdragon 870は、その高性能なCPUおよびGPUにより、快適なユーザー体験、特に高いレベルのゲーム性能を提供することが期待されます 8。通信機能としては、5G(Sub-6およびミリ波に対応 13)、Wi-Fi 6 1 をサポート。ディスプレイに関しても、QHD+解像度で最大144Hz、あるいは4K解像度で60Hzといった高リフレッシュレート表示に対応しており 2、当時のハイエンドスマートフォンに求められる主要な機能を網羅しています。
Snapdragon 870を搭載したデバイスは多岐にわたり、Motorola (moto g100など) 1、Xiaomi (Mi 11X, POCO F3/F4, Xiaomi Pad 6など) 10、OnePlus (OnePlus 9Rなど) 14、OPPO 2、iQOO 2 といった主要メーカーから登場しました。スマートフォンだけでなく、Xiaomi Pad 6 10 やLenovo Tab P12 Pro 11 のような高性能タブレットにも採用されています。価格帯としては、従来のフラッグシップモデルよりも比較的手頃な価格設定の製品が多く見られたのが特徴です 5。
2. Snapdragon 870 詳細スペック
Snapdragon 870 5G Mobile Platformの主要な技術仕様は以下の通りです。
- CPU:
- Qualcomm Kryo 585 CPU 3。ARM Cortex-A77アーキテクチャをベースにQualcommがカスタマイズしたコアを採用しています 2。
- 構成は8コアで、1つの高性能プライムコア(最大3.2GHz)、3つのパフォーマンスコア(最大2.42GHz)、そして4つの高効率コア(最大1.8GHz)から成るトライクラスタ構成です 1。
- GPU:
- Qualcomm Adreno 650 GPU 1。Snapdragon 865/865+から引き継がれた強力なグラフィックスプロセッサです。
- 主要なグラフィックスAPIであるDirectX 12、OpenGL ES 3.2、OpenCL 2.0、そしてVulkan 1.1をサポートします 3。
- 興味深い点として、QualcommはSnapdragon 870の発表時にCPUクロックの向上を強調しましたが、GPUであるAdreno 650の動作クロックについては公式情報や多くの技術レビューサイトでも明確な言及が見られません 7。Snapdragon 865から865+への進化の際にはGPUクロックも引き上げられていたことを考えると、870でのGPUクロックは865+と同等か、あるいはごくわずかな向上に留まっている可能性が考えられます。CPUクロックの向上はシングルコア性能やシステムの応答性への影響が大きく、マーケティング上の訴求点となりやすい一方、GPU性能は既に865+の時点で高い水準にあったため、コストや消費電力とのバランスを考慮し、大幅なクロックアップは見送られたのかもしれません。この点は後述するベンチマークスコア、特にGPU関連のテスト結果から推察する必要があります。
- 製造プロセス:
- 7nmプロセス技術を採用しています 1。これはSnapdragon 865および865+と同じ製造プロセスです。
- メモリ:
- 高速なLPDDR5(最大2750MHz)およびLPDDR4X(最大2133MHz)規格のメモリに対応しています 3。
- サポートする最大メモリ容量は16GBです 3。
- ストレージ:
- 高速なデータ転送を実現するUFS 3.1ストレージ規格に対応しています 10。
- 通信機能:
- 5Gモデム: Snapdragon X55 5G Modem-RF Systemを搭載 3。Snapdragon 888とは異なり、モデムはSoCダイには統合されておらず、外付けチップとして実装されます 3。
- 5G接続性: 主要な5G周波数帯であるSub-6 GHzおよびミリ波(mmWave)の両方をサポートし 2、グローバルな5G接続を提供します。理論上の最大下り通信速度は7.5Gbpsです 3。
- Wi-Fi: Qualcomm FastConnect 6800 Subsystemにより、Wi-Fi 6 (802.11ax) に対応します 1。最大通信速度は1.774 Gbpsです 13。なお、Snapdragon 865+が搭載していたFastConnect 6900はWi-Fi 6Eに対応していましたが、Snapdragon 870ではFastConnect 6800となり、Wi-Fi 6Eには対応しません 6。
- Bluetooth: 最新規格の一つであるBluetooth 5.2に対応しています 2。高音質・低遅延コーデックであるaptX Adaptiveや、通話品質を高めるaptX Voiceもサポートします 2。
- AI:
- Qualcomm Hexagon 698 Processor(DSP: Digital Signal Processor)を搭載し 3、AI処理を効率的に実行します。また、常時起動のセンサー処理などを低消費電力で行うQualcomm Sensing Hubも備えています 14。
- ISP (Image Signal Processor):
- Qualcomm Spectra 480 ISPを搭載 2。
- 最大2億画素(200MP)の写真撮影や、8K解像度(30fps)での動画撮影に対応します。また、960fpsでのHDスローモーションビデオ撮影や、Dolby Vision規格でのHDR動画撮影も可能です 2。
- カメラ構成としては、デュアルカメラの場合は最大25MP+25MP、シングルカメラの場合は最大64MP(MFNR: Multi-Frame Noise Reduction, ZSL: Zero Shutter Lag有効時)をサポートします 3。
- ディスプレイ:
- 最大でQHD+解像度(例:2560×1440)で144Hzのリフレッシュレート、または4K解像度で60Hzのリフレッシュレートのディスプレイ出力をサポートします 2。HDRコンテンツ表示規格であるHDR10+にも対応しています 2。
- その他:
- 充電: Qualcomm独自の急速充電技術であるQuick Charge 4+に対応しています 14。
- オーディオ: 高品質なオーディオ再生を実現するQualcomm Aqstic audio technologyや、aptX Audioコーデックをサポートします 14。
- セキュリティ: 画面内指紋認証センサーであるQualcomm 3D Sonic Sensorおよび3D Sonic Maxをサポートします 14。
- ナビゲーション: GPS、GLONASS、BeiDou、Galileo、QZSS(みちびき)、NavICといった複数の衛星測位システムに対応しています 14。
Table 2.1: Snapdragon 870 スペック一覧表
カテゴリ | 仕様 | 出典例 |
CPU | Qualcomm Kryo 585 (8コア) | 3 |
– 1x Prime Core @ 3.2GHz (Cortex-A77ベース) | 1 | |
– 3x Performance Cores @ 2.42GHz (Cortex-A77ベース) | 1 | |
– 4x Efficiency Cores @ 1.8GHz (Cortex-A55ベース) | 1 | |
GPU | Qualcomm Adreno 650 | 3 |
API: DirectX 12, OpenGL ES 3.2, OpenCL 2.0, Vulkan 1.1 | 3 | |
プロセス | 7nm | 1 |
メモリ | LPDDR5 (最大2750MHz), LPDDR4X (最大2133MHz) | 3 |
最大容量 16GB | 3 | |
ストレージ | UFS 3.1 | 10 |
5G モデム | Snapdragon X55 5G Modem-RF System (外付け) | 3 |
Sub-6 GHz & mmWave 対応, 最大下り 7.5Gbps | 13 | |
Wi-Fi | Qualcomm FastConnect 6800, Wi-Fi 6 (802.11ax), 最大 1.774 Gbps | 6 |
Bluetooth | Bluetooth 5.2, aptX Adaptive, aptX Voice | 13 |
AI | Qualcomm Hexagon 698 Processor, Qualcomm Sensing Hub | 3 |
ISP | Qualcomm Spectra 480 | 3 |
最大 200MP 写真, 8K/30fps 動画, 960fps スローモーション | 14 | |
ディスプレイ | 最大 QHD+ @ 144Hz または 4K @ 60Hz, HDR10+ 対応 | 2 |
充電 | Qualcomm Quick Charge 4+ | 14 |
3. ベンチマークスコア分析
スマートフォンの性能を客観的に評価する上で、ベンチマークテストは重要な指標となります。ここでは、Snapdragon 870の性能を主要なベンチマークツールであるAnTuTu Benchmark、Geekbench、3DMarkを用いて分析します。
主要ベンチマークツールの概要
- AnTuTu Benchmark: 中国のAnTuTu社が開発した、AndroidおよびiOSデバイス向けの総合ベンチマークアプリケーションです 24。CPU、GPU(グラフィックス)、メモリ、UX(ユーザーエクスペリエンス)の各項目をテストし、それらを合算した総合スコアでデバイスの全体的なパフォーマンスを示します 26。特に総合スコアがデバイス間の性能比較によく用いられます 28。スマートフォンの性能を大まかに把握するための定番ツールとして広く認知されています 29。
- Geekbench: Primate Labsが開発するクロスプラットフォーム対応のベンチマークソフトで、Windows、macOS、Linux、iOS、Androidで動作します 31。主にCPUの性能測定に重点を置いており、単一のコアを使用した場合の性能(シングルコアスコア)と、複数のコアを同時に使用した場合の性能(マルチコアスコア)を測定します 33。シングルコアスコアはアプリの起動速度やゲーム中の応答性など、マルチコアスコアは動画編集やレンダリング、AI処理など、並列処理能力が求められるタスクの性能指標となります 33。また、GPUの演算(Compute)性能も測定可能です 31。最新版のGeekbench 6では、ビデオ会議の背景ぼかし処理や機械学習タスクなど、より実用的なシナリオに基づいたテストが導入されています 34。
- 3DMark: UL Solutions(旧Futuremark)が開発する、主に3Dグラフィックス性能の測定に特化したベンチマークソフトウェアです 37。特にPCやスマートフォンのゲーミング性能を評価する上で重要な指標とされています 37。DirectXやVulkanといったグラフィックスAPIを用いたテストが用意されており、「Wild Life」「Time Spy」「Sling Shot」など、ターゲットとするデバイスの性能クラスやAPIに応じた様々なテストシナリオがあります 37。スコアが高いほど、高度な3Dグラフィックスを滑らかに描画できる能力が高いことを示します。
AnTuTu Benchmark スコア
Snapdragon 870を搭載したデバイスのAnTuTuベンチマークスコアは、複数のレビューサイトで報告されています。
- Xiaomi Pad 6 (メモリ8GB/ストレージ128GB, AnTuTu v10): 総合スコア 801,201点、GPUスコア 215,400点 19
- Lenovo Tab P12 Pro (メモリ8GB/ストレージ256GB, AnTuTu v不明): 総合スコア 703,341点 11
- POCO F4 (メモリ6GB/ストレージ128GB, AnTuTu v9): 総合スコア 682,741点、GPUスコア 242,846点 17
- POCO F3 (AnTuTu v不明): 総合スコア 67万点超え 18
これらのスコアを見ると、AnTuTu Benchmarkのバージョン(v9とv10ではスコア体系が異なる)、デバイスのメモリやストレージ構成、測定時の端末温度などの条件によって変動はありますが、Snapdragon 870はおおむね総合スコアで70万点前後から80万点程度の性能を発揮することがわかります。特にAnTuTu v10で80万点を超えるスコア 19 は、発表から時間が経過してもなお、高い総合性能を維持していることを示しています。GPUスコアも21万点から24万点台と高く、グラフィックス処理能力の高さを裏付けています。
Geekbench スコア
CPU性能をより詳細に測るGeekbenchのスコアも見てみましょう。
- Xiaomi Pad 6 (メモリ8GB/ストレージ128GB, Geekbench 6): シングルコア 1,311点、マルチコア 3,442点 19
- Lenovo Tab P12 Pro (メモリ8GB/ストレージ256GB, Geekbench 6): シングルコア 1,299点、マルチコア 3,471点 22
- Lenovo Tab P12 Pro (メモリ8GB/ストレージ256GB, Geekbench 5.4.4): マルチコア 3,008点 11
- POCO F4 (メモリ6GB/ストレージ128GB, Geekbench 5): シングルコア 975点、マルチコア 3,153点 17
Geekbench 6でのスコアを見ると、シングルコア性能は約1300点、マルチコア性能は約3400点台が一つの目安となりそうです。Geekbench 5とはスコアの基準が異なるため、バージョンを確認することが重要です。特にシングルコア性能の高さは、アプリの起動速度やウェブブラウジング、SNS利用といった日常的な操作の快適さに直結します 33。マルチコア性能も十分に高く、複数のアプリケーションを同時に利用するマルチタスク処理能力も優れていると言えます。
3DMark スコア
ゲーミング性能に直結するGPUの3Dグラフィックス性能は、3DMarkのスコアで評価します。
- Xiaomi Pad 6 (メモリ8GB/ストレージ128GB): Wild Life 4,267点、Sling Shot Extreme (OpenGL ES 3.1) Maxed Out! 19
- Lenovo Tab P12 Pro (メモリ8GB/ストレージ256GB): Wild Life 4,242点、Wild Life Extreme 1,225点、Sling Shot / Sling Shot Extreme Maxed Out! 11
- Xiaomi Redmi K40 (Snapdragon 870搭載): Wild Life 4,279点、Wild Life Extreme 1,224点 43
- Motorola Edge 20 Pro (Snapdragon 870搭載): Wild Life 4,216点、Wild Life Extreme 1,212点 44
3DMarkのWild Lifeテスト(比較的新しいVulkan APIベースのテスト)のスコアは、異なるメーカーの複数のデバイス間で4200点台と、非常に安定した結果を示しています 11。これは、Snapdragon 870が高いグラフィック性能を持ち、多くの3Dゲームを快適にプレイできるレベルにあることを示唆しています。より高負荷なWild Life Extremeテストでは1200点台となり、最新の最高負荷ゲームに対する性能限界も見えてきます。一方で、やや古いAPI(OpenGL ES 3.1)を用いるSling Shot Extremeテストでは、多くのデバイスで「Maxed Out!」(スコアが上限に達し計測不能)となっており 19、このテストの負荷ではSnapdragon 870の性能を測りきれないレベルにあることがわかります。
このベンチマークスコアの安定性は注目に値します。特にグラフィックス性能(3DMark)やCPUのコア性能(Geekbench)を示すスコアが、異なるメーカー、異なるフォームファクタ(スマートフォンとタブレット)のデバイス間で非常に近い値を示している点は重要です。これは、Snapdragon 870というSoC自体の性能ポテンシャルが安定しており、デバイス側の冷却設計やソフトウェア最適化による性能のばらつきが比較的小さい(あるいは、各メーカーが効率的に性能を引き出せている)ことを示唆しています。AnTuTuのようにメモリ速度やストレージ性能、UX評価といったデバイス固有の要素がスコアに影響しやすいベンチマークと比較して、コア性能の安定性が際立っています。この安定した高性能は、Snapdragon 870が性能、コスト、そしておそらくは発熱や消費電力といった要素のバランスが取れた「スイートスポット」に位置するSoCであることを裏付けていると考えられます。メーカーにとっては性能を引き出しやすく、ユーザーにとっては予測可能で信頼性の高いパフォーマンスを提供するチップと言えるでしょう。
Table 3.1: Snapdragon 870 搭載デバイス別ベンチマークスコア一覧
デバイス名 | AnTuTu (総合) | AnTuTu (GPU) | Geekbench (Single) | Geekbench (Multi) | 3DMark (Wild Life) | 3DMark (Wild Life Extreme) | 出典サイト名 |
Xiaomi Pad 6 (8GB/128GB) | 801,201 (v10) | 215,400 | 1,311 (v6) | 3,442 (v6) | 4,267 | – | garumax.com 19 |
Lenovo Tab P12 Pro (8GB/256GB) | 703,341 (v?) | – | 1,299 (v6) | 3,471 (v6) | 4,242 | 1,225 | for-real.jp, rakuten.ne.jp 11 |
– | 3,008 (v5.4.4) | rakuten.ne.jp 11 | |||||
POCO F4 (6GB/128GB) | 682,741 (v9) | 242,846 | 975 (v5) | 3,153 (v5) | – | – | garumax.com 17 |
POCO F3 | 67万点超 (v?) | – | – | – | – | – | hypergadget.jp 18 |
Xiaomi Redmi K40 | – | – | – | – | 4,279 | 1,224 | benchmarks.ul.com 43 |
Motorola Edge 20 Pro | – | – | – | – | 4,216 | 1,212 | benchmarks.ul.com 44 |
(注: AnTuTu/Geekbenchのバージョン、メモリ/ストレージ容量によりスコアは変動します。スコア非公開の場合は「-」)
4. 競合プロセッサとの性能比較
Snapdragon 870の性能をより深く理解するために、同世代および前後世代の競合SoCとのベンチマークスコアを比較します。
vs Snapdragon 865 / 865+
Snapdragon 870の直接の前世代にあたるのがSnapdragon 865および、その高クロック版であるSnapdragon 865+です。
- AnTuTu 10: Snapdragon 870 (820,285点) は、Snapdragon 865 (758,854点) に対して約8%高い総合スコアを示します。特にGPUスコアの差が大きく、Snapdragon 870 (270,800点) はSnapdragon 865 (194,272点) を大幅に上回っています 45 。
- Geekbench 6: Snapdragon 870はSnapdragon 865と比較して、シングルコア性能で約2%、マルチコア性能で約1%高いスコアです。GPU演算性能 (Compute Score) では約11%の差をつけています 45 。
- 3DMark Wild Life: Snapdragon 870 (4,334点) は、Snapdragon 865 (3,875点) より約12%高いスコアを記録しています 45 。
これらの比較から、Snapdragon 870はベースとなったSnapdragon 865/865+に対して、主にCPUの最大クロック向上とGPU性能の最適化により、着実な性能向上を果たしていることが確認できます 45。特にグラフィックス関連のベンチマークで性能向上が顕著です。Snapdragon 865+との比較では、CPUクロックの差はわずか (3.2GHz vs 3.1GHz) 3 ですが、Wi-Fi 6Eへの非対応化 6 といった機能差も存在します。総合的に見て、Snapdragon 870はSnapdragon 865+のマイナーチェンジ版、あるいはリフレッシュ版と捉えるのが実態に近いでしょう 5。
vs Snapdragon 888 / 888+
Snapdragon 870発表当時の最上位モデルであったSnapdragon 888および、その強化版であるSnapdragon 888+との比較です。
- Geekbench 6: nemunote.comに掲載されているスコアデータ 47 によると、シングルコアスコアはSnapdragon 870 (1133点)、Snapdragon 888 (1057点)、Snapdragon 888+ (1220点) となっています。マルチコアスコアは、Snapdragon 870 (3291点)、Snapdragon 888 (3410点)、Snapdragon 888+ (3747点) です。
- 分析: マルチコア性能においては、Snapdragon 888および888+がSnapdragon 870を明確に上回っています 47。これは、Snapdragon 888シリーズがより新しいCPUアーキテクチャ(高性能なCortex-X1コアを含む)を採用しているためと考えられます 2。AI処理性能についても、Snapdragon 888は大幅な向上が図られています 9。 興味深いのは、一部のデータ 47 でGeekbench 6のシングルコアスコアにおいてSnapdragon 870がSnapdragon 888を上回る結果が出ている点です。これはいくつかの要因が考えられます。Snapdragon 888は新しいCortex-X1コアと初期の5nmプロセスを採用しましたが、その組み合わせにおける最適化や熱設計の制約から、短時間で完了するシングルコアテストのような特定の条件下では、より高いクロック周波数(3.2GHz)で動作するSnapdragon 870の成熟したCortex-A77ベースのコアが瞬間的に高いスコアを記録した可能性があります。あるいは、参照されたデータソース 47 における測定デバイスや測定条件のばらつきが影響している可能性も否定できません。ただし、Snapdragon 888+ではシングルコアスコアも大きく向上していることから、888世代のアーキテクチャ自体のポテンシャルは高いと言えます。このシングルコアスコアの逆転現象は、必ずしも実使用感における優位性を示すものではありませんが、Snapdragon 870のシングルスレッド処理能力が非常に高い水準にあることを示唆しています。 性能面ではSnapdragon 870は888シリーズに劣るものの、後述するように発熱や消費電力の面ではSnapdragon 870が有利である可能性が指摘されており 12、パフォーマンスの持続性という観点では異なる評価軸が存在します。
vs MediaTek Dimensity 1200
MediaTekのDimensity 1200は、Snapdragon 870と同時期に登場し、高性能市場で競合したSoCです 48。
- AnTuTu 10: Snapdragon 870 (820,285点) がDimensity 1200 (759,514点) を約8%上回ります 49 。
- Geekbench 6: CPU性能では、シングルコアでSnapdragon 870が約3%、マルチコアで約5%高いスコアです。しかし、GPU演算性能 (Compute Score) では、Dimensity 1200 (5177点) がSnapdragon 870 (3374点) を約53%も上回るという対照的な結果が出ています 49 。
- 3DMark Wild Life: Dimensity 1200 (4,520点) がSnapdragon 870 (4,334点) を約4%上回っています 49 。
- 分析: Snapdragon 870とDimensity 1200は、非常に近い性能レンジに位置するライバルチップです。AnTuTu総合スコアやGeekbenchのCPUスコアではSnapdragon 870がやや優位ですが、GPU性能、特にGeekbench Computeや3DMark Wild Lifeの結果を見ると、Dimensity 1200が上回る、あるいは同等以上の性能を示しています 49。実際のゲームにおけるパフォーマンスは、3DMarkの結果が比較的近いことから大きな差はない可能性もありますが、GPUへの負荷が高い特定のタスクやゲームにおいては、Dimensity 1200が有利となる場面も想定されます。両者の比較においては、発熱特性 48 や電力効率なども重要な判断材料となります。
Table 4.1: Snapdragon 870 vs 競合SoC ベンチマークスコア比較
SoC名 | AnTuTu 10 (総合) | Geekbench 6 (Single) | Geekbench 6 (Multi) | Geekbench 6 (Compute) | 3DMark (Wild Life) | 出典サイト名 |
Snapdragon 865 | 758,854 | 1,117 | 3,274 | 3,038 | 3,875 | nanoreview.net 45 |
Snapdragon 870 | 820,285 | 1,141 (nemu: 1133) | 3,317 (nemu: 3291) | 3,374 | 4,334 | nanoreview.net 45, nemunote.com 47 |
Snapdragon 888 | – | 1,057 | 3,410 | – | – | nemunote.com 47 |
Snapdragon 888+ | – | 1,220 | 3,747 | – | – | nemunote.com 47 |
Dimensity 1200 | 759,514 | 1,113 | 3,172 | 5,177 | 4,520 | nanoreview.net 49 |
(注: スコアは出典元により若干異なる場合があります。nemunote.comのGeekbenchスコアを()内に併記。スコア非公開の場合は「-」)
5. 実使用感レビュー:ベンチマークスコアを超えて
ベンチマークスコアは性能の客観的な指標ですが、実際の使用感が必ずしもスコア通りとは限りません。ここでは、日本語のレビューサイトから収集した、Snapdragon 870搭載デバイスの実使用感に関する情報をまとめます。
ゲーム性能
Snapdragon 870は、多くのレビューで高いゲーム性能が評価されています。
- 全般的な評価: 最新のAAAタイトル(高品質な大規模ゲーム)であっても、グラフィック設定を極端に高くしなければ、ストレスなくプレイできる性能を持つとされています 11。ゲーミングスマートフォンや高性能タブレットにも採用される実力があり 12、体感的な速度はSnapdragon 888搭載機と比較しても大きな差を感じない、という声もあります 18。
- 原神 (Genshin Impact): 要求スペックが高いことで知られる「原神」についても、多くのレビューでプレイ可能と報告されています。
- Xiaomi Pad 6では、デフォルト設定(画質「中」)、フレームレート60fps設定で十分プレイ可能。ただし、戦闘中の素早い視点移動時などに若干のカクつきを感じる場面もあるようです。プレイ中は本体が温かくなるとの報告もあります 51 。高負荷時にはCPU温度が70℃以上に達することもあるようです 8 。
- OPPO Padでは、デフォルトの画質「中」設定でスムーズな動作が確認されており、画質設定を「高」に上げても、激しいアクションシーンを含め、ラグや遅延はほとんど感じられなかったと評価されています 21 。
- ゲーミングスマホであるBlack Shark 4では、高画質設定・60fpsでも快適なプレイが可能。Snapdragon 888搭載機と比較するとフレームレートがわずかに下回る(50-56fps程度)ものの、実用上は問題ないレベルとされています。フレームレートを30fpsに設定すれば、発熱もかなり抑えられるとのことです 12 。ただし、別のテストでは、最高設定・60fpsで20分程度プレイを続けると、一時的にフレームレートが45-50fps程度まで低下する現象も観察されています 52 。
- POCO F3でも、デフォルト設定(画質「中」)、60fps設定でカクつきなくプレイできたとの報告があります 8 。
- プロセカ (Project Sekai: Colorful Stage!):
- Xiaomi Pad 6では、ディスプレイのリフレッシュレートを60Hzに設定した場合、複雑なノーツ(スライド同時押しなど)でもカクつきはほとんどなく、スムーズにプレイできると評価されています。ただし、リフレッシュレートを90Hzや120Hzに上げると、逆に違和感が出るとの指摘もあります 51 。
- POCO F3はタッチサンプリングレート(画面タッチの検出頻度)が360Hz以上と高く 8 、僅かなタイミングの差が重要となる音楽ゲームも快適にプレイできるポテンシャルがあると考えられます。
- 崩壊:スターレイル (Honkai: Star Rail):
- Xiaomi Pad 6では、デフォルト設定、60fpsでラグを感じることなくスムーズに動作したとの報告があります 51 。他のレビューでも、「原神」や「崩壊:スターレイル」のような重い3Dゲームも問題なく遊べると評価されています 53 。
- その他のゲーム: Call of Duty MobileやT3 Arenaといったシューティングゲームも、高負荷設定でカクつきなく、滑らか(ヌルヌル・サクサク)に操作できるとのレビューが見られます 53 。
発熱とパフォーマンス持続性
高性能SoCにとって、発熱とその制御は重要な要素です。
- ゲームなどの高負荷な処理を実行すると、本体が発熱する傾向は多くのレビューで指摘されています 8。特にスマートフォンのカメラユニット周辺が熱くなりやすいという報告もあります 8。
- しかし、ゲーミングスマホBlack Shark 4のレビューでは、「原神」プレイ中の筐体表面温度が最高でも41℃〜42℃程度に抑えられており、他の(特にSnapdragon 888搭載の)ゲーミングスマホと比較して発熱が顕著に少ないと評価されています 12。
- Snapdragon 870は、Snapdragon 888と比較して発熱が少なく、消費電力も抑えられているという特徴が複数のレビューで言及されています 12。
これらの情報から、Snapdragon 870の特性が見えてきます。ゲームプレイ中に発熱自体は発生するものの 8、同時期の最上位チップ(Snapdragon 888)と比較すると、その度合いは穏やかである可能性が高いようです 12。これは、Snapdragon 865 Plusをベースとした成熟した7nmプロセスで製造されていることが一因と考えられます。ベンチマークスコアは非常に高いレベルにありますが、絶対的なピーク性能ではSnapdragon 888に譲ります。この特性が、結果的に高負荷が持続するゲームプレイ中でも、過度なサーマルスロットリング(熱による強制的な性能低下)を引き起こしにくくし、比較的安定したパフォーマンスを長時間維持しやすいという利点につながっている可能性があります。「原神」のような極めて負荷の高いゲームを最高設定で長時間プレイするような場面では性能限界に達することもありますが 52、多くのゲームタイトルや一般的なグラフィック設定においては、発熱を比較的抑えながら快適なプレイ体験を提供できる、バランスの取れた特性を持っていると言えるでしょう。これこそが、Snapdragon 870が「スイートスポット」と評される理由の一つかもしれません。
日常操作・マルチタスク
ゲーム以外の日常的な使用感についても、高い評価が多く見られます。
- ウェブサイトの閲覧、LINEやSNSアプリの使用、動画視聴といったあらゆる日常操作が「サクサク」「軽快」に動作し、ストレスを感じることはないと評価されています 8 。
- 複数のアプリケーションを同時に起動して使用するマルチタスクにおいても、問題なく動作する性能を持っているとされています 22 。
- Xiaomi Pad 6のユーザーレビューでは、ブラウジングや各種アプリ利用時の動作が非常にスムーズであるという肯定的な意見が多数寄せられています 53 。
- Snapdragon 870搭載デバイスの多くが、90Hz、120Hz、あるいは144Hzといった高リフレッシュレートディスプレイを採用しており、これとSoCの処理能力が組み合わさることで、画面のスクロールなどが非常に滑らかに感じられるというメリットも指摘されています 8。
バッテリー持ち
バッテリー駆動時間は、SoCの性能だけでなく、搭載デバイスのバッテリー容量、ディスプレイの輝度やリフレッシュレート設定、ソフトウェアの最適化具合など、多くの要因に左右されます。
- 大容量バッテリー(8840mAh)を搭載するXiaomi Pad 6の場合、PCMark for Androidを用いたバッテリーテストでは、画面輝度最低設定で15時間、最高輝度設定で6時間18分という結果が報告されています。前モデル(Xiaomi Pad 5)よりは若干短くなったものの、依然として良好なバッテリー持続時間であり、特にスリープ時のバッテリー消費(スタンバイ性能)が優れていると評価されています 51 。
- 一方、スマートフォンであるPOCO F3(バッテリー容量4520mAh)では、同じPCMarkバッテリーテスト(残量100%から20%まで)で9時間18分と、あまり良い結果ではなかったと報告されています。通常の使用でも1日持つかどうか微妙なラインで、ゲームをプレイするとバッテリー消耗はさらに早まるとのことです。ただし、画面のリフレッシュレートを120Hzから60Hzに下げることで、駆動時間を1時間半程度延ばすことができるとされています 8 。
- ゲーミングスマホのBlack Shark 4では、バッテリー持ちは良好で、特にSnapdragon 888搭載機と比較してバッテリー消耗が少ないと感じられたようです。「原神」のような負荷の高いゲームでも、約4時間の連続プレイが可能と推定されています 12 。
これらの結果から、Snapdragon 870自体の電力効率は悪くないものの、最終的なバッテリー持続時間はデバイス側の設計や設定に大きく依存すると言えます。ただし、Snapdragon 888と比較して消費電力が少ない傾向がある 12 という点は、バッテリー持ちにとって有利な要素となる可能性があります。
6. 総合評価:Snapdragon 870の強み・弱みと市場価値
性能特性の総括
Snapdragon 870は、発表から数年が経過した現在においても、依然として高いパフォーマンスレベルを維持しているSoCです。AnTuTu Benchmark v10で約80万点、Geekbench 6でシングルコア約1300点/マルチコア約3400点、3DMark Wild Lifeで約4200点台というベンチマークスコアは、ハイエンドクラスの実力を持っていることを示しています。
実使用感においても、負荷の高い最新3Dゲームを含め、ほとんどのタスクを快適に処理できる能力を持っています。特に、ウェブブラウジングやSNS、動画視聴といった日常的な操作や、一般的なアプリケーションの利用においては、非常にスムーズでストレスのない動作が期待できます。
競合製品との比較では、ベースとなったSnapdragon 865/865+から着実な性能向上を実現しています。当時の最上位モデルであったSnapdragon 888シリーズにはピーク性能で劣るものの、同じく高性能チップとして競合したMediaTek Dimensity 1200とは非常に近い性能帯に位置し、CPU性能ではやや優位、GPU性能では拮抗またはやや劣るという関係性が見られます。
明確な強み
- 卓越したコストパフォーマンス: Snapdragon 870最大の魅力は、フラッグシップに迫る高性能を、より手頃な価格帯のデバイスで実現可能にした点にあります 5。これにより、高性能スマートフォンの価格ハードルを下げ、「フラッグシップキラー」と呼ばれる製品群の登場を促しました。
- 安定した性能と良好な発熱特性: 同時期の最先端フラッグシップSoC(特にSnapdragon 888)と比較して、発熱が比較的穏やかで、高負荷時でもパフォーマンスの持続性が高い傾向が見られます 12。これは、長時間のゲームプレイなど、継続して高いパフォーマンスが要求される場面において、安定した使用感につながります。
- 成熟したプラットフォーム: Snapdragon 865シリーズという実績のある設計をベースとしているため、技術的に成熟しており、安定性が高いと考えられます。これは、デバイスメーカーにとってもSoCの性能を引き出すための最適化が行いやすかった可能性があり、結果として多くのデバイスで安定した高いパフォーマンスが報告されている一因かもしれません。
弱み(最新世代比)
- ピーク性能の限界: Snapdragon 8 Gen 1以降に登場した最新世代のフラッグシップSoCと比較すると、CPUおよびGPUの絶対的なピークパフォーマンスでは見劣りします。
- 最新技術への追従: Wi-Fi 6Eへの非対応 6 や、より高度に進化したAI処理能力、最新の画像処理機能(ISP)など、後継世代のSoCが搭載する最先端機能の一部には対応していません。
- プロセス技術の世代: 製造プロセスは7nmであり、最新の4nmや3nmプロセスで製造されるSoCと比較すると、原理的には電力効率の面で不利になる可能性があります。
推奨されるユーザー層と市場での評価
Snapdragon 870は、以下のようなユーザー層にとって魅力的な選択肢となり得ます。
- 常に最新・最高のスペックを追い求めるわけではないが、重いゲームを含め、あらゆる用途で快適に動作する高性能なスマートフォンやタブレットを、比較的リーズナブルな価格で手に入れたいユーザー。
- 絶対的なピーク性能よりも、実用的なパフォーマンス、価格、そして動作の安定性といった全体のバランスを重視するユーザー。
- いわゆる「フラッグシップキラー」と呼ばれるような、コストパフォーマンスに優れた高性能デバイスや、「ハイエンドモデルへの入門機」を探しているユーザー。
市場におけるSnapdragon 870の評価は非常に高く、発売から時間が経過した後も「名チップ」「神SoC」などと称されることがあります。性能、価格、そして安定性(発熱・消費電力)のバランスが絶妙であり、多くのメーカーに採用され、幅広いユーザー層から高い満足度を得た、商業的に成功したSoCと言えるでしょう。新品での搭載機種は少なくなりましたが、中古市場や一部の廉価モデルにおいては、依然としてその価値を保っています。
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