シン・仮面ライダーの感想

シン仮面ライダーの感想 映画・アニメ・ドラマ

Amazon Prime Videoで配信が始まったシン・仮面ライダーをやっと見ました。
ストレートに面白かった。

劇場公開期間中は結局、観劇に行けず。
行かないとという判断をした、と言ったほうが適切か。

先入観から「重い」と思ってたもので。
NHKで放送されたメイキングドキュメントでは制作現場の状況がなかなかの曇り具合。これでお腹いっぱい感があったのは否めない(でも、ドキュメンタリーなのにエンタテイメント作品として良作だったと認識してる)。

Twitterでいろいろ物議を醸しているのも見ていたし、自分の中でシン・仮面ライダーを見る心理的ハードルがじわじわ上がっていたかもしれない。

つまり、冒頭に書いた「やっと見た」は、シン・仮面ライダーを見るのが「覚悟のいる重いイベント」の意を含んでたというわけ。

結局、見てみたら面白かったので、いい意味でを裏切られたけれど。

実はあんまり「重くなかった」じゃん、というね。

すでに巷には考察が溢れているので、映画を見た人それぞれに感想あると思うけれども、自分としては楽しめたし、いまいちピンとこない人がいるのも納得できる。

シン・ウルトラマンのときは元ネタが円谷ウルトラ系だったけど、今回はもう少し広く昭和特撮のあれやこれやが散りばめられてた。

この感覚、過去にも経験したことがあるぞ・・・。
だが「トップをねらえ!」「ナディア」のごった煮路線ではないな(ゼロとは言わないが)。

むしろ、原作者:横山光輝における「OVA ジャイアントロボ 〜地球が静止する日〜」が近い感じがする。シン・仮面ライダー原作者:石ノ森章太郎ワールド的な。


序盤、予告編では見つけられなかった(いなかったよね?)「K」が出てきたあたりで、見ているこっちはテンション爆上がり。

「庵野監督、こういう路線できたか〜。気合い入れて元ネタを見逃さないようにせねば」と真剣さのギア入れ直す感じになった。

逆に、仮面ライダーファンとしては異物と感じてモヤっとすることも想像される。
良きにつけ悪しきにつけ、この作品の評価が分かれるポイントはこのシーンに象徴されているのかもしれない。

空中アクションシーンのポージングが、まさに石ノ森漫画のシルエットなんだろうなぁ。
特撮映画におけるCGパートって、使い方によってはすごくネガティブな印象になるけど、原作(?)テイスト注入の演出に活かされてる、ように見えた。

昭和40年代〜50年代に少年期を過ごしたテレビっ子にはワクワクし通しなヤツ。
まず、基礎的教養としてケイブンシャの全怪獣怪人大百科の履修が必要。(うちにあったの、昭和56年版でした)。後にテレビマガジン派(仮面ライダーZX記事全盛期だったなぁ)。

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そんな私は、小学生高学年まで石巻に住んでた。
昭和の頃、石ノ森承太郎記念館はまだ建ってなかったが、なにがしかの縁を勝手に感じる。

シンカメに話を戻すと、ショッカー怪人(オーグ)も、各種戦闘員さんがもの凄く映えてた。カッコよかった。デザインやらスーツ造形技術の進化に想いを馳せ、ちょっと涙出た。

長澤まさみのはっちゃけパートとか、ちょっと苦笑しちゃうおちゃめさも箸休め的に入れてくれるのがさすがの庵野さん。TV特撮だと一年かけて楽しむセクシー女幹部枠をぎゅぎゅっと5分に凝縮しました、みたいな。

キャストも反則的な配役(褒め言葉)とかあっていろいろ言いたいんだけど、ものすごく個人的な印象だけ書くと。

・コーモリオーグは、西遊記の猪八戒をやりたかったんじゃないかと勘ぐってる。
・松尾スズキさん、存在感が凄い。Netflixのサンクチュアリを見てるとさらにイメージ増幅される。

なんの特撮バックボーンもない人に絶賛されるような映画ではないんだろうな、と思いつつ、興味があったらぜひ見てほしいとも思う。

Amazon Prime Videoでシン・仮面ライダー本編を見る。