劇場版 SPY×FAMILY CODE:Whiteの感想 めちゃ面白い

スパイファミリー 映画・アニメ・ドラマ

スパイファミリーの映画を観てきた。
劇場まで足を運ぶのもめっきり少なくなったけれども、小難しいことを考えたくないときにピッタリのきっちりエンタメ作品で良かったです。まぁ、基本はギャグ&コメディー。名探偵コナン劇場版から、謎解き要素を引いて、アクションシーンをマシマシにした感じとでもいいましょうか。

うちは家族3人ともスパイファミリーの原作&TV版大好き故にフルメンバーで観劇。
小学生の子連れでも安心して見られる。
ただ、劇場案内では上映時間130分と書いてあったので、トイレ管制は万全にして挑みたいところ。

スパイファミリーはTVシリーズもかなりクオリティーの高い作品ですが、劇場版ではさらにグレードアップ。劇場版オリジナルストーリーということで原作コミックにも無いお話で、先の展開が見えないまま突き進むのがアニメ版では新鮮。

まぁ、展開がギャグでありコメディなのでツッコんだら負け。
終盤、いろいろすっ飛ばした未回収な感じになっちゃう感じもあり、Xではそのあたりが気になった人の感想なんかも見受けられた。ぶっちゃけ自分も脚本はもう少しどうにかならんかったのかと思った。

しかしだ、冷静になって考えてみると、キレイに話を終わらせようとするとプラス数分は尺が伸びる。
そうすると120分越えで子供のトイレが警戒ラインの長さなのに、追加した分だけ決壊大惨事の可能性が急なカーブを描いて急上昇する。親御さん的に、子供のトイレと映画のストーリーのどっちが大事かなんて考えるまでもない。

これは妄想と前置きするが「ディレクターズカット版」の存在を感じるぜ。
実はフルでパーフェクトな全部入りのムービーとして一通りの完成は成されていたのだが、トイレ配慮の関係で編集で120分に短縮されてしまった、説。
Blu-rayが発売されるタイミングで、幻の未公開シーンを加えたディレクターズカット版として発売される展開なんじゃなかろうか。妄想だけど。

そうなると、脚本が悪いというのは見当違いで、気合の入ったアクションシーンを作りすぎちゃったのが真因ということになるね。なんども言うけど妄想だけどな。

そもそもスパイファミリーの根幹に「ヨルさんの壮絶に変な言い訳が通ってしまう」というギミックが搭載されているし、もちろん映画の中でも発動してて、見てる方は自然とツッコミ済みステータスが付与されている。今さらツッコミどころが2,3増えたところで巧妙に思考誘導で偽装されてしまうのであった。

お気に入りの帷さん(CV.佐倉綾音)の出番も多くて満足。もっと増やしてくれても良かったけど。良かったけどぉぉぉ。
イーデン校レギュラー陣も顔出しあるので、ダミアニャ成分の摂取もできてエレガァァァント。

さて、ここまでがスパイファミリー勢として真っ当な感想。
ここから先はロクでもないおっさんオタクの感想。

なんかね、全くの不意打ちだったんだけど、突然「紅い眼鏡」「ケルベロス」「犬狼伝説」成分がちょびっとにじみ出てくる。スパイファミリーの舞台設定が、旧東西ドイツの戦後っぽい設定ということで、ドイツスキーなスタッフがやっちまった感じがします。キャストにもあの御大がいらっしゃるしなぁ(なぜかWEBの主要キャストに名前出ていないのでここでは伏せますが)。若干、ミカドロイドも混ぜてきてますな。

最後に、キルフェボンのタルトが無性に食べたくなる。おしまい。

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『劇場版 SPY×FAMILY CODE: White』12月22日(金)公開
原作:遠藤達哉(集英社「少年ジャンプ+」連載中)のアニメ『SPY×FAMILY』公式サイト。10月7日(土)23:00よりテレビ東京系列ほかにて放送&12月22日(金)劇場版公開決定!