「劇場版 鬼滅の刃 無限列車編」をIMAXで観てきた!

5.0
imax 映画・アニメ・ドラマ

先日の投稿でも触れましたが、アクセス集中によるサーバー不具合で座席の予約に24時間かかった「劇場版 鬼滅の刃」を予定通り観劇してきた。

イオンシネマでの観劇のため、イオンモールへ向かったわけですが周辺道路は大混雑。かなり早めに家を出たので余裕はあったものの、ガツガツの大渋滞は刻々と迫る上映時間との闘いでもあり緊迫感ありまくり。

映画館に到着したら、一日中、ほとんどのスクリーンを鬼滅の刃シフトを組んで数十回の上映にもかかわらず、11時前には全席完売のアナウンス。完売御礼にもほどがある。
幸い、観劇チケットの印刷は待ち時間もなくスムーズに終了。

ついでに、観劇記念品として鬼滅グッズをお嬢に買ってあげるためアニメイトに向かう。
イオン内の各所に鬼滅コーナーがわんさか出現していて、圧が凄い。

うちのお嬢は数あるグッズの中から、コロコットなる丸いぬいぐるみを購入。ランダム6種から、購入前の宣言どおりに禰豆子を引き当てる。

前置きが長くなりましたが、「劇場版 鬼滅の刃 無限列車編」の感想をば。

総評としては、すごい映画だった。おいらの語彙力の問題でこの凄さの1/3も伝わらないのは謝罪しておく。

質を向上してくれる「IMAXシアター」で観て損はないと感じた。一般劇場と比べたわけではないけれども、良い作品を良い環境で観られたというのは価値が高い。
昭和のころに小学生時代を過ごしていた自分としては、上映中のフィルムが途中でブチ切れて映写が中断されるといった風情も感じられる映画体験でしたからね。21世紀の映画館はすごいよ。

私の「鬼滅の刃」の理解度は、テレビシリーズを見たのみで原作は未読。
このため、無限列車編の予備知識は予告編程度でした。

そんなわけで、先の展開の予想しながら、わくわく感とともに、いざ観劇。
主題歌の「炎」の歌詞とテンションからして、煉獄さんは戦死するだろうなぁという予感を胸に秘め観劇に臨んだわけ。まぁあれだ、マクロスでのロイ・フォッカー少佐、グレンラガンでのアニキ(カミナ)といった役回りのニオイがプンプンしやがる、そんな感じ。
そんな下衆の勘繰りなんかピョーンと超えていく怒涛の展開だったけどね。煉獄の炎はそれほどに熱すぎた。

演出をきちんと頑張っているから面白いという、当たり前だけど難しいことを丁寧にやっている良作。
2時間の中で、緩急もあるしテンポもあるし、泣かせどころも盛り上げどころも、きちんと機能している。

無限列車編を劇場版で作った判断、これはほんとに最大限の賛辞を贈るべき。プロデューサーさんありがとう。一般論だけどテレビ版の制約として、毎回キリの良いところまでで尺合わせすることになるので、劇場版で感じた疾走感は得られなかったはず。仮にテレビの尺で5~6話になったとして、それだけ中断されるわけだしね。原作の良さを引き出すための逆算から劇場版が最良って考えるのは理にかなっていたのではなかろうか。

ここで引き合いに出すのもアレですが、おいらはスターウォーズ9作目の惨状を目の当たりにして、言葉にならないモヤモヤを抱えた一人。まとまらなさすぎるし、演出が共感できないし、なんでこんなふうになっちゃったの、と。
その点、見る人に寄り添って丁寧に作劇するって大事だなって、今回の鬼滅の刃を見て考えてしまった。
自然にそんな気持ちにさせてしまうスターウォーズ9作目、どんだけおいらのトラウマになってるんだ・・・。
そういう意味では、SW界では「マンダロリアン」はドラマシリーズとしてすっげぇ面白いし、劇場版では「ローグ・ワン」が大好き。ディズニー勢でも最もゴチャゴチャしているマーベル軍団を、大団円にもっていった「アベンジャーズ・エンドゲーム」がいかに神作品か。

閑話休題。

はっ、寝落ちしている間に、おいらの無意識に蔓延していたSW暗黒面が表層に出てきてしまった。厭夢、恐ろしい子!

さて、鬼滅の刃ですが、ここで視聴者の目を肥えさせてしまいハードル上げた後のテレビシリーズ2期は、作る方としては辛そうw
まぁ、劇場版相当の予算をぶっ込んでも十分に投資が回収できるのは約束されているようなもんなので、ぜひ歴史に名を遺すための鉄壁シフトで臨んでほしいです。

物語の中盤にやっと差し掛かったようなところで、ここまで盛り上げちゃったら、ラスボス(だよね?)の無惨様とのバトルはどんな幕引きになるのか、関俊彦氏の熱演がどうなるのか、心配です。