nasneはホームネットワークに接続して利用しますが、設置場所によっては有線接続のためのLANケーブルを引っ張ってくるのが難しい場合もあります。
この記事では、nasneをWi-Fi化してLANケーブルの引き回し問題を解決する方法を解説していきます。
Wi-Fi親機(Wi-Fiルーター)との距離が近い場合
nasneとWi-Fiルーターの距離が近い(お互いに見通せる状態・隣室)の場合、「イーサネットコンバーター」という種類のWi-Fi子機の利用が手軽でおススメ。
イーサネットは“有線LAN”、コンバーターは“変換機”のことね。
つまり、nasneをネットワークにつなぐための有線LANポートに着けると、あら不思議、Wi-Fi通信できるようになってしまうのでした。 イーサネットコンバーターはいくつかのメーカーから出てますが、nasneユーザーに人気なのはバッファローの「WLI-UTX-AG300/C」。
これが人気になってる理由は、電源コンセントが要らないこと。
nasneの背面についてるUSBポートからの給電で動作できる優れもの。

Wi-Fi通信のスピードと安定性を重視、でもコスパも大事
前述のイーサネットコンバータの専用品ではないものの、同じ役割ができる「Wi-Fi中継機(有線LANポート搭載モデル)」もおすすめ。
これは、2千円を切るローエンドモデルから、5千円ぐらいのそこそこの通信性能のものまでいろいろ選択肢がある。

<4千円クラスWi-Fi中継機>
<5千円クラスWi-Fi中継機 >
Wi-Fi通信のスピードと安定性をMAXにしたい
やるかどうかは横に置くとして、スペック的に最強構成にするとしたらどんな構成になるのか気にならない?なるよね!
ということで、nasneのWi-Fi化を極上にする場合の組み方も一応書いておく。
やり方としては「Wi-Fi親機(Wi-Fiルーター)を中継機モードに設定して使う」なんだけど、各メーカーのラインナップの中で、最上位・フラッグシップモデルを用いるのがポイント。 nasneのためだけにはやらないとしても、ネットワークゲームでレスポンス改善したいゲーミングPC、PS5/PS4、ニンテンドーSwitch(ドック利用で有線LAN接続)といった用途にも恩恵あるやり方なので、ニーズは結構ある。
構成例

<例.バッファローのフラッグシップモデルWi-Fiルーター>
<例.ASUSのフラッグシップモデルWi-Fiルーター>
紹介機器 スペックまとめ
種別 | Wi-Fi子機 | Wi-Fi中継機 | Wi-Fi中継機 | Wi-Fiルーター | Wi-Fiルーター |
メーカー | バッファロー | バッファロー | バッファロー | バッファロー | ASUS |
型番 | WLI-UTX-AG300/C | WEX-1166DHPS/N | WEX-1166DHP2/N | WXR-6000AX12S | GT-AX110000 |
有線LANポート数 | 1 | 1 | 1 | 4 | 5 |
有線LAN速度 (nasne接続時) | 100Mbps | 1,000bps | 1,000bps | 1,000bps | 1,000bps |
Wi-Fi通信性能 | Wi-Fi 4世代 アンテナ2本 最大速度300Mbps | Wi-Fi 6世代 アンテナ2本 最大速度866Mbps | Wi-Fi 6世代 アンテナ2本(外付けロング) 最大速度866Mbps | Wi-Fi 6世代 アンテナ8本(外付けロング) 最大速度4803Mbps | Wi-Fi 6世代 アンテナ4本(外付けロング) 最大速度4803Mbps |
電源 | USB給電 | コンセント | コンセント | コンセント | コンセント |
記事執筆時の価格(税込) | ¥3,800 | ¥3,980 | ¥4,979 | ¥34,520 | ¥61,851 |
メリット | ●USB給電で電源コンセントが不要。 | ●Wi-Fi 6世代のため性能が良い。 ●Wi-Fiの中継にも使える。 | ●ロングアンテナで下位モデルよりも電波の送受信に優れる。 | ●Wi-Fi 6世代のため性能が良い。 ●Wi-Fiの中継にも使える。 | ●Wi-Fi 6世代のため性能が良い。 ●Wi-Fiの中継にも使える。 |
デメリット | ●転送速度が遅い。Wi-Fiよりも遅い有線LANポートで頭打ち。 ●給電をUSBポートから行った場合、外付けUSBドライブでの増設できない。 | ●上位品と比べてWi-Fi通信性能はそこそこに留まる。 | ●性能を最大限に発揮される場合、同型機2台必要。 | ●性能を最大限に発揮される場合、同型機2台必要。 ●出費が大きい。 |
nasne & おすすめ周辺機器 リンク集
nasne本体
nasneはHDD標準搭載レコーダーとしては破格の3万円切り。
しかも、容量2TBで約386時間も録画ができる3倍モードも搭載。
増設用HDD(録画時間を増大)
nasne本体2TB+増設6TB(合計8TB)なら、約1,603時間(3倍モード)の録画が可能に。
容量で大手AVメーカーのBlu-rayレコーダーのフラッグシップモデルに並ぶことも可能に。
スイッチングハブ(複数台設置時にLANポート増やす)
nasneで録った番組をBlu-rayにダビング
nasne、驚異の汎用性。
ブルーレイディスクへの録画番組の書き出しなんかもできちゃいます。
Windows PC用のSONY製ソフト「PC TV Plus」はnasneの録画予約や管理にも活躍しますけど、ダビング機能が強力!
BDドライブを搭載していないPCには、外付けも可能です。